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キョウ ながつき127

Blog「みずき」(1):これが故翁長知事が辺野古埋め立て承認撤回を先延ばし、先延ばしにしてきたツケの「海の記憶」だ。オール沖縄会議はこれでも「翁長知事ありがとう」「翁長知事の遺志を継ぐ」などと言い続けるのか? ウソと詭弁にまみれたポピュリズムをなお性懲りもなく拡散し続けようというのか? 「革新」を自称する者のすることではない。

Blog「みずき」(2):西成彦(立命館大教員、比較文学)の冨山一郎(同志社大教員、沖縄問題研究)の眼を通じた「沖縄人のアイデンティティ」考。しかし、ここで西によって指摘されている「沖縄人のアイデンティティ」の問題と「昔も今も吹き荒れている」日本という「国」及び本土人の「沖縄人への二重の暴力」の問題を短絡的にいまの沖縄の政治情勢(沖縄県知事選挙)の問題に結びつけてはならないだろう。故翁長雄志が言ってきた「沖縄のアイデンティティ」という言葉はいまや保守陣営、オール沖縄陣営両派から繰り出される体のよい「保守政治」「翁長県政」擁護論に堕してしまっている感があるからである。


【山中人間話目次】
・これが故翁長知事が辺野古埋め立て承認撤回を先延ばし、先延ばしにしてきたツケの「海の記憶」だ。オール沖縄会議はこれでも「翁長知事ありがとう」「翁長知事の遺志を継ぐ」などと言い続けるのか?
・西成彦の冨山一郎の眼を通じた「沖縄人のアイデンティティ」考。しかし、「沖縄のアイデンティティ」という言葉はいまや保守陣営、オール沖縄陣営両派の体のよい「保守政治」「翁長県政」擁護論に堕してしまっている感がある
・共産党とともに週刊金曜日の思想的凋落も甚だしい――山尾志桜里(立憲民主党・憲法調査会事務局長)や中野晃一(上智大教員、共産党シンパサイザー)のエセ「立憲的改憲」を重用する週刊金曜日
・天皇・皇后の超法規的行為、すなわち、憲法違反行為が憲法学者からもリベラルからも近年なんら問題にされることもなく、とみにまかり通っていることに私はゆゆしきもの(1930年代、40年代の「大政翼賛会」的なもの)を感じます
・今日の西日本新聞一面コラム「春秋」。このことは繰り返し、繰り返し指摘されなければならない。西日本新聞の面目躍如――水俣病の事件史には国ぐるみの欺瞞(ぎまん)、あるいは策謀とも呼べる期間がある
・トランプ米大統領:自慢に失笑 国連総会で各国指導者 毎日新聞、NHK報道ほか――昨日のトランプ大統領の演説だけど、徹底して世界を分断したな
・この国の内閣とその内閣に関わる人物たちの劣悪貧相きわまりない「志操」には今更ながらに嘔吐を催す――朝鮮戦争の終戦宣言「簡単にやるべきでない」西村副長官:朝日新聞
・WBS-9月25日放送 「森友」公文書改ざん 自殺職員の父 財務局OBが告白。自殺した近畿財務局職員の父親にも取材 - YouTube
・「西岡力氏が自らの「捏造」認める」櫻井よし子と同じ、偽証罪の懲役を恐れたんだよね。今の社会なら、デマ屋として今までどおり生きていけるからなあ――『朝日』元記者・植村隆裁判で西岡力氏が自らの「捏造」認める  週刊金曜日オンライン
・姜信子「足尾鉱毒事件をめぐって メモ」から――古河鉱業は、昭和期を通じて私の町(若松)の港町にもあって、その洋館造りの建物はなお全盛期の佇まいを残していた
キョウ ながつき118

Blog「みずき」:沖縄県知事選挙

私の立ち位置

日本会議のサキマと
ポピュリズム連合=保守連合
と化したオール沖縄には
大差はない

というよりも
ポピュリズム連合=保守連合と化した
オール沖縄は
言葉巧みに「革新」を死滅=壊滅に導く
という意味で
より危険な存在だ

当然、私は
オール沖縄=玉城デニー
を支持しない


【山中人間話目次】
・沖縄県知事選の情勢報道 2018年9月24日――共同通信、朝日新聞、読売新聞、沖縄タイムス、琉球新報
・この翁長夫人発言は県政の私物化発言というべきではないか――主語はあくまでも「翁長」「うちの人」であり、「沖縄」は付属語でしかありません
・上記記事に関連して共産党の「翁長礼賛」ポピュリズムの酷さを批判した最近の過去記事を再掲しておきます
・ここではセリーナ・ウィリアムズの全米テニス騒動について考えてみたい――あの騒動はセリーナやその同調者が言うようにほんとうに「人種差別や女性差別」の問題だったのか?
・ときどきメディアにこうしたまっとうな投稿、記事(社説)が掲載されることに救われた気になります。2-1――[社説] 北の非核化 交渉継続の土台を築け 信濃毎日新聞 2018年9月22日
・ときどきメディアにこうしたまっとうな投稿、記事(社説)が掲載されることに救われた気になります。2-2――目加田 説子 南北首脳会談 核問題以外にも注目を 東京新聞2018年9月23日
・姜信子「『田中正造 未来を紡ぐ思想人』小松裕 メモ」から――真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし
・姜信子「石牟礼道子『苦海浄土』足尾への眼差し」から――すこしもこなれない日本資本主義とやらをなんとなくのみくだす。わが下層細民たちの、心の底にある唄をのみくだす。それから、故郷を
キョウ ながつき113

Blog「みずき」:20日、横浜市内であった定期大会で報告されたUAゼンセン(連合系労働組合)中央執行委員会の国の基本問題に関する見解だという。「加盟労組や組合員の運動方針を縛るものではない」とはよく言ったものだ。中央執行委員会なるものと加盟労組や組合員との乖離はおそらくきわめて大きい。それが左記の執行委員会見解の意味するところだろう。傘下労組や組合員の意を体していない組合執行部とはなんだろう? ここに連合労働組合運動の根本的な問題があることは明らかだ。いわゆるダラ幹支配がいまだに横行しているということだ。悲劇というほかない。変えなければならないのは安倍政権だけではない。社会の根幹から変えていく必要があるのだ。しかし、「戦う主体」がここにも不在だ。致命的な悲劇というほかない。

