キョウ きょうさんとう22
2016年から『赤旗』は宮中歌会始の選者を同紙の歌壇選者にした

Blog「みずき」:私はこの1か月ほど1年以上にわたって投稿をやめていたいくつかのメーリングリストへの投稿を再開した。そして、今日をもって再開した投稿もやめる。私は以下のようにその理由をメーリングリストに書いた。「この投稿をもって最後にします。この1か月ほどの私の投稿の再開は、この国の市民運動に大きな影響を持つ共産党という政党はすでに「左翼」とはいえない政党に転落していること、その右傾化の凄まじさの一端を明らかにすることによって私たちの持っている従来の「共産党観」もすでに崩壊していることを世の「左翼」を自認する人たちに警鐘を鳴らすことでした。従来の「共産党観」はすでに崩壊しているというこの認識は日本社会の変革を展望するためにはその土台(変革主体)の部分に関わる欠かすことのできないもっとも緊要というべき認識だというのが私の認識です。私が、沖縄の翁長県政とオール沖縄の問題性をとりあげるのは、この問題は、オール沖縄を主導する共産党の右傾化と深くかかわっている。その端的な現われが沖縄の市民運動が日本共産党によって歪められていること、それが「オール沖縄」という問題だ、と私は見ているからです。」なお、最後に投稿した記事は「五十嵐仁さん(元法大教授)の「米・仏・英と同様の『左翼バネ』が都議選でも働くのか」(2017年6月28日付)という論を批判する。」というもの。

【山中人間話目次】
・1年以上にわたって投稿をやめていたいくつかのメーリングリストへの投稿を再開し、今日をもって再開した投稿もやめた理由
・都議選は「豊洲移転」だけがクローズアップされていますが、首都東京の基地問題、、極右の小池知事の下で自衛隊の教育への浸透はどうなっているのかという視点も重要
・カタールにある中東で唯一の自由な国際衛星TV局として有名なアルジャジーラが閉鎖の危機にある
・浅井基文さん(元外交官、政治学者)のとりわけ「『北朝鮮脅威論』に固執する安倍政治をどう見るか」という視点は重要だと思います
・昨夜の報ステ、獣医師会の北村氏にインタビュー。竹中さんの発言、真っ向から否定されてる。
キョウ ふじわらきいち

Blog「みずき」:昨日の「首相動静」(たとえば日経紙)を見ると「19時14分 公邸。藤原帰一東大教授と会食。21時2分 藤原氏出る。」という記載があります。すなわち、東大教授(政治学者)の藤原帰一さんは昨日の19時過ぎから21時頃まで約2時間安倍首相と会食したという記載です。藤原帰一さんと安倍首相は2人だけ(ほかにも「首相動静」には記載のない何人かがいたのでしょうが)で会食するほど仲のよい間柄だったのでしょうか? 少なくとも私には初耳です。天木直人さんが言うように「藤原帰一教授が、憲法9条改憲に突っ走っている安倍首相の懐に入った」と見るほかないでしょう。以前からそういう匂い(すなわち、ニセリベラルの匂い)は感じていましたが、いまどきの「リベラル」の無惨な末路を見るような思いがします。

【山中人間話目次】
・昨日の「首相動静」――安倍晋三と藤原帰一東大教授の会食はなにを意味するか?
・自分の主張でしかないものを「沖縄県」民全体の主張のように歪曲する翁長知事の「平和宣言」。そのまやかしの「平和宣言」を絶賛する琉球新報と沖縄タイムス
・翁長知事の「日米安保に貢献する県民」発言をただの「県民」と書く共産党の翁長支持のゆきつくところはなにか
・阿部治平さん(青海省青海師範大学講師など歴任)の「天安門事件の死者はいまのところは『犬死』である」という言葉は重い
・共産党支持者の58・5%が「小池氏を支持」という世論調査結果をどう見るか?
・クロ現5分延長の謎――NHK政治部と社会部の軋轢と相克
・鈴木美穂毎日新聞記者が昨年3月から6月にかけて行った約10時間に及ぶ大田昌秀さんインタビューを渾身の力でまとめた記事
キョウ こいけゆりこ5

