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キョウ うづき172

Blog「みずき」:NHKは神話と現実を統合することにしたらしい。限りない報道の戦前化。

『昨日出先でたまたま流れてたNHKニュースで天皇皇后が伊勢神宮に来たと報道していたのだが「天皇の先祖である天照大御神が」って断言しててのけぞった。いつから神話でしかない神様がマジの先祖になったのか。戦前の神道を事実として扱うとは酷すぎる』(秋原葉月Twitter  2019年4月18日)

『NHKは皇室の祖先は天照大臣とニュースで流したそう。まさにフェイクNHKだ。唖然以外の言葉がない。天照大臣は神話上の人物で実在の人物にあらず。小学生でも知ってる。それを堂々と流す。自分達が援護する極右政権を喜ばせる意図が見てとれる。まさに歴史改ざん日本のNHKだ。NHKは今ここまで酷い。』(澤田愛子Twitter 2019年4月18日)

『ご存じですか ? 昭和天皇が1945年8月、「米軍が伊勢湾に上陸すれば三種の神器を持ち去られるので、戦争終結を決意した」(昭和天皇独白録)ということを。天皇にとって国体護持とは皇位とともに代々受け継いできた三種の神器を守ることだったのです。ある政治学者は「戦後は天皇に代わって米国を頂点とした新たな『国体』が生まれた」とかおっしゃっていますが、とんでもない。天皇制を舐めたらあかんです。戦前戦後を貫いてこの「三種の神器」こそが国体の象徴なのです。じつに「荒唐無稽」、いや失礼 !「皇統承継」において、それは天皇の「宗教性」「神聖性」を証しするものであり、揺るぎない「万世一系」の天皇制の根幹をなすものであるからです。』(菅原龍憲FB 2019年4月18日)


【山中人間話目次】
・NHKは神話と現実を統合することにしたらしい。限りない報道の戦前化――NHKニュースで「天皇の先祖である天照大御神が」って断言しててのけぞった
・ご存じですか ? 昭和天皇が1945年8月、「米軍が伊勢湾に上陸すれば三種の神器を持ち去られるので、戦争終結を決意した」(昭和天皇独白録)ということを――菅原龍憲FB
・「剣璽動座」とはなにか? 私たちはその政治的意味、反動的性質を知っておく必要があります――天皇はなぜ「剣・璽」を伊勢神宮に持参したのか - アリの一言
・石母田正(歴史学者、1986年没)の痛恨の慚愧をともなう「反省」の言葉――NHKの天皇報道に端的に示された凄まじい戦前化の道を歩む現代日本の報道記者たちはどう受け止めうるか?
・アイヌ民族を初めて「先住民族」と位置づけたアイヌ新法が成立した――しかし、日本維新の会と希望の党だけは同法成立に反対した。その維新の会は大阪では絶大な人気を誇る。この国の出口のないどうしようもない暗さ
・フェイスブック、イギリスの極右政党の利用を停止 「憎悪を拡散している」と――翻って、しばき隊という暴力・暴言集団の傍若無人な「憎悪の拡散」を野放しにしてきた日本共産党の責任
・「在日コリアンの弁護士の団体に在籍したことだけでも重大な非行だ」などと申し立てていた――在日コリアン弁護士に懲戒請求 女性に賠償命令 NHKニュース
・トランプの凄まじい司法妨害の実態が生々しい――解任・更迭・偽装工作…トランプ氏の実態暴いた130P:朝日新聞デジタル
キョウ うづき167

Blog「みずき」:澤藤統一郎さん(弁護士)の毎日新聞と河西秀哉名古屋大学大学院准教授の天皇礼賛批判。

『そして、本日(4月17日)朝刊に、またまた歯の浮くような皇室記事。「クローズアップ」蘭に、第3面をほぼ全面使っての「両陛下、きょうから最後の訪問」「平成流、地方に寄り添い」という例のごとくの提灯記事。これに、「河西秀哉氏・名古屋大学大学院准教授の話」が、くっつけられている。権力とメディアだけでなく、研究者を加えた”Ugly Harmony”の三重奏。

河西のコメントは、「取り残された地域を重視」「「2人で」戦後定着」というタイトルで、やや長文。冒頭が、「天皇、皇后両陛下の地方訪問を振り返ると、平成に入って社会の格差・分断が進む中、東京に代表される都市部の発展から取り残されている地域を重視しているように映る。被災地や島々に代表される過疎化した地方、基地を押しつけられている沖縄などへの訪問はその傾向が強い。両陛下の訪問によって、こうした地域の人々に『自分たちは忘れられていない』というメッセージが伝わっている。訪問がなければ、結果的にもっと不満が高まっていたかも知れない」というもの。

河西は、こう続けるべきだった。「天皇夫妻は、このようなかたちで格差や分断という社会の矛盾を覆い隠し、底辺の人々の不満をなんの解決もせぬまま宥和する役割を果たしてきた。失政に対する国民の追及や政権に対する抗議の行動を起こさぬように封じ込める安全弁として機能してきたのだ」と。

しかし、河西はそうは言わない。「天皇陛下の考える象徴天皇の本質とは、ただそこにいるということではなく、国民と触れあい、声を聞き、苦楽をともにすること。」と何の批判もなく言ってのける。これが学者の言か、研究者のあり方か。これこそ、曲学阿世の徒と言うほかはない。毎日にして、こんなものを使うのか。』(澤藤統一郎の憲法日記 2019年4月17日)

ところで、河西秀哉は、目下、『平成の終焉――退位と天皇・皇后』(岩波新書 2019年)で売り出し中の原武史(放送大教員)とも同分野の研究者同士として仲がいい。その原武史についても、私の見方では、天皇、天皇制評価に関して民主主義の立場からの必ずしも十全な天皇制批判をなしえていないという難があります。河西批判はやがて原批判にも及ばざるをえないように思います。


【山中人間話目次】
・澤藤統一郎さん(弁護士)の毎日新聞と河西秀哉名古屋大学大学院准教授の天皇礼賛批判――河西批判はやがて原武史批判にも及ばざるをえないように思います
・私は「週刊金曜日」には重大な批判を持っているが、今回の同誌編集部の渡部睦美さんの広河隆一批判は一歩前進の論とはいえよう――セクハラ(性暴力)・パワハラと「平和・民主運動(組織)」 - アリの一言
・加藤哲郎さんの「5月1日は「メーデー」、8時間労働と国際連帯の日!」――今年はメーデーを世界に広めた第2インターナショナル結成130年、8時間労働制100年だそうです
・悪徳ブローカの介在など今回もまた外国人労働者にとって不利益な環境を残すだけのことになってしまいかねないだろう――福島廃炉に外国人労働者 東電「特定技能」受け入れへ:朝日新聞デジタル
・石川真生さん 2019年日本写真協会賞作家賞―― 琉球新報、沖縄タイムスも一面記事
キョウ やよい192

