キョウ うちだじゅ

Blog「みずき」:朝の言葉3題(28日~30日)

【30日】フェミニストの北原みのりが辻元清美の小池新党合流問題に関して「もし私が今、辻元さんだったら。朝起きて身ぶるいした。怖いねぇ! でも、無所属じゃ仕事できねぇ、議員にならなきゃ仕事でなかねぇ、安倍倒すしかない、だったら今は希望の公認しかない。身ぶるいしながら私は辻元さんのどんな決断も責められないと思った。国会で仕事してほしいから。 辛いねぇ。」(2017年9月28日)というツイートを発信している。いかにも社会党時代からの辻元シンパらしい一種のファン心理からの発信として片づけてもいいのだが、北原はフェミニズムと平和運動の活動家であることを売りにしてきたライターであり、「ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク」の標語を掲げる辛淑玉や上野千鶴子らのフェミニストも名前を連ねるのりこえねっとの共同代表のひとりでもある。そうしたこれまでも市民運動に関わってきて、いまも市民運動に関わっている者が(それも積極的に)「だったら今は希望の公認しかない」と安易に辻元の右翼・改憲政党としての小池新党合流を容認しているところにこのツイートの看過し難い問題性がある。おそらく辛淑玉や上野千鶴子も北原と同じ土俵の内に立っているだろう。彼女たちがこれまで大層に演説してきた「フェミニズム」や「護憲」なるものは所詮この程度のものでしかない、ということである。ここに現在の「市民運動」と呼ばれるものがよって立つ「思想」なるものの根底的な脆弱性がある。それこそいまという時代はこうした思想状況を「乗り越え」なければならない岐路に立たされている、と私は思っている。

【29日】澤藤統一郎(弁護士)はいう。「小池新党とは何か、「保守+右翼」勢力であり、明らかな改憲勢力ではないか。これがアベ政権と張り合う実力を持つとすれば、改憲指向二大政党体制の出来となる。これは、現代版大政翼賛会の悪夢というほかはない。護憲勢力は、地道に愚直に改憲阻止と、憲法理念の実現を訴え続けるしかない」(澤藤統一郎の憲法日記 2017年9月28日)、と。それはそのとおりだ。

しかし、これまでいわゆる「護憲勢力は、地道に愚直に改憲阻止と、憲法理念の実現を訴え続け」てきたか。改憲勢力でしかない民進党(議員の7割以上がネオリベで反共の同党は「改憲勢力」というほかないでしょう)に色目を使い、小沢一郎に色目を使い、憲法9条2項の削除ないしは改定を主張する実質改憲論でしかない新9条論者の小林節や伊勢崎賢治に色目を使い、彼ら、彼女らをむりやり護憲勢力とする欺罔の論をつくり、「無党派市民層」と「護憲市民」を欺いてきたのはほかならない澤藤のいう「護憲勢力」ではなかったか。澤藤の論にはその反省がない、のを私は悲しむ。

【28日】阿部治平さん(青海省青海師範大学講師など歴任)のコラムは信州の山間の村里から発信される。この村里は阿部さんの生まれ育った懐かしい故郷でもある。だから、阿部さんのコラムにはこの村の住人がちょくちょく顔を出す。今回も阿部さんの従兄のハジメさんとマスオさん、従姉の夫のマサトさんが1930年代の満蒙開拓青少年義勇軍の一員となった話が「満洲事変」の話と関連して出てくる。ご本人の語るところによれば、阿部さん自身も1988~89年の時代に日本からの派遣教師として中国で生活していた。その阿部さんが中国での教師生活の体験として以下のような感慨を記している。

「金さんという友人がいた。私より10歳ほど上で元満人であった。「満洲帝国には身分制度がありまして、一番上等が日本人、次いで朝鮮人、蒙古人、一番下が満人だったですよ」と、漢人の進学が差別によって妨げられた話をした。彼は私に対して親しみをもって接しているようだったが、中国人同士の話のときは私を「那個鬼子(あの畜生)」と呼んでいた。」

「『満洲事変』を忘れるな」(リベラル21 2017.09.27)というコラムの中での回想である。阿部さんはこのコラムの最後を次のように結んでいる。「我々は侵略の歴史を忘れてはならない。忘れることは日本民族の恥である」。


【山中人間話目次】
・ここに現在の「市民運動」と呼ばれるものがよって立つ「思想」なるものの根底的な脆弱性がある。それこそいまという時代はこうした思想状況を「乗り越え」なければならない岐路に立たされている、と私は思っている
・澤藤統一郎(弁護士)の論にはこの数年間「護憲勢力」なるものが果たしてきた負の役割の考察とその反省がないことを私は悲しむ
・阿部治平さん(青海省青海師範大学講師など歴任)の自分史と信州の郷土史と重なる「『満洲事変』を忘れるな」
・急転「自民VS希望」――民進党に「リベラル派」などいるのでしょうか? あるいは残っているのでしょうか? 私には疑問です。というよりも、私は否定的です
・これでも民進党の「リベラル性」とやらにまだ期待するというのか?
・民進党の小池新党合流の仕掛け人の小沢一郎を盛んに持ち上げ、小沢との蜜月関係を盛んに演出していたのはほかならない志位(共産党)自身ではなかったか
キョウ こいけ3 

