キョウ ふづき6

Blog「みずき」:加藤哲郎さん(一橋大、早大元教員)の今月上旬の「加藤哲郎のネチズン・カレッジ」のテーマは「「時代閉塞の現状」への「批評」とは?」。加藤さんも「個々の論点・政策での賛否を問えば圧倒的に世論の批判・反対が多いのに、安倍内閣自体の支持率は3割以上を確保し、時に支持が不支持を上回るまでに回復し、長期政権の様相を呈して」いる状況。殊に「安倍晋三の強固な支持層が3分の1に及び、特に若年層の現状維持気分が強い」状況について啄木を援用して「時代閉塞の現状」と呼ぶよりほかないようです。ここでは加藤さんの論から私とも問題意識の重なる「マスメディアの政権追随と「批評」機能喪失」について述べた最終節を引用しておきます。

『マスメディアの政権追随と「批評」機能喪失は、すでにこの国の日常的風景です。スポーツと芸能人のスキャンダル、犯罪と災害が定番で、公共放送の夜のニュースでさえ、首相の「お言葉」以外がトップにくることは、滅多になくなりました。首相の「嘘」を暴く情報はウェブ上に数多くありますが、それが政権中枢を揺るがす前に、左翼や隣国を嘲笑しながらフェイクとヘイトをバラ巻く怪しげな情報操作で中和され、大手メディアや国会での、熟慮を踏まえた討論の場には届きません。まともな「批評」とは、イギリスの公共放送BBCの伊藤詩織さんのレイプ事件を扱ったドキュメンタリー「Japan's Secret Shame(日本の隠された恥)」のように、興味本位ではなく、政権のメディア支配、警察統制、日本の法制度の不備をも真正面からとりあげて「今日」を報じるはずですが、残念ながら海外では流布しても、国内では無視されます。政府の賞揚する「明治維新150年」 についても同じです。政府の推奨するイベントカレンダーを見ると、台湾・朝鮮の植民地支配、満州事変・日中戦争から東南アジアへの侵略戦争がすっぽりと抜けて、「近代化」というよりも「富国強兵・殖産興業」の歴史観の復活です。ただし、この面ならまだ、海外のメディア に頼らずとも、史実や資料の発掘で、じっくり「批評」 する余地があります。テレビやネット情報に一喜一憂することなく、書物を読み、「明日」につなぐ「批評」の立脚点を構築していきたいものです。』

http://netizen.html.xdomain.jp/home.html

【山中人間話目次】
・加藤哲郎さん(一橋大、早大元教員)の今月上旬の「加藤哲郎のネチズン・カレッジ」のテーマは「「時代閉塞の現状」への「批評」とは?」
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「報道されないユネスコ世界遺産委の『対日勧告文』」――いまの政治の喫緊の問題はむしろその安倍政権の劣悪苛政のさまを報じない、報じようとしないメディアの側にあるというべきではないか
・猪野亨さん(弁護士、札幌市在住)の再度の神原元・弁護士の主張批判。「差別との戦い 支持を得られるのは3分の1でいい! これでは最初から社会を分裂させるだけ」
・いわゆるいまの「リベラル・左派」の瓦解は以下のような形でもよく現れている。早晩、歴史の審判は下されるだろう。「このての共産党」はもはや共産党ではない。共産党は自滅の道を歩んでいる。
・この痛みを我慢して沈黙しても役に立たない――やはり性暴力被害に遭ったという女性を訪れた伊藤詩織さんは、性暴力に対するきちんとした制度が日本にもいつか必ず作れると、女性と抱き合い涙を流した- BBCニュース
・ロシアでも伊藤詩織氏の事が伝えられてる。どんどん他の言語で報道されていく。で、TBSはどうすんの?――Журналистка пожаловалась на изнасилование коллегой и оказалась жертвой травли
・昨日の朝日歌壇に白井市の芝敏子さんの以下の短歌が載っていた――「助けて」の言葉を知らぬ子はひとり「ゆるして」だけを抱いて眠れる
キョウ ふづき3

Blog「みずき」:なにやら得意げである。この記事(Be inspired!編集部)にはおがたけいこさん(弁護士)が指摘するような視点はまったくない。こういう記事が「新自由主義」、あるいは「アベノミクス」なるものを謳歌する日本社会の労働環境(資本・労働システム)と社会そのものをどれほど悪化させているか、あるいは悪化させうるか。そういう視点ももちろんない。日本という社会の劣化はここまで進行している。

『労働者には、疾病等非常時の費用に対応するため、すでに労働した分の給料を請求する権利があります(労基法25条)。ところで「手数料3~6%」って、何かな?//給料の翌月一括払いは、もはや“時代遅れ”。50年以上変わらない給与制度を変えようとする25歳の起業家』(おがたけいこTwitter 2018年7月1日)


【山中人間話目次】
・なにやら得意げである。この記事にはおがたけいこさん(弁護士)が指摘するような視点はまったくない――給料の翌月一括払いは、もはや“時代遅れ”。50年以上変わらない給与制度を変えようとする25歳の起業家 - Be inspired!
・先の米朝首脳会談、それに対したトランプ大統領の評価についてはこうした見方、視点もあるということ――暴君好むトランプ氏 反対派の圧殺に許可証 トーマス・フリードマン 朝日新聞 2018年6月30日
・野田聖子よ。ほんとうにそのように思うのであれば、自民党を辞めよ。お前のような口八丁の弁士の演説は聞き飽きた――女性活躍「実態は人手不足の補充要員」 野田総務相 朝日新聞 2018年6月29日
・英BBC放送が詩織さんのことを取り上げた1時間のドキュメンタリー番組。早速(前半部分に)日本語字幕をつけた動画をアップしてくださった方が...! 必見です(長谷川宏FB 2018年7月1日)
・醍醐聰さんが「尾崎翠の作品に寄せて」の続きの末尾に添えられている稲垣真美の「解題」の目の確かさに目を瞠る。それはおそらく世間の爪弾き者として生きるしかなかった当時の文士の覚悟のようなものを理解する者の目の確かさであるだろう
キョウ みなづき149