Blog「みずき」:今朝17日付の朝日新聞など各紙に掲載された「市民の会」なる衆院大阪12区補選実質共産党候補者・宮本岳志応援団の新聞広告だという。最近、『皇室女子 “鏡”としてのロイヤル・ファミリー』という皇太子妃雅子をはじめとする皇室女子礼賛本を著してその右翼女史の本質がまぎれもない形で明らかになったばかりのあの偽称リベラル知識人の香山リカまで登場している。「ひっくり返したる ウソやそんたくは、もうサヨナラ」というが、そのウソと偽善の政策は大阪市民にも見破られつつある。それが先日の各マスコミの世論調査の結果だ。やはり.今朝付の 「kojitakenの日記」の一節を再掲しておきたい。

『衆院大阪12区の補選で「野党共闘」の無所属候補・宮本岳志(ついこの間まで共産党衆院議員)が樽床伸二(ついこの間まで無所属衆院議員、その前は希望の党の比例代表近畿ブロック選出議員)に無党派層への浸透で大差をつけられている世論調査を見て、ああ、「野党共闘」は2012年の衆院選前の「日本未来の党」に似てきたなあとつくづく思う。(略)あの年に実質的に小沢一郎に率いられた「日本未来の党」は、脱原発のシングルイシューで選挙に勝とうとして、東京新聞(や日刊ゲンダイ)の全面的な応援を得るなどして衆院選に臨んだものの無党派層の支持が全く得られず獲得議席わずか9議席の惨敗に終わった。

では、現時点において当時の「脱原発」に代わるものは何かというと、それは「本気の野党共闘」とかいうものであって、「野党共闘」陣営においては「いかに『野党共闘』を本気でやっているか」が価値基準になっている。これでは、何のための「野党共闘」なのかが「野党共闘」陣営の外部である無党派層にはさっぱりわからず、「野党共闘」のための「野党共闘」のようにしか見えない。「野党共闘」が自己目的化している。この現状は「脱原発」という明確な理念だけはあった2012年よりもさらにずっとひどいというほかなく、無党派層の宮本岳志への支持が全くといって得られていないのはあまりにも当然だ。樽床伸二は、これまた小沢一郎が大きく絡んだ「希望の党」設立劇に乗っかって衆院議員の座を実質的にただで手に入れたどうしようもない政治家であって、そもそもこの男は2010年6月の民主党代表選で小沢一派に担がれたこともあるゴリゴリの新自由主義者なのだが、補選前には泡沫候補になるかとも予想されていたこんな候補にまで無党派層の票を持っていかれそうな「野党共闘」とはいったい何かと思わずにはいられない。』(kojitakenの日記 2019年04月17日)


【山中人間話目次】
・17日付の朝日新聞など各紙に掲載された「市民の会」なる衆院大阪12区補選実質共産党候補者・宮本岳志応援団の新聞広告――皇室女子礼賛本を著してその右翼女史の本質が明らかになった香山リカまで登場している
・辺見庸はピエール・パシェの『母の前で』を「なんど読んでも『母の前で』はすばらしい!思考の壊疽が消えてゆく」と絶賛する――しかし、その「思考の壊疽」が消えた眼にはいまの日本の現状は惨憺たるものに映る
・承前1。板野裕爾前NHK専務理事復帰問題――<通常の退任年齢である65歳の人を専務理事に戻すのは異常。その先(副会長、会長への昇任)を見据えた人事ではないか
・承前2。板野裕爾前NHK専務理事復帰問題――『①NHK関係者から私たちに寄せられた内部告発文書のうちの2ケ所を公開する
・ノートルダム大聖堂火災 鄭玹汀さんと内藤正典さんのふたりの違和――世界は、「一人の生命」よりも「一個の世界的建造物」を大切にする。おそらく今後もそうだ
・太田昌国さんの 岡村晴彦著『自由人 佐野碩の生涯』書評(『情況』誌2010年1~2月号)――ブログにアップされていないので、以下に流し込みます
・清田政信(沖縄在住、詩人)は云う――しかし、私には、この清田政信の言葉はわかるようでわからない。わかったつもりにはなるまい。40年近く前、私は柄谷行人をよく読んだ。そのとき思ったことだ
・清田政信については河津聖恵(詩人)も「清田政信の「黒」」というエッセイを書いている――『「戦後沖縄文学のレジェンド」とも言われる清田政信は、1937年久米島に生まれた。50年代半ば琉球大学在学中から詩を書き始め
キョウ うづき152

Blog「みずき」:鄭玹汀さんの上野千鶴子の東大入学式祝辞フィーバーへの異議申し立てとその異議申し立てに見られる思想に強く共感します。

『2019年東京大学入学式での上野千鶴子氏の祝辞が素晴らしいと話題になっている。私見によれば、上野氏は今の日本でもっとも警戒すべき学者である。その端的な例として、上野千鶴子氏と『帝国の慰安婦』の著者、朴裕河氏とは思想的に姉妹関係にあるのは、まぎれもない事実である。上野氏のバックアップがなかったら、朴裕河氏の『帝国の慰安婦』も生まれなかったといっても言いすぎではない。

上野氏は一貫して「慰安婦」問題についての日本政府の責任をあいまいにしてきた。歴史修正主義に限りなく近い上野氏から、若い世代が一体何を学ぶか、はなはだ疑問である。日本政府にとって上野氏ほど好都合の女性学者がいるのだろうか。もう東京大学もナショナリズム万々歳の機関に成り下がっているようだ。

上野氏は祝辞の中で、「東京大学は変化と多様性に拓かれた大学です」と言い、その例として「東大には、国立大学初の在日韓国人教授、姜尚中さんもいましたし、国立大学初の高卒の教授、安藤忠雄さんもいました。また盲ろうあ三重の障害者である教授、福島智さんもいらっしゃいます」と取り上げている。とくに差別的な視点から福島氏=障害者は“特別”であるという上野氏の意識を露呈している。私の経験からいうと、東京大学は決して「開かれた大学」ではない。

それから、「あなたたちは選抜されてここに来ました」というふうに、エリート意識を増長させる言い方にも違和感を覚えざるをえない。それでは、上野氏が考えるフェミニズムとは何か、次の文章に表れている。「女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です」

このような内容なら、いかなる保守派の政治家でも、東京大学の保守的な教授でも、「何の問題もない」と頷ける内容なのだろう。「弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想」を唱える上野氏のフェミニズムとは、簡単にいうと、社会変革を促すというよりも、既成の社会体制内の学問ということではなかろうか。』(鄭玹汀FB 2019年4月14日)