Blog「みずき」:今日になって「野党共闘」なるものののうそくささと脆さが一挙に噴出しました(これまでも指摘されてきていたのですが顧みられることは一切ありませんでした)。きわめて変則的な反動陣営の政変のようなものでもありました。漁夫の利を得たのは小池百合子(希望の党)ひとり(1党)。その漁夫の利のおこぼれにあずかったのはむろんアベシンゾウです。これで「野党共闘」路線なるものは劇的な形で終焉したと見てよいでしょう。

それにしても結成早々から小池新党を持ち上げてきたメディアの責任は万死に値する。

『TBSはよほど衆院選で改憲政党に勝たせたいらしい。昨夜(9/20)もまたまたNEWS23を見て怒り心頭に発してしまった。(略)NEWS23で「若狭・細野新党」が小池百合子に党首就任を打診したとかいう話を延々とやり始めたのにブチ切れてしまった。ワイドショーかよ。同じ件を昨日の夕方にTBSは何度も垂れ流したらしい。』( kojitakenの日記 2017-09-21)


【山中人間話目次】
・今日になって「野党共闘」なるものののうそくささと脆さが一挙に噴出しました。漁夫の利を得たのは小池百合子(希望の党)ひとり(1党)。その漁夫の利のおこぼれにあずかったのはむろんアベシンゾウです
・たったいま、「衆院選:民進党の前原誠司代表が無所属で出馬へ」という速報が流れてきました。これも政変の続きと見てよいでしょう 
・国難去ってまた国難――もちろんアベシンゾウと小池百合子のことです
・「野党共闘」なるものののうそくささと脆さ(共闘相手の見る目のなさということでもあります)の1例として櫛渕万里(元ピースボート事務局長、元民主党議員)の民進党離党、希望の党からの出馬のニュースを置いておきます
・本日の野党の「政変」を振り返るには「世に倦む日日」さんのツイート中継が参考になります。今日の「政変」は、まあ、だいたいこういう流れだったろうと私も思います
・北海道在住の弁護士の近藤伸生さん(元ジャーナリスト)も「野党共闘」批判に参戦すろ決意を固められた模様。文面からいままで沈黙されていた憤りが伝わってきます
・矢張りね、こいつはこの程度だと思っていたが、恥ずかしげもなくこんなに早く尻尾を晒しましたか。小池と同じ穴のムジナ――小池氏に日本のメルケルを期待 菅直人
・その茅屋にはツタがからまり、四、五本植えられた竹のあいだを風がそよいでいる。芭蕉はこんな住まいが好きなのだ
キョウ あべ19

Blog「みずき」:アベシンゾウは今度の衆院解散を「国難突破解散」と名づけたらしい。軍歌にも「国難突破 日本国民歌」(1932年)というものがあった。中川末一という人の当時の大阪毎日新聞社懸賞募集当選歌らしいが、北原白秋が作詞の補修をして、山田耕筰が曲をつけた。次のようなものだ。

「吼えろ、嵐、/恐れじ我等、/見よ、天皇の/燦たる御稜威/遮る雲/断じて徹る。狂へ、怒濤、/ゆるがじ我等、/見よ盤石の/厳たる祖国、/太平洋/断じて安し。来れ、猜疑、/許さじ、我等、/見よ、極東の/確たる平和、/亜細亜の土/断じて守れ。挙れ、日本、/いざいざ我等、/見よ、国民の/凜たる苦節、/正義に、今/断じて立てり。」

勇ましい限りだ。しかし、大日本帝国は戦争に負けた。アベシンゾウにふさわしい歌というべきだろう。 戦後の日本はもはや大日本帝国ではない。「国難突破 日本国民歌」はアベシンゾウの弔いの歌となるほかない。


【山中人間話目次】
・アベシンゾウは今度の衆院解散を「国難突破解散」と名づけたらしい
・衆院解散を「国難突破解散」と名づけたアベシンゾウに贈る歌――国難突破 日本国民歌
・安倍政権の4年間で労働者の賃金は54万円消えた――過去最低の実質賃金と過去最高の内部留保を生んだアベノミクス
・こういう場合、「ひとり」の力は大きい――米共和党のオバマケア改廃法案、再び頓挫 上院で3人目の反対者
・原武史(放送大学教授・政治思想史)は西川祐子(日仏近・現代文学研究)の新著の『古都の占領 生活史からみる京都 1945-1952』を「これまでの歴史学の偏りを明らかにする占領期研究の記念碑的著作となるに違いない」という
・アミラ・ハス(イスラエル人ジャーナリスト)と金平茂紀(日本人ジャーナリスト)の対話――ジャーナリストはなぜ、なにを、どのように伝えるのか?(アミラ・ハス東京講演2日目 2017年9月20日)
キョウ あべ18 

