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キョウ しわす92

Blog「みずき」:『それにしてもなぜ、中国人民にとってはもちろん世界の民衆にとって絶対悪であるところの日本軍国主義を賛美するという、世論の猛烈な憤激を巻き起こす行為が、一部の中国の若者によって繰り返し行われるのだろうか。それは、ファシズム的なものへの一種の「憧れ」という世界的な現象の一つなのか、あるいは中国の若い世代における特殊な社会問題の一つの歪な表現なのか。』 (大田英昭FB 
2018年12月15日

ひとつの解として、中国共産党が鄧小平の言う「先に豊かになれる人が豊かになり、豊かになった人は他の人も豊かになれるように助ける」という市場経済政策(トリクルダウン仮説)を無節操、無批判に取り入れてきた結果として、「豊かさ」の表裏の関係としてある「侵略性」「略奪性」といった商業資本主義の本来的要素としての「経済侵略=帝国主義」の思想が中国のメディアを通じても大量に拡散、流通しているというおそらくここ
数十年を要して「いま」に到った現象が背景にあるように私には思われます。

【山中人間話目次】
・それにしてもなぜ、中国人民にとってはもちろん世界の民衆にとって絶対悪であるところの日本軍国主義を賛美するという、世論の猛烈な憤激を巻き起こす行為が、一部の中国の若者によって繰り返し行われるのだろうか――大田英昭FB
・魯迅が愛したのは、その馬鹿、すなわち阿Qであったことに、竹内はようやくきづく。そして、ここから竹内の戦後の歩みがはじまるのだ――『竹内好とその時代』 を斜め読みする(1):海神日和
・いずれも妥当な論評・コメントです。しかし、すべてがそこで止まっているのです。それで贖罪を果たしたかのように自己満足し、実際は現状を固定化する――「沖縄だけの問題ではない」で止まる偽善 - アリの一言 
・本当にやりあがった!「対話」が追いつかない!安倍官邸の手のひらで泳がされての後手後手の沖縄県の対応を先手戦術に転換しなければ、沖縄の生きる道はない――仲宗根勇FB
・これもデマゴギー社会の一側面というべきだろう――煙草の煙をめぐる裁判、副流煙が原因で化学物質過敏症になった、作田学医師の診断書を批判する MEDIA KOKUSYO
・姜信子「シャマン・ラポガン『大海に生きる夢』 日本の読者宛の序文から」――シャマン・ラポガンは、文学におけるタオのことばと中国語の文字の関係を語る。これはとても大事なこと
・辺見庸はやはり予定されていた角川書店主催の講演会を蹴ってしまうようだ(18日の新宿紀伊國屋ホール講演は予定どおりおこなう)。それでいいと私も思う
キョウ しわす88

Blog「みずき」:辺野古土砂投入 国強行、民意無視 《沖縄は日本の附庸の地でしかない》という最後通告として歴史に刻まれるであろう蛮行。自然も犠牲にされた。必ず大きな反動を招くだろう。(高林敏之FB 2018年12月14日)

『米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、政府は14日、辺野古沿岸部へ土砂を投入し、海の埋め立てを開始した。沖縄県は辺野古移設反対を繰り返し訴えてきたが、政府は押し切って工事を進める。移設計画が浮上して20年余りで、大きな節目を迎えた。』(朝日新聞 2018年12月14日)


【山中人間話目次】
・《沖縄は日本の附庸の地でしかない》という最後通告として歴史に刻まれるであろう蛮行。自然も犠牲にされた。必ず大きな反動を招くだろう 高林敏之FB 2018年12月14日
・醍醐聰さん(元東大教員)の共産党の「右傾化」理念批判は続く――今の共産党は機関紙にあえて元号を併記したり、あえて「天皇制に反対するわけではない」と公言するなど、天皇制を固定化するのも同然の対応をしていることが問題なのである
・井手英策さんの週刊金曜日批判――今週号、一度手にとってほしい。僕を批判する本を読んで欲しいとすすめるのは変だろうか。でもなぜ左側の翼がやせ衰えていくのかがわかるだろう
・今回、手記を寄せたのは元NHK記者の相澤冬樹氏(56=現大阪日日新聞論説委員)だ――NHK森友スクープ記者が実名証言「特ダネへの圧力」 文春オンライン
・私の若き時代の文学の友は清透な目を持った処世の観察者であった。おおむね政治を嫌っていたが、貧しい世の中に憤っていた。私たちに共通していたのはその悲しさであっただろうか
キョウ しわす84

Blog「みずき」:醍醐聰さん(元東大教員)の「日頃、自分の頭で考え、行動する大切さを伝えてきた教え子が見守るなかで、周りの空気に同調して、起立・斉唱する自分の姿をさらすことに耐えがたい苦痛を覚える教員がいたとして、それは法的保護に値しない身勝手な行為なのでしょうか?」という訴えは心を打ちますが、すでに「人権の砦」でなくなって久しい司法(最高裁)の現状を思うと、ただ募ってくるのはまっとうな人間がまっとうに生きようとして生きることができない無念と虚しさと悔しさ。ほんとうにほんとうにこんな世の中であっていいのか、という憤懣やるかたない思い。

『➀昨日、行われた最高裁要請行動(卒業式等で日の丸・君が代に起立斉唱しなかったことを理由に懲戒処分等をされた都の教員が処分の取消等を求めて起こした裁判を支援する活動)に参加した。 最高裁(第一小法廷)裁判官宛てに提出した支援団体の共同代表9名の共同アピール(略)

②私個人名で提出した要請書 「起立・斉唱の強制は『儀礼的所作の求め』で済まされない」(略)

➂「日頃、自分の頭で考え、行動する大切さを伝えてきた教え子が見守るなかで、周りの空気に同調して、起立・斉唱する自分の姿をさらすことに耐えがたい苦痛を覚える教員がいたとして、それは法的保護に値しない身勝手な行為なのでしょうか?」

➃「大阪府教育委員会は、2012年3月の卒業式の際に、君が代斉唱の『口元監視』(いわゆる口パクチェック)を行い、その結果をメールで返信するよう、府立高校138校、支援学校31校に文書で通知しました。」

⑤「『研修』に名を借りて、起立・斉唱に応じなかった自らの行為を非と認め、反省するよう迫るのは、自己の内心に背く行為を強要する行為であり、思想・良心の自由に対する非道きわまりない直接的な侵害です。」』(醍醐聰Twitter 2018年12月12日)