【山中人間話目次】
・鄭玹汀さん(日本キリスト教史、木下尚江研究)も根底的に上野千鶴子を批判しています――「私見によれば、上野氏は今の日本でもっとも警戒すべき学者である」
・醍醐聰さん(元東大教員)の適切な上野千鶴子批判――上野千鶴子さんは「被害者の側の赦しから和解は始まる」という『和解のために』の著者の言葉に真っ先に「つけこんだ」日本人ということになる
・もう何度も書いていることですが、共産党は完全に終わっています――衆院大阪12区補選の応援弁士に極右の籠池泰典を呼ぼうとした?宮本岳志陣営の大醜態に怒る - kojitakenの日記
・医者には、個人の名誉よりも裁判の勝ち負けよりも大切なことがある。それは、人の命と科学を守ることです――控訴のお知らせ|村中璃子 Riko Muranaka|note
・私は「(移民らは)人質ではなく人間なんだよ、大統領」とトランプに抗議するロサンゼルスのガルセッティ市長の発言を支持する――聖域都市で不法入国者釈放 米大統領表明に市長反発 東京新聞
キョウ うづき150

Blog「みずき」:大田英昭さん(东北师范大学教員、日本近代思想史)の再度の適確な山本太郎批判。

『私が驚いたのは、「今まで山本氏を応援していたのに、この党名にはがっかり」といった声が、市民運動・労働運動に携わる人びとから多く聞こえてくることだ。私見によれば、この党名は山本氏の今までの思想と行動のあり方に何ら矛盾しないネーミングであって、いまさら山本氏にがっかりしたり苦言を呈したりするのは筋違いだろう。

一般に、政治家としての山本氏は「左派」としてイメージされることが多いようだ。だが、こうしたイメージは正確とはいえない。山本氏の言動を詳しく検討すると、そこには極右排外主義と親和的な面がみえてくるのである。とりわけ労働問題にかんする氏の見解に、それがくっきりと表れている。

例えば山本氏は昨年12月8日、入管法改正法案をめぐる参議院本会議で次のように発言した。

「賛成する者は2度と保守と名乗るな、保守と名乗るな!官邸の下請け、経団連の下請け、竹中平蔵の下請け!この国に生きる人々を低賃金競争に巻き込むのか?世界中の低賃金競争に。恥を知れ。二度と保守と名乗るな。保身と名乗れ! 保身だ!」

「この国に生きる人々を低賃金競争に巻き込むのか?」という類の煽動は、十九世紀末のAFL(アメリカ労働総同盟)によるアジア人移民労働者排斥をはじめ、世界の排外主義者が絶えず愛用してきた常套句である。こういう危険な煽動にさらされる移住労働者たちは、どれほどの恐怖と悲しみに身が竦むことだろう。保守政治家でも良識ある者なら、こういう悪質な反人権的アジテーションは決して行わない。

安倍政権の入管法改正に対しては、外国人労働者の人権の立場からの正当な批判があるのと同時に、極右排外主義につながる右からの批判がある。上の山本氏の発言は明らかに後者のものだ。氏が日和見ポピュリストとみなされるゆえんである。

しかも深刻なのは、上の山本氏の発言が決して一過性の失言ではなく、氏の年来の持論であることだ。山本氏はここ数年、同様な排外主義的発言を国会の場で繰り返しているのである。』(大田英昭FB 2019年4月13日)


【山中人間話目次】
・大田英昭さんの再度の適確な山本太郎批判――私が驚いたのは、「今まで山本氏を応援していたのに、この党名にはがっかり」といった声が、市民運動・労働運動に携わる人びとから多く聞こえてくることだ
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)も先日10日の玉城知事の「自衛隊運用のオスプレイ容認」発言をオール沖縄陣営の最大の基盤である「建白書」(2013年1月28日)に対する明白な違反として厳しく批判しています
・承前。沖縄の南西諸島へのオスプレイ配備の問題に関しても玉城知事は自衛隊における運用であれば問題ないという見解を示しています――玉城デニー知事記者会見 南西諸島の自衛隊配備についての部分の書き起こし
・承前。 NHKは「政権の意向を背景に『クロ現』の国谷裕子キャスターの降板を主導」した元専務理事を、官邸の強い意向を受けて、専務理事に復帰させるという異常な人事を強行しようとしている 醍醐聰Twitter 
・センターを閉めるな! 労働者を追い出すな!――大阪日日新聞「私の視点」 センターはライフライン 釜ヶ崎公民権運動 大阪府和泉市 橋本隆
・ダメだこりゃ・・・。「中世」と批判されている現在の日本の刑事司法について、改めようとは、全く思っていないとのことです(^_^)(岡ロ基ーTwitter)――山下法相 「『人質司法』の批判はあたらず」 NHKニュース
・この「世に倦む日日」主宰者の統一地方選における関西での共産党の後退に関する分析は一考に値する――共産党としばき隊との癒着が最も顕著に看て取れる地域は大阪と名古屋だ
・姜信子「小野十三郎メモ 」から――革命は、人間の耳、聴覚に対しては最もおそくやってくるか、或は永久にやってこない。それに反して、旧い勢力や古い秩序の立ち直りときたら、これはおどろくべき早さで、人間の聴覚からはじまる
キョウ うづき145

Blog「みずき」:山本太郎の評価の問題は「いまどきリベラル・左派」の評価の問題とほぼイコールの問題と言っていい。彼ら、彼女らはいまだに山本太郎の本質を見誤っている。それは、おのれ自身が、山本太郎の「思想」と近似の思想しか持ち合わせていないからということでもあるだろう。そうして、彼ら、彼女らは、その貧困きわまる「思想」で「リベラル・左派」を壊滅的な情況にまで追いやってきた、というのが私の認識だ。大田英昭さん(东北师范大学教員、日本近代思想史)の認識に共感する。

『いまさらですが、彼の思想と行動の本質をあらわす実に的確なネーミングかと思います。ぱっと見のイメージでは、時代の流れに抗するアウトローのようで、潔さげな芝居染みた立ち居振る舞いがときに喝采を浴びたりもするのですが、その実、時の権力闘争の動向には敏感に立ち回り、「維新」の向こうを張ったつもりで、「草莽の臣」たる「尊皇」意識をあらわに、右へ右へと旋回しながら、日和見ポピュリストとしての本領をますます発揮してくれるのではないでしょうか。』(大田英昭FB 2019年4月11日)

注:山本太郎は3・11を契機として市民運動の現場に放射能デマゴーグとして立ち現れてきました。それ以来私は山本批判の記事を数十本にわたって書いていますが、下記に彼がデマゴーグとして立ち現れてきた1例を置いておきます。彼の市民運動を踏台にした日和見ポピュリストの先駆はここにあります。上杉隆や岩上安身などのイエロージャーナリストとときを同じくして登場してきているところが彼らの「仕事」なるものの中身(すなわち、デマゴーグ性)を象徴しているといっていいでしょう。