Blog「みずき」:kojitakenさんの主宰する「きまぐれな日々」ブログ(2017.06.26付)から小池百合子と「都民ファーストの会」は東京都民を欺く「『鵺』的な存在」でしかないことを明白に指摘する一節を要約して引用しておきます。これは同時に「自民の票と議席を減らそう」とは言いながら「都ファの票と議席を減らそう」とは決して言わない「『鵺』的な存在」としての共産党批判ということにも当然なりえるでしょう。

【山中人間話目次】
・小池百合子と「都民ファーストの会」も「小池与党」を標榜しながら選挙用に都ファを批判する共産党も東京都民を欺く「『鵺』的な存在」でしかない
・高林敏之さん(アフリカ国際関係史)の適切な小池百合子、都民ファーストの会批判
・安倍晋三は、来年の衆院選で、3分の2を維持することが絶望的となったことを自覚して先手を打って自民改憲案の前倒しを画策してきた
・国会図書館デジタルコレクションで公開された「蟹工船」改訂版の表紙。「削除処分モノ」という決裁が書き込まれている
キョウ きょうさんとう16
「小池与党」を標榜する共産党東京都議団

 キョウ こいけゆりこ9

Blog「みずき」:澤藤統一郎さんは「自民の票と議席を減らそう」と言いながら、「都ファの票と議席を減らそう」とは言わない。なぜか? 都民ファ-ストの会は支持すべき政党なのか? そうではないでしょう。都ファを率いる小池百合子はつい最近こそ同党の代表につくため自民党を離党しましたが、それまでは自民党の中でも超タカ派の議員として鳴らし、日本会議の国会議員懇談会副会長もつとめる極右、改憲派の国会議員でした。核武装論者であることでも有名です(『Voice』発言、2003年)。そうした極右、改憲派の小池百合子に率いられた都ファが支持すべき政党であるはずがありません。しかし、共産党は、最近こそ都議選では複数の選挙区で都ファと議席を争うことになり選挙戦術として対決姿勢に転じていますが(毎日新聞、2017年6月23日)、いち早く小池与党宣言をしていたことは広く知られていることです(いたばし区民タイムス、新年挨拶号)。そうした事情によって「都ファの票と議席を減らそう」とは言わないのか。おそらくそういうことでしょう。

しかし、それが大きな間違いでしかないことは上記で述べたことからも明らかでしょう。「問題は小池新党(都ファ)の評価である。その基本性格は自民党凋落分の保守の受け皿。その機能は自民党離れ票の革新政党への流れを堰き止めるための防波堤。それが客観的な小池新党の役割」(澤藤統一郎の憲法日記、2017年6月23日)という評価だけでは弱すぎるし、甘すぎるのです。「自民党を減らす。だが自民離れ票を小池新党に止めてはならない」というあなたのかけ声は共産党の近視眼的な選挙戦術を復唱するだけの体のものであり、説得力はありません。共産党は「革命」(社会変革をめざす)の党であるはずです。それが、小池百合子の率いる都ファの本質的な危険性を喝破し、批判できないようでは「革命」(社会変革をめざす)の党として選挙を戦う資格なし、と言わなければならないでしょう。小池与党を標榜する(いまは選挙戦術上、対決姿勢をとっていますが)共産党に投票してなにが変わるというのか。さらに政治=東京都政を劣化させることにしかならない、というのが私の評価です。


【山中人間話目次】
・澤藤統一郎さん(弁護士)の「自民の票と議席を減らそう。自民離れ票を小池新党にまわさず、日本共産党へ。」という論を読んで
・平安名純代さん(沖縄タイムス記者)も沖縄県ホームページにあらたに掲載された「差止訴訟提起の表明について」という記事のフェイク(偽)性を問題視しています
・昨年の参院選挙で沖縄県の「革新」の代表(オール沖縄候補)として立候補し、当選した伊波洋一さんもこと「(象徴)天皇制」に関する認識は下記のありさまです
・昨日のニュースのハイライトは文科省の前川前事務次官の記者会見だったでしょう