【山中人間話目次】
・醍醐聰さんの訴え――日頃、自分の頭で考え、行動する大切さを伝えてきた教え子が見守るなかで、周りの空気に同調して、起立・斉唱する自分の姿をさらすことに耐えがたい苦痛を覚える教員がいたとして、それは法的保護に値しない身勝手な行為なのでしょうか?
・醍醐聰さんの「早々に『わが党の提案は、天皇制反対の立場ではなく』と断る共産党には自己撞着という意識は、もはや、ないのだろう」という根底的な共産党批判と鬼原悟さんの「秋篠宮発言を全面肯定した日本共産党の迷走」という共産党批判
・太田昌国さんの「外国人労働者の受け入れと排外主義――私が注目したのは、太田さんも日本の「リベラル・左派」が評価する「この国に生きる人々を低賃金競争に巻き込むのか?」と言い放った山本太郎発言を厳しく批判していることです
・この論における猪野亨さんの指摘の半面については私も同意したいと思います。が、当時の革新政党とメディアの自己本位の大局を見失った「安保闘争の教訓」についてももっと反省的に考察する必要もあったのではないかと思います
・検察はやはり西川日産社長を逮捕しなかった。これは著しく正義に反する。日本の司法制度に対する国際的批判は避けられないだろう―― 「日産クーデター」の背景に西川社長の個人的動機の可能性(郷原信郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
・この報道をどのように評価するべきか。それぞれの放送局のテレビ番組とラジオ番組の視聴者向けの世論調査では恣意性及び誘導性は免れないと私は思う――仏「黄色いベスト」運動の支持率急落か、マクロン大統領の演説受け AFPBB News
・私はここに「一党独裁」の国の許しがたい暗黒の人権蹂躙の悲劇を見る――写真家の盧広氏は新疆ウイグル自治区を訪れた後、知人らとともに拘束されたとみられ、連絡が取れなくなっている。1ヶ月が過ぎた。中国の発展の裏側を常にとらえてきた人
・日本の検察と司法は中国よりも優れていると言えるか? 私には中国と同一延長線上の人権蹂躙の検察・司法体制にしか見えない――カナダの裁判所、ファーウェイ副会長の保釈決定 保釈金は約8.5億円 - BBCニュース
・たんたんの咳を出したる夜寒かな 芥川龍之介――前書に「越後より来れる嫂、当歳の児を『たんたん』と云ふ」とある
・長野県の八ヶ岳西麓のオオバタケで先日入植70周年の記念式典があった。阿部治平さんはそこで何人かのひとりとして開墾以前のオオバタケの「先住民」センジュウの話をしたらしい。私は阿部さんの話から兼好法師の『徒然草』の一節を思い出した
・種田山頭火は『草木塔』(昭和十五年)にさらに記す。山頭火の没年も昭和15年である――昭和四年も五年もまた歩きつづけるより外なかつた。あなたこなたと九州地方を流浪したことである
キョウ しわす77
山本太郎の排外主義的アジテーション
「リベラル」は誰も批判しない

Blog「みずき」:「山本太郎議員の排外主義的アジテーションを誰も非難せず、むしろ賛美してしまうところに、日本国の「リベラル保守」(?)の惨状が現れている」という大田英昭さんの悲嘆と問い。

『12月8日未明、入管法改正法案をめぐる参議院本会議における、山本太郎議員の発言:「賛成する者は2度と保守と名乗るな、保守と名乗るな!官邸の下請け、経団連の下請け、竹中平蔵の下請け!この国に生きる人々を低賃金競争に巻き込むのか?世界中の低賃金競争に。恥を知れ。二度と保守と名乗るな。保身と名乗れ! 保身だ!」極右排外主義者が聞いても間然するところのない、危険な発言だ。「この国に生きる人々を低賃金競争に巻き込むのか?」という類の煽動は、十九世紀末のAFL(アメリカ労働総同盟)によるアジア人移民労働者排斥をはじめ、世界の排外主義者が絶えず愛用してきた常套句である。入管法改正をめぐっては、外国人労働者の人権の立場からの正当な批判があるのと同時に、極右排外主義につながる右からの批判がある。このあたりの問題は、近い将来、日本の社会運動を混乱の渦に巻き込む可能性がある。今後、政権批判のために、極右排外主義と「連帯」しようとする傾向が、きっと日本の社会運動にも現れてくるだろう。それを容認することは、社会運動としての自殺を意味する。そうした方向につながるどんなに小さな芽にも、注意を怠ってはならない。』(大田英昭FB 2018年12月9日)

『9条護憲派の集うツイッターらしい。膨大なコメントと、7千4百を超える「いいね」が付いているけれども、山本太郎議員の排外主義的アジテーションを誰も非難せず、むしろ賛美してしまうところに、日本国の「リベラル保守」(?)の惨状が現れている。「この国に生きる人々を低賃金競争に巻き込むのか?」という山本議員の悪質な煽動に、この人びとはなぜ違和感を感じないのか?この類の煽動は、十九世紀末のAFL(アメリカ労働総同盟)によるアジア人移民労働者排斥以来、世界の排外主義者が絶えず愛用してきた常套句なのだが。少しは、こういう危険な煽動にさらされる移住労働者の立場を考えてみたらどうか。どれほどの恐怖と悲しみに身が竦むことだろう。最も弱い立場に置かれた人々に対する、その程度の想像力すら、日本国の「リベラル保守」(?)は持ち合わせていないのだろう。戦時中の朝鮮人労働者の強制連行問題をまともに考えようとしない独善性とも、一直線につながっている。政権を批判するためなら排外主義でもOKということか。それで護憲?平和憲法?やっぱり終わってるな、この国は。』(同上)


【山中人間話目次】
・「山本太郎議員の排外主義的アジテーションを誰も非難せず、むしろ賛美してしまうところに、日本国の「リベラル保守」(?)の惨状が現れている」という大田英昭さんの悲嘆と問い
・大阪弁護士会、李信恵氏を差別問題のパネルディスカッションのパネラーに招く! 会長宛に質問状送付!――デジタル鹿砦社通信から
・内野光子さんの森友問題スクープ報道で左遷され、NHKを退職した相澤冬樹記者(現大阪日日新聞記者)に対する厳しさと期待をこめた注文。対ジャーナリストへの敬意のこもったまっとうなご注文だと思います
・もうひとりのジャーナリストへの仲宗根勇さんのこちらも敬意をこめた注文。私も同様の思いを抱いています――翁長知事逝去後の最近の平安名記者の論調に1年前の勇気ある県政批判が見られなくなった感じがする
・玉城知事にいま求められているのは辺野古埋め立て阻止のための考えられるすべての手を先手、先手に打つことでしょう――このまま「Xデー」に突入か 政府、埋め立て強行の構え 沖縄県の打つ手は… 沖縄タイムス
・姜信子「『南島イデオロギーの発生』(村井紀 福武書店)再読」―― 『柳田の“南島イデオロギー"は、アイヌ民族問題と「日韓併合」問題とを排除し、消去することで成り立っているのだと、村井紀は言う