Blog「みずき」:太田昌国さん(評論家、編集者)は米国の伝説的なジャーナリスト、ジョン・リードの『叛乱するメキシコ』と『世界を震撼させた10日間』の視点と重ねるようにして自らの「ロシア革命100年(1917年~2017年)」を見る視点を語っています。こういうときにこそ大局的な視点の重要性を痛感します。昨日の「今日の言葉」の内野光子さん(歌人、短歌評論家)の「現在の知識人、文化人と称される人々の発言や行動において、目前の課題に翻弄されながらの発言や行動は、とかく、より根本的な課題を置き去りにする傾向が、とくに最近目立ってはいないか、とても不安です 」という言葉が改めて思い出されます。こういうときとはどういうときか。むろん、アベシンゾウが「今週28日に召集される臨時国会の冒頭に衆議院の解散に踏み切ることを正式に表明」したこういうときです。この選挙は選挙でなければならないでしょう。だからこそ大局的な視点も忘れてはならないのです。アベシンゾウ的な政治を再び繰り返させないためにも。それにしても、今回の選挙はアベシンゾウ の鉄槌が第1で第2で第3だ。

【山中人間話目次】
・太田昌国さん(評論家、編集者)は米国の伝説的なジャーナリスト、ジョン・リードの『叛乱するメキシコ』と『世界を震撼させた10日間』の視点と重ねるようにして自らの「ロシア革命100年(1917年~2017年)」を見る視点を語っています
・この国の政治とメディアの醜悪の諸相(1)――この選挙はアベシンゾウなる醜悪きわまる男を徹頭徹尾鉄槌する選挙でなければならない!
・この国の政治とメディアの醜悪の諸相(2)――私は小池百合子と「希望の党」とその支持者を心から軽蔑する!
・この国の政治とメディアの醜悪の諸相(3)――笑止。この写真の福田峰之・内閣府副大臣なる男は単に自民党からの出馬では危ないとみて、小池新党に鞍替えしたにすぎない
・この国の政治とメディアの醜悪の諸相(4)――天皇主義者、すなわち、非民主主義者でしかありえない山尾志桜里なる者を誉めそやす「革新」とはなにか
・この国の政治とメディアの醜悪の諸相(5)――「中国の発言の背景には、日米韓の連携を弱めたい思惑があるとみられる」と書いているのは朝日新聞記者である。この記者は安倍政治の本質を見抜くふつうの眼さえ持ちえないのか
・私も「李外相の演説内容は、論理的にも法的にも非常に筋が通っている」と思うものです。ここでも朝鮮(北朝鮮)の一部の扇情的な文言だけをクローズアップする日本のメディアの報道のあり方が厳しく問われています
・メディアはもっと目を凝らしてこうした情報を発掘してもっと頻繁に発信するべきでしょう――トレンド観測:Theme 「関西の社会学者」著作続々 マイノリティーの現場を深く - 毎日新聞
・秀逸。「緑のたぬきBBA」には笑った。(見境なき記者団Twitter パロディー・イラスト)
キョウ にほんぶんがくほうこくかい

Blog「みずき」:大先輩の知人、櫻本富雄さんから、ご自身が出演の、24年前に関西で放映された番組が、突然you tube に出現したので、とのお知らせをいただいた。早速拝見、やはり映像で、櫻本さんのインタビューに答える、横山隆一、山本和夫、丸木俊、住井すゑさんたち、ご本人の証言を聞いて衝撃を受けました。私が紹介するよりは、ぜひフィルムを見ていただきたいと思いました。you tubeでは、いくつかのカット場面があり、当時の放映のままではないとのことですが、ぜひ一度、ご覧ください。個人的に何人かの友人にBCCで、お知らせしたところ、24年前のTVはこんなこともできたのか、など、いくつかの感想が返ってきました。

戦時下の文化人の表現活動には、今では想像がつかない障害があったこと知ることも大事なのですが、そこで、意に添わない活動をしたことに、その後、本人がどう向き合ったかが、重要なのかと思います。さらに、その後、どのような活動をしていたのか、行動をしてきたのか、暮らしをしていたのか、その生涯をトータルで、見極めたいと思っています。そのためには、発言・著作・制作物などを、記録にとどめ、保存し、継承するという基礎作業が問われるのではないかと、思います。その上で、その後の時代、時代に、何を残し、どう行動したのかが問われるのだと思いました。 

今回の番組では、愛国少年だった櫻本さん自身が、戦時下に「あったことをなかったことにしよう」とする敗戦後の時代の流れに抗して、個人で10万冊もの雑誌や図書を収集し、戦時下の文化人たちの言動を浮き彫りにした著作を発表し続けていること、家永三郎さんも、戦時下の反省から、敗戦後の教科書裁判に踏み切ったこと、などを語っています。

翻って、現在の知識人、文化人と称される人々の発言や行動において、少なくとも、敗戦後の占領期が終わった段階では、「表現の自由」があったにもかかわらず、「陽のあたる場所」を求めてでしょうか、意外と、微妙な変転、変節をしていたり、繰り返したりする人たちも多くなっています。人間、心身の成長や加齢によって、考え方も、行動様式も、変ることはあるでしょう。その人をどこまで信用していいのか、その発言にどこまで責任を持つことが出来るのか、自身で説明責任が果たせるかが問われるのではないかと。これは自らにも返ってくる問いでもあります。さらに、目前の課題に翻弄されながらの発言や行動は、とかく、より根本的な課題を置き去りにする傾向が、とくに最近目立ってはいないか、とても不安です。(内野光子のブログ 2017年9月23日)