『繊維や流通、食品などの業界の労働組合を束ねる国内最大の産業別組織「UAゼンセン」(組合員約178万人)が20日、憲法9条を念頭に「国民的な合意を前提に憲法と法律の必要な整備を行っていくべき」だと、改憲論議の推進をめざす見解を組合員に示した。』(朝日新聞 2018年9月20日)

【山中人間話目次】
・中央執行委員会なるものと加盟労組や組合員との乖離はおそらくきわめて大きい。しかし、「戦う主体」がここにも不在だ――最大産別のUAゼンセン、改憲論議推進を表明 朝日新聞
・この山尾をもてはやしてはいけない。(相沢侃FB 2018年9月21日)――もちろん、「この山尾」とは、立憲民主党・憲法調査会事務局長の山尾志桜里のことである。いまの「リベラル・左派」はこういうやからばかりである
・豊島耕一さん(元佐賀大学教員)の共産党委員長・志位和夫の「海自の南シナ海で潜水艦初訓練」評価は論点がまったく的が外れている上に同党の綱領的見地からも完全に逸脱しているという日本共産党批判
・畠山理仁が「日本全国から大変熱心な民主主義応援団が沖縄に集結。沖縄の有権者を期日前投票に連れて行こうというムーブメントが起きている」などとツイートしていますこの民主主義応援団の反民主性
・承前。松岡利康さん(鹿砦社代表)の「私たちはなぜ、『カウンター大学院生リンチ事件』(俗にいう「しばき隊リンチ事件」)に関わるのか?」(「陳述書」《2》)
・承前。松岡利康さん(鹿砦社代表)の「私たちはなぜ、『カウンター大学院生リンチ事件』(俗にいう「しばき隊リンチ事件」)に関わるのか?」(「陳述書」《3》)
・岩月浩二さん(弁護士)の鋭い分析だと思います。安倍政権の権力への執念は凄まじい。敵を侮ってはいけない(自分の身を亡ぼすことにつながりかねない)。安倍政権の半端ない報復人事
・「元CIA」への取材を通じて朝鮮半島の終戦、和平を嫌うスタンスを隠しもしない朝日新聞――これは最悪の記事!
・姜信子「 『田中正造 未来を紡ぐ思想人』小松裕 メモ」から―― 「治水は造るものにあらず」と正造は言った
・鄭玹汀さん(立命館大教員)の「木下尚江の文学に関するメモ」から―― 私が自分のお金で文庫本を買ってはじめて読んだ小説は白樺派の作家の武者小路実篤の『馬鹿一』であった
キョウ ながつき109
「本土」東京の集会で「翁長知事の遺志を継ぐ」ってどういうこと?

Blog「みずき」:こういうポピュリズムに蝕まれた「市民」の写真を見るにつけ、玉城県政の実現は沖縄の「戦う主体」を一網打尽化(消滅)させかねないという意味で佐喜真県政の実現以上により危険という思いを強くする。ポピュリズムは「戦う主体」としての革新を堕としめ、不在化させていくことにしかならないからだ。ナチス・ドイツの時代(1933年~1945年)の大衆、あるいは日本の大政翼賛会時代(1940年~1945年)の大衆のポピュリズム、その頽廃と末路を想起せよ。

『「本土」東京の集会で「翁長知事の遺志を継ぐ」って、一体どういうことでしょうか 私には全く理解不能です』(BARANEKO Twitter 2018年9月19日)


【山中人間話目次】
・こういうポピュリズムに蝕まれた「市民」の写真を見るにつけ、玉城県政の実現は沖縄の「戦う主体」を一網打尽化(消滅)させかねないという意味で佐喜真県政の実現以上により危険という思いを強くする
・沖縄のポピュリズムきわまれり――翁長知事ありがとう。私たちはあなたの雄姿を忘れない
・内野光子さん(歌人、短歌評論家)の日本共産党の頽嬰の証明(2006年~2018年)~没後50年の藤田嗣治評価に関連して――私の「戦争と美術」のスクラップブックを繰り始めて、気が付いたことがある
・松岡利康さん(鹿砦社代表)の「私たちはなぜ、『カウンター大学院生リンチ事件』(俗にいう「しばき隊リンチ事件」)に関わるのか?」(「陳述書」《1》) 
・藤原新也(写真家、作家)の樹木希林追悼。「朝日の当たる家」――伝説になったビートルズ日本公演には前座をつとめた日本人ミュージシャンの中に樹木希林の夫の内田裕也がいた
・南と北はきょう、朝鮮半島全域から戦争を引き起こす恐れのあるすべてのリスクをなくすことに合意しました――焦点はアメリカの「朝鮮戦争終戦宣言」実行 - アリの一言 
・文在寅と金正恩が「平壌首脳会談」を通じて8千万の朝鮮半島人の悲願である恒久的平和に進む不可逆的な旅程が始まったと「実質的な終戦宣言」を宣言した。両首脳の顔は悲壮だった。しかし、態度は断固とし声は確信に満ちていた
キョウ ながつき105
キョウ ながつき104 