《実は、私は、上杉さんが2月11日にツイートした線量計が 1.8 µSv/h を示している写真を見つけました。写真を見れば分かりますが(略)、彼は、空間線量を側溝の上で測っています。側溝は雨などによってセシウムが濃縮しているのが知られています。側溝での値は、その区域の代表値ではありません。公式の測定点は、市役所前の駐車場であって、側溝の上ではありません。これが測定値に差が出た理由です。このトリックをみんなが知っているのは、岩上安身さん、山本太郎さん、日本グリーンピースが同じ手口を何度も使っていたからです。》(buveryの日記 2012年4月18日)

http://d.hatena.ne.jp/buvery/20120418


【山中人間話目次】
・山本太郎の評価の問題は「いまどきリベラル・左派」の評価の問題とほぼイコールの問題と言っていい――彼ら、彼女らは、その貧困きわまる「思想」で「リベラル・左派」を壊滅的な情況にまで追いやってきた
・盛田常夫さん(在ブダペスト、経済学者)の日本の「経済学者」批判――とても学者とは言えないような馬鹿な言動を吐いても、世の中で食っていける。「経済学者」ほど、いかさまな職業はない
・大量懲戒請求に加わった男性の「だまされた」との弁に透ける責任回避と無自覚さ――懲戒請求者を弁護士反訴、3億円請求 「差別扇動明らか」 時代の正体 カナロコ
・玉城知事はなんと見当違いな主張をしているのでしょう? 玉城知事の主張は、結局は沖縄の基地のさらなる増強の主張でしかないということです――玉城デニー沖縄知事、自衛隊のオスプレイ配備容認示唆 - 産経ニュース
・玉城知事発言に対する平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)の異議――玉城デニー・沖縄県知事 会見 2019.4.11 - YouTube
・乗松聡子さんの眼。「元号狂乱」 排除なき時代つくろう  琉球新報 2019年4月11日
キョウ うづき142

Blog「みずき」:醍醐聰さん(元東大教員)の白井聡批判その2。「(以下は)臼井氏の天皇論のエッセンスと思える。どこに政治学者としての専門知があるのか? 私には空疎な観念の世界を徘徊する疑似思想論としか思えない」。それを自称「リベラル」のマスコミ、メディア、一部「知識人」が彼をまるで時代の寵児のように持て囃している。ミスリードも甚だしい。このマスコミ、メディア、一部「知識人」の眼の不確かさがこの国をさらにさらに「暗い」方向に向かわせている。激しく断罪しなければならない。

『①「寄稿 新元号『冷和』発表 白井聡」 は『山陽新聞』2019年4月7日掲載。大見出しは違うが『琉球新報』も掲載している。共同通信の配信かと思う。もう驚かないと言えばそれまでだが、日頃の安倍政権批判の論調どこ吹く風、これだけマスコミの寵児となれば、内容に触れないわけにはいかない。』(醍醐聰Twitter 2019年4月9日)

『②「今上天皇が・・・それ(象徴のあるべき姿を求め続けること)をしなければ・・・民主主義が失われるという切迫感がここにはある」
→ 日本の民主主義は天皇の双肩にかかっている、とでも?』(同上)

『➂「拙書『国体論』で述べたことだが、今上天皇が出した答えは、祈りにおいて『無限責任』を引き受けることだった。すなわち、日本国民の安寧と幸福はすべて、天皇の祈りに掛かっているとしたのである。」
→ 天皇は日本国民の救世主? 祈りで引き受ける「無限責任」って何?』(同上)

『➃「民主主義社会は、国民主権の表看板とは裏腹に無責任社会へと堕落する危険性を持つ。なぜなら、そこでは誰もが特権を持たない『フツーの人』であり、特権がない以上、・・・この社会を良きものとする責任も自覚されないからだ。」
→ 蒙昧な「フツーの人」になり代わる特権者としての天皇奉迎論』(同上)

『⑤「あの(福島原発)事故は誰が起こしたのか? われわれは皆・・・言い訳しようと思えばできる。『私が起こしたわけじゃない』、と。皆がそう口をそろえる社会は無論醜悪である。」
→ 一億総懺悔の再来とでも? 東電や政府の責任を追及することが醜悪なのか?』(同上)

『⑥「民主主義の品位は、その構成員が、その社会で生ずる事柄に自分が直接的には関係していなくとも、どれだけ自らの責任を感じられるかということに掛っている」
→ ならば、現天皇も先代天皇ともども侵略戦争の責任を真っ先に引き受けるべきところ「文学のアヤ」で逃げたのは醜悪と考えていいですね?』(同上)

『⑥の補足
戦争責任を問われて「文学のアヤ」と逃げたのは昭和天皇
現天皇は即位の会見で先代の戦争責任を問われ、「昭和天皇は平和というものを大切に考えていらっしゃり」と応答したあと、「私の立場ではお答えする立場にない」と発言した。』(同上)

『⑦以上は臼井氏の天皇論のエッセンスと思える。
これのどこに政治学者としての専門知があるのか?
私には空疎な観念の世界を徘徊する疑似思想論としか思えない。
こうした天皇制にあやかる議論が大手出版界、主義の左右を問わず各方面でもてはやされる現状は危うい。』(同上)


【山中人間話目次】
・醍醐聰さん(元東大教員)の白井聡批判その2――臼井氏の天皇論のエッセンスと思える。どこに政治学者としての専門知があるのか? 私には空疎な観念の世界を徘徊する疑似思想論としか思えない
・新一万円札リニューアル問題――鄭玹汀さんが韓国からの視点として渋沢財閥の朝鮮からの富の収奪の非道について書いています。胸に刻むべき論だと思います
・安倍政治は私たちの「日常」の細部まで蚕食し、蝕みつくしている――その証左のひとつにあらたにアベのヒモつき「新五千円札」の登場が加わった、ということであろう。私は当然歓迎しない
・大学が、地味な研究に打ち込む若手研究者の雇用の道を閉ざしたまま、学識・教育能力の審査もおざなりに、中央幹部官僚や首長らの格好の天下り先にあてがわれている――文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死
・小倉利丸さん(富山大学前教員、ピープルズ・プラン研究所共同代表)の「返上以外の選択肢はない!2020東京オリンピック誘致の違法性をなぜ問わない?」
キョウ うづき140

Blog「みずき」:今上天皇の明仁は先の4日のパナマ大統領夫妻との会見で「平成は戦争がなかったのが一番重要」と語ったという。ある人がその会見の模様を報道した朝日新聞の同4日付の記事を見て以下のようなツイートを発信した。