Blog「みずき」:醍醐聰さん(元東大教員)の心を打つ「調べ」と呼びたいものです。「悲しみを求める心~心の友 尾崎翠の作品に寄せて(1)~」。書き出しは次のようなものです。

『茨木のり子は「倚りかからず」と題する詩の中でこう綴った。  

もはやできあいの思想には倚りかかりたくない・・・
もはやできあいの学問には倚りかかりたくない・・・
もはやいかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて心底学んだのはそれぐらい
(『倚りかからず』1999年、筑摩書房、所収)

茨木のり子がこう書き留めたのと同じ年齢になって私も同じことを実感している。

今どきの「リベラル」とやらの薄っぺらな言動、狭い同心円の中でしか通用しない、威勢のよい安倍批判をぶって喝采を浴び、得意げになっている「学者」面々、なぜ後退したかを吟味せず、減ったから増やせとハッパを掛ける組織の不条理な方針に(表向き?)忠実に従う「前衛」党員・・・・どれも私には偽善としか思えない。』


【山中人間話目次】
・醍醐聰さん(元東大教員)の「悲しみを求める心~心の友 尾崎翠の作品に寄せて(1)~」――もはやいかなる権威にも倚りかかりたくない
・ここで鬼原悟さん指摘している「共産党や『民主勢力』の中にある『安保・自衛隊タブー』」の問題は、共産党が19年前の第21回大会4中総の「不破報告」で実質的な「自衛隊容認」論に転換したことの必然的帰結としての負の遺産というべきものでしょう
・戦後生まれの私は憲法9条のある平和憲法の下で兵役の義務からだけは免れた――銃よりも良心を…憲法裁、良心的兵役拒否者に対し「代替服務制を導入せよ」 hankyoreh japan
・安倍政権の支持率回復現象とW杯日本―ポーランド戦から見えてきたこと――モスクワ発の共同通信の記事その他から思う
・宮森小学校米軍戦闘機墜落事故から59年――1959年に米軍戦闘機が宮森小学校に墜落した事故の犠牲者18人を追悼する慰霊祭が30日午前、うるま市の同小学校で開かれた
・姜信子「 『ラディカル・オーラル・ヒストリー』メモ」から――アカデミックな歴史学は、「危険な歴史」が突きつける<経験的な歴史への真摯さ>と交渉関係にはいるべきである
キョウ みなづき146
(東京新聞)

Blog「みずき」:「市民は、いつまでも、県の「空理空論」につきあうことは出来ない」(三宅俊司弁護士、沖縄在住)。私も同様に思います。オール沖縄よ。それでもまだ、翁長知事、翁長県政を支持するというのか?!

『土砂投入だけでは、投入埋立承認撤回理由にはならない? 県は、本気で、そんなことを言っているのか。「様々な要件をトータルで判断」するのであれば、すぐにでも撤回すべき状況ではないのか。県が本気で、「土砂投入を座視する」のならば、仲井真前知事に対して提起したように、翁長知事に対して、「埋立承認撤回」の義務づけ訴訟を、県民を上げて行わなければならなくなる。沖縄県は、こんな訴訟を本気で考えさせるのか。市民は、いつまでも、県の「空理空論」につきあうことは出来ない。辺野古を海を死の海にして、辺野古の海を人殺しの海にすることを、受け入れることはできない。』(三宅俊司FB 2018年6月29日)

『「埋立承認撤回」の義務づけ訴訟は、翁長再選を平気で口にする県政与党会派や運動家たちの思い及ばぬ、怒髪天を衝くものになるだろう。その訴訟の前に我々は県庁周辺への座り込み闘争をせざるを得ない事態を迎えることになるかも知れない。翁長県政の全過程の検証を抜きにした《翁長待望論》はオール沖縄の最後の墓場になるかも知れない。』(仲宗根勇FB 2018年6月29日)


【山中人間話目次】
・「市民は、いつまでも、県の「空理空論」につきあうことは出来ない」(三宅俊司弁護士、沖縄在住)――土砂投入で判断できず(沖縄県知事公室長)
・私は知らなかった。いまだに日本の外務省に「沖縄大使」なる役職があったとは?!――新旧沖縄担当大使交代レセプション
・高世仁さん(放送ジャーナリスト)の「ワールドカップをみながら」――安倍政権の支持率の回復現象と「テレビがサッカー一色になっていること」との関連性に言及するのは高世さんの論を嚆矢とするのではないか
・阿部治平さん(元高校教員、元中国・大学教員)の「朝鮮半島をめぐる希望と絶望」――米朝首脳会談以来の朝鮮半島情勢について「希望」と「絶望」をセットで語る人はリベラル・左派の中では少数派といってよいでしょう
・憲法から「人種」の文言削除、性の平等明記へ 仏下院で合意 AFPBB News――ユネスコが明瞭に人種というのは虚偽観念であるといっている
・ユネスコは一九六七年にだした声明『人種および人種偏見についての声明』で「人類を『人種』raceに区分することは、因習的で恣意的なもので、それを何らかの段階秩序に結びつけることは許されない」と述べた
・最近の左翼・市民団体の右傾化スケッチ(小景編)52 ――共産党員・支持者はいまやどこかの宗教組織のように「信者」と呼ばれる存在になってしまった
・姜信子「 『国家に抗する社会』(ピエール・クラストル)メモ」から(2)――歴史なき人々の歴史は、彼らの国家に抗する闘いの歴史だ、といえよう
キョウ みなづき142
一星忽焉として墜ちて声あり、嗚呼共産党死す矣

Blog「みずき」:まことに正論です。しかし、その大正論で批判されている小沢一郎と共産党(というよりも、同党志位執行部と言った方がより適切か。その共産党もかつては小沢一郎と小選挙区制を大批判していた)が「野党共闘」路線なるもので手を組んでいます。「野党共闘」路線なるもののいかがわしさとうそ臭さも自ずから明らかというべきでしょう。したがってまた、共産党を決して「革新政党」などと間違っても評価すべきではないでしょう。共産党の「組織的転向」は自衛隊批判と天皇制批判を捨てた時点で完了し(ひとつの目安としては2年前の天皇臨席下の国会開会式出席。もうひとつの目安としては1999年日本共産党第21回大会4中総「不破報告」)、同党はかつての共産党では完全になくなっているのです。真のリベラルと革新(左派)は「共産党幻想」から卒業すべきです。