Blog「みずき」:『19日、平壌の百花園迎賓館で2次会談を終え、「9月平壌共同宣言」(平壌宣言)と「板門店宣言履行のための軍事分野合意書」(軍事合意書)を発表する両首脳の顔は悲壮だった。態度は断固とし声は確信に満ちていた。文大統領は宣言した。「戦争のない朝鮮半島が始まりました」「朝鮮半島の完全な非核化は遠くありません」「南北関係は揺らぐことなく続くでしょう」金委員長が釘を刺すように話した。「宣言は長くないが、遠からず現実になる私たち皆の夢が含まれています」「私たちはどんな逆風も恐れません」4月27日板門店の“和解の春”に撒いた平和の種が、19日平壌の“協力の秋”に「中身の充実した実」(金委員長) 「平和と繁栄の実」(文大統領)になり見事に実っている。「平壌首脳会談」の成果に基づいて文大統領とドナルド・トランプ米大統領のニューヨーク国連総会を契機とした24日(現地時間)の首脳会談を経て、2回目の朝米首脳会談が実現し、雪の舞う年末には金委員長のソウル答礼訪問が実現されるならば、私たちはついに「数十年の歳月を経てきたすさまじく悲劇的な対決と敵対の歴史」(金委員長)を後にして、不可逆的な平和の海に達することになるだろう。「平壌首脳会談」の成果を“平和”の視点で圧縮すれば、「戦争の危険の根源的除去」と「朝鮮半島非核化再推進の動力確保」ということができる。言葉の盛り上げに留まらない。軍事合意書は、保険約款を彷彿とさせるほどに詳細だ。今までに採択されたどの南北合意書より詳細だ。合意書本文の他に「付属文書」だけで5つある。文大統領と金委員長の実践の意志は強力だ。軍事合意書の地位を平壌宣言の付属文書に設定し、合意履行に両首脳が直接関わる意志を強調した。何より金委員長のソウル答礼訪問を104日しか残っていない年内に合意・公表し、平壌宣言と軍事合意書の履行速度を最大限に高める意志を表わした。文大統領と金委員長は、4・27板門店宣言に明記された「年内に終戦宣言」を口にしなかった。平壌宣言と軍事合意書にも「終戦宣言」という概念は登場しない。しかし「平壌首脳会談」の結果は、何よりも両首脳の“事実上の終戦宣言”ということができる。南北軍事共同委を稼動して「軍事的敵対関係の終息」方案を盛り込んだ軍事合意書を速度感をもって履行し、「朝鮮半島全地域の実質的な戦争の危険の除去と根本的な敵対関係解消」に進むことを約束した(平壌宣言1条)。これは南北の“実質的平和”の実現であり、法的終戦を操り上げる戦略だ。』(平壌・ソウル共同取材団、イ・ジェフン先任記者(hankyoreh japan) 2018年9月19日)

【山中人間話目次】
・核も戦争もない朝鮮半島が始まった…南北、事実上“終戦宣言”
・南北首脳「きょうの合意、実質的に終戦宣言」=韓国大統領府 聯合ニュース
・南北 いかなる場合も武力使用しない=敵対行為を全面中止 聯合ニュース
・南北首脳 あすペクトゥ山訪問へ 韓国大統領府が発表 NHKニュース
・北朝鮮側の核施設閉鎖示唆をトランプ大統領が評価 NHKニュース
・南北首脳 共同宣言に署名 北朝鮮 米次第で核施設閉鎖を示唆 NHKニュース
・南北首脳会談 両首脳とも米朝協議こう着打開の意思示す NHKニュース
・「触る権利」とは言いも言ったり、載せるも載せたり。言論・出版業界の頽廃もここまで来た――『『新潮45』、小川榮太郎氏の寄稿の一部。慄然とする
・岩波『世界』常連執筆者の内藤正典さん(同志社大学教員、中東・ヨーロッパ政治)にこういう僻見(偏頗な見方)があることを記録しておきたい――金正恩という人物は、使えるものをすべて使い、嘘の上に嘘を重ねる
・鄭玹汀さん(立命館大教員)の 「中上健次における「パンソリ」受容の問題(要旨)」。『超域文化科学紀要』13号(東大大学院総合文化研究科超域文化科学 2008年)から

キョウ ながつき100
リベラル 抗議する!
「中指を立てる」行為は英語の「fuck(性交)」を意味し、
相手を極度に侮辱するときのポーズとされている

Blog「みずき」:日刊ゲンダイといい、孫崎享といい、田中龍作といい、いまの「リベラル・左派」陣営はこういうやから(イエロー・ジャーナリズム、イエロー・ジャーナリスト)の格好の草刈り場になりおおせている(俗にいえばカモにされている)。それは「リベラル・左派」(自称)自体がエセであるからにほかならない。だから、日刊ゲンダイや孫崎享や田中龍作を「リベラル」と誉めそやし、自ら墓穴を掘っている。しかし、いまの「リベラル・左派」陣営は自ら墓穴を掘っていることすらわからない。おそらく堕ちるところまで堕ちないと彼らはわからない。だから、私は、ことあらば「堕ちよ、堕ちよ」(坂口安吾『堕落論』)と口誦する。

【山中人間話目次】
・日刊ゲンダイといい、孫崎享といい、田中龍作といい、いまの「リベラル・左派」陣営はこういうやから(イエロージャーナリズム、イエロージャーナリスト)の格好の草刈り場になりおおせている。それは「リベラル・左派」自体がエセであるからにほかならない
・東京都美術館で「没後50年藤田嗣治展」が開かれている――藤田の終戦後直後の生き方には「戦争に翻弄された」というよりは「時局に便乗」してゆくさまが見て取れた 内野光子のブログ
・佐喜真淳と玉城デニーをどう評価するかということに関する仲宗根勇さん(元裁判官、うるま市島ぐるみ会議共同代表)と私の応答――私は玉城県政の実現の方によりいっそうの危険性を感じます
・「沖縄県知事選は、辺野古移設が争点。それは当然、日米安保のあり方が問われていることだ」という外間守吉与那国町長の発言をどう読むか? 
・『季刊ピープルズ・プラン』第81号が発売されました――目次は以下のとおりです
・分限裁判の記録 岡口基一  判事の懲戒申立て 根拠薄弱、表現の自由侵害――「今回、懲戒処分を受けるべきは、岡口判事ではなく、林長官ではないだろうか。」(木村草太、憲法学者)
・さらなる全米メディア(400紙)のドナルド・トランプ批判――ワシントン・ポストの巻

キョウ ながつき95

Blog「みずき」:鬼原悟さん(「アリの一言」主宰)も沖縄県知事選問題について玉城デニー候補(オール沖縄)の政策・公約に絞って2点問題点を指摘している。「安倍政権が県政奪還を狙って全面的に支援している佐喜真淳氏を知事にするわけにいかないことは言うまでもありません。同時に、だからといって玉城デニー氏の政策・公約がどうでもいいということでないのもまた当然です。「反(非)自民」なら政策は問わないということが重大な誤りであることは、国政レベルの「民主党政権」で実証ずみです」。「玉城氏の政策・公約にも明確にしなければならないことが、少なくとも2つあります」、と。