『もし一部の人が述べるようにこの天皇が現憲法秩序の体現者なのであるならば、前文の文言にのっとり、平成の時代の終わりにあっても「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を」享受できていないことを悔いるべきだと思う。何が「戦争がなかった」だ。』(d’UOMO ex machinaTwitter 2019年4月4日)

そのツイートを醍醐聰さん(元東大教員)は人間と政党の「自省」の問題、また、昨今の問題として「選挙総括」の問題として受け止めた。そして、まず、自身の過去記事を取り上げる。

『◆我田引水の天皇依存症
護憲リベラル政党、市民運動に蔓延する各種依存症ーー知名度依存症、国民の総意依存症
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/31-ad5b.html 
◆自省なき選挙総括、空疎な精神主義の「今度こそ」論
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-0f45.html 
特定の成果に焦点を当て、後退という大局的事実、その原因を直視しない大本営発表』(醍醐聰Twitter 2019年4月8日)

そして、次のように続ける。

『①松本昌次さんは「9条連ニュース」(2016年8月20日)に寄稿した小論の中で、藤田省三の日本社会における自律・批判精神なき自己愛批判を引いて次のように書いている。
自己愛は「自分が所属する集団への献身」という形で現われ、対象が国家であれば国家主義、会社であれば会社人間が生まれる。』(同上 2019年4月9日)

『②その後、松本さんは「安倍政権とたたかう集団」に論を向け、こう書いている。
「それぞれが自主的に、自分自身の立場を主張しているか。自分の集団のみへの『自己愛』で満足していないか。度重なる敗北の原因を、自らに問わず他に転嫁していないか」』(同上)

『➂こうした松本さんの発言は傍観者の高みからではなく、松本さん自身が辿った経験から絞り出された「いま、言わねば」の思いが込められた言葉である。
これを読むにつけ、組織の幹部の講演録の読み合わせ、ビデオの集団視聴を重んじる組織運営によって個人の思考、言葉が摘み取られる災いを痛感する。』(同上)

【山中人間話目次】
・人間と政党の「自省」の問題について。また、昨今の問題として「選挙総括」の問題について――特定の成果に焦点を当て、後退という大局的事実、その原因を直視しない大本営(共産党)発表
・「特定の成果に焦点を当て、後退という大局的事実、その原因を直視しない大本営」シンパの論――その頽落の論(五十嵐仁、保立道久‏ )は目も当てられない
・右も左も(まさに「野党共闘」の性格は「右も左も」だ)「野党共闘」論者は愚かしくもこのように主張する――安倍晋三に強い追い風が吹いている
・関連して、私の一昨年の過去記事から。仲宗根勇さん(元裁判官、うるま市在住)が本日付でシェアしてくれたものを逆シェアします――前田朗さん(東京造形大学教授)の「仲宗根勇・仲里効編『沖縄思想のラディックス』」評
・これは負の意味の特大級のNHK情報というべきではないか――NHK、板野裕爾氏が専務理事に異例の返り咲き - 毎日新聞
・それにしても、ゴーン氏が白か黒かということと刑事手続が適正かどうかということの区別がつかない人が多すぎる――ゴーン被告人「すべて無実だ」「今起きていることは陰謀だ」、弁護団が動画公開 - 弁護士ドットコム
・大田英昭さん(东北师范大学教員、日本近代思想史)の「新貨幣論」――「渋沢=新一万円札」という発想は、近代日本資本主義の「成功」神話に対する支配層の相変わらずな無反省ぶりを示している
・ジャーナリストの黒薮哲哉さんが日本の大学教授や研究者の風見鶏、すなわち、卑劣漢のさまを指弾している――日本の大学教授や研究者の中には、回りの情況を観察しながら、カメレオンのようにころころと自説を曲げる人が多い
キョウ うづき135
石畳のところどころに犠牲者の名前が彫られている

Blog「みずき」:醍醐聰さん(元東大教員)の共産党批判は朝鮮学校の無償化除外問題などの在日コリアン差別問題からはじまる。醍醐さんは「朝鮮学校の無償化除外は、日本政府が公然と行っている最も理不尽な民族差別政策です。これを無視する政党は信用出来ないのです」というひとりのツイートとアムネスティの「朝鮮学校への補助金交付に関する通知に関する要請」という声明を紹介した上で次のように云う。

『政治的外交的理由による朝鮮学校の無償化除外は、国連の自由権規約委員会(2008年)、子どもの権利委員会(2010年)、人権差別撤廃委員会(2014年)が幾度も改善・撤廃を勧告している。日本vs在日朝鮮人という図式でないことを知らないのは無知の罪』(醍醐聰Twitter 2019年4月6日)

そして、次のように続く。

『(承前)野党も「今は安倍政権を倒すことが大事」というが、今だけではない。わが国で、他民族出身のマイノリティの人権が国政の関心事になったことがどれほどあったか? ドイツがユダヤ人のみならず、ロマ族に対するナチの迫害を公式に謝罪し、連邦議会のそばに追悼のモニュメントを設けたような。』(同上)

『(承前)マイノリティの人権侵害に行動でどう対応をするかに、政党の真価が現われる。ドイツ政府はナチの犯罪を「過去の政権がやったこと」などと言わなかった。 日本では自虐史観を掲げる与党は言うに及ばず、日本共産党の委員長さえ、「今の天皇は戦争犯罪に関わっておらず、責任外」と言ってのけた』(同上)

『(承前)志位委員長は韓国市民の過半が破棄を要求している2015年の「日韓合意」を「一定の前進」と評価した。今日に至るもこの見解を改めていない。 象徴天皇に政治的権能はないというなら、「象徴」は天皇一族の戦後責任を否定し、先代天皇の戦争責任を棄却する盾の機能を担っていることになる。』(同上)

『(承前)それでも日本共産党(の書記局長)が象徴「天皇制をなくすつもりはない」「天皇制をなくさないと安保法制をなくせないわけではない」と言ってのけるのは、象徴天皇制の意味を即物的に捉え、新元号フィーバーに示されたような強力な「同調圧力の磁場」としての脅威を理解していないためと思える』(同上)

この醍醐さんの問いは、根底的な共産党批判と言えよう。しかし、いまの共産党、あるいは共産党員に醍醐さんの問いを真摯に受けとめうる力量=政治的誠実さがあるとは思えない。おそらく問い自体さえも理解しない。共産党の頽落は甚だしい。かつての共産党員としてそう思う。