キョウ こいけゆりこ11

Blog「みずき」(1):山本宣治の選挙ポスター発見 治安維持法に反対し暗殺(京都新聞 2017/6/15)。私は「山宣ひとり孤塁を守る」という山本宣治の有名な墓碑銘の言葉を思い出します。山本は戦前の労農党議員として有名ですが、実は共産党員であったことがいまでは明らかになっています。山本は死後、党員として日本共産党の隊列に加えられています。しかし、山宣は草葉の陰で、いまの共産党の凄まじいまでの右傾化の現状(ありさま)を見て、かつて自身が日本共産党員であったことを後悔しているでしょう。

Blog「みずき」(2)内海信彦さん(画家、早大「ドロップアウト塾」主宰)の何(十)度目かの内田樹批判。私も基本的に同意しますが、ここでの内田樹評価に関しては酒井克明さん(予備校講師)の「変心(転向)したのではなく『「天皇主義者』が内田樹の本質だ。元全共闘シンパで日和見主義者の内田樹をもてはやしているリベラル勢力も情けない!」(酒井克明FB 2017年6月21日)という内田批判の方により強く同意します。

Blog「みずき」(3)「小池百合子の本質は大日本帝国ファースト!」という酒井克明さん(予備校講師)の一言コメントにも深く同意します。しかし、この「大日本帝国ファースト」でしかない小池都政に「反戦、反天皇制」であったはずの日本共産党がいま支持を表明しています。まさに憂うべき日本の「革新」(カッコつき「革新」)政治の状況です。


【山中人間話目次】
・山本宣治の選挙ポスター発見 治安維持法に反対し暗殺――私は「山宣ひとり孤塁を守る」という山本宣治の有名な墓碑銘の言葉を思い出します
・内海信彦さん(画家、早大「ドロップアウト塾」主宰)の何(十)度目かの内田樹批判――内田樹さん、「天皇主義者」宣言 「変心」の真意語る:朝日新聞デジタル
・「小池百合子の本質は大日本帝国ファースト!」という酒井克明さん(予備校講師)の核心をつく一言コメント
・作家の平野啓一郎さんも「天皇制を下支えする」通俗の「リベラル知識人」の域を出ていないようです。残念なことです。
・永原あつしさんの永田浩三氏(元NHKプロデューサー、現武蔵大学社会学部教授)批判。こういうきめの細かい視点も重要ですね
・ここまで公然と人間=人たる者を畜生のように愚弄する政権=官房長官がかつてあっただろうか? 人に殺意が生じるときがあるとすればこういうときではないか
・「共謀罪」法成立を承けた国連特別報告者ケナタッチ氏のコメントの全文訳
キョウ こいけゆりこ9

Blog「みずき」:共産党になにか変化でも生じたのでしょうか? つい最近まで「小池与党」宣言をしていた同党(同党都議会議員団)が、「都民ファーストの会は、都議選において公明党と選挙協力しています。「共謀罪」法の強行や「加計学園」問題などの国政私物化に怒り、「安倍自公政権に厳しい審判を下したい」との都民の願いを託すことはできないようです」などと小池百合子と都民ファーストの会に批判的になっています(「加計」、「共謀罪」強行の安倍暴走政治-都民ファースト何も語らず - しんぶん赤旗 2017年6月20日)。同党はこの6月18日に朝日新聞と毎日新聞に都議会選に向けた全面広告を出して少なからず東京都民を驚かせましたが、これについて元外交官で評論家の木直人は「野党共闘のかけらもない。少なくとも都議会選挙に限ってはそうだ。政局は、都議会選挙後は、衆院解散・総選挙に向かって一直線である。都議会選と国政は違うといって、衆院選では再び野党共闘にもどり、安倍9条改憲阻止で共産党は民進党と共闘するのだろうか。民進・共産の野党共闘で、安倍首相の自衛隊合憲の9条改憲を阻止できるのだろうか」と批判しています。一方で共産党と公明党の「仁義なき戦い」も深刻になってきています(私立高の授業料軽減にみる-共産党都議団 都民・父母の願い実現に真剣に向かい合う-公明の「共産は実績横取り」はデタラメ -しんぶん赤旗 2017年5月16日)。