【山中人間話目次】
・内野光子さん(歌人、短歌評論家)の紹介する戦時下の知識人、文化人(小説家、詩人、画家など)の戦争協力の実態と戦後の証言を取材した「ある少国民の告発~文化人と戦争」(毎日放送 1994年制作)
・何十年前の回顧の眼でもっていまの現実を見ることは正しいことか。一仕事を終えて、相応の名声もえて、いまある地位に安閑とする学者なるものの眼の不確かさを思う
・アミラ・ハスとジャン・ユンカーマンの対話――沖縄では戦争の問題は過去の問題ではなく現在もそうだという現実があり、辺野古・高江の反対運動には、そこから出る根強い決心がある
・国連演説でも北朝鮮危機を煽りまくった安倍首相にNYタイムズコメント欄でも批判が殺到しているといいます
・「国境なき医師団」看護師として、紛争地医療に生きる――「中東の最貧国」イエメンで今、起こっていること
・コメント:添田充啓の性暴力事件と不当逮捕・勾留事件とは区別しなければならないと考えています。その意味で公正な傍聴記録であることに敬意を表します。ただし、運動側の一部にある添田の「英雄化」に貢献するようなことはあってはならないとも考えています
キョウ あべ17
米軍機が北朝鮮沖を飛行 「今世紀では最も北まで」

Blog「みずき」:アベシンゾウが国連総会の一般討論演説で約16分半の演説のうち8割超を朝鮮(北朝鮮)批判に費やしたという。北朝鮮の核の脅威を煽ることが自身の支持率の回復現象をつくりだしたことから国連という場を利用してさらに支持率アップを図ろうとする自身の私利益に駆られた思惑からのことだろう。その国連の場でアベは北朝鮮に対話ではなく圧力強化で臨むべきだと述べ、さらに「全ての選択肢はテーブルの上にある」とする米国の立場を一貫して支持していることを強調したという。トランプの「全ての選択肢」の中には核の行使も金正恩への斬首作戦も含まれる。ともに国際法違反が明白な狂気の策だ。アベは日本という国が「狂気の国」であることを国際社会で自ら高らかに宣言した。「狂気の人」としてヒトラーにも比肩する烏滸の沙汰というよりほかない。私たちの国はこのような人物に専断されている。私は宗旨替えをする。もはや、対アベ布陣(いわゆる野党共闘)の統一政策は「安倍内閣打倒」の1本でいいだろう。その他はバラバラであってもいい。とにもかくにもまずはアベを首相の座から引きずりおろさなければならない。それが第1で第2で第3だ。

【山中人間話目次】
・とにもかくにもまずはアベを首相の座から引きずりおろさなければならない。それが第1で第2で第3だ
・「野党共闘」を呼びかけるのはいいでしょう。が、自らと自らが信奉する勢力がまさにいま「改憲勢力」として立ち現れている事実を忘れてもならないでしょう
・富裕層上位40人の資産が日本の人口の半分(6千万人)の資産と同じ、アベノミクスで富裕層上位40人の資産は1.9倍に増え貯蓄ゼロは427万世帯増、3世帯に1世帯以上が貯蓄ゼロ、急激に進む単身世帯の貧困化
・コメント:クラウドワークスというブラック企業の資金源はなにか?――「共産党に票を入れる人は反日」というブログ記事を書けば一件につき800円の報酬がもらえる
・社会は人の死をどんな形でも利用してはいけない――池澤夏樹「亡き伯母との会話」1993.8.18
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(小景編)21――無能なのが左で食ってるケースも山ほど知ってるぼくとしては、「まともなほど食うのが大変」と言いたい
キョウ あべしんぞう

Blog「みずき」:「なぜ改憲勢力がこれほどまでに大勢を占めるようになったのだろう。その答えを日本の政界の動きと世界的な潮流から解説するのは、「右傾化する日本政治」などの著書がある上智大の中野晃一教授(政治学)だ。まず日本の政界について語る。「四半世紀前の(小選挙区比例代表並立制を導入した)政治改革から始まり、構造改革、郵政民営化改革など、この国ではずっと改革ブームが続いています。政治とは改革をするものであり、改革を語れない政治家は守旧派と見なされる。その流れの中で憲法も語られ『改革イコール改憲』とされる一方、護憲派は旧態依然としているというレッテルを貼られてしまうのが現状です」と指摘する。 」(毎日新聞 2017年9月19日 東京夕刊)