参考記事:
・ひとりの大学教員とふたりの弁護士の「共産党の国会開会式出席」対応批判 ――一星忽焉として墜ちて声あり、嗚呼共産党死す矣、而して其光栄ある歴史は全く抹殺されぬ(Blog「みずき」 2015.12.26)

【山中人間話目次】
・共産党の「組織的転向」と小沢一郎との野合――「野党共闘」という政治的マヌーバー問題から改めて権力維持のためのトリックとしての小選挙区制問題を論じる~劣化する日本の国会、 小選挙区制 MEDIA KOKUSYO
・浅井基文さん(元外交官、元広島平和研究所所長)の安倍政権批判――この恐るべき日本の政治的惨状(主権者・国民の政治意識のありよう)。また、「ストックホルム合意」について
・こういうゲスの極みというべき男がなぜ総理の座に居座り続けられるのか? 私は不思議でならない
・姜信子「 『国家に抗する社会』(ピエール・クラストル)メモ」から――「旅に出て、少しも心を改めることのない人があった」という話にソクラテスはこう答えた。「ありそうなことだ。その人は、自分を携えたまま旅をしたのだ」
キョウ みなづき137

Blog「みずき」:20:26頃の映像。ここで写し出されている映像は新垣弁護士らが「未熟な学生たちに媚びて彼らを表面に出し、裏に隠れて」会を主導していることが明らかな図というべきではないか。どう見ても学生らが率先主導している図には見えない。すなわち、創られた「若者主導」であることは明らかというべきではないか。私はそのようにこの場面を観る。松原耕二キャスターら本土の記者、編集者の責任も大きい。

『辺野古基地工事の急迫状況下における県民投票の危険な賭け投票に行きつかず、50ぶんの1の署名も集まらず条例制定に頓挫すれば沖縄の辺野古反対の世論と沖縄マスコミの論調はウソだと、安倍官邸の笑いものになる。投票率が50パーセント以下どころか「賛否いずれかの過半数の結果が、投票資格者総数の4分の1以上に達したとき」に開票するという彼らの条例案第9条通りの条例が制定されたら、50パーセントにはるかに満たない投票率でも開票されてしまう。こんな県民投票結果を「民意です」とどこの誰に主張するつもりか。辺野古新基地強行・続行の絶好の口実を安倍官邸に捧げるだけの効用しかない。県民投票推進運動の気高くも賢き啓蒙主義者たちよ。若者を指導せず、未熟な学生たちに媚びて彼らを表面に出し、裏に隠れて万一の場合の避雷針として若者を使うな!』(仲宗根勇FB 2018年6月27日)


【山中人間話目次】
・20:26頃の映像。ここで写し出されている映像は新垣弁護士らが「未熟な学生たちに媚びて彼らを表面に出し、裏に隠れて」会を主導していることが明らかな図というべきではないか――週刊報道LIFE 辺野古・基地建設の行方
・豊島耕一さん(元佐賀大学教授)の「なぜ #オキュパイ にいかないのか?」(ペガサス・ブログ版 2018-06-27)という論――豊島さんの認識ではほんとうの意味の「オキュパイ」は実現することはありえないだろう、と私は思う
・半澤健市さん(「リベラル21」常連執筆者)の雑誌『思想』(2018年5月号、岩波書店)の「1968」特集、その中での「1968年とは何であったのか」に関する小熊英二(歴史社会学者)、井関正久(ドイツ現代史)、梅崎透(アメリカ史)の鼎談の紹介
・美術史家・若桑みどりさんとは生前、私は十何通かの文通がありました――若桑みどり『戦争がつくる女性像――第二次世界大戦下の日本女性動員の視覚的プロパガンダ』(ちくま学芸文庫)
・高世仁さん(放送ジャーナリスト)の「最後の鷹匠、松原英俊さん」という講演傍聴記。興味深く、感動的だった
キョウ みなづき133  
Blog「みずき」:以下の是枝監督の言葉に共感します。自分の言葉を持たない人が増えたことと日本社会の急激な右傾化はおそらく関係がある、というのは私の社会観察からくる実感であり、結論でもあります。『』内が是枝監督の言葉。地の文は石飛徳樹記者。

「SNSが浸透した現代社会では、意見を同じくする人たちにしか響かない言葉ばかりが勢いよく飛び交っている。意見を異にする人たちに伝えるにはどうすればよいのだろう。『僕は意図的に長い文章を書いています。これは冗談で言っていたんだけど、ツイッターを140字以内ではなく、140字以上でないと送信出来なくすればいいんじゃないか(笑)。短い言葉で『クソ』とか発信しても、そこからは何も生まれない。文章を長くすれば、もう少し考えて書くんじゃないか。字数って大事なんですよ』是枝監督は以前から、現代のメディアが陥りがちな「分かりやすさ至上主義」に警鐘を鳴らしていた。彼の映画も説明しすぎないことが特徴になっている。『だって、世の中って分かりやすくないよね。分かりやすく語ることが重要ではない。むしろ、一見分かりやすいことが実は分かりにくいんだ、ということを伝えていかねばならない。僕はそう思っています』」(朝日新聞 2018年6月25日)