しかし、上記のことをもって共産党になんらかの政策上の変化が生じたと判断するのは早計でしょう。民進党東京都連会長の松原仁が小池都知事が築地市場を活用しつつ、市場を豊洲へ移す方針を固めたことについて「わが党は条件付きで豊洲移転賛成だ。わが党が都議会で主張してきたことが実現する」と評価したことに対して、共産党の志位委員長は19日の党会合で、知事の正式な態度表明を待つ考えを示した上で「豊洲移転は中止し、築地を再整備するしかない」と小池都知事の新方針に反対する姿勢を示したと言います(
時事通信 2017年6月19日)。ここでも共産党は「知事の正式な態度表明を待つ」と小池都知事に対して親和的です。小池都知事に対して批判的になったという評価は当たっていないでしょう。要は同党の戦略は都知事選を含む各種選挙で勝利を収める(躍進する)ことであって、上記の小池都知事に対する若干の対応の変化も選挙での躍進という自党中心主義の姿勢から一歩も出るものではないことは明らかです。つまり、共産党は本質的に自己利益だけを追及する保守党となんら変わらない自党勢力の数の最大化だけに血道をあげる政治屋集団の党になってしまったということでしょう。そこに従来の共産党の政治理念の確かさをうかがうことはできません。そういう政党が「野党共闘」「野党共闘」と連呼しているのです。多少の合従連衡はありえても真の政治革新につながる「野党共闘」は実現しないと見た方がよいでしょう。そういう「野党共闘」路線に私は信を置きません。

【山中人間話目次】
・共産党になにか変化でも生じたのでしょうか? しかし、共産党は「転向」路線という点でなにも変わっていない
・安倍晋三の「おわびと反省」会見なるものを解説する石川慶子という広報コンサルタントのコメントを聞いて私は嘔吐した
・「共謀罪」法成立に関する徐京植さん(在日朝鮮人作家、東京経済大学教授)の重要な視点からの大切な問題提起
・加計学園問題で決定打となるスクープといわれる「総理のご意向」の決定的証拠を報道したNHK『クローズアップ現代+』の映像
・青木理さん(ジャーナリスト)の「理の眼」――仮に共謀罪が必要だと考える人でも、今回の政権与党の態度には否を突きつけるべきなのです
・先に世界平和アピール七人委員会は安倍1強政権を「ファシズム政権」と指弾しましたが、今度は「マフィア政権」という「右寄り」と言われたきた学究からの指弾です
・渡辺輝人弁護士(京都)の「安倍首相の印象操作-記者会見で黒ファイルを見るタイミング」(2017年6月21日)という実証的な論
キョウ せろんちょうさ

Blog「みずき」:安倍内閣の支持率の急落。それが日本における昨日の最大の(といってよいでしょう)ニュース・バリューのある報道でした。しかし、鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)は逆に「安倍内閣の支持率はまだこんなにあるのか。なぜ支持率は暴落しないのか」と問います。私も同様の「問い」を持ちます。そして、前2本の引用記事がその問いへの私なりの答でした。(1)タイムリーな相沢侃さんの「今読む辺見庸」における辺見庸を援用した相沢さんの見方(2)これもタイムリーな内海信彦さん(画家、予備校講師)の「一般人」批判における内海さんの見方。すなわち、現在の政党運動、市民運動は総じてポピュリズム(ないしは右傾化)の弊に陥っている。そのポピュリズムの弊の持つ問題性ゆえに安倍内閣の高支持率を支え、同内閣の支持率の暴落を妨げているという見方です。前2本の記事を遡ってご参照ください。