中野晃一さん(日本共産党の代表的なシンパサイザー。おそらく日本共産党員)は「政治とは改革をするものであり、改革を語れない政治家は守旧派と見なされる。その流れの中で憲法も語られ『改革イコール改憲』とされる一方、護憲派は旧態依然としているというレッテルを貼られてしまうのが現状です」と言う。なるほど。その流れに乗り遅れてはいけない、という「危機感」から日本共産党も「新9条論」(改憲論)を擁護しているわけですね。安倍改憲反対の旗を掲げる勢力が別の改憲論(実態は同じです)を唱える。不思議な光景です。あなたたち自身が「改憲勢力」になっているのです。中野晃一さんの論にはその肝心要の分析がすっぽりと抜け落ちている。私に言わせれば論の体をなしていないのです。


【山中人間話目次】
・安倍改憲反対の旗を掲げる勢力が別の改憲論を唱える。不思議な光景です。あなたたち自身が「改憲勢力」になっているのです。中野晃一さんの論にはその肝心要の分析がすっぽりと抜け落ちている
・国会冒頭解散が確実視される政治情勢の中で安倍晋三は強気に9条改憲を選挙の争点にする構えを見せています
・渡辺治(一橋大学名誉教授)が「天皇制」論に関して「論壇で活躍している憲法学者たちをなでぎり」にしているという――原武史(放送大学教授・政治思想史)書評から
・原武史(放送大学教授・政治思想史)の書評(『平成の天皇制とは何か 制度と個人のはざまで』『生前退位―天皇制廃止―共和制日本へ』)
キョウ とらんぷ14
「北朝鮮を完全破壊するほか選択肢ない」

Blog「みずき」:きょうから国連総会で各国首脳の演説が始まる。アメリカ大統領のトランプは同総会で初めて演説し、核やミサイルの開発を加速させる「北朝鮮」に対し、圧力を強めるため各国に協力を求める見通しだという。だが、「アメリカは大規模な米韓合同軍事演習を毎年展開し、さらに斬首作戦を公然と唱えて、北朝鮮を抑えようとしてきたが、なんにも効果はなかった。北は依然核実験とミサイル発射で対抗している」という現実を直視するべきだろう。「イラクやリビアの政権がアメリカの手によって潰されたとき、サダム・フセインは絞殺され、哀れにもその一族も殺された。カダフィは銃撃戦の末捕えられ惨殺された。北朝鮮の金氏集団がこれを避けようとするのは自然のなりゆきだ」(阿部治平「リベラル21」2017.09.15)。国連は効果のないことに手を貸すことを一切やめて対話の道を探ることをそれぞれトランプと朝鮮(北朝鮮)に進言するべきだろう。それこそが国連の役割ではないか。

【山中人間話目次】
・国連は効果のないことに手を貸すことを一切やめて対話の道を探ることをそれぞれトランプと朝鮮(北朝鮮)に進言するべきだろう。それこそが国連の役割ではないか
・米国のジャーナリスト、ティム・ショロックの「北朝鮮との外交は可能」という論――乗松聡子さん(カナダ在住、「ジャパンフォーカス」エディター)主宰の「Peace Philosophy Centre」ブログから
・田中利幸さん(歴史評論家。メルボルン在住)の戦後民主主義者としての理念と信念がとてもよく伝わってくる文章です――「ヤマザキ、天皇を撃て!」:奥崎謙三の「憲法第1章無効論」再考
キョウ じえいたい

Blog「みずき」:伊藤真さん(弁護士)も金平茂紀さん(ジャーナリスト)も「新9条論」反対論者だと認識していますが、いまひとつ立ち位置が明確ではありませんね。コーディネーターの梓澤和幸さん(弁護士、NPJ代表)はNPJ(弁護士らでつくる電子メディア)の仲間内に新9条論者を多く抱え、さらに立ち位置が明確ではありません。「新9条論(改憲論)」の危険性に切り込むことなくして安倍改憲論を本質的に批判することはできないでしょう。本勉強会で「新9条論(改憲論)」の問題性の議論を決してスルーするようなことはあってはならないでしょう。伊藤真さんと金平茂紀さんはこの件に関してもっと自らの立ち位置を明確にして議論に臨むべきです。

東京革新懇代表、すなわち、代表的な共産党シンパサイザーの五十嵐仁さん(元法大教授)の「『安倍9条改憲NO!』というのは改憲や9条の変更一般に反対するのではなく、それには賛成する人であっても安倍首相が今行おうとしている9条の改憲には反対だという趣旨(安倍晋三の9条改憲には反対だが、たとえば前原誠司のそれならOKという主張)」「一般の改憲と安部首相が現在進めようとしている9条改憲とは、どこがどう違うのでしょうか。ここで書き込まれる自衛隊は以前の自衛隊ではなく、2015年9月19日に成立した安保法によって変質し、集団的自衛権の行使が一部容認された自衛隊だということです(安保法成立以前の自衛隊を認めることはOKという主張)」(五十嵐仁の転成仁語 2017年9月14日)などという「新9条論」擁護の主張を容認するようなことはあってはならないでしょう。