その2つとは以下のようなものだ(略)。しかし、この当然の指摘を当然の指摘として受け止めきれないのがいまの玉城デニー=オール沖縄ということでもある。鬼原さんの指摘を繰り返そう。「『反(非)自民』なら政策は問わないということ」は「重大な誤りである」。そして、そのことは「国政レベルの『民主党政権』で実証ずみ」である、ということ。「ベター(よりまし)」などという考え方も「重大な誤り」であったことは「民主党政権で実証ずみ」であることもつけ加えておこうか。


【山中人間話目次】
・鬼原悟さんも沖縄県知事選問題について玉城デニー候補(オール沖縄)の政策・公約に絞って2点問題点を指摘している――「反(非)自民」なら政策は問わないということが重大な誤りであることは、国政レベルの「民主党政権」で実証ずみ
・可愛いのと本質を突いているのとでシェアします――普天間にいらんのは、辺野古にもいらん(グラフィックアート)
・理念(政党間の政策協定)をないがしろにした「共闘」はいつか行き詰まることは目に見えていた――新潟市長選:「野党共闘」に亀裂 ダブル選対方式で - 毎日新聞
・岡口基一判事への懲戒申立問題。猪野亨さん(弁護士)の読売新聞の報道批判と匿名現職裁判官のコメント批判――それにしても読売新聞の報道はほんとうに悪意に満ちていますね。おそらく意図的な「悪意」と見てよい
・ミャンマー軍の残虐行為を暴いた記者2人に実刑判決、報道の自由に危機が迫る――ロヒンギャ虐殺の黒幕にこそしかるべき法の裁きを ニューズウィーク日本版
・胸を打たれる写真(集)だ。なぜか筑豊にボタ山と炭住のあった頃の風景を思い出す――北朝鮮の1950年代の様子をとらえた貴重なモノクロ写真
・鄭玹汀さん(立命館大教員)のキム・スム著『ひとり』(三一書房、2018年)書評――荒廃した世界のなかでも詩情を漂わせながら簡潔で洗練された文体が味わい深い
キョウ ながつき90  

Blog「みずき」:以下が私のいまの沖縄の状況(沖縄県知事選挙情勢)に対する認識です。私の中では暗澹たる思いは募るばかりです。率直に吐露しておきます。

この表(「ドイツ帝国議会選挙の概要1919-1933」。「山中人間話」記事参照)と内海信彦さん(画家、予備校講師)の指摘を見、読みながら、私は、「いま」のこととして、沖縄のポピュリズム運動(オール沖縄主宰の玉城デニー支持運動)の低劣きわまりない思想の堕落のさまを思う。玉城デニーが勝利すれば「沖縄の革新」の思想の堕落はさらに助長され、そのまま固定化してしまうだろう。それは「沖縄の革新」の滅びの道にほかならない。佐喜真が勝利すればオール沖縄はこのポピュリズム運動の堕落の果ての現状ではその佐喜真に対する抵抗勢力にもなりえないだろう。今後について、私はオール沖縄には期待しえない。オール沖縄を解体し、一から出直すほか道はない。沖縄は「翁長礼賛」のポピュリズムの末にここまで来てしまった。

『この図表を見ると1933年のNSDAP/ナチ党の政権奪取が、SPD/社会民主党とKPD/共産党の対立に助けられて実現したことがわかります。1932年には NSDAP196に対してSPD 121・KPD100です。これが1933年になると国会議事堂放火事件を演出したゲーリングが警察権力を掌握し、SA突撃隊・SS親衛隊とともにプロイセン警察によってSPDとKPDは制圧され、大統領令「民族と国家防衛のための緊急令」と「ドイツ民族への裏切りと国家反逆の策謀防止のための特別緊急令」が施行され、あらゆる領域で言論の自由は封殺されました。選挙結果は、NSDAP288そしてDNPP/国家人民党52に対して、SPD 120・KPD81となり、しかも共産党は国会議事堂放火事件後に非合法化され、議席は抹消されます。ドイツ共産党の社会ファシズム論の誤りはナチ党を大いに助け、致命的な代償を強要されたことになります。』(内海信彦FB 2013年9月13日)


【山中人間話目次】
・内海信彦さん(画家、予備校講師)の指摘を読みながら、私は、「いま」のこととして、沖縄のポピュリズム運動(オール沖縄主宰の玉城デニー支持運動)の低劣きわまりない思想の堕落のさまを思わざるをえない
・原武史の水戸岡鋭治著『鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い』(2015)書評。これは「革命」と「孤高」ということについての私の想念のひとつの暗喩でもある
・高林敏之さんの「『《北方領土》を黙って献上した国辱外交!』なんていう安倍晋三批判は、『《竹島》を取り返せ!』と吠える右翼と、何が違うの?」という指摘に思う――共産党はまっとうな研究者らからはまったく理論的に問題にされない似非左翼になりおおせてしまった
・高世仁さん(放送ジャーナリスト)が昨日付の自身のブログに「シリアで今世紀「最悪の人道的惨事」か」という記事を書いています。大変重要な情報と指摘だと思います
・醍醐聰さん(東大元教員)らが指弾している以下の事実は、メディア(テレ朝「報道ステーション」)が女子体操界のパワハラ(宮川紗江選手へのパワハラ事件)に率先して加担している図といえるでしょう
キョウ ながつき85

Blog「みずき」:今日、沖縄県知事選が告示された。昨日掲載した1965年沖縄における米軍の「少女轢殺」写真に関連して著作者の報道写真家・嬉野京子が2009年12月に京都市で講演したその講演要旨(文責 芳沢章子)を再掲する。この事件があった1965年当時もいまも沖縄の米軍支配の実態は変わらない。変わったのは沖縄の民主勢力の側である。嬉野京子の証言はそのことの、すなわち、沖縄の由々しき右傾化(翁長県政時代にその右傾化は著しい)の証言でもあるだろう。
 