【山中人間話目次】
・是枝監督の言葉に共感します。自分の言葉を持たない人が増えたこと(≒ツイッターの普及)と日本社会の急激な右傾化はおそらく関係がある、というのは私の社会観測からくる実感であり、結論でもあります
・沖縄知事選 11月1日告示、11月18日投開票。那覇市長選 10月14日告示、21日投開票。候補者選定待ったなし。翁長知事(後継市長を含めて)の次を早急に決めるべきだ
・昨日の「kojitakenの日記」の論の再説ということになるでしょう――kojitakenさんの「大本営発表の「外交の安倍」とネオリベ頼みの「野党共闘」」(きまぐれな日々 2018年6月26日)
・腐敗を絵に描いたような人事だ ――山本特捜部長が検事正に栄転。これまでも中村格は総括審議官に、佐川氏は国税庁長官(当時)に、谷氏はイタリア大使館に
・パリの国立図書館の閲覧室のアーケードの上にかかる描かれた夏空。或は中勘助の駄菓子。日々はそうして過ぎ去る
キョウ きょうさんとう11

Blog「みずき」:kojitakenさん(「kojitakenの日記」主宰)は「内閣支持率、10ポイント増の52% 不支持率と逆転」という日経記事(2018年6月24日)をあげて次のように言う。

『これは、南北首脳会談から米朝首脳会談へと進んだ流れに、安倍晋三が「蚊帳の外」に置かれているとの論評(これが正当な評価だろう)に対して、官邸がNHK、読売、産経といった「御用メディア」を使って「外交の安倍」キャンペーンをやらせた結果、手もなく騙された日本国民が多かったことを示す。』

また、野党及び反政権系人士たちの不甲斐なさと頽廃の例として「共産・志位和夫委員長、小泉純一郎元首相と脱原発で連携意向」という産経記事(2018年6月24日)をあげて次のように言う。

『志位和夫はいったい何をやっているのか。小泉純一郎と連携したところで票を減らすだけだ。小泉が足を引っ張るだけの存在であることは、既に2014年の東京都知事選において細川護煕が舛添要一はおろか宇都宮健児にも得票が及ばなかったことで既に証明されている。しかし、「民主集中制」の原則によって党執行部に逆らうことができない共産党員は、執行部の急激な右傾化に追随して、本心からかどうかはわからないが急激に右傾化している。先にネオリベ化したと指摘した立憲民主党ももともと少なくない右翼政治家を掲げているから、「野党共闘」自体が大きく右傾化しているのが実態だ。』

『しかし、「野党共闘」においては異論が封じられているから、小泉や小沢と共闘する共産党に対する批判も、私のようなごく一部のへそ曲がりによってなされるに過ぎない。「崩壊の時代」の崩壊は、いよいよのっぴきならない段階に達した。』

繰り返すが、上記の志位和夫の頽廃の例は一例にすぎない。その周辺にはやはり頽廃しきった志位の例に数万倍、数十万倍する反政権系を自称、他称される人士たちがいる。いままさに私たちの時代はのっぴきならない「崩壊の時代」にあることを痛感せざるをえない。

附記:さらに黒薮哲哉さん(「メディア黒書」主宰)の共産党批判も紹介しておきたい。『最初から左派政党として、自分の主張をしていればよかっただけの話です。右傾化した挙句、リベラル右派や しばき隊の面面と共闘してしまった事が、共産党の一貫した姿勢にに共感していた人々の信頼を失墜し、共産党離れを招いてしまった。非常に残念だ。こうならざるを得なかったのも、小選挙区制の責任でしょう。その小選挙区制の生みの親である小沢一郎と共同歩調をとっているわけですから、もうわけがわからないわけです。』(黒薮哲哉FB 2018年6月24日)


【山中人間話目次】
・kojitakenさん(「kojitakenの日記」主宰)の野党、とりわけ共産党及び同党委員長・志位和夫の頽廃批判――のっぴきならない段階に達した「崩壊の時代」
・この鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)の「翁長県政」に関わる指摘もきわめて重要だと思います。ここでも日本共産党が重大な「反革新」の主張を拡散していることに留意すべきでしょう(もはや「犯罪的」と言ってよいと私は思っています)
・最近の左翼・市民団体の右傾化スケッチ(小景編)51 ――世に倦む日日さんの言ではあるが、それはそれとして、これはわかりやすい「野党共闘」論批判だ
・ある本を書き始めたとき結論で何を言いたいかが分かっているとしたら、その本を書きたい勇気がわく、なんて考えられますか――ミシェル・フーコー『自己のテクノロジー フーコー・セミナーの記録』から
キョウ みなづき124

Blog「みずき」:2018年沖縄慰霊の日。平和の詩 『生きる』。

『私は、生きている。/ マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、/ 心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、/草の匂いを鼻孔に感じ、 /遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。/私は今、生きている。/私の生きるこの島は、/ 何と美しい島だろう。/ 青く輝く海、/岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、 /山羊の嘶き、 /小川のせせらぎ、 /畑に続く小道、/ 萌え出づる山の緑、 /優しい三線の響き、 /照りつける太陽の光。/ 私はなんと美しい島に、 /生まれ育ったのだろう。 /ありったけの私の感覚器で、感受性で、 /島を感じる。心がじわりと熱くなる。/ 私はこの瞬間を、生きている。 /この瞬間の素晴らしさが/この瞬間の愛おしさが/ 今と言う安らぎとなり/私の中に広がりゆく。/たまらなく込み上げるこの気持ちを /どう表現しよう。/大切な今よ/かけがえのない今よ/私の生きる、この今よ。

七十三年前、 /私の愛する島が、死の島と化したあの日。/小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。/優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。/青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。/草の匂いは死臭で濁り、/光り輝いていた海の水面は、/戦艦で埋め尽くされた。/火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、/燃えつくされた民家、火薬の匂い。/着弾に揺れる大地。血に染まった海。/魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。/阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。/みんな、生きていたのだ。/私と何も変わらない、 /懸命に生きる命だったのだ。/彼らの人生を、それぞれの未来を。/疑うことなく、思い描いていたんだ。/家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。/仕事があった。生きがいがあった。/日々の小さな幸せを喜んだ。手をとり合って生きてきた、私と同じ、人間だった。/それなのに。/壊されて、奪われた。/生きた時代が違う。ただ、それだけで。/無辜の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。/摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。/悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。/私は手を強く握り、誓う。/奪われた命に想いを馳せて、/心から、誓う。