【山中人間話目次】
・伊藤真さん(弁護士)も金平茂紀さん(ジャーナリスト)も「新9条論」反対論者だと認識していますが、いまひとつ立ち位置が明確ではありませんね。コーディネーターの梓澤和幸さん(弁護士、NPJ代表)はさらに立ち位置が明確ではありません
・今月28日に臨時国会召集。冒頭解散。衆院選挙は来月10日公示、22日投票の流れがほぼ確定したという
・Jアラート作戦余話――安倍内閣のJアラート作戦という愚策と共謀者としてのメディアの責任
・原武史(政治学者)の古井由吉『半自叙伝』(河出文庫、2017年2月)評
キョウ やなぎみさと

Blog「みずき」:原武史(政治学者)の柳美里著『JR上野駅公園口』(河出文庫、2017年2月)の書評が目についた。書評される側の柳美里はいまこの小説の舞台となった福島県八沢村(現・南相馬市)に住んでいる。

原の書評は次のようなものだ。

『その男の人生に、天皇や皇后は大きな影を落としていた。そもそも生まれたのが現天皇と同じ昭和8年。妻の名は貞明皇后の名と同じ漢字の節子。息子が生まれた日は、現皇太子と同じ昭和35年2月23日だった。男は、常磐線の鹿島という駅に近い福島県八沢(やさわ)村(現・南相馬市)に住んでいた。昭和22年8月5日、天皇を乗せた列車が鹿島の隣の原ノ町駅に停(と)まったとき、天皇陛下万歳を叫んだ2万5千人のなかに、その男もいた。東京オリンピック前年の昭和38年12月27日、男は出稼ぎのため、常磐線に乗って上京した。昭和天皇が皇太子時代に狙撃された虎ノ門事件から40年目の日であった。それから息子が死に、妻が死んだ。帰郷していた男は、孫娘に面倒をかけるのが耐えられなくなり、再び上京して上野恩賜公園でホームレスになる。平成18年11月20日、現天皇と現皇后が上野の日本学士院を訪れるのに先立ち、「山狩り」が行われた。ホームレスの暮らす「コヤ」が立ち退きを迫られたのだ。男は、自分と同じ年齢の天皇が皇后と車に乗り、手を振っているのを見て、反射的に手を振り返す。その瞬間よみがえったのは、昭和天皇を原ノ町駅で迎えたときの光景であった。天皇、皇后が外出することを行幸啓という。行幸啓は、明治から敗戦までの天皇制を継承するものだ。民主主義という名目のもと、ふだんは見えない天皇制の権力が露出するとき、その権力は本書の主人公のような、排除される側の人々すらも熱狂の渦に巻き込んでゆくのだ。そしてあの震災が起こる。故郷は津波にのまれ、男は帰るべきところを失う。東京オリンピックの開会を宣言する昭和天皇の声が男の胸に迫る。男にとって、天皇制の呪縛から逃れるには、もはや命を絶つことしか残されていなかった。暗く重い余韻がいつまでも消えない小説である。』


【山中人間話目次】
・原武史(政治学者)の柳美里著『JR上野駅公園口』(河出文庫、2017年2月)の書評――その男の人生に、天皇や皇后は大きな影を落としていた
・「君逝くか遠き彼岸の道なるを」という標題の下にある「(比紗)」の意味がわからなかった――太田昌国さんの大道寺将司君への惜別の歌
・倉田秀也防衛大教授の「つくられた北朝鮮危機」の分析はたしかに「非常に冷徹でリアル」ですね
・ZEDさん(「Super Games Work Shop Entertainment」主宰者)訳の韓国の作家金甲洙氏のコラム「荒波の太平洋」を予告する国連対朝制裁案通過――朝鮮の「挑発」なのか、強大国の「蛮行」なのか」
・しかし、これは大衆というものではない。人の弱みにつけこむ単なるゴロでしかない――ロヒンギャからの「ぼったくり」横行、通常の200倍の渡し賃
キョウ あさひしんぶん7

Blog「みずき」:この朝日新聞の社説には同社説の筆者(論説委員)の「怒り」が感じられます。冗語のない畳みかけるような断定調の一文一文のつらなりからその怒りは伝わってきます。朝日新聞記者魂は滅んでいなかった、とやや安堵しました。やや安堵したと言っているだけですから、ことさら褒めているわけではありません。日頃同紙にいかに絶望しているか、ということもおわかりいただきたいと思います。しかし、久しぶりに朝日新聞記者のジャーナリスト魂を見ました。今後、この調子で、私のメディア不信、朝日新聞不信を払拭していただくためにもさらに安倍政治筆誅の胸のすくような記事をスクープ(特ダネを意味しているのではありません。あくまでも「胸のすくような」の意です)していただきたいものです。


【山中人間話目次】
・この朝日新聞の社説には同社説の筆者(論説委員)の「怒り」が感じられます。冗語のない畳みかけるような断定調の一文一文のつらなりからその怒りは伝わってきます
・阿部治平さんの「効目のない国連決議、危機を深める安倍従属外交」という論。私がいままで読みえた米朝間の核戦争危機の現状分析と戦争回避論の中でももっとも現実的で説得力のある論(提言)でした
・慶煕大学校教授の金民雄さんのムン・ジェイン大統領への批判的提言――このような本質的な問題提起が広く市民の間で議論され、共有化され、大統領に決断を迫るということは、実は、キャンドル革命の精神ではなかったのか
・これだけの疑惑(ブラジル司法当局は「事実」と断定している)があって、世界的にも大問題になっている以上、東京五輪はいまからでも即座に中止の決断をするべきでしょう
キョウ きょうさんとう26