『少女轢殺フィルムは行進団の手に渡り、数日後には地下ルートで東京に届き、「赤旗」に掲載されました。その新聞を見た時は怖かったですねえ、自分に何かおこりそうで。でもすごい衝撃でした、これが沖縄なんだと。1967年、再度渡航しました。人民党(復帰前、瀬長亀次郎を党首とする沖縄で最も先進的な政党)の機関紙編集部に、協力をお願いしました。(略)電話は盗聴されるので使えず、人民党からの指示を待つだけ。たまたま届いた夕刊を見たところ、なんと私が指名手配された、という米軍発表がでかでかと。理由は、米兵に暴力を働いた、というのです。伊江島では山狩りが始まりました。辺鄙な場所の、ドヤ街のような地域の家に隠れました。とにかく沖縄から出なければ。弁護士を依頼し、各政党、団体を回り、「助けて」と訴えました。何とか取ってもらった他人名義のチケットを持って、空港に向かった私の後ろには、各政党の三役クラス、全軍労や民主団体のそうそうたる面々がつきました。出国の係官はその人たちを見て、黙って私を通してくれました。もし私を逃がしたことがばれても、その人たちが守ってくれる、との信頼があったのです。』


【山中人間話目次】
・昨日掲載した1965年沖縄における米軍の「少女轢殺」写真に関連して著作者の報道写真家・嬉野京子が2009年12月に京都市で講演したその講演要旨(文責 芳沢章子)を再掲する
・沖縄在住の芥川賞作家で、オール沖縄支持派の目取真俊さんも玉城デニー全面支持とは言い切れないようです。そう見るのがふつうの目というものだろうと私は思います。少なくとも沖縄ポピュリズムには染まっていないようです
・相沢侃さんの屋良朝博(元沖縄タイムス記者)批判――私も「新外交イニシアティブ」については何度も批判をしていますが、「沖縄と「本土」とをまるで大根を扱うようにスパッと切断」する視点がいかに沖縄の世論を歪めているかということを思います
・黒薮哲哉さん(「メディア黒書」主宰)の「チリの軍事クーデターから45年、政治の力学、海外派兵、政治家の資質」――いま、読むべき記事だと思います
・この木村草太さん(首都大学東京大学院教員)の正論に詭弁を弄せずに誰か反論できるだろうか?――分限裁判の記録 岡口基一 木村草太教授(憲法学専攻)の意見書です 2018-09-13
・「悪がき」(ジャロッド・ブリージー、クィーンズランド州影の内閣教育大臣)でなにが悪い? 私も小中学時代、「悪がき」と罵られて育った――国歌斉唱の起立拒んだ9歳女児、政治家が集中非難 オーストラリア CNN
キョウ ながつき76

Blog「みずき」:明日、沖縄県知事選が告示される。今回の知事選では玉城=オール沖縄陣営からも佐喜真=自公維陣営からも「翁長知事の遺志を継ぐ」ということが盛んに強調される。しかし、「翁長知事の遺志を継ぐ」ということは不条理に満ちた日米地位協定の重大な問題点を固定化しようとすることだ。

『在日米軍機の事故が相次ぐ中、沖縄県の翁長雄志知事は11日、小野寺防衛相に日米地位協定の「改定案」を提出しました。翁長氏は防衛省で、「環境問題や事件事故を抜本的に解決するためには改定は必要だ」(12日付琉球新報)と述べました。しかし、翁長氏が提出した「改定案」は「抜本的な解決」には程遠く、かえって地位協定の重大な問題点を固定化するものです。』(アリの一言 2017年09月12日)
https://blog.goo.ne.jp/s…/e/706b056180b1c5c8514a1359a7a5a6d9

沖縄県民はこれまで米軍被害にあうたびにその地位協定の差別性、不条理を嫌というほど経験してきたのではなかったのか。だとして、「翁長知事の遺志を継ぐ」ということでほんとうにいいのか? なにかを誤っていないか? 上記の事実に照らして沖縄に幻想といってよい「翁長礼賛」のポピュリズムが蔓延していることに私は深い悲しみを抱かざるをえない。


【山中人間話目次】
・今回の知事選では玉城陣営からも佐喜真陣営からも「翁長知事の遺志を継ぐ」ということが盛んに強調される。しかし、「翁長知事の遺志を継ぐ」ということは不条理に満ちた地位協定の重大な問題点を固定化しようとすることだ
・玉城デニー=オール沖縄陣営はなぜ公約集からオール沖縄の文字を消したのか?――朝日新聞沖縄版は「「革新」のイメージを払拭して幅広い層の結集を再現しようと躍起になっている」と書いている
・沖縄問題は当然こういうところにも、すなわち、「具体的な戦争準備行為」問題としても波及していく――佐賀空港へのオスプレイ配備が具体的な戦争準備であることがなぜ無視されるのか − ペガサス・ブログ版
・なにが問題(争点)になっているかがよくわかる記者会見になっています――分限裁判の記録 岡口基一 審問期日後に記者会見が開かれました 
・こういうトランプ政権との第2回米朝首脳会談である以上、それが仮に実現しても有意なものになるという見通しは立ちません。それがこの会談評価の難しいところですし、単純に喜べないところです
・私のいう石川淳の永井荷風論とは荷風の死後直ぐに書かれた追悼文「敗荷落日」のことである。短い文章だが、ここには石川淳の思想が端的に刻印されている。とともに、優れた永井荷風論になっている
キョウ ながつき77
天安門事件から27年となった4日夜、香港中心部のビクトリア公園で
開かれた追悼集会。大勢の参加者がろうそくをともした(共同)