【山中人間話目次】
・鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の「安倍内閣の支持率はなぜ支持率は暴落しないのか」という問いへの私なりの答
・タイムリーな相沢侃さんの「今読む辺見庸」における辺見庸を援用した相沢さんの見方
・これもタイムリーな内海信彦さん(画家、予備校講師)の「一般人」批判における内海さんの見方
・安倍内閣の支持率はなぜ暴落しないか――現在の政党運動、市民運動が総じてポピュリズムの弊に陥っていることとの関連性を示すひとつの具体例。
・われは一人の死の意味にながく苦しまむ六月十五日の警官として
キョウ がくしゃのかい
安全保障関連法に反対する学者の会‏の
共謀罪法案の強行採決に対する抗議記者会見

Blog「みずき」(1):朝日新聞の6月17日付の「温故知新」欄に掲載された樋口陽一さん(東大名誉教授、憲法学)の「『きれいはきたない』の氾濫」という文章を紹介する人がいましたので読んでみました。一読して言葉が軽い、と思いました。安易に過去の文学者の有名な小説の一説や現代日本の有名な漫画家(故人)の一世を風靡した漫画のネタをつなぎ合わせて、さらにはリンカーンやケネディ、与謝野晶子まで投入して恣意的な論をつくる。そこに見られるのは自分の教養(それもたいしたものでもない)をひけらかそうとする学者のうぬぼれた自尊心のようなものだけです。私は一読してこの学者の来し方の生き方の生ぬるさを思わざるをえませんでした。言葉が軽いから「人々の魂を動か」さないのです。そういう論をつくってどうする? そういう論を紹介してどうする? 樋口陽一さんは主に学者で構成される立憲デモクラシーの会の大御所的存在です。民主主義、立憲主義の重要性を言いながら、民主主義とは矛盾する天皇制(象徴天皇制)を支持してはばからないいまの学者界隈のていたらくを示してあまりある事例、というのが私の評価です。

Blog「みずき」(2):対して盛田常夫さん (在ブダペスト、経済学者)の日本の現代ポピュリズム=安倍政権批判は、たとえば以下の辺見庸の日本の「革新」批判ないしは「リベラル・左派」批判と相補する関係を構築しているように私には見えます。盛田さんの論は辺見庸言語の学者流の翻案と言ってみてもよいかもしれません(もちろん、盛田さんの論はオリジナルなものです )。私は両者の論に近似性を感じました。品のよさは学者としての盛田さんの論の方が一枚上回っていますが、「胸底につきささってくる」(宮崎悠さん、政治学者)という点では辺見の文章は群を抜きます。両者の論を相補って読めばポピュリズムというものへの理性的、感性的な理解の幅はさらに深まるのではないか、とは私の思うところです。盛田さんは鋭い目を持つ、さらに信頼のおける学者だというのが私の評価です。

【山中人間話目次】
・文章が軽いということについて――樋口陽一さん(東大名誉教授、憲法学)の「『きれいはきたない』の氾濫」
・盛田常夫さんの日本の現代ポピュリズム=安倍政権批判は辺見庸の日本の「リベラル・左派」批判と相補する関係を構築している
・鄭玹汀さんの三谷太一郎の日本近代史観、天皇観批判――『日本の近代とは何であったか―問題史的考察』(2017年)を読んで
・安倍内閣の支持率が第3次安倍内閣になってはじめて30%台に落ち込み、安倍内閣支持率の急落傾向ははっきりとしてきました
・共謀罪法案9つの論点の東京新聞の徹底検証(取材記者のコメント付)
キョウ たかむらかおる2

Blog「みずき」:「共謀罪」法成立。作家、高村薫さんの反省。

「しかし、悪いのはぜんぶ私たちですよ。政権のウソを見抜くことができず、高い支持率を与え、好き勝手にさせてしまったのだから。」「私たちは本当に取り返しのつかないことをした、今は、そのことを肝に銘じることしかできない。」