【山中人間話目次】
・醍醐聰さん(元東大教員)の共産党批判は朝鮮学校の無償化除外問題などの在日コリアン差別問題からはじまる――日本では、日本共産党の委員長さえ、「今の天皇は戦争犯罪に関わっておらず、責任外」と言ってのけた
・このkojitakenさんの記事も醍醐聰さんの共産党批判の関連記事と言ってよいでしょう――「異議を唱える者が絶え果てた『崩壊の時代』」に何よりも必要なのは「批判」だ - kojitakenの日記
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)も今日の日曜日記に「日本共産党と元号」と題して先にシェアした醍醐聰さんやkojitakenさんとほぼ同様の共産党批判を述べています――アリの一言 日曜日記45 共産党と元号
・人々の怒りが、他の選択肢を奪われるなかで、唯一上から与えられた選択肢として極右支持の方に向かうというのは、現代世界のひとつの趨勢を表している ――ロシアの無名主婦が市長に 「出来レース」に市民激怒か:朝日新聞
・私はこの改元騒動を脇に見ながら、いくつかの読書をした。いずれも再読である――太田昌国のみたび夢は夜ひらく一国史が孕む文化的・歴史的歪みの克服を―改元騒ぎに思う 太田昌国
・浅井基文さん(元外交官、政治学者)の習近平礼賛論とは対極的な習近平評価です。私は、当然、廖亦武(作家)の習近平評価を支持します――「夢は祖国の分裂」、天安門事件の詩で投獄の中国人亡命作家が語る AFPBB News
・韓国軍のベトナムでの非武装のベトナム人住民虐殺事件に関連して――「日本の前に韓国が謝罪を」ベトナム戦争被害者らが韓国に初...|レコードチャイナ
キョウ うづき132

Blog「みずき」:安倍政権は昨日、沖縄県の先の「辺野古埋め立て承認撤回」決定を無効とする裁決をした。国(防衛省)が要求してそれを国(国交省)が認めるというまったくの茶番劇。が、その「安倍政権の沖縄に対する強権姿勢は、翁長雄志県政時代から始まり今日へ軌道が敷かれて」きた。だとすれば、「今後のたたかいの教訓を導くためにも、3年8カ月の『翁長県政』とは何だったのかを客観的・科学的に検証することがいま求められて」いる、と鬼原悟さんが問題提起している(アリの一言 2019年4月6日)。鬼原さんが挙げる検証項目は以下のようなもの。少し長いが、引用する。(略)

私は、この鬼原さんの指摘は、翁長県政時代にあった事実に基づく理性の指摘だと思う。が、「革新」の頽落を象徴する政党に指導される(実態はそうだろう)いまのオール沖縄にはこの理性の指摘に応える理性はないだろう、とも思っている。この状況の打開こそが肝要というべきではないか。私はそう思っている。

『翁長知事就任直後から現在に至るまで我々無党派の市民や市民団体が主張し、要請し、抗議し、県庁に座り込み糾弾した事項のほとんどすべてが鬼原さんが指摘しているとおりである。とりわけ和解条項第9項のワナと2016年12月26日の承認取り消しの取り消しがその他の知事の行為を規定する決定的なものであると、私は闘いの現場やマスコミや紙.誌で承認取り消しの取り消しをするなと警告し、その取り消しの結果の危難を主張し、県に要請し行動してきた。辺野古の裁判闘争のあらゆる局面で沖縄県敗北の源泉となる12.26の意味を沖縄のマスコミも「オール沖縄」も識者もほとんど知らずにきている。2016年12月27日からの国の工事再開を違法確認訴訟で同年12月20日に最高裁の上告棄却で県が敗訴した結果だと、間違った解説記事を署名入りで記者が書く新聞もある始末だ。』(仲宗根勇FB 2019年4月6日)


【山中人間話目次】
・安倍政権の沖縄に対する強権姿勢は、翁長雄志県政時代から始まり今日へ軌道が敷かれてきた――沖縄・玉城県政半年―いま必要な「翁長県政」の検証 アリの一言
・ここに名の挙がっている面々は《第三極》出身者の中でも特に悪質なヘイト煽動者ばかり 高林 敏之FB――勝てない「第三極」…寄らば自民の陰 相次ぐ自民への流入 - 産経ニュース
・このロシアの若者たちの動向はどう読み取ったらいいのだろう? ロシアという国への絶望か? プーチンという為政者への反逆か?――ロシアの若者、44%が海外移住希望=世論調査 - ロイター
・オマエガ、イウナ…と誰もが思ったことだろう。 toriiyoshiki‏Twitter――首相「政治家は真実を語らなければ」 塚田氏の辞任受け:朝日新聞デジタル
・米音楽家組合は1940年代、何度もストを行って強い交渉力を手にし、レコード会社にアーティストへの支払いを増額させた――スウィフトの行動の根幹にあるのは、こうした運動と同じ思いだ NW日本版
・久しぶりに野田秀樹(劇作家・演出家・役者)の動向に触れました。大変面白いインタビュー記事です――日本語理解しない政治家現る 野田秀樹さん、左目で見た平成 毎日新聞
キョウ うづき129

Blog「みずき」:湯浅誠のかつての同志稲葉剛の湯浅への苦言。

『私は湯浅とは二十数年来の付き合いで、生活困窮者支援のNPOで約10年間、ともに活動を進めてきた仲である。その分、どうしても彼の言説に対する見方が厳しくなってしまうのは、ご容赦いただきたい。彼は「令和」に込められた思いは、民主党政権下で自分が提唱してきた「ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)」や、安倍政権の標語である「一億総活躍社会」と同じであると主張し、以下のように述べる。

若くなくても、仮に病気があっても、正規でなくても、日本国籍でなくても、そして男性でなくても、さらには親の介護があったり、子どもが病気がちだったり、地図が読めなかったり、満員電車に乗れなかったりしても、つまり、かつて想定していた「フルスペック」でなくても、その人なりの最大限をその人なりに開花させられるような、社会づくりが必要だ。

ここで、「日本国籍でなくても」という言葉がするりと入り込んでいるのが、この文章のミソである。湯浅や私を含む社会活動家が主張してきた「社会的包摂」は、外国籍住民も社会の一員として尊重され、人権が保障されることを当然、含んだ理念である。だが、新元号発表の安倍首相談話のどこに外国籍住民が包摂されているのだろうか。そこで繰り返し語られているのは、「日本国民統合」の物語である。湯浅は、「令和」=「一億総活躍社会」=「社会的包摂」(つまり、自分が主張してきたこと)という図式を作ろうとしているようだが、そもそも安倍政権の標語である「一億総活躍社会」も、多くの人が指摘しているように「社会的包摂」とは全く別物である。「活躍」をすることを求められる社会は、誰もが排除されず、全ての人の人権が保障される社会とは違う。それは、「一億総活躍社会」を推進している安倍政権において、生活保護基準の引き下げ等、生存権保障の後退が行われてきたという事実によっても証明されている。本来、「社会的包摂」とは、その対義語である「社会的排除」と闘うという意味が込められた言葉である。たとえ政治家が包摂をイメージさせるような「きれいごと」を言おうとも、その内実が伴っているのか、問い質すのが「社会的包摂」を実現しようとする者の務めである。湯浅のこの文章は、外国人を「人」として認めず、「人材」としてしか扱っていない日本の現実を覆い隠すものでしかない。』(稲葉剛公式サイト 2019年4月4日)