Blog「みずき」:阿部治平さん(元高校教員、元中国・大学教員)が浅井基文(元外交官、政治学者)批判を書いている。私も最近の浅井さんの中国(指導層、政府系機関紙)礼賛発言は鼻についてしようがなかった。その鼻につく理由は阿部治平さんも指摘するように浅井さんは「中国民衆の現実生活をまるで知らないまま、民主だとか人権について発言している」からだろう。そういうことを私もこれまで何度か書いた。しかし、浅井さんが丸山眞男を師と仰いでいることは知っていたが(私の浅井さんへの尊敬はひとつはそこにあった)、マオイスト(毛沢東主義者あるいは中国盲従主義者)とまで思ったことはない。しかし、そのように考えれば、浅井さんのこれまでの数々の中国(指導層)礼賛発言が合点がいく。阿部治平さんの指摘はおそらく正しい。

『浅井氏の議論が中国の医療制度の向上、貧困人口の著しい減少などを高く評価したくだりに至って、私にもようやくわかった。氏は中国民衆の現実生活をまるで知らないまま、民主だとか人権について発言しているのだ。改革開放以来すでに40年近い。どんな国だって毛沢東流のでたらめな政権でなければ、40年もたてば民衆の生活は多少は向上するものだ。浅井氏の議論の仕方には遠い昔の記憶があった。50年前文化大革命を熱狂的に支持した日本文化人、マスメディアの論理である。曰く、盲従。浅井氏は私よりも数年若いらしいが、こういうかたがまだいるのだ。』(リベラル21 2018.09.11)


【山中人間話目次】
・阿部治平さん(元高校教員、元中国・大学教員)が浅井基文(元外交官、政治学者)批判を書いている――私も最近の浅井さんの中国(指導層、政府系機関紙)礼賛発言は鼻についてしようがなかった
・共産党シンパサイザーの保立道久(東大元教員、日本中世史)がこの写真をリツイートしてしんぶん赤旗と中島岳志を称賛している。完全に「」に被れてしまっている。「歴史学者」を自負する人の目とはとうてい思えない
・1973年9月11日、チリの首都サンティアゴ・デ・チレで発生したこのクーデターをチリ・クーデターという――太田昌国さんの「「9・11」に考える映画『チリの闘い』の意義」(現代企画室 2016年9月14日)から
・変わらぬ絶望的な政治の風景。言うまでもなく、安倍も小池も「本籍自民党」の住人だ。自民党政治を打倒するほかない、と思うが、野党も総べて「自民党化」しているというこの日本という国の度し難い地獄の風景
・こういうやつらと同じ日本人であることを私は恥とする――日本の団体が台湾の慰安婦像に乱暴 国民党議員、日台交流協会前で抗議 政治 中央社フォーカス台湾
・琴秉洞(朝・日近代史研究者)の永井荷風論。ただし、琴秉洞の荷風論は、永井荷風という作家を「朝鮮」というフレームから教科書的に、すなわち、表層的に論じていて、作家論とは言えない。明日、改めて、石川淳の永井荷風論を置く
キョウ ながつき68

Blog「みずき」:こういうことを不問にしたままオール沖縄は選挙戦に突入しようとしている。そういう馴れ合いの先にあるものはなにか? 火を見るよりも明らかだ。私は「オール沖縄」共闘に反対する。

『沖縄県知事選の告示(13日)まで3日となりました。奇妙なのは、今に至るも玉城デニー氏と県政与党(日本共産党、社民党、社大党など)など「オール沖縄」陣営の間で「政策・組織協定」が締結されていないことです。』(アリの一言 2018年09月10日)

『知事選は党派選挙ではありません。各政党・団体そして市民の共闘による選挙です。選挙共闘で肝心なのは政策協定である、というのは共産党の持論ではなかったでしょうか。言うまでもなく、政策協定は共闘する組織・市民の主張(政策)の共通項(最小公倍数)であり、候補者の選挙政策に反映させて有権者にアピールするものです。民主的選挙・政治の基本です。また「政策協定」は、選挙の時だけでなく、当選後の県政運営のベースになるものです。選挙後に当選者を支えるうえでも欠かせません。その「政策・組織協定」なしで、いったいどんな選挙・県政をするつもりでしょうか。それとも、翁長氏が「後継指名」した人物とは「政策協定」は必要ないと考えているのでしょうか。』(同上)

『玉城氏は、出馬記者会見で、「自衛隊と先島配備への認識は」と問われ、こう答えました。「専守防衛という意味において、憲法の範囲内で決められている自衛隊の存在は国民にも認められているという認識。ただし、国の専権事項と、自衛隊が強行配備されることは許されるものではない。しっかりと地元の皆さんと協議をし、説明し、国がきちんとその対応を尽くすべきだということを求めていきたい」(8月30日付沖縄タイムス)これはどういう意味でしょうか。第1に、現在の自衛隊は「専守防衛という意味」で「憲法の範囲内」で「国民に認められている」という自衛隊肯定です。第2に、自衛隊の配備問題は「国の専権事項」だと思っているということです。そして第3に、「先島配備」については、「強行配備は許されない」ので「地元と協議し、説明し、国がきちんと対応すべきだ」ということです。すなわちこれは先島への自衛隊配備自体には反対ではない、慎重な手続きを踏んで行うべきだ、ということです。沖縄県防衛協会の顧問でもある(Blog「みずき」注:最近、「顧問」を辞任した)玉城氏の持論でしょう。「オール沖縄」に結集する人々は、この玉城氏の自衛隊・先島配備に対する認識(表明)に賛成なのですか?』(同上)

『まだ間に合います。玉城氏と「オール沖縄」陣営は13日の告示までに、自衛隊配備問題を含む「政策・組織協定」を結び、発表すべきです。』(同上)