キョウ しわす75

Blog「みずき」:土日祝の休日もとれない共働きの子育て夫婦や時給労働者の困難と苦しみに思いを寄せることすらできない自称「リベラル・左派」があまりにも多すぎる。「左翼・共産党」は今回の新天皇即位にともなう10連休法案にはさすがに反対したようだが、この党にはもはや信は置けない。

『新天皇が即位する来年5月1日を「祝日」にする特例法の成立によって、「10連休」になる。それに対し「市民」の中から、「迷惑だ」という声が少なくないと7日の琉球新報(共同配信?)が報じている。学校・保育園が休みになる共働きの子育て夫婦は、「交代で子どもの世話をするしかない。10連休なんて迷惑」。教師は「学校では『授業日数が足りなくなるかもしれない』と早くも心配している」。時給労働者は「月給制と時給制とでは大型連休は天国と地獄ほどの違いがある」。「10連休」問題の核心は、「祝日」を利用した天皇制の維持・普及にある(10月15日のブログ参照)。「迷惑だ」の「市民」の声は、「天皇制」とはまったく関係ない視点からのものだ。問題の本質からずれていると言えばずれている。しかし、これが「市民」の生活実態・実感だ。国家(権力)の政治的思惑に対する「市民」の生活レベルからの無意識の反発ではないか。』(アリの一言 2018年12月09日)


【山中人間話目次】
・共働きの子育て夫婦や時給労働者の困難と苦しみに思いを寄せることすらできない自称「リベラル・左派」があまりにも多すぎる。「左翼・共産党」は今回の新天皇即位にともなう10連休法案にはさすがに反対したようだが、この党にはもはや信は置けない
・小倉利丸さんによるCrimethinc掲載の「黄色いベスト」運動の分析の訳出。大田英昭さんの引用部分のシェア――「黄色のベスト」運動の自称スポークスパーソンの一部をよく調べてみると彼らのアジェンダが何であるかがわかる
・豊島耕一さん(元佐賀大学教員)が「フランス2」(NHK衛星放送中継。同時通訳付)の5日から8日までの映像4本をアップされています――ただ、政権側の弾圧の映像についてはまだまだ隠されている部分が多いようです
・飛幡祐規さん(翻訳家、作家。パリ在住30年)はメディアと政権側によって隠蔽された権力側の弾圧部分について次のように言っています――パリの窓から(51) 民衆の蜂起と政体の危機〜「黄色いベスト運動」その2
・田中利幸さん(元広島平和研究所教授、メルボルン在住)のエイミー・ツジモト著『満州天理村「生琉里」の記憶 – 天理教と731部隊』(えにし書房、2018年)書評
・あきぐみに陽の匂う風吹き来たる 金子兜太――普通には「ぐみ(茱萸)」と言う地方が多いと思うが、植物名としては句のように「あきぐみ(秋茱萸)」と呼ぶのが正式だ
キョウ しわす70
外国人技能実習生の雇用を勧める企業向けの「チラシ」

Blog「みずき」:本日未明、改正出入国管理法(外国人材受け入れ拡大法)が強行採決の末に成立した。しかし、その法の中身の「外国人研修制度」と「技能実習生制度」の実態は以下のようなものだ。「野蛮国家日本」はますます退行していく。

『香港のケーブルテレビニュースより。(引用はじめ)内地のポータルサイトに「日本打工」と入力すると、簡単に代理仲介業者のサイトを見つけることができる。その中には多くの求人広告があって、造船所の溶接工、ネイルサロン、機械加工の女子労働者などを含み、日本語ができなくても働けると明記しているのもある。

私たちはその中の一つの会社に電話し、車カバー製造の女性労働者の仕事について問い合わせてみた。仲介業者の従業員が言うには、彼らの会社と協力しているのは全て大企業で、当地では知名度が高く、東京・熊本・福崎(?)など各地に分布しているという。

私たちが問い合わせた縫製工については、一日の労働時間は八時間、週五日労働とのこと。「学校に行くのと同じですよ。そのほかの時間はすべて残業となります。つまり、あなたが日本でどれだけ稼げるかは完全にあなた次第というわけで、残業をたくさんすれば、一か月少なくとも15000人民元(約25万円)稼ぐのはごく普通のことですよ。」

従業員は言う。応募したければ、まずご自分で大連にある会社の本部に行き、39800元(約65万円)の仲介料をお支払いください。すると会社は応募者の履歴を日本に送り、日本の企業は興味があり次第、中国に人を派遣して面接を行います。面接に通った後、日本の研修生ビザを申請できます、と。

研修生ビザというのは、日本が1981年に作った「外国人研修制度」と、1993年に作った「技能実習生」のことを指し、漸次不足する労働力を補填するためのものである。研修生の身分は学生に相当するので、たとえ不公平な待遇を受けたとしても法に訴えるのは難しく、実際は低賃金労働者と化している。日本の法務省の統計によれば、2016年度は合計8万5千人の中国人研修生が日本で働いており、その一部は日本に行くために高額の仲介料を支払ったものの、当地ではパスポートを没収され、賃金をピンハネされ、あるいは長時間労働に従事させられ、助けを求める道もなく、逃走する者もある。2017年には合わせて7000名の外国人研修生が失踪したという。(引用おわり)』(大田 英昭FB 2018年12月7日)