高村薫さんはこの6月10日付で「国会が死にかけている」という声明を発表した世界平和アピール7人委員会のメンバーのおひとりでもあります。その声明には以下のように記されていました。

「政府と政権与党のこの現状は、もはや一般国民が許容できる範囲を超えている。安倍政権によって私物化されたこの国の政治状況はファシズムそのものであり、こんな政権が現行憲法の改変をもくろむのは、国民にとって悪夢以外の何ものでもない。」

高村さんの反省はその声明の危機意識の延長線上にあるものといっていいでしょう。しかし、「私たち」とは誰か? その「私たち」の中にはむろん政党や市民団体も含まれているでしょう。しかし、政党や市民団体、その構成員の中に高村さんのような自省はあるか? 私には覚束ないことのように思われます。しかし、この覚束ないところから変えていかなければ社会は変わらない、というアポリアを私たちは同時に抱えています。この難問をどう突破するか。正念場はそこにあるように私は思います。

【山中人間話目次】
・「共謀罪」法成立。作家、高村薫さんの反省
・今回は辺見庸のメディア批判というべきか。題して「共謀罪とパンダの出産」
・「いまの日本はファシズム前夜!」と論断する加藤哲郎さん(元一橋大学教授)の「加藤哲郎のネチズン・カレッジ」6月15日付の論
・国際民主法律家協会(IADL、1946年10月設立)の日本での共謀罪の成立抗議声明(邦訳:日本国際法律家協会)
・世界も歴史も少しずつ動いている。そういう当たり前のことを実感するときがある
キョウ きょうぼうざい16

Blog「みずき」:元法大教授の五十嵐仁さん。以下の論は牽強付会も甚だしい論ですね。「自民党と公明党の与党と、それに手を貸した日本維新の会の暴挙を断固として糾弾する」というのはいいでしょう。「『中間報告』という異例の奇策による完全な『だまし討ち』」というのもそのとおりでしょう。しかし、「政府・与党があえてこのような『禁じ手』に訴えたのは、危機感の裏返し」といえますか? 安倍政権は、ここで共謀罪法案を強行採決しても安倍内閣の高支持率は下がらないという驕り、すなわち、自信があったから「だまし討ち」をしてでも強行採決に打って出た、と見るのがごく常識的なふつうの見方というものでしょう。それを五十嵐さんは、「政府・与党があえてこのような『禁じ手』に訴えたのは、危機感の裏返しでもあります」、「追い込まれていたのは安倍首相です」と事態を真逆に描いて見せます。そうして、牽強付会の論をつくった上で、「こうなった以上、都議選できっぱりとやり返すほかありません」とアジ演説をぶつ。あなたの論は、人々に恐怖感を煽って自らの支持に結びつけようとしてきたこれまでの数々のデマゴーグの手法とまったく同じ論法であることに自分で気がつきませんか? 共産党は共謀罪を成立させた自民党に懲罰をと言いながら、自民党の別働隊でしかない「都民ファ」にすり寄っています。あなたの論はそうした一切のことを不問にした我田引水の論にすぎないのです。

こうした我田引水のアジ演説では人々の心を真につなぎとめることはできません。人々はやがてそのうそに気がつきはじめるからです。そして、うそに気がつけば、その人やその団体、その政党を支持しなくなるのは当然の現象です。あなたたち、すなわち、共産党やら社民党、「安全保障関連法に反対する学者の会」やら「立憲デモクラシーの会」、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」、「市民連合」、「‏未来のための公共」やらが共謀罪法案を阻止できなかった大元の原因はそういうところにあるというべきではありませんか?