【山中人間話目次】
・こういう政党間の馴れ合いを不問にしたままオール沖縄は選挙戦に突入しようとしている。その馴れ合いの先にあるものはなにか? 火を見るよりも明らかだ。私は「オール沖縄」共闘に反対する
・翁長知事の「遺志を継ぐ」とは辺野古埋め立て承認撤回を護岸工事を完成させ、土砂投入直前に到るまで先延ばし、先延ばししてきた翁長知事のその「遺志を継ぐ」ということである。こんな危険きわまりない「遺志」を継ぐ新知事など私は両候補者ともノーだ。
・仲宗根勇さん(元裁判官、沖縄在住)が「妻の発言の通りとすれば、翁長知事は承認の撤回を第一義的に自己の政治的延命のためにあえて遅らせたと思われる」と指摘されている該当箇所を文字起こししました
・最近の私のコメント―― 『このノーム・チョムスキーら海外識者133人の「県の承認撤回支持」声明が翁長県政の「承認撤回先延ばし」政策=悪政の免罪符に利用されてはならない、とは私の危惧するところです
・いよいよ明日11日は岡口基一東京高裁判事に対する最高裁大法廷における分限裁判の審問期日です――岡口裁判官の分限裁判、9割の弁護士が「懲戒処分に該当しない」 326人緊急アンケート
・いまスペインで素人が芸術の修復に手を出して散々な結果に終わったと、大きな話題になっている――15世紀の聖母子像、素人が修復し派手なピンクや空色に スペイン AFPBB News
キョウ ながつき70
報道の自由を訴える社説を載せたニューヨーク・タイムズ紙
賛同した約70紙の社説の抜粋も掲載した

Blog「みずき」:「ニュース女子」問題でフェイクニュースを流してBPO(放送倫理・番組向上機構)から厳重注意勧告を受けて以後も長谷川幸洋を同紙の論説委員として重用し続けてきた東京新聞にトランプ政権のメディア攻撃に対抗する米国メディアの統一戦線を擁護する資格はない。この社説自体がひとつの「フェイク」(口先三寸)と言ってよい。それが私の東京新聞評価だ。

『「kojitakenの日記」の「長谷川幸洋、開き直る」から最後の節の部分を引用します。重要な指摘です。「ところで、私はずっと長谷川幸洋を批判してきたが、それでも気づいていながらつい最近まで書くのを遠慮してきたことがある(先日リテラが書いたので私も禁を破ったが)。それは、この間ついに書いたが、現在64歳の長谷川は数年前に定年に達し、以後嘱託社員として毎年おそらく1年契約で中日新聞社(東京新聞は中日新聞東京本社発行)に雇用されている人間だということだ。で、長谷川が「会社から『内示のようなもの』がある」というのは、私の憶測では、2017年4月から中日新聞社は長谷川と雇用契約を結ばない、という内示を受けたのではないか。おそらく単なる「論説副主幹」の地位剥奪にはとどまらないだろう。というより、普通の組織では、定年に達したのに肩書きがそれ以前のままであることは珍しい。新聞社でも毎日や朝日では「特別編集委員」(岸井成格や星浩など)になって、好き勝手なコラムを書いて顰蹙を買ったりするのが通例だ(星浩の精神の弛緩を感じさせるコラムなど実にひどかった)。だが、それらは一応は社論とは切り離した形の、功成り名遂げた記者の特権に過ぎない。それなのに、中日新聞社はこの嘱託社員に「論説副主幹」の椅子を与え続けてきた。これはある意味で、岸井成格を主筆に抜擢した毎日新聞社以上の破格の厚遇といえるだろう(もちろん右派の新聞社には読売のナベツネという超悪例があるが)。このことを重視したからこそ、長谷川幸洋は東京新聞(中日新聞)の異端に過ぎないという大方のリベラル諸氏の主張を私は首肯しなかったのだ。現在の長谷川幸洋の醜態は、2012年に東京新聞が紙面を挙げて日本未来の党を応援したことや、昨今極右にして新自由主義者の小池百合子を無批判に持ち上げていることなどとともに、まぎれもなく東京新聞(中日新聞)の体質の表れだと断定するゆえんである。これで万万一、長谷川幸洋が4月以降も中日新聞社の嘱託社員の座にとどまるとしたら、この新聞社の体質はもう本当にどうしようもないとしか言いようがない。同社にはせめてそこまでの恥を晒さないことを願う。」 』(Blog「みずき」 2017年2月7日)


【山中人間話目次】
・BPOの勧告以後も長谷川幸洋を重用し続けてきた東京新聞にトランプ政権のメディア攻撃に対抗する米国メディアの統一戦線を擁護する資格はない。この社説自体がひとつの「フェイク」(口先三寸)と言ってよい
・全米でドナルド・トランプ批判が高まっている。以下、5例紹介します――ドナルド・トランプ批判(5ー1)――全米メディア(400紙)の巻
・全米でドナルド・トランプ批判が高まっている。以下、5例紹介します――ドナルド・トランプ批判(5ー2)――バラク・オバマの巻
・全米でドナルド・トランプ批判が高まっている。以下、5例紹介します――ドナルド・トランプ批判(5ー3)――ボブ・ウッドワードの巻
・全米でドナルド・トランプ批判が高まっている。以下、5例紹介します――ドナルド・トランプ批判(5ー4)――匿名の現職高官(内部告発)の巻
・全米でドナルド・トランプ批判が高まっている。以下、5例紹介します――ドナルド・トランプ批判(5ー5)――マイケル・ムーアの巻
キョウ ながつき65

Blog「みずき」:これが「オール沖縄」候補の「政策」らしい。「辺野古(埋立反対)」も無エ、「高江(ヘリパッド建設反対)」も無エ、「自衛隊(配備反対)」も無エ、「撤回」も無エ(俺らこんなのいやだ)・・・ 本質を突いた宮城健さん(沖縄県島尻郡在住)の指摘だと思います。

『自衛隊や高江に言及なし。
相変わらず観光客の数ばかり増やす愚策。
リゾート目的の世界遺産。
「撤回」を公約せずに済むよう、現県政は民意ではなくナカイマ承認後の事象を理由にし、急いで敗訴見込みの「撤回」をしたんだな。』(宮城健FB 2018年9月6日)