【山中人間話目次】
・大田英昭さんの「野蛮国家日本」批判――香港のケーブルテレビニュースより 「外国人研修制度」と「技能実習生制度」の実態
・ここにも「野蛮国家日本」を象徴する人物がいる。かつて日本の「リベラル・左派」から「保守リベラル」とさんざんもてはやされてきた男だ――高林敏之さんの河野太郎批判
・内田樹の「虚=ごまかし論法」と今どきのリベラル派なるものの「虚=見る目のなさ」をよく衝いている――醍醐聰さんの内田樹「元号について」批判
・この人のこういう人物評価もいまどきのリベラル・左派の「虚=見る目のなさ」を象徴する一コマといってよいでしょう――金平茂紀シェア うないぐみ+坂本龍一「弥勒世果報 (みるくゆがふ) - YouTube
・民間参入促す改正水道法の可決は、「安倍首相の取り巻きが「有識者」として政府組織に潜り込んでボロ儲けする国家私物化システム」の構図そのものだ――水道代が高すぎてトイレ流せない……英貧困家庭を直撃 - BBCニュース
・憲法上の言論の自由の観点からソーシャルメディアの恣意的な言論統制と運用を許さない明確な基準と罰則を規定する法律が必要な時代が来ました――ソーシャルメディアが言論の許容範囲を決める時代に、隠されている全体の構図 MEDIA KOKUSYO
・姜信子「『南島イデオロギーの発生』(村井紀 福武書店)再読」から――柳田国男の山人論はどこから来たのか。『遠野物語』、『石神問答』はいかにして生まれたのか
キョウ しわす66

Blog「みずき」:なかなか文章力のある記者だと思いますが、この記者は日本国憲法の「核心の論点」を誤って理解していると思います。日本国憲法は「象徴」という超法規的名辞を創造して天皇制を遺しました。しかし、この憲法上の象徴天皇制(憲法第1条)の理念は明らかに国民主権(憲法前文、同第1条)及び「すべて国民は、法の下に平等である」という法の下の平等(同第14条)の理念と二律背反するものです。その二律背反を避ける唯一の理念的解釈は「天皇は国民ではない」という解釈でしかありません。しかしまた、では、その国民ではない天皇が「日本国民統合の象徴である」(同第1条)とはどういうことか。この天皇と国民の関係に関する憲法上の条文ははじめから論理構造的に自己破綻しているのです。そして、その自己破綻の論理を繕うために「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とする」(同第3条)という天皇の「表現の自由」の制限もあるのです。憲法上はそう見るほかありません。そうであるならば、この記者の言うように「どのような立場にある人にも、人としての核心的な権利として、それ(表現の自由)はある」とは言えません。なぜならば、天皇は憲法上は「国民=人」ではないのですから「人としての核心的な権利」もはじめから奪われているのです。そこからは「人間の尊厳」を貫こうとする限り一直線に「天皇制廃止」の課題しかきません。この記者にはそういうことが見えていない、というのが私の評価です。

【山中人間話目次】
・なかなか文章力のある記者だと思いますが、この記者は日本国憲法の「核心の論点」を誤って理解している――「表現の自由」否定するメディア 皇族会見報道の倒錯 - 共同通信
・鬼原悟さんの「辺野古新基地は「行政手続き」では阻止できない」。同意します。沖縄のメディアと沖縄県民にいまもっとも求められていることはこういう声を玉城知事に届けること、あるいは突きつけることではないでしょうか
・辺野古埋め立て 国と沖縄県の攻防続く――安倍政権は「認識の相違」という詭弁で辺野古埋め立てを強行突破する構えのようだ。こんな詭弁をまかりとおさせてはならない。
・国による明白な公共危険犯罪(法益の侵害が現実に発生していない段階であっても、法益侵害のおそれがあれば実現する犯罪)というべきだろう――剃刀刃つき鉄条網が土砂積み出し桟橋周辺に張りめぐらされている
・太田昌国さんの「死刑囚の「表現」が異彩を放つ 第14回死刑囚表現展」の審査を終えて――宮前さんが2016年に支援者を通じて送ろうとした作品は、東京拘置所当局の妨害にあって、運営会の手元には届かなかった
・先に辺見庸は彼の新著『月』をモチーフにしたドキュメントが来年1月のNHK教育テレビ「こころの時代」で放送されることを予告していた。その番組の映像的基調はモノトーンのジャコメッリの作品群になるということだろう
・大阪の夜霧がぬらす道化の鼻 石原八束――気温が急に下がり空中の水蒸気が冷やされると霧が発生する。大阪の夜霧が濡らす道化の鼻とは誰の鼻をさしているのか
キョウ しわす62

Blog「みずき」:醍醐聰‏さん(元東大教員)の日本共産党の「天皇の『代替わり』にともなう儀式に関する申し入れ」(志位和夫Twitter 2018年11月29日)批判。醍醐‏さんのような長年の同党シンパサイザーからの日本共産党は「もはや『良心の北斗七星』と呼べる知的権威を失っていることは確かだ」という共産党批判は重い、と私は思います。醍醐‏さんと同様の思いを持っているかつての共産党シンパサイザーは少なくないでしょう。私もそのひとりです。

『①日本共産党の申しれは、代替わりの儀式を〇〇の儀、△△儀・・・に分解し、それぞれごとに憲法適合性を判断して、代替わりの儀式を「極力、全党全会派が合意できる」ものにすべきというもの。こういう議論の立て方でよいのか?

②政教分離以前に、代替わりの儀式全体が、神話によって虚構された天皇の地位を「象徴」に衣替された天皇制に引き継ぎ、神がかりの儀式で権威付けようとするもの。主権在民と相容れない、不平等の権化というべき天皇制を温存させた現憲法の下で、代替わりの儀式の合憲性を判断しようとするのは無理筋

➂早々に「わが党の提案は、天皇制反対の立場ではなく」と断る共産党には自己撞着という意識は、もはや、ないのだろう。それよりも、透けて見えるのはこの問題を「党派的な争いにせず」、「全党一致の枠組み」作りを目指すという同党の物分かりの良さである。

④こうした共産党の「物分かりのよさ」は、天皇が高座に鎮座して、主権在民のもとでの「選良」に向かって言葉を垂れる儀式に何の抵抗もなく出席することにした同党の態度と軌を一にしている。

⑤こうした「物分かりの良さ」は他党やマスコミ受けするかもしれない。しかし、日本社会において、今も最強の同調圧力源といってよい天皇制をあっさり認め、「全党一致の代替わり儀式」を進んで提案する政党は、もはや「良心の北斗七星」と呼べる知的権威を失っていることは確かだ。』(醍醐聰 2018年12月2日)