【山中人間話目次】
・私も、稲葉剛さんの湯浅誠批判の論に賛成するものです。ただ、私の場合は、湯浅が民主党政権の内閣府参与になった時点でアウトでした――かつての同志・湯浅誠氏への稲葉剛さんの苦言
・醍醐聰さん(元東大教員)も湯浅誠批判をツイートしています――「無残な変節(もともと、こういう人なのかも)」とは強烈な批判です
・どうした!? 自称「リベラル」の香山リカ先生! 近著『皇室女子』に見る香山リカ氏の皇室羨望を批判する!〈1〉――香山氏の意図する「平和」や「自由」とは何なのか? 鹿砦社特別取材班
・サルトルは云う。民主主義者は、穏健を商売にしている、と。対して、辺見庸は云う。記憶するかぎり、老いも若きもこんなにも理念をこばかにし、かつまた、弱きを痛めつけ強きを支える時代ってかつてなかった、と
・安倍政権は本日5日、沖縄県の埋め立て承認撤回を巡り、撤回を取り消す裁決を下したと発表した――仲宗根勇さんは云う。「沖縄県は、第2、第3の撤回を繰り出すべし。デニー県政本気で辺野古を阻止する気があれば」、と
キョウ うづき127

Blog「みずき」:メディアは「大阪知事・市長選、維新が圧勝の勢い」と報道するが、そもそも維新、自民以外の第3の選択肢がないということ自体が大問題だろう。かつて共産党は、こういう場合勝敗に関わりなく必ず対立候補を立てて有権者に第3の選択肢を提示し、近代民主主義政党としてのありうべき矩(のり)を示してきた。共産党にはそれだけでも存在価値があった。しかし、同党は、その気概も理念もいまは持たない。体制内権力志向政党に完全に堕している。その証左のひとつが以下の写真と言えるだろう(「赤旗」は自民党の応援媒体と化している。念のために注をしておくと、これは共通の目標の実現のためには「大異」も保留するということとはまったく違う。「大異」云々はこけおどしの文句にすぎない)。また、この問題は、今朝の記事で紹介した醍醐聰さんの指摘する「こういう人物(内田樹)を『しんぶん赤旗』も重用する時代」ということとも密接に関係があるだろう。メディア黒書の2019年3月29日付の「絶望・大阪府の2つの選挙、「維新の会VS自民党」の奇妙な構図」を再掲する。(略)

【山中人間話目次】
・「大阪知事・市長選、維新が圧勝の勢い」というが、そもそも維新、自民以外の第3の選択肢がないということ自体が大問題だろう――かつて共産党は、こういう場合必ず対立候補を立てて有権者に第3の選択肢を提示してきた
・醍醐聰さんが昨日の内田樹批判の続きを書いている。同時にこれは共産党批判でもあろう――官邸からでも、公安調査庁、外務省、防衛研究所からでも頼まれれば・・・ こういう人物を『しんぶん赤旗』も重用する時代
・短い時間の中に「沖縄基地」の問題点が凝縮されていました。論理明晰な見事な公述人陳述だったと私も思います――参議院予算委員会公聴会(前泊博盛さん)沖縄国際大学大学院教授 - YouTube
・自民党・安倍政権の下、こういう事態が延々と続く。許せるはずがない――非正規の公務員、増える一方 長崎県佐々町では66%に:朝日新聞デジタル
・尾崎美代子さん(「集い処はな」店主)の釜ヶ崎「西成労働福祉センター」閉鎖問題報告――「閉鎖されたはずの西成あいりん総合センターで今、何が起きているか?」
・ゴーン日産前会長の今回の4回目の逮捕については検察の権力犯罪を追及してきた郷原信郎弁護士の見解を以下の動画で聴くことができます――ゴーン容疑者が保釈後に異例の再逮捕 なぜこのタイミングなのか 【Abemaビデオ】
キョウ うちだじゅ

Blog「みずき」:醍醐聰さん(元東大教員)の内田樹(仏文学)批判。この俗質な「思想家」なるものを全国紙、「リベラル系」出版社だけでなく、「革新」政党とみなされてきた(もはや革新政党ではない)共産党が重用している。この国の特殊「日本的」現象の新元号制定礼賛ポピュリズムの背景には間違いなくこうしたゆゆしき現実も伏在している。しかし、そういうことに日本の「リベラル」あるいは「左翼」は気づいていない。ここにいまのこの国のもう一面の重大な悲劇がある、と私は強く思っている。

『「『元号に罪ないが、政治ショー化フェアでない』内田樹氏」「元号そのものに罪はあると思うか」という問いを想定しているのだとしたら、人為の産物である元号を人為(背景にある思想)を抜きに評価できるはずがないから、愚問としか言いようがない。

「元号という全国民が用いる文化的な制度について・・・」(内田氏) 1人の人間の生死、一個のファミリーの世帯主の交代で全国民の生活時間の刻みを仕切る元号、その元号をシンボルとして頂き、天皇にかしずく皇后の「おくゆかしさ」を美徳と讃える男尊女卑・良妻賢母思想が日本固有の文化なのか?

「思想家」と呼ぶにはあまりに俗質な人物を全国紙、「リベラル系」出版社が、かくも重用するのは、皇室、天皇制そのものには「危ない発言」をせず、天皇ならびに元号を「貶める」政治利用に異議を申し立てる許容限度内の言動、安心・安全さが買われているためではないかと思える』(醍醐聰Twitter 2019年4月2日)

追記:その内田樹への朝日のインタビュー記事を金平茂紀が肯定的にシェアしている。そして、その金平のシェアを2時間足らずの間に113人もの者が「いいね!」している。金平も「リベラル」をミスリードし続けている。リベラルの頽落も凄まじい。


【山中人間話目次】
・醍醐聰さん(元東大教員)の内田樹(仏文学)批判――この俗質な「思想家」なるものを全国紙、「リベラル系」出版社だけでなく、「革新」政党とみなされてきた(もはや革新政党ではない)共産党が重用している
・あまりにも当然な鬼原悟さんの指摘とあまりにも愚かしすぎる街頭インタビュー風景――しかし、これがいまの紛う方ない現代日本の街の、行き交う人々の風景です。私は見るに堪えない
・この目取真俊さんの発言はどういう意味か?この発言は辺野古埋め立て問題に関して玉城知事や屋良朝博の「条件闘争」主義ではダメだ、と言っているようではないか――K8護岸建設に抗議行動 - 目取真俊 海鳴りの島から
・岡口基一裁判官(東京高裁)は仙台高裁に「異動」させられたようです――誰が見ても「人事異動」に名を借りた最高裁の政治的「左遷」行為
  キョウ うづき123