【山中人間話目次】
・これが「オール沖縄」候補の「政策」らしい。「辺野古(埋立反対)」も無エ、「高江(ヘリパッド建設反対)」も無エ、「自衛隊(配備反対)」も無エ、「撤回」も無エ(俺らこんなのいやだ)・・・
・本日の琉球新報によると13日告示、30日投開票の沖縄県知事選に関して「偽」の世論調査が出回っているといいます――虚構のダブルスコア 沖縄県知事選、出回る「偽」世論調査 - 琉球新報
・首相官邸が「実弾」をばら撒く選挙を当然やっていると見るべきで、創価学会が数千単位で運動員を投入していると見るべき――自民党三役が「常駐」 佐喜真氏陣営、異例の対応 沖縄県知事選 - 琉球新報
・しばき隊や李信恵の「口汚い暴言・暴力行為」も日本のSNS界から永久追放されてしかるべきではないか! しかし、日本ではあろうことか「左翼」を称する者が彼らを擁護している。信じがたい、許しがたい「左翼」の頽落だ
・雑誌『季刊ピープルズ・プラン』最新号(Vol.81)が「象徴『天皇陛下』万歳の≪反安倍=リベラル≫でいいのか?>と<天皇政治>」というテーマでいま人気のある「リベラル」と言われる「天皇賛美者」批判を特集しているという
・今回の件で司法の実態が次々と明らかになっています。よいことです――絶望的に進む司法統制 少数者守る役目果たせぬ 東京高裁判事 岡口基一 特別寄稿「ツイッター分限裁判」
・もちろん日本の安倍政権もご同様ですが、とんでもない政権ですね。ただ、日本と決定的に違うところは、司法がトランプ政権を突き放している)ところです。――匿名の批判寄稿「国家反逆罪だ」 トランプ氏が調査指示:朝日新聞
・バニー・サンダースが補助金をゼロにすることで悪質な雇用主を阻止する法案を米議会に提出した――その名も「Stop BEZOS Act」--米上院議員、アマゾンなどの大企業を標的とする法案を提出 - CNET Japan
・朝鮮戦争終戦宣言に向けての突破口を開くことができるか? 3度目の南北首脳会談のゆくえに注目したい――3度目の南北首脳会談、平壌開催へ 18~20日で合意:朝日新聞
・私も70年代後半に「『構造主義』なるものの力に射すくめられた」もののひとりだ――しかし、結局「構造主義(エピゴーネンのいう)」とはヘリクツの集大成でしかない、ということだった
キョウ ながつき55

Blog「みずき」:「翁長評価」と「玉城デニー評価」「オール沖縄評価」をめぐる沖縄のふたりの論者への私の応答。

(1)山口泉さん(作家、沖縄在住)への応答

『私は「オール沖縄の解体」こそが沖縄の民主主義実現の最重要課題と考えていますので、残念ですが、山口さんの「まず何より《日本会議》佐喜真淳・前宜野湾市長の当選を【絶対に】阻止する」という主張には賛成できません。私たちはこれまでそうした理屈の下で選挙を戦い続けた末にとうとう戦後73年間、今日に到るまで似非リベラルの「民主主義」しか実現しえなかった、というのが私の認識です。恨み骨髄に徹するものがあるのです。私の認識ではオール沖縄を解体させない限り(すなわち、玉城デニー県政が実現しても)、オール沖縄は同じ過ちを繰り返し続けるでしょう。そこには元の木阿弥はあっても沖縄の未来は断じてない、と私は考えます。「まず何より」オール沖縄が解体されるべきです。再生のためには耐えなければならない痛みもある、と私はそう思っています。』
『桜井国俊さんのご意見に基本的に賛成します。ただし、桜井さんの「達眼」第1段落の「言葉に魂がある稀有な政治家」云々という翁長評価は私は評価しません。死者を敬う弔悼の意があるとしても、第2段落以後の「しかし、撤回は遅すぎた」「遅すぎたことで失ったものの大きさを直視すべきだ」という翁長評価と矛盾する評価というべきです。「遅すぎた撤回」しかできなかった人の言葉のどこに「魂がある」などといえるのでしょうか? 失礼ながら、言葉を無為に遺うものではない、というのが私の意見です。』

(2)桜井国俊さん(沖縄大元学長)への応答

『桜井国俊さんのご意見に基本的に賛成します。ただし、桜井さんの「達眼」第1段落の「言葉に魂がある稀有な政治家」云々という翁長評価は私は評価しません。死者を敬う弔悼の意があるとしても、第2段落以後の「しかし、撤回は遅すぎた」「遅すぎたことで失ったものの大きさを直視すべきだ」という翁長評価と矛盾する評価というべきです。「遅すぎた撤回」しかできなかった人の言葉のどこに「魂がある」などといえるのでしょうか? 失礼ながら、言葉を無為に遺うものではない、というのが私の意見です。』

【山中人間話目次】
・私は「オール沖縄の解体」こそが沖縄の民主主義実現の最重要課題と考えていますので、残念ですが、山口さんの「まず何より《日本会議》佐喜真淳・前宜野湾市長の当選を【絶対に】阻止する」という主張には賛成できません
・桜井国俊さんのご意見に基本的に賛成します。ただし、桜井さんの「達眼」第1段落の「言葉に魂がある稀有な政治家」云々という翁長評価は私は評価しません
・鬼原悟さんも問題の朝日新聞記事には言及していないものの朝鮮新報の記事と茨木のり子の詩を引用して「小林侍従日記」報道と日本人(政府、メディア、「国民」)の「加害者意識の欠如」 の問題点を指摘しています
・黒薮哲哉さん(「メディア黒書」主宰)の「野党共闘の何が問題なのか、保守2大政党制の舞台で演じる壮大な茶番劇」という論考――自民党の小泉政権から民主党政権へと続く経済的には構造改革=新自由主義路線の問題点
・これほどまでの不公平を平然と行って恥じない政権とはなにか? 安倍政権の徹底した非人間性と人権感覚の欠如。甚だしいまでの経済弱者差別政策に私は煮えたぎるような怒りを抑えることができない
・西成彦(立命館大教員、比較文学)の津島佑子の遺作『狩りの時代』(文藝春秋、2016)にまつわること雑感。この遺作を書き上げた2015年の暮れに津島は娘に「差別の話になったわ」と呟いたという
・ある映画祭でのこと。ここは映画館ひとつない文化不毛の土地です、とある人が言った――が、ドストエフスキーはシベリアの地で『死の家の記録』を書き、『カラマーゾフの兄弟』を構想したのだ