【山中人間話目次】
・長年の日本共産党のシンパサイザーだった醍醐聰さんの同党は「もはや『良心の北斗七星』と呼べる知的権威を失っていることは確かだ」という共産党批判は重い。そして、同様の思いを持つかつての共産党シンパサイザーは少なくない
・太田昌国さんの状況批評、「米国へ向かう移民の群に何を見るべきか――日本への警告」から――歴史的に見て、古今東西南北、「国家(=政府)」の側がこのような自らの所業について反省し、生き直すことはきわめて稀だ
・沖縄県の指摘を受けて、いったん作業をストップしているようです――埋め立て土砂の搬出停止 岩屋防衛相「指摘受け、事実関係を確認」 沖縄タイムス
・とうとうフランス市民の怒りの抗議運動=「黄色いベスト」運動がフランス政府に燃料税引き上げの悪政を断念させました――抗議デモ招いた燃料税引き上げ見合わせ決定 仏メディア NHKニュース
・姜信子「”まぼろしの舟のために“(『苦海浄土第三部 天の魚』より――シャマン・ラポガン『空の目』を読みつつ想い起こした石牟礼道子の文章を書き写してみる
キョウ しわす58

Blog「みずき」:相沢侃さんは歌人、道浦母都子について次のように書く。「アイドル道浦母都子はかつて岩波同時代ライブラリィ版の『無援の抒情』で金子文子の評伝を書くと予告していたが、岩波現代文庫の『無援の抒情』では、天皇制と向き合った部分すべてをなかったものとし、金子文子の評伝執筆予告も消してしまった」(相沢侃FB 2018年12月2日)。

以下、相沢さんの紹介する「読書三到・アナキズム」ブログの内野光子『現代短歌と天皇制』(風媒社、2001年)評。内野さんの道浦批判「いつまで「全共闘」を≪売り≫にするのですか」という言葉に共感する。いまも全共闘を「売り」にする者は多いが(「全共闘」世代でない者も含めて)、その世代が70年代初頭に企業に入社するや否や自身のちっぽけな出世と引き換えにその資本の論理(俗に「中曾根・小泉的新自由主義」と名づけておきたい)を進んで布教する背教者(というよりも、もともと理念もなかったのだから、単なる自己中心主義者)となって、90年代の凄まじいまでの労働組合潰しに始まる今日の総非正規社員化社会を完成させた張本人であることを自覚、あるいは指摘する者は少ない。これが今日に見る道浦的状況というものである。

【山中人間話目次】
・内野光子さんの道浦母都子批判「いつまで「全共闘」を≪売り≫にするのですか」という言葉に共感する――アイドル道浦母都子の変節について
・私の前記事(ひとつ前)の指摘に通じるkojitakenさんの「リベラル・左派」批判と言えるのだと私は思います――「ミャンマー人技能実習生『私は奴隷だった』週100時間労働で月6万円」(ワシントン・ポスト) - kojitakenの日記
・岩屋防衛相は辺野古埋め立て予定地への土砂投入を14日にも開始すると発表しました。 玉城知事も土砂搬出を違法として停止を要求するなど動き出しました。国と沖縄県は真正面から対決する構図になりました
・豊島耕一さんの紹介するフランス2のニュースによると「黄色いベスト」運動に対する国民の支持は「過激」な運動であるにもかかわらず8割以上に上るということです――「黄色いベスト」11月26日のフランス2 - YouTube
・フランス2のニュースその2――「黄色いベスト」,NHK衛星がリレーしたフランス2の28日のニュース - YouTube
・この飛幡祐規さん(翻訳家、作家。パリ在住30年)の記事もフランスの「黄色いベスト」運動の実際をよく伝えていると思います――飛幡祐規 パリの窓から50回 「目に見えないフランス」の大行動~「黄色いベスト運動」
・この人はこういう酔っ払い風の女の人が好きなのだ。私もそうだ。しかし、私は石坂啓はウソっぽくて(エセリベラルの匂いがして)好きではない。しかしまた、高世仁は清潔な感じはする
キョウ しもつき159  
キョウ しもつき160

Blog「みずき」:醍醐聰‏さんの秋篠宮の「身の丈」発言断簡。

『①今回の秋篠宮の「身の丈」発言が秋篠宮の個人的意見なのか、天皇周辺の意向も踏まえたものかはわかりません。また、無意識のうちに天皇制の解体を望んでいるとまで言えるのかは分かりません。が、今どき、国に担がれた神がかりの儀式は勘弁してほしいという気持ちはなきにしもあらずかなと思います。

②例えば、真子さんにして見れば、皇族を離れる結婚だというのに、なんで自分たちの意志で進められないのかという意識があるのではと思えます。ただ、内廷費も国費、皇族を離れる時の支度金も国費というのは、結構なご身分の反面、しがらみから逃れられない仕組みなわけですね。

➂結局、天皇制は人間不平等の極致であると同時に、人権蹂躙という点では皇族も深刻な被害者だと思います。この点で、天皇制を人間不平等の面から告発した金子文子の思想は素朴ではあっても、前段の面での天皇制の原罪を突く思想だったと思えます。』(醍醐聰‏Twitter 2018年12月1日)


【山中人間話目次】
・醍醐聰‏さんの秋篠宮の「身の丈」発言断簡――①今回の秋篠宮の「身の丈」発言が秋篠宮の個人的意見なのか、天皇周辺の意向も踏まえたものかはわかりません
・承前――1946年12月5日の衆院本会議皇室典範案第一読会で金森徳次郎大臣は、大嘗祭は信仰に関わる点を含んでいるため、皇室典範に書き込むのを不適当と考えたと答弁している(添付の画像)
・加藤哲郎さんの「優生思想が残り人権思想の弱い格差社会に、安易に外国人労働者を受け入れると…」――人間蔑視と社会的弱者への憎悪を煽る旧「優生保護法」をいま改めて弾劾する
・いま現在の外国人労働者事情をよく伝える記事。まさに無法地帯そのもの。下記の文中に出てくるカーナンバー「398」は下から読めば「893(ヤクザ)」
・「同じことの繰り返し」という声は多い。翁長県政が安倍政権との対決をあいまいにしてきた結果として“いま”がある。その翁長県政の「遺志を継ぐ」というのが玉城県政の公約だ。しかし、沖縄にはその批判の声は乏しい
・まさに世界から笑われる安倍幇間外交。一刻の猶予も許されない。安倍政権を打倒せよ!――安倍首相の「おべっか」が拡散 米中間選挙「歴史的勝利」 - 共同通信 | This kiji is
・鄭玹汀さんの文章に「本書」とあるのはハン・ピルォン(韓弻元)著『韓国 古い町の路地を歩く』(三一書房、2018年)のことである。その文章=書評の結びの言葉は「本書は、生きた知識とは何かを改めて感じさせてくれる本である」というものだ
キョウ しもつき156