あなたはまた、「来る都議選で自民党と公明党、維新の会を惨敗させなければなりません」とも言います。しかし、その「惨敗させなければ」ならない政党の中には「来る都議選で」他を圧倒して第1党になるだろうと各世論調査で予想されている小池都知事率いる「都民ファーストの会」の名はありませんね。小池百合子はつい最近「都民ファ」の代表につくため自民党を離党したようですが、それまでは「日本会議」にも所属し、自民党の中でも超タカ派と目されてきた超危険人物でした。「日本会議」つながりで安倍晋三とも密接なつながりを保っていることも周知の事実です。その小池百合子にすり寄り、「小池与党」と自ら進んで名乗り、相宣伝に努めているのはあなたの支持する共産党の都議会ではありませんか? 「来る都議選で自民党と公明党、維新の会を惨敗させなければなりません」、「自民党には天罰を、公明党には仏罰を、そして手助けした維新の会には懲罰を」とアジ演説をぶちながら、実のところ自民党の別働隊でしかない「都民ファ」にはすり寄る。そうした政党を支持するためのアジ演説にどのような正統性があるというのでしょう? 人々は離れていくばかりでしょう。あなたの論はそうした一切のことを不問にした我田引水の論にすぎないのです。もう少し頭を冷やされてはどうでしょう?


【山中人間話目次】
・元法大教授の五十嵐仁さん。以下の論は牽強付会も甚だしい論ですね
・いつものごとく一部の、そして多くの「リベラル」を自称する軽薄な「リベラル」氏たちが自由党の参院議員、森ゆうこをまたまた「英雄視」しています
・辺見庸の「首相を逮捕せよ」という「革新」批判、あるいは「リベラル・左派」批判。この辺見の感覚こそ正当であると私は思う
・辺見庸の「共謀罪」成立に関する「革新」批判、あるいは「リベラル・左派」批判、あるいは「知識層」批判の思考は続く
・「共謀罪」法成立――各紙社説。私の見るところもっとも明確に「共謀罪」反対を主張しているのは琉球新報の社説です
・「共謀罪」法成立を海外はどう報じた?(ハフィントンポスト 2017年06月15日)
・相沢侃さんと都藤邦さんが紹介する「のちの時代のひとびとに」というブレヒトの詩を共有したいと思います。
・教育関連17学会代表らが教育勅語に関する閣議決定反対表明。教育研究者によるその怒りの表明というべきものでしょう。ロイターも報道しました
・内閣支持、4カ月連続減=不支持3割超。時事通信の6月の安倍内閣支持率世論調査
キョウ こじきこうしん
「乞食行進」のあった時代

Blog「みずき」:狂気のきわみ。しかし、自民党の3分の2体制を許した(先の総選挙で自民党に投票した)国民がこの狂気の沙汰をつくった。その国民に自民党を批判する資格はない。一緒に地獄に落ちるしかない。「今夜成立図る 委員会採決省略、与党が提案」(毎日新聞 2017年6月14日 13時11分)

しかしまた、自民党に投票しなかった国民を地獄の道連れにすることは許されない。当然のことだ。しかしさらにまた、彼ら、彼女たちは自分が地獄に落ちるまでエヘラ、エヘラと笑い続けるだろう。先の太平洋戦争時もそうだった(巷では敗戦後、突然、民主主義者に生まれ変わる校長、教頭、教師、町内会組織のリーダーたちが相次いだ)。しかしさらに、そうした卑怯者の社会をつくってきたのはほかならない私たちそのものだ。私たちはすべからく断罪されなければならない。そうではないか。

私はとりわけ民主主義の面の皮を被った共産党員や社民党員を許せない。偉そうに「民主主義社会はこうあるべきだ」、どうだこうだ、と講釈を垂れまくってきた末に現在の社会をつくってきたのはお前たちではないか。そうではないか。


【山中人間話目次】
・狂気のきわみ。しかし、こういう事態を招いた責任、こういう社会をつくった責任は誰にあるか? 私はいわゆるリベラルのその責任をこそ問いたい
・共謀罪法案が成立する前のいまでもこういう不法行為が「警察権力」を笠に着て公然と行われています
・共謀罪法案が数の力で強行採決されようとしている「いま」だからこそなおさら読んでおきたい高橋哲哉さん(哲学者)へのインタビュー記事
・大竹秀子さんのジョン・ミッチェル『乞食行進の信念——伊江島の農民抵抗運動』の貴重な翻訳に感謝します
・米国のセッションズ司法長官の上院公聴会の証言に関するロイターの詳報。記事の書きぶりからはセッションズ司法長官の証言の信憑性を疑っている模様が見てとれます
・同じくロイターの「米民主党議員がトランプ大統領提訴、外国政府からの資金受領で」という記事。米国の司法がどういう判断を下すか。注目しておきたい情報です
キョウ かくしんこん2
その「野党共闘」に疑義あり