私が生きている限り、/こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。/もう二度と過去を未来にしないこと。 /全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。/生きる事、命を大切にできることを、/誰からも侵されない世界を創ること。/平和を創造する努力を、厭わないことを。/あなたも、感じるだろう。/この島の美しさを。/あなたも、知っているだろう。/この島の悲しみを。/そして、あなたも、/私と同じこの瞬間(とき)を/一緒に生きているのだ。/今を一緒に、生きているのだ。/だから、きっとわかるはずなんだ。/戦争の無意味さを。本当の平和を。/頭じゃなくて、その心で。/戦力という愚かな力を持つことで、/得られる平和など、本当は無いことを。平和とは、あたり前に生きること。/その命を精一杯輝かせて生きることだということを。/私は、今を生きている。/みんなと一緒に。/そして、これからも生きていく。/一日一日を大切に。/平和を想って。平和を祈って。/なぜなら、未来は、/この瞬間の延長線上にあるからだ。/つまり、未来は、今なんだ。

大好きな、私の島。/誇り高き、みんなの島。/そして、この島に生きる、すべての命。/私と共に今を生きる、私の友。私の家族。/これからも、共に生きてゆこう。/この青に囲まれた美しい故郷から。/真の平和を発進しよう。/一人一人が立ち上がって、/みんなで未来を歩んでいこう。/摩文仁の丘の風に吹かれ、/私の命が鳴っている。/過去と現在、未来の共鳴。/鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。/命よ響け。生きゆく未来に。/私は今を、生きていく。』(浦添市立港川中学校3年 相良倫子)


【山中人間話目次】
・目が美しい――沖縄慰霊の日 平和の詩 『生きる』朗読風景 浦添市立港川中学校3年 相良倫子さん(動画)
・沖縄慰霊の日:平和の詩「生きる」全文 - 毎日新聞
・ウドの目――「辺野古に新基地を造らせないという私の決意はみじんも揺らぐことは」ないというのであれば、翁長知事はなぜいまだに埋め立て承認撤回の表明をしないのか? 
・英国BBCが詩織さんを取り上げた1時間の番組を放送する――対して、日本の大手メディアの"SECRET SHAME"(「秘密の恥」)の重大な負の帰結としての安倍内閣の支持率の復調
・注目すべき裁判ですね―― 憲法裁、7年間見送ってきた「良心的兵役拒否」めぐる違憲審査を早ければ28日に決定
・韓国国家人権委、「兵役拒否者の処罰は良心の自由の侵害」憲法裁に意見提出
・動員された朝鮮人2600人の名簿存在 信濃毎日新聞――太平洋戦争中、松代大本営地下壕(長野市)など県内各地で労働に従事した朝鮮人の名簿が存在することが21日、分かった
・“戦後民主主義”の出発点において、早くもというか、依然としてというか、人権感覚を持ち合わせていなかった日本国の現実を白昼の下に晒す記事――強制不妊手術:GHQ「医学的根拠不明」 日本側押し切る - 毎日新聞
・強権志向かつ植民地主義メンタリティの濃厚な排外主義右翼に長期政権を握らせたら、どこまでも傲慢になれるという点で、仲良しの安倍晋三と似た者同士――イスラエル首相夫人を起訴 出前に公金1000万円超を不正利用 - AFP
・姜信子の『棄郷ノート』「上海編」を読む――「白系ロシア人」の悲哀に心を寄り添わせるなら、ただちに「離散韓国=朝鮮人」の悲哀にも思いを馳せてしかるべきはずの連想が、日本人にはなかなかはたらかないままなのだ
キョウ みなづき113

Blog「みずき」:辺見庸がワン・ビン(王兵)の最新ドキュメンタリー『瘋愛』(フォン・アイ。邦題は『収容病棟』)を高く評価している。どのようにか。

『ことばを抜かれる。かたることができない。深部崩壊。』(辺見庸「日録」2018年06月18日)

『Wang Bing◎‘Til Madness Do Us Part。きいたふうな評言はいらない。これが他にまさるとか劣るとか、言うもおろか。みいり、ただうちぬかれればいい。うちぬかれないものは、うちぬかれなければよい。すぐにたちさればいい。あるしゅの「未詳映像」である、これは。きいたふうな評言はいらない。コノテーションの無効。常套句はやめることだ。たちかえるべき「場」を。』(同上 2018年06月19日)

『よい!◎厄介者たちへのまなざし。『瘋愛』はいい!とてもよい。邦題はよくない。思慮が足りない。『瘋愛』には普遍性がある。『瘋愛』と『精神』を同列でかたるのはバカげている。レベルがまったくちがう。狂者と厄介者こそ、にんげんという現象の基本中の基本である。盤石の常識人こそが、真性の異常者である。『瘋愛』にもしも甘さがあるとすれば、後編の〝救い〟だ。なくもがなの〝救い〟そんなもの、もともとないのだから。』(2018年06月20日)

Blog「みずき」注:ここでいう『精神』云々とは「想田和弘監督の『精神』など精神病院を題材にした名作ドキュメンタリーに連なる新たな傑作だ」(映画『収容病棟』公式サイト)などとする映画評論のことをいっているのだろう。

『feng ai!◎『疯爱』(フォン・アイ)。けふ、歯医者の診察台のうえでもおもいだしていた。『疯爱』。春節の花火。斜め下の病棟廊下からみあげる、ショボい花火。しめった音。うつろな目、目。「にんげん以下、動物未満」。中国式パノプティコン。うす汚い回廊。影絵・・・。なにも弁明しないものたち。『疯爱』は、映画であり文学であり絵画であり、暗がりから存在論を開示する最良の哲学書だ。「にんげん以下、動物未満」ないし「にんげん以下、バケモノ未満」。にんげんとはけだし、「にんげん以下」なのだ。であえてよかった!感謝と敬意。(略)まいどのことながら、現実をうたがわざる鉄壁の常識人(アホ、反動、幸せもの)に意気阻喪し、『疯爱』に勇気づけられる。』(同上 2018年06月21日)