Blog「みずき」:大田英昭さん(東北師範大学教員、日本近代思想史)の秋篠宮53歳誕生日記者会見考。

私たちの子どもの世代はこの問題を解決してくれるだろうか? 戦後はどんどん遠くなる。戦前、戦中の話はここでは措いておこう。まだ戦後の記憶がある私たちの世代でこの問題に決着をつけなければ、戦後はさらに遠ざかってしまうだろう。すなわち、天皇制の問題を戦争の傷跡と結びつけ、さらに戦後民主主義の成就、不成就の問題としても実感をともなって考えうる世代は消え失せ、あの切迫した天皇制への問いも消え失せてしまう可能性は小さくない。

『秋篠宮の会見を動画で見た。苦悩の表情が印象的だ。年老いた両親に代わり、兄弟たった二人で、見た目は壮麗だが実際は朽ちつつある楼閣を支えなければならないことの重圧を感じているのだろう。

秋篠宮:「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、私たちは婚約にあたる納采の儀を行うことはできません。」

現代天皇制が、天照大神の「天壌無窮の神勅」ならぬ「国民の総意」というフィクションに支えられていることは、当事者こそよくわかっているはずだ。多額の税金を投入する皇族の結婚が、「多くの人が納得し喜んでくれる状況」を欠いたまま行われるならば、このフィクションに大きな傷がつくことになる。かといって、娘とその恋人との間の合意よりも天皇制の都合のほうを優先するという、露骨な反近代的態度をみせるならば、かえって皇室イメージを傷つけ、「国民の総意」というフィクションを危うくするだろう。まさしくジレンマだ。

秋篠宮:「大嘗祭(だいじょうさい)は皇室の行事として行われるもので、ある意味宗教色が強いものになります。宗教色が強いものを国費でまかなうことが適当かどうか、これは平成の大嘗祭の時にもそうするべきではないという立場だったわけで、多少意見を言ったぐらいですけれども、今回も結局踏襲することになったわけですね。ただ私として、やはりすっきりしない感じは今でも持っています。」

政教分離違反として大嘗祭が批判され訴訟沙汰になることもまた、現代天皇制を支える「国民の総意」というフィクションに傷を付けることになる。当事者たちとしては、安倍極右政権と心中する気などさらさらないだろうが、かといって政権の方針に異を唱えることは、皇族による政治介入として立憲政治の原則を犯し、これまた現代天皇制の基盤を自ら掘り崩すことになる。それでもこのような発言を行わざるを得ないこと自体、彼らの危機感の深さを物語る。

現代社会の人権・市民権と根本的に相容れないこのシステムに必死にしがみつかざるを得ないところに、当事者たちの苦悩の根源があるのだろうし、したがってそれが果たして同情に値するものかどうか、疑問なしとしない。が、このシステムをいわば「国体」として維持する責任を、「天壌無窮の神勅」ならぬ「国民の総意」の名のもとに、特定の一家に押し付けているのはいったい誰であるのか?よくよく反省する必要がある。』(大田英昭FB 2018年12月1日)


【山中人間話目次】
・大田英昭さん(東北師範大学教員、日本近代思想史)の秋篠宮53歳誕生日記者会見考――苦悩の表情が印象的だ。年老いた両親に代わり、兄弟たった二人で朽ちつつある楼閣を支えなければならないことの重圧を感じているのだろう。
・民間企業の保有する港についても知事権限で使用を阻止することができるということ――玉城知事は土砂投入のための港使用を不許可に - アリの一言
・私は森本毅郎についても荻上チキについても彼らのジャーナリスト性には疑問を感じていました。私は、彼らを「さすがと感嘆」したことはあまりありません――澤藤統一郎の憲法日記を読む
・かなしみよ、水になれ、光になれ 姜 信子――わが不知火はひかり凪(なぎ) 石牟礼道子の遺言」20180505 - 動画 Dailymotion
・中国・新疆ウイグル自治区で、大勢のウイグル族の人たちが不当に拘束されているという問題。その当事者に、話を聞きました――衝撃証言 ウイグル族“不当収容”の実態 国際報道2018 [特集] NHK BS1
・辺見庸「日録」から。金子ふみ子の遺体について――わたしは金子ふみ子の遺骨が布施辰治弁護士らにより発掘されたという趣旨のことを書いたが、それは遺骨ではなく土葬された遺体であった
・大切な忘れてはならない記録として 韓国人元徴用工に対する三菱重工業賠償命令判決の日に――炭鉱記録作家 畑中康雄さんの「共に働いた徴用工たち」(東京新聞 ミラー)を読む
・種田山頭火『草木塔』から――大正十五年四月、解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た。 分け入つても分け入つても青い山 しとどに濡れてこれは道しるべの石 炎天をいただいて乞ひ歩く
キョウ しもつき147
普天間基地周辺の宜野湾市の主要施設

Blog「みずき」:下記の琉球新報記事とmurata kojiさんのツイートを総合すれば、小金井市議会の普天間意見書修正案は①以前の意見書タイトルから「全国の自治体を等しく候補地とし」の文言を削除するとともに②本文2段階目にあった「普天間基地の代替施設を沖縄以外の全国のすべての自治体を等しく候補地とすること」も削除。③代わりに「国民的議論で必要という結論になれば全自治体を候補地にする」という文言を本文に挿入。③さらに本文の最後に「なお、この意見書は米軍基地の国内移設を容認するものではない」という文言を追加したもののようです。

この内容であれば、当初の陳情書の趣旨どおりのものになったと評価してもよいのではないでしょうか。最近の赤旗記事を見ても感じることですが、共産党はこれまでの右傾化路線をやや軌道修正している感じがします。共産党執行部内にゆき過ぎた右傾化をただそうとするなんらかの変化が起きているのかもしれません。

『【東京】辺野古新基地建設中止と米軍普天間飛行場移設を全国で議論することを求める陳情に伴う意見書案採決が見送られている東京都の小金井市議会で、意見書案が29日開会の12月定例会で可決される見通しになった。国内論議の必要性は維持し、国内移設容認ではないとの文言が追加された。12月6日の本会議で可決する見通し。27日までに、陳情に賛成した市議会会派と、陳情に賛成しながら意見書案審理の段階で態度を翻した共産党会派とが調整し、陳情者も共産側も同意できる修正案でまとまった。意見書案につながる陳情を提出した県出身で小金井市在住の米須清真さんは「文言の調整があったが、納得のいく形で着地点が見えてきた」と語り、本会議での可決に期待を込めた。以前の意見書案から、タイトルにあった「全国の自治体を等しく候補地とし」の文言を削除し、本文の最後に「なお、この意見書は米軍基地の国内移設を容認するものではない」と追加した。議論のプロセスも、以前は2段階目にあった「普天間基地の代替施設を沖縄以外の全国のすべての自治体を等しく候補地とすること」を削除した。26日の議会運営委員会で共産会派の水上洋志市議が「陳情に賛成の議員や陳情者と努力してきた。私たちも同意できた」と述べ、修正意見書案に賛成する考えを示した。』(琉球新報 2018年11月28日)