Blog「みずき」:東京革新懇代表、すなわち、代表的な共産党シンパサイザーの五十嵐仁さん(元法大教授)は本日の自身のブログに「安倍9条改憲構想の危険性を直視しなければならない」という論を掲げ、そこで「前回のブログで「『安倍9条改憲NO!』というのは改憲や9条の変更一般に反対するのではなく、それには賛成する人であっても安倍首相が今行おうとしている9条の改憲には反対だ」という趣旨だ」と書いています。先に私はこうした主張について「要するに、安倍晋三の9条改憲には反対だが、前原誠司のそれならOKという意味不明な話」という批判があることを紹介しておきましたが、批判されるまでもなく自らそのことを認めて居直っているわけです。

さらに、では、「一般の改憲と安部首相が現在進めようとしている9条改憲とは、どこがどう違うのでしょうか」と自身で疑問点を設定した上でその答として「ここで書き込まれる自衛隊は以前の自衛隊ではなく、2015年9月19日に成立した安保法によって変質し、集団的自衛権の行使が一部容認された自衛隊だということです」と書いています。安保法成立以前の自衛隊を認めることはOKと言っているわけです。これは五十嵐さん個人の意見というより彼の東京革新懇代表という立場を考慮すれば現在の共産党中央の主張を反映している見方と見ていいでしょう。

共産党がいまのように変質する前の2000年の日本共産党第22回大会決議には「憲法9条にてらすならば、自衛隊が憲法違反の存在であることは、明らかである」。「憲法9条と自衛隊の現実との矛盾をどう解決するか。わが党は、改憲派がとなえるような自衛隊の現実にあわせて9条をとりはらうという方向での『解決』ではなく、世界史的にも先駆的意義をもつ9条の完全実施にむけて、憲法違反の現実を改革していくことこそ、政治の責任であると考える」と宣言されていました。 http://www.jcp.or.jp/jcp/22taikai/22th_ketugi_201125.html

共産党は往時(まっとうな主張をしていたとき)の主張にくらべてずいぶん遠いところまで来てしまったものです。

【山中人間話目次】
・共産党は往時(まっとうな主張をしていたとき)の主張にくらべてずいぶん遠いところまで来てしまったものです
・乗松聡子さん(Peace Philosophy Centre主宰者)の重要な運動側(高江ヘリパッド建設反対運動、山城さんたちの完全無罪を勝ち取る会)への問題提起
・「多くの裁判官もその毒に侵されている」。そのとおりです。ここに一片の裁判官の「良心」(憲法第76条)も見ることはできません。腐れきっている――「朝鮮学校生弁護団声明」を読んで
・さすがジャーナリスト(元NHK・ETVディレクター、ハーフリタイア)のtoriiyoshiki‏さん。なにが問題なのか。いかさま記事の多い産経新聞記事の問題点をズバッと指摘しています
・この琉球新報記事のポイントは1996年当時の米国防長官だったウィリアム・ペリー氏が移設先の決定要因は「政治的な背景が原因だった」と証言したところにあるでしょう
キョウ きょうさんとう29  
Blog「みずき」:自民党が改憲議論を急ぐ姿勢に戻った背景を「加計学園の獣医学部新設問題などを巡り急落した内閣支持率が回復傾向にあることで、安倍政権は改憲を急ぐ姿勢に再び転じた」とする東京新聞の見方は的を射た見方というべきでしょう。が、もう1点、民進党の代表が9条改憲に前向きな前原誠司に変わったという国会情勢の変化の影響も大きなものがあるだろうと私は思います。 その民進党に「野党共闘」という大義名分を掲げていまなお共産党は擦り寄ろうとしています。最近結成された同党をバックとする市民団体「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」のスローガンも「安倍9条改憲NO!」というものであって、安倍と同じ9条改憲論者の前原民進党とは「共闘」できるしくみのものとなっています。この新組織の大義名分は「野党共闘」であって決して「9条改憲NO!」ではないのです。そういう野党間事情も自民党が改憲議論を急ぐ姿勢に戻った大きな要因のひとつとしてあげておくことができるでしょう。真の意味で「安倍9条改憲」を阻止するためにはこうしたマヌーバーな野党・市民団体(共産党及び共産党系)の策謀もあわせて阻止する必要があるでしょう。共産党はいまや政治革新の事業に大きな困難をもたらす存在となっています。