ワン・ビン 『疯爱』(フォン・アイ)について

『2003年の秋、私は北京の近郊でいくつかの精神病院を見つけました。病院の周りには誰もいなくて、まるで空っぽの建物のように見えました。私は、一人で中へ入って行きました。そこで私は、とても不思議な感覚を覚えました。すべてのドアと窓は閉めきられ、壁は、ところどころ剥げ落ちていました。私は、その不思議な感覚に引きつけられました。突然、ドアが開き、私は男性たちのグループと向き合う形になりました。彼らは、青と白のガウンを着ていました。看護士が来て、彼らは病院の患者であると告げました。彼女に話を聞いてみると、彼らの多くが10年も20年も病院で暮らしているのだと言いました。私は彼らに強烈な何かを感じ、映画を作りたいと思いました。しかし、その病院は、撮影を拒否しました。2009年、私は再びその病院に行きました。以前会った患者の数人は、すでに他界していました。そして私は、中国の収容病棟の中で生きている人間について映画にしなければならないと考え続けました。2012年になり、私は雲南省で精神病院を見つけました。この病院は、私に撮影を許可してくれました。そして私はこの映画の製作に着手しました。病院には、自由はありません。しかし、鉄格子で閉じ込められているにも関わらず、彼らは彼らの間に、道徳による規制も行動の規制もない、新しい世界と自由を創りだしています。夜の灯の下、ゴーストのように、彼らは彼らの必要としている、肉体的または感傷的な愛を求めます。この映画は、家族や社会から見放された人間たちに近づいて行きます。彼らの日常生活の繰り返しは、時間というものの存在を増幅させます。そして、時間が止まるとき、そこに人生が現れるのです。』


【山中人間話目次】
・辺見庸がワン・ビン(王兵)の最新ドキュメンタリー『瘋愛』(フォン・アイ。邦題は『収容病棟』)を高く評価している――『疯爱』は、映画であり文学であり絵画であり、暗がりから存在論を開示する最良の哲学書だ
・数日前の韓国初の「北朝鮮、豊渓里取材に1万ドル要求」という報道はやはりつくり話だった――韓国のことはここでは置いておく。日本という国の、日本という国のメディアのどうしようもない反共体質を思う
・再度言う。安倍政権の「骨太の方針」の外国人労働者の家族の帯同を認めない方針とトランプの移民親子引き離し政策(トランプはこの方針を撤回した)に本質的な相違はない
・国際報道写真展を観にいく (略)印象に残ったのは、ナイジェリアで過激派組織ボコハラムに村が襲われ、誘拐された少女の写真――兵士たちは銃の引き金を引くかわりにベルトを取り外し、アイシャは生き延びた
・安田純平さんの友人のフリージャーナリスト(常岡浩介)の言葉――わざわざ英語でこんなバカな記事を出す毎日新聞。情報取れないと恥ずかしいだけでなく、人質の命を危険に晒す
・アナザーストーリーズ「その時、市民は軍と闘った~韓国の夜明け 光州事件」(NHK 2018年6月12日放送)――映画『タクシー運転手』でも描かれなかったアナザーストーリーが描かれています
・辺野古の海を埋めるな! 翁長知事は「埋立承認即時撤回」を!――カヌー隊の一人は今日、海亀を何度も目撃したようで「工事を止めて」と声をあげています
・彼(彼女?)はもう何日も庭の同じ場所(クロフネツツジの枝の先)を動かず、頑張っている。ここで蛹になるつもりかな?(toriiyoshiki Twitter 2018年6月23日)
キョウ みなづき109

Blog「みずき」:私たちの国のいまの惨状。一昨日の加計孝太郎(加計学園理事長)の初めての記者会見の卑劣なさまと異常ぶりは私たちにその思いをいっそう強くさせた。

「もはや腹を立てるだけ虚しい。それほどの惨状です。一国の首相の配偶者の振る舞いに振り回されている政治の現状も、取り繕うのに必死の内閣も、ひたすら追従するだけの与党や官僚も、そして次元の低さを冷笑するだけの有権者も、全てが最低・最悪。けれども、これが民主主義国家を標榜する日本の、掛け値なしの実像なのです」(高村薫(作家) 中国新聞=共同 2018年6月3日)

「どれだけの理を尽くしても『でもそんなの関係ねぇ』とばかりに笑う、憲政史上例のない政治家と、彼らを支持する複数のメディアとの連携に対して、一体我々は何ができるのか? これは未知の領域の問題だ。理で言葉が機能しなければ仕事になりようがない者たちの存在意義が無化されつつある。絶望ここに極まれり」(岡田憲治(政治学) 中国新聞=共同 2018年6月13日)

どうすればよいのか? 脱出する出口はあるのか? 鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)は「「原理原則」「真実・正義」踏みにじる強権国家に抗う力は?」と問う。


【山中人間話目次】
・一昨日の加計孝太郎(加計学園理事長)の初めての記者会見の卑劣なさまと異常ぶり――私たちの国のいまの惨状と「原理原則」「真実・正義」踏みにじる強権国家に抗う力について- アリの一言 
・安倍政権の「骨太の方針」の外国人労働者の家族の帯同を認めない方針とトランプの移民親子引き離し政策(トランプはこの方針を撤回した)に本質的な相違はない――すなわち、安倍政権の非人道性
・非正規待遇格差――労働契約法20条(不合理な労働条件の相違の禁止)問題 2つの最高裁判決と2人の労働法学者の最高裁判決評価を労働者サイドの視点からどう読むか
・中国・北朝鮮・ボリビアが北京で秘密会談か? 金正恩委員長とボリビアのモラレス大統領がまったく同じ時期に中国を訪問という情報をどう読むか
・1960年の頃、若かったひとりのおんなはどのような偶然で、あるいはどのような必然で、「ほんものの「闘う『リベラル=左翼』の歌人」になったか――その道中行、あるいは道ゆきのありし日の記憶
キョウ みなづき106