『修正案でも「国民的議論で必要という結論になれば全自治体を候補地にする」ということは明記されていると思うんだけど、新報の記事だとその点がちょっとわかりにくいかな。多くの市町村が小金井市に続いて声を上げてほしい。』(murata koji Twitter 2018年11月28日)


【山中人間話目次】
・共産党執行部にこれまでの右傾化路線に反省と変化の兆し――普天間意見書可決へ 東京・小金井市議会 共産会派が同意 - 琉球新報
・自治体の許可の必要な本部港の代わりに近隣の別の港を保有する民間企業から使用許可の内諾を得た、と――辺野古、12月中旬にも土砂投入…搬出の港確保 政治 読売新聞
・韓国大法院、三菱重工業にも賠償命令――韓国最高裁は29日、太平洋戦争中に三菱重工業に動員された韓国人元徴用工5人の遺族が同社を相手に損害賠償を求めた訴訟の上告審で同社の敗訴が確定した - Yahoo!ニュース
・日産、検察とゴーン前日産会長の攻防とゴーン、日産がこれまで正規・非正規労働者や中小下請け企業にやってきたことの評価は切り離して見なければ筋を間違えるでしょう――ゴーン逮捕に元下請け工場経営者が激白 - Yahoo!ニュース
・種田山頭火『草木塔』(昭和十五年四月刊)から――この著を上梓した年の10月、山頭火は結庵して1年あまりの愛媛県松山市御幸山麓の一草庵で生涯を閉じた。享年58
キョウ しもつき144

Blog「みずき」:県内全市町村が参加しない県民投票は狡猾周到な敵=安倍政権に格好のつけいる口実を与えることにしかならないだろう、と私も思う。改めて県民投票を実施するまでもなく、辺野古新基地建設阻止を掲げて大量得票で当選した4年前の翁長県知事の誕生以来の数々の選挙結果と世論調査は、すでに沖縄県民の辺野古新基地建設反対の断固たる民意を明らかすぎるほど明らかにしているというべきではないか。

『保守首長の自治体を含め全ての県内市町村が辺野古県民投票に参加するのでなければ、来年2月24日の県民投票はやめたほうが良い。一部地域を除外した投票結果を「民意ではない」と安倍官邸が強弁することはまちがいないから。』(仲宗根勇FB 2018年11月28日)


【山中人間話目次】
・保守首長の自治体を含め全ての県内市町村が辺野古県民投票に参加するのでなければ、来年2月24日の県民投票はやめたほうが良い 仲宗根勇FB
・仲宗根勇さん(元裁判官、うるま市島ぐるみ会議・具志川9条の会各共同代表)の「12 ・26とは何か=法的・政治的思想なき県民投票の流れを撃つ〜翁長知事が招いた辺野古裁判敗退の分水嶺〜
・こういう視点からの玉城県政に対する疑問符もあります――県知事も副知事も対話や協議について努力しているのは知っているが、アジェンダや議事録の公開もないのではいつまでも応援ばかりはしていられない
・浅井基文さん(元外交官)と高林敏之さん(早稲田大学理工学術院教員)の台湾統一地方選挙の結果について「民進党の大敗をどう見るか」という観点からのそれぞれの考察
・大田英昭さんの3年前の三菱マテリアルと中国側強制連行被害者の「和解(合意)」の際の岡本行夫発言と韓国「徴用工判決」に対する安倍政権と日本のメディアの「韓国バッシング」の対応の関係について
・内海信彦さん(画家)が「戦時中に戦争画を描き、積極的に戦争に加担した内田巌が社会主義リアリズムの旗手となった例をとって日本共産党の社会主義リアリズムの「悲惨と破綻」を指弾しています
・太田昌国さんの「紐の文学」という言葉が改めて身に沁みる。そういえば私も20歳の頃、それまで書き溜めていた詩を詩集にして街頭で販売することを計画したことがあった
・私にとって林えいだいさんは同郷(私は若松、林さんは筑豊)の先輩ということになるでしょうか。私が林えいだいさんの存在を知ったのは20代の半ば頃。上野英信や森崎和江を読み始めた頃と同時期でした
・西成彦さん(立命館大教員、比較文学)の「わが思い出のポーランド」について――五年少し前に、この「複数の胸騒ぎ」を立ち上げるにあたって「出身地」をほとんど衝動的に「ワルシャワ」と書きこんだのだった
・姜信子「宇江敏勝『山びとの記』(1980年6月初版)メモ」から――そこでは木の実や下草など食餌もなくなったので、動物たちはまだ自然林の残されている奥山へと退却していったのだ
キョウ しもつき141
延専時代の尹東柱

Blog「みずき」:大田英昭さんはこの国のメディアを「虚偽意識」の偽善集団と指弾し、返す刀でこの国の「リベラル・左派」を「安倍政権を批判していることで〈進歩的〉にみえる人びと」、「『一旦緩急アレバ』たちまち『義勇公ニ奉』ずる帝国臣民に早変わりしないとも限らない」とも指弾している。この国のメディアと「リベラル・左派」は大田さんが指摘する1920(~30)年代と再び同じ「戦争に加担する道」を歩んでいる、と私も骨髄に思う。