Blog「みずき」:「私」からの元号批判。

『私の祖父の家の仏壇には「道光〇年」と記された祖先の位牌があった。琉球国では清朝の年号が使われていたからだ。「明治」は140年前の琉球処分をつうじて、沖縄に押し付けられた最初の日本天皇の元号。1879年、日本政府の武力による琉球藩=国の解体にともない、光緒5年から明治12年に移行した。』(大田英昭FB 2019年4月1日)

『安倍官邸は「冷和」と「令」に二水の部首をつけるのを忘れたらしい。平和への思いやりがない、沖縄との和を無視する「冷和」の時代来たれり』(仲宗根勇FB 2019年04月01日)

『皇国史観の復活を祝ひませう! 新元号は「犬糞(けんぷん)」にきまったそうだ。悦べ、アホども、犬のクソども。菅ってやつは特高警察か公安の親玉の顔をしている。きもちがわるい。いずれにしても・・・。』(辺見庸「日録」2019年04月01日)

『ここのところの日本賛美と右傾化というものを反映してか一部のシーンで考え違いをしている風景が垣間見え気持ちが悪い。その象徴が元号に関する有識者懇談会のメンバーである宮崎緑さんの出で立ちだ。(略)今回の懇談会で着てきた衣装が昨今の右傾化と日本回帰的な風景丸出しの巫女さんのような出で立ちで非常にグロテスクである。また先ほどNHKの特番を見ていると安倍政権と蜜月関係にあるNHK解説委員の岩田明子がなぜか顔を出していた。こういったグロテスクでさえある右傾化と私たちが日常的に共有する時代名称とは全く無縁でなくてはならないということを心に留め置かなくてはならないだろう。』(藤原新也「Shinya talk」2019年04月01日)

『私は、けっして「令和」を使わない。令和不使用を宣言する。本日は、天皇制と元号の結び付きを国民に可視化する、大仰でもったいぶったパフォーマンスの一日だった。官邸とメディアによるバカ騒ぎ協奏曲。いや、変奏曲。何という空疎で愚かな儀式。何という浅薄な愚民観に基づいての天皇制宣伝。』(澤藤統一郎の憲法日記 2019年04月01日)

『新元号のスクープを競うマスコミ。元号への物心崇拝と臣民奴隷根性の培養器としてのマスコミ。 大日本文学報国会に群がることを1人拒んだ中里介山の孤高の気骨を想う。』(醍醐聰Twitter 2019年3月30日)

『漢字ペディアで見ても、「令」の意味は、①いいつける。命じる。いいつけ。「令状」「命令」、 ②のり。きまり。おきて。「訓令」「法令」、 ③おさ。長官。「県令」、です。 ④よい。りっぱな。「令色」「令名」、はその後です。』(加藤哲郎のネチズン・カレッジ 2019年4月1日)


【山中人間話目次】
「私」からの元号批判
・大田英昭(东北师范大学教員)の怒り 「私の祖父の家の仏壇には「道光〇年」と記された祖先の位牌があった。琉球国では清朝の年号が使われていたからだ」
・仲宗根勇(元裁判官、うるま市島ぐるみ会議・具志川9条の会各共同代表)の怒り 「沖縄との和を無視する『冷和』の時代来たれり」
・辺見庸(作家)の怒り 「犬糞」『皇国史観の復活を祝ひませう!
・藤原新也(作家・写真家)の怒り 「劇場化された新元号に関して」
・澤藤統一郎(弁護士)の怒り 「私は、けっして『令和』を使わない。令和不使用を宣言する」
・醍醐聰の怒り(元東大教員) 「新元号のスクープを競うマスコミ。元号への物神崇拝と臣民奴隷根性の培養器としてのマスコミ――大日本文学報国会に群がることを1人拒んだ中里介山の孤高の気骨を想う」
・加藤哲郎(元一橋大教員)の怒り 「『令和』の元号はいらない、米軍基地もオスプレイもいらない!」
キョウ うづき122  

「今日の言葉 」(2019年3月29日)の応答から。

標題は「『共産党は天皇制の廃止を考えていない』と共産党書記局長の小池晃は言った――もちろん、同党執行部全員も承認してのことだろう。共産党はこれまで綱領でうそを言ってきたことになる。党員と人民と歴史への重大な裏切り行為だ」。

 大隅信行さんの問い。

『東本さんの論評、その通りだと思います。けれどももう、「左翼、リベラル」「共産党」批判はほどほどにして新しい力を作るための努力と方向をお示し下さい。僕にはその力がないので、悔しい思いで一杯です。東本さんにお願いするには無いものねだりでしょうか。そんなことはありませんよね!』

私の返信。

『大隅さん。あなたのようなご意見があることはよく承知しています。しかし、私は、「新しい力」は「左翼、リベラル」「共産党」の誤りを乗り越えるところからしか生まれないだろうと思っています。私のつもりでは「新しい力」を生み出すための「左翼、リベラル」「共産党」批判です。彼(女)らがいまだに大手を振って誤謬の道を歩いている以上、その批判をやめることは逆に「新しい力」を潰えさすことになるだろう、というのが私の認識です。』

ともあれ、私は、そう思って生きている。(東本高志FB 2019年3月31日


【山中人間話目次】
・大隅信行さんの問いへの返信――しかし、私は、「新しい力」は「左翼、リベラル」「共産党」の誤りを乗り越えるところからしか生まれないだろうと思っています
・エセリベラルたちの天皇賛美について――いまの市民運動の最大の不幸は、こうしたエセリベラルによってミスリードされ続けている。そして、それを「革新」政党が率先して美化しているという事態にあるでしょう
・新元号のスクープを競うマスコミ。元号への物神崇拝と臣民奴隷根性の培養器としてのマスコミ――大日本文学報国会に群がることを1人拒んだ中里介山の孤高の気骨を想う 醍醐聰Twitter
・「野党共闘」路線問題に関連して~しかし、「筋が違う」のは、猪野さんの論の方だというべきでしょう――「脊髄反射的反応」イメージ政治とは 共産党をターゲットに論じるのは筋が違う - 弁護士 猪野 亨のブログ
・ここには「シリア情勢」を考える上で私たちが(十分に)知らなかった視点と指摘と論戦がある――内藤正典、常岡浩介、池内恵、黒井文太郎、福田充…氏らがtwitterで論戦 - INVISIBLE D