Blog「みずき」:辺野古県民投票の条例制定請求のための署名活動が始まっている。辺野古県民投票については「県知事の承認撤回事由に必須」など様々な言われ方がしていたが、現状では、県知事の埋め立て承認撤回とは切り離して考えられているようであり、あえて県民投票反対を表明しなくても状況に影響はないだろうと思っていたが、県民投票推進論者で学者である武田真一郎さんのFacebook投稿に「旧来の基地反対派、自然保護派の人々が組織的に県民投票に反対していることに違和感」「反対や妨害は新旧の世代の違いに由来」などという言葉をみてしまい、これは根が深い問題をはらんでいると改めて思い、辺野古新基地建設問題に97年の名護市民投票以来こだわり続け思考している「旧来の」人間かもしれない個人として、今現在考えていることを記すことにした。(略)「あきらめ」を醸成する権力の策動に乗らない。沖縄の草の根を根絶やしにさせない。そのための対話と行動と思考が求められている。「旧来の基地反対派、自然保護派の人々」などという言語表現は百害あって一利なし。いい加減にしろと言っておく。

【山中人間話目次】
・「あきらめ」を醸成する権力の策動に乗らない。沖縄の草の根を根絶やしにさせない。そのための対話と行動と思考が求められている――宮城 康博さんの辺野古県民投票について(ノート)から
・桜井国俊さん(沖縄大元学長)の「辺野古新基地阻止へ提言 今すぐ承認撤回を」――しかし、桜井さんは県民投票運動は「今すぐ」の「承認撤回」と矛盾する運動でしかないことをもっと明確に述べるべきではないか
・承前。桜井国俊さんの論の続き。
・辺野古の埋め立てはこうした保身、権力迎合の「学者」という名の政治屋によって支えられてもいるということ。――東大の茅根氏に続き、新たにお茶大の服田氏が環境監視等委員会で案外夏場でも移植可能ではないかと思います」と発言した
・浅井基文さん(元外交官、元広島平和研究所所長)の「イラン情勢:アメリカのJCPOA脱退後の動き」。すなわち、アメリカ・トランプ政権批判。米朝会談の成功にも関わらず、トランプの本質はここにある、という指摘でもあるでしょう
・10年間で世界の難民が2600万人増えた、ということですが、これは紛争が増えた結果でもあります。紛争・内戦には迫害や虐殺が伴うことが多いです――世界の避難民、過去最多の6850万人に 国連発表
・姜信子「近代と時代についてのメモ」から――だから、生きてゆく命にとってなにより大切なのは、自分の身の丈で、暮らしの範囲で、日常の流れの中で、記憶をつなぎ、今を語り、未来を眺めやること

キョウ みなづき102

Blog「みずき」:NHKが中継する加計学園理事長の加計孝太郎が初めて記者会見する模様をインターネットで観た。NHKは同記者会見の模様を10分ほど前から中継していたが、そこで観た加計学園の幹部職員の待機中の挙動が興味深かった。部下に指図する上役の幹部の挙動には日頃からそうであるのだろう横柄な態度がよく現れていた。上等兵がちょっとした階級の差を笠に着て下級兵士をアゴで使う図だ。理事長が現れると態度が一変する。そこで見られたのは主人に対しては媚び諂う低俗で凡庸なあの小役人、あるいは下級会社幹部の図だ。どこにでもよく見られる日本の会社風景の一端には違いない。加計学園だけの問題ではないだろう。しかし、今日の朝記事で紹介した「週刊朝日」が活写していた加計孝太郎(加計理事長)と渡辺事務局長の関係を想起せずにはいられなかった。

『加計学園の職員がこう打ち明ける。
「愛媛県文書が出てから渡辺事務局長は血相を変えて対応に追われ会議ばかりやっていましたよ。渡辺事務局長は、加計理事長に忠実で側近中の側近。加計理事長に言われた、指示されたことしか、しない人です。それが、その場の雰囲気で加計理事長に責任が及ぶような安倍首相にかかわるウソを、愛媛県と今治市という役所に話すわけがない」
渡辺事務局長が加計理事長に引き立てられたのは「酒」だという。
「加計理事長が酒を飲みに行くときに連れて行くのが、渡辺事務局長。理事長は2軒、3軒はしごする酒豪。それに渡辺事務局長は文句ひとつ言わず、ずっと付き合うのです。以前は『酒ばっかり飲んでいては病気になるとまずい。運動しないと糖尿病になる』とよく早朝からマラソンしてました。そして、学園にはきちんと朝からきます。
おまけに、渡辺事務局長は奥様を早く亡くされ、再婚。その相手が加計理事長の信頼が厚い弁護士の親族。渡辺事務局長の息子たちも加計学園系列の職員。身も心も、家族まで加計理事長に捧げるようなものです。だから、自分でウソを言ったことにして、泥をかぶり加計理事長を救ったんじゃないかと、学園ではもっぱらウワサになっている」(前出の職員)
あまりにも強引過ぎる安倍政権によるもりかけ疑惑の幕引き――。国会での追及の継続も不可欠だが、前出・角谷氏は不安要素をこう語る。
「最大の問題は、まだまだ国民の怒りが足りないこと。引き延ばし策で1年以上もやっていれば、国民も飽きてくるという官邸の作戦が奏功してしまっている形です。野党では、1年半ぶり行われた党首討論で、森友・加計問題を追及することを避けた国民民主党が、維新のように自民党の補完勢力となる方向に舵を切る可能性もある。公明党や維新がダメになったら、国民民主をアテにしているというシグナルが自民党からも出ています」
安倍独裁をとめる術はないのだろうか。(本誌・亀井洋志/今西憲之)』