『この一か月近く、『朝日』『毎日』『東京』から『読売』『産経』まで新聞の論調は、濃淡こそあれ、【国際的な条約や合意、取り決めを守らない韓国】うんぬんといった非難で一色になっている。日本国のマスコミ・世論の独善性は今にはじまったことではないが、少しは歴史の鏡におのれの醜い姿を映してみたほうがいいと思う。かつて旧日本帝国は、軍事的な脅しや列強との談合を背景に、清国とその後の中国軍閥政権に対し、条約や合意を押しつけて中国東北部のいろいろな権益を奪い取った。その後1920年代に入り、帝国主義列強によって奪われた権益の回収を求める中国の国民主義運動が拡大してくると、日本のマスコミはこれを、国際条約や協定によって〈合法的に〉保障された日本の「満蒙における特殊権益」を否定する排外主義運動とみなし、【国際的な条約や合意、取り決めを守らない】中国に対する非難で一色となってゆく。こうして醸成された日本の独善的な世論は、やがて満洲事変を熱狂的に支持することになる。条約や協定・合意の歴史的経緯とその本質についての検討をなおざりにし、たんなる形式的な〈合法性〉を振りかざして、隣国の主張を〈遅れた〉〈非合理な〉〈排外的民族主義〉とみなし、日本政府といっしょに非難を大合唱するという点、今のマスコミは90年前から何も変わっていないのではないか。 自分たちは遅れたナショナリズムとは無縁だ、という虚偽意識ほどやっかいなものはない。国内問題では安倍政権を批判していることで〈進歩的〉にみえる人びとも、「一旦緩急アレバ」たちまち「義勇公ニ奉」ずる帝国臣民に早変わりしないとも限らない。』(大田英昭FB 2018年11月24日)

【山中人間話目次】
・大田英昭さんはこの国のメディアを「虚偽意識」の偽善集団と指弾し、この国の「リベラル・左派」を「安倍政権を批判していることで〈進歩的〉にみえる人びと」とも指弾している
・後藤謙次はかつて共同通信で辺見庸の同僚であり、後輩であった。権力を志向する者と反(非)権力を志向する者の人間観、社会観、死生観、総じて生き方の、人としての相容れぬ決定的な差異といえようか
・「リベラル」「左派」を自称する人たちがを東京新聞を「リベラルの最左翼紙」のように評価していますが、事実に基づかない評価であることはこの相沢侃さんの短評を検証しただけでも明らかというべきでしょう
・安倍内閣の支持率がさらに4ポイント上昇して53%になったそうです。が、「リベラル・左派」なるものの絶望的な思想状況は依然として変わりはしません。ということで、再掲
・岡口裁判官処分「the last straw」理論の危うさ 過去の行いの積み重ねでアウトに――「極めて乱暴な論理」「他の問題にも波及しかねない」
・早尾貴紀さん(東京経済大学教員)の「アメリカ合衆国とヨーロッパ諸国の『自国民第一主義』――移民に依存しながら移民を否定する二律背反の歴史」
・もうひとつの「ディアスポラ」というべきでしょう。権力によって「さまよえる民」が世界のあちらこちらでつくられている。もちろん、これはロシア(プーチン政権下)の例
・ここでももうひとつの「ディアスポラ」がつくられている――ノーム・チョムスキー ジャイール・ボルソナーロ政権での「最悪の事態」を警告
・尹東柱には生前一冊の詩集もない。石川啄木には生前『一握の砂』の一冊の歌集があったが、ほとんど無名であった。啄木は24歳没、尹は26歳没。獄中死と貧乏死の違いはあるが、ともに権力によって早世した
キョウ しもつき136

Blog「みずき」:この相沢侃さんの指摘は重要だと思います。

ベテランズ・フォー・ピース・ジャパンの井筒高雄が「自衛隊を活かす会」と関係しているかどうかに関わりなく、井筒の『自衛隊はみんなを愛してる!』という著書の標題を見る限りにおいても同氏が自衛隊擁護論者、すなわち自衛隊合憲論者であることは明らかです。自衛隊合憲論者が「自衛隊を活かす会」にシンパシーを持っていたとしても当然のことです。その井筒がたとえ9条改憲反対を唱えてもまやかし以外のなにものでもないでしょう。思想的な意味でベテランズ・フォー・ピース・ジャパン=自衛隊を活かす会と見てもなんら差し支えないと思います。それにしてもそうした自衛隊擁護論者が共産党員ないしは共産党シンパサイザーであるところにいまの共産党の右翼性(右翼的転向)があからさまに見えてきます。共産党(員)はもはや共産党(員)ではありえないということでしょう。共産党は死んだ。あるいは右翼的転向者の裏切りによって殺されたのです。その転向者の代表格はいうまでもなく不破=志位でしょう。そして、こうした転向者に差配される「野党共闘」に信が置けないのもこれもまた当然というべきでしょう。

『昨日シェアを見送った「アリの一言」。
この鬼原氏のブログ内での引用は、いつもリンクが貼られていないので検証不可能に近い。昨日見送った理由は、自衛隊宣伝マン泥憲和をその死後会員に加えた「ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン」の井筒高雄氏を引用していたからだ。私は井筒氏が松竹伸幸・伊勢崎賢治ら改憲派「自衛隊を活かす会」と関係しているのかどうか知らないが、警戒している。

井筒ツイッター https://bit.ly/2P0nanA
井筒「自衛隊はみんなを愛してる!」
https://amzn.to/2DIFi3l』(相沢侃FB 2018年11月23日)

【山中人間話目次】
・この相沢侃さんの指摘は重要だと思います――ベテランズ・フォー・ピース・ジャパンの井筒高雄が「自衛隊を活かす会」と関係しているかどうかに関わりなく、同氏が自衛隊擁護論者、すなわち自衛隊合憲論者であることは明らかです
・新嘗祭の日補遺。 天皇家の儀式が国家の儀式となる日はまた到来するのか。私は天皇制を容認しないし、容認しえない――天皇=平和言説の根源にあるもの – ne plu kapitalismo
・韓国「徴用工判決」問題に関して。その1――「大法院判決に対する弁護士有志の声明」呼びかけ人のひとりで、韓国語の学術論文も普通に読みこなすという山本晴太弁護士の論考
・その2。もうひとりの「大法院判決に対する弁護士有志の声明」呼びかけ人の川上詩朗弁護士インタビュー&週刊金曜日取材班の「報道の異常」(『週刊金曜日』11月16日号)
・その3。竹内康人さん(近代史研究家)、太田修さん(同志社大学教員)、奥薗秀樹さん(静岡県立大学)インタビュー(朝日新聞『耕論』2018年11月23日)
・その4。浅井基文さん(元外交官、元東大教員など歴任)の「国際法の時代的制約と発展」という観点から韓国「徴用工判決」問題を根底的に考察した論考です(「21世紀の日本と国際社会」ブログ 2018年11月22日)
・TPP(環太平洋パートナーシップ協定)批判の観点から「ゴーン事件」を見るとどうなるか? 岩月浩二さん(弁護士)の独自の観点からの「日産ゴーン事件」分析記事。もし、TPP協定が批准されていたらどうなっていたか?