【山中人間話目次】
・自民党が改憲議論を急ぐ姿勢に戻った背景のひとつにあくまでも民進党に擦り寄ろうとする共産党の「野党共闘」路線がある
・五十嵐仁さん(元法政大教授)の「安倍9条改憲NO!全国市民アクションによる3000万人署名運動の成功を」という論に反対します
・内野光子さん(歌人、短歌評論家)の「天皇の代替わりに向けて~「おめでとう」の前に」(内野光子のブログ 2017年9月12日)
・明らかな憲法違反――何で都庁のツイッターが特定政党の宣伝してるんですか
・「グリーン小池」衣の下から“全体主義の鎧”が見えてきた メディア万華鏡 山田道子 毎日新聞「経済プレミア」
・ロヒンギャとは……自分たちの言葉で――ロヒンギャ問題でミャンマー政府への支持を表明した中国の対応は間違っている(内藤正典Twitter 2017年9月12日)
・朝鮮学校無償化めぐる裁判 東京地裁は原告の訴え退ける
キョウ こいけゆりこ12

Blog「みずき」:中野晃一(上智大教授)さん

都民ファーストの会や小池百合子を批判することは重要なことだと私も思います。しかし、あなたたち(共産党及び共産党員)は今年のはじめまで小池百合子を礼賛していました。
https://twitter.com/itallmatuzaki/status/827031759858470916/photo/1

私は何度も同じことを言っていますが、その反省もないままに都民ファーストの会と小池百合子をただ批判するのは筋が通らないのではありませんか?

あなたたちのそうした態度を欺瞞というのです。

中野晃一さんがリツイート
『都民ファーストの会小池百合子代表が選挙後に突然辞任したと思ったら、今度は野田数代表が突然辞任しました。全体主義国家の人事異動のように、何をやっているのかまったくわかりません。公式ツイッターでもウェブサイトでも何の説明もなく、都民はまったくの置き去りです。情報公開が聞いて呆れます。』(藤原かずえTwitter 2017年9月11日)


【山中人間話目次】
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(19)(小景編)――「小池与党」を標榜してきたことの反省もないままに都民ファーストの会と小池百合子をただ批判するのは筋が通らないのではありませんか?
・最近の共産党・市民団体の右傾化スケッチ(小景編)20――内田樹の商才
・日放労がたたかう組合だった頃の「昔話」だという。しかし、昔話であってよいはずがない。いまという時代、なにかが(それは、「革新」の堕落に関わる問題だ)決定的に間違っている
・民主主義は民衆の絶え間ない運動によって勝ち取り、維持していくもの――韓国からのメッセージ-吹禅 Yuki Tanaka 田中利幸 2017年9月11日
・私たちは沖縄県の保守政治家の翁長雄志知事の「革新」パフォーマンスをもう信用するべきではないでしょう――翁長氏が提出した「改定案」は「抜本的な解決」には程遠く、かえって地位協定の重大な問題点を固定化するものです
・NHK世論調査 新党結成の動き「期待しない」50%余りに NHKニュース 2017年9月12日
・太田昌国さん(評論家、編集者)の「米軍の在外兵力の現状から見えてくるもの」(「太田昌国のコラム:サザンクロス」第4回目)という視点
・冤罪はこうして生まれる。警察の杜撰な捜査に怒りを禁じ得ない。それにしても、女性はよく頑張りぬいた。それにしてもまた、この中3女子とはなにものか。人を陥れて恥ともしない。この女の子はおそらく世間というものはそういうものだと思っている。そういう世間を見て育った。そういう意味ではこの女の子も犠牲者だ。
キョウ なかしまたけし

Blog「みずき」:京都大学の研修員だった2005年に『中村屋のボース』という作品で大佛次郎論壇賞を受賞して一躍注目されて以来、その後、北大大学院准教授や東工大教授の職を得るとともに週刊金曜日編集委員や朝日新聞書評委員、毎日新聞論壇時評担当にもなって順風満帆の新進気鋭のリベラルの論客のようにみなされている中島岳志ですが、私は、リベラルは中島の仮装であって、その本質は右翼言論人だと見ています。が、この一両日立て続けにその中島を主題にした文章に私は遭遇しました。ひとりはべた褒めに近いもので、もうひとりの文章はべた褒めではありませんが、それでも中島の著書について「中島の読み込みと分析はスリリングであり大きな知的刺戟を受ける」と評価しています。これは放ってはおけない、と思って私はいまこの文章を認めています。

【山中人間話目次】
・私は、「リベラル」は中島岳志の左翼だましの仮装であって、その本質は右翼言論人だと見ています
・いずれも安倍がらみのニュースだが、当の安倍自身は逮捕もされずに逆に支持を伸ばしている。無節操に政権(権力)に迎合し、北朝鮮のみを悪者にして「核の脅威」を煽っているメディアの責任が大きい
・田中宏和さん(「世に倦む日日」ブログ主宰者)の「何が護憲派で何が改憲派なのか - 定義を明確にさせようではないか」――私は田中宏和さんの論には総じて批判的ですが、この論には100%賛成します
・NHKスペシャル「スク―プドキュメント 沖縄と核」(2017年9月10日(日) 午後9時00分~9時49分放送」 映像プラス全文文字起こし)
・承前。伊江島と普天間に取材した大森淳郎ディレクターらの「戦後史証言・沖縄 〜 “焦土の島”から“基地の島”へ〜」(ネットで公開中)を合わせて観るとより立体的に把握できると思う