【山中人間話目次】
・心に残ったので週刊朝日(アエラドット 2018.6.4)の記事を長谷川宏さん(大学教員)のFBからそのまま転写する。冒頭の一行の文はいうまでもなく長谷川さんの感想である。この一文がないと「引用」以下のアエラの記事も生きない
・先(一つ前の記事)の長谷川宏さん(大学教員)の引用文とも関連すると思うので、1年前の辺見庸の文章も再引用しておきます。「首相を逮捕せよ」
・文在寅と金正恩の南北朝鮮首脳は4・27板門店宣言(3条3項)で「今年終戦を宣言」することで合意しています。下記の記事は、その朝鮮戦争の「終戦宣言」の米中韓朝間の準備は順調に進んでいることを示しているでしょう
・下記の日テレニュースは、リテラ記事のいう「官邸はいま、御用マスコミに「拉致被害者を取り戻せるのは安倍首相しかいない」というストーリーを拡散させるよう、大号令をかけている」ひとつの報道の例と見るべきではないか
・安倍総理と昭恵夫人のため以外の理由で公文書を改ざんするのは厳罰に処せられます――公文書偽造、宮古島市職員に有罪判決 「議会の追及を免れようと犯行」(沖縄タイムス)
・首相官邸や永田町から流れるデマにも警告を出してほしい――地震でデマ情報拡散 “冷静に行動を” NHKニュース
キョウ みなづき99

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)は、もはや翁長氏とその周辺は「承認撤回」を知事選を有利にするための材料にしようとしているとみなさざるをえない、という立場に立ち到ったようです。「まったく言語道断の党利党略、私利私略と言わねばなりません」、と。オール沖縄の有志はたとえ共産党や社民党との衝突がありえたとしても、それを恐れず、「翁長幻想」を捨てて、新しい知事候補選定に急ぐべきときであろう、と私はそう思います。

『先の翁長氏の発言やこの「知事周辺」の発言で明らかなことは、翁長氏とその周辺が「承認撤回」を知事選を有利にするための材料にしようとしていることです。これまで辺野古新基地に反対する市民が何度も何度も「直ちに撤回を」と要求してきたにもかかわらず、翁長氏が頑として「撤回」せず、ここまで引き延ばしてきた狙いもここにあったと言えるでしょう。知事選への出馬表明と前後して「撤回」というパフォーマンスを行い、「オール沖縄」勢力にそれを誇示し、離れかけている(すでに離れている)支持をつなぎとめ、絶賛を受ける中で知事選の再選を狙う。これが翁長氏の再選戦略でしょう。当選直後に実行すべきだった選挙公約の「承認撤回」を3年半棚上げし続け(工事強行を許し)、それを次の選挙を有利にするための材料にしようとする。まったく言語道断の党利党略、私利私略と言わねばなりません。』(アリの一言 2018年06月18日)


【山中人間話目次】
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)は、もはや翁長氏とその周辺は「承認撤回」を知事選を有利にするための材料にしようとしているとみなさざるをえない、という立場に立ち到ったようです
・翁長知事は埋め立て承認撤回ではなく、中止命令を出す検討をしているという報道ですが、以下のような角度からの批判もあります――この議論が、土砂投入まえの承認撤回を引き延ばす口実とされるのならば、許されない
・佐藤優が同志社大学の「特別顧問」に就任したというニュースも「週刊金曜日」が佐藤優批判をはじめたという――金光翔 メモ64 私にも話させて
・大田英昭さんの「〈労働者の声〉の筆者は誰か」論争――対二村一夫法政大学名誉教授、元大原社会問題研究所所長との論争・完
・姜信子「川崎の桜本の識字学級」作文集出版に寄せたメッセージから――私たちが本当に聴くべき声は、いつだって、真ん中で生きている人たちには見えない町の、見えない人びとのもとにある
キョウ みなづき97

Blog「みずき」:共同通信の本日発表の世論調査によると、内閣支持率は44.9%で、5月12、13両日の前回調査から6.0ポイント増えた。不支持は43.2%だったといいます。昨日の「今日の言葉」では鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)、加藤哲郎さん(一橋大、早大元教員)、浅井基文さん(元外交官、元広島平和研究所所長)の一致した安倍晋三の異様な「倒錯外交」批判を紹介しました。が、事態は批判とは逆の方向にに進行しているようです。おそらく安倍晋三のメディアを連日ハイジャック状態にしたパフォーマンスとしての日朝首脳会談の提言、「米韓演習中止反対」という倒錯外交が逆に市民の支持を得た、というそれこそ倒錯した結果なのでしょう。しかし、これがこの国の倒錯した現実の一端です。

そして、そうした倒錯したこの国の現実にさらに輪をかけているのが、「あなた方は天皇が決めたことを破るんですか」(清水忠史共産党衆院議員)などという呆れた共産党のカジノ法案反対理由(
毎日新聞 2016年12月2日)、「共産、トランプ外交絶賛」(時事通信 2018年06月16日)などのかつての革新政党のとめどのない思想的自堕落にあることを指摘しないわけにはいきません。この国はいま右を見ても左を見ても袋小路の状況に追い詰められているのです。脱出口はいまのところ見当たらない、というのがわが国の現実です。

【山中人間話目次】
・共同通信の本日発表の世論調査によると内閣支持率は6ポイント増加して44%になった。安倍晋三の「倒錯外交」が市民の支持を得るというそれこそ倒錯した結果になった。どうしてか? 私はそこに「革新」政党の壊滅的な思想的自堕落を見る
・宮城康博さん(沖縄在住、劇作家)の琉球新報と翁長県政の関係は安倍政権と産経新聞との関係のごとし。広報はあっても、メディアとしての批判的視点はさらさらないという批判
・豊島耕一さんの「辺野古,工事進展見せかけ」というタイトルのしんぶん赤旗記事批判。赤旗記事は山城博治さんの発言に対する批評が欠如しており、結果として山城発言を肯定する記事の仕様になっています
・相沢侃さんも「 「撤回」表明、7月前半か 辺野古埋め立て承認 知事判断が焦点、慎重論も」という琉球新報記事(2018年6月16日付)に関して翁長知事と琉球新報をただちに撤回せよ 翁長のねらいは既成事実化と批判しています
・これは歴とした強制労働でしょう。こうした労基法違反の労働管理が批判の対象ともならず、平然とまかり通る社会になってしまった――笑顔でないと出勤登録できず 出退勤管理システム開発 外食産業向けに 北海道新聞