Blog「みずき」:自ら「リベラル」の矜持を捨て去る「リベラル21」紙の掲載する「明仁天皇の退位をめぐって」(小川洋)という論について。リベラルを自称する「リベラル21」というインターネット紙が6月13日付の同紙で平然と天皇と天皇家を賛美する「明仁天皇の退位をめぐって」という小川洋さん(大学非常勤教師)という人の論を掲載しています。「リベラル21」の運営委員会は「発刊にあたって」(2007.03.15付)という記事によれば、田畑光永(代表)、岩垂弘(副代表)、伊藤力司、内田雅敏、大貫康雄、河辺一郎、田尻孝二、丹藤佳紀、出町千鶴子、原田克子という運営委員によって構成されているようです(同紙の常連執筆者もいれば、初見の人もいます)。田畑光永さん(元TBSニュースキャスター)の発信する中国情報には見るべきものがあり、岩垂弘さん(元朝日新聞記者)の発信する反核、平和情報も右傾化した現状の平和運動に批判的視点を持ちえない懐かしのメロディーだけを歌うオールド・リベラリストの病弊を私は見るものの、同氏の平和主義者としての実直さはわからないわけではありません。やはりオールド・リベラリストの伊藤力司さん(元共同通信論説副委員長)の右傾化した現状肯定の平和運動論(見る目のなさ)については私は何度か批判してきました。総体として「リベラル21」には私は批判的です。にしても、天皇と天皇家を賛美する論を掲載して恥じるところのない同紙は「リベラル」を自称する資格はない、と強く否定しないわけにはいきません。それは同紙のレーゾン・デートル(存立根拠)としての「リベラル」を自ら捨てようとすることにほかならないと私は思うからです。


【山中人間話目次】
・自ら「リベラル」の矜持を捨て去る「リベラル21」紙の掲載する「明仁天皇の退位をめぐって」(小川洋)という論について
・詩人の研ぎ澄まされた感性による天皇批判。茨木のり子の「四海波静」。あなたは思い出すだろうか。かつてリベラルはこうした感性の人たち(市民、研究者、演劇人、詩人・・・)によって構成されていたのです
・澤藤統一郎さんの「アベ政権打倒に世論は変わりつつある」という認識に同意します。ただ・・・・
・下記の2本の報道(沖縄タイムス、NHK)を見比べると、ニュースは取りあげ方(記者の視点、編集部の視点)がもっとも重要だということがわかります
・大田昌秀さんという元沖縄県知事を理解するためにはこのインタビュー映像は欠かせないもののひとつといえるでしょう
・最近の応答から(10本)
キョウ かくしんこん

Blog「みずき」:相沢侃さんの熾烈かつ的確な山口二郎(北海道大学名誉教授、法政大学教授)批判。深く同意します。そして、この山口二郎は、「安全保障関連法に反対する学者の会」や「立憲デモクラシーの会」などの代表的な構成員、すなわち、幹部のひとりであり、その「学者の会」や「立憲デモクラシーの会」などが共産党や社民党と一緒になって「野党共闘」路線を推進する一翼を担っていることは、「野党共闘」路線なるもののマヌーバー性と非革新性を物語ってあまりあるということができるでしょう。そしてさらに、そうした山口の主張と論理の矛盾に気づかない(気づこうとしない、というべきか)のがいまの共産党や社民党であるということ。また、いまの共産党員や社民党員であるということ。またさらに樋口陽一や長谷部恭男、和田春樹、水島朝穂、上野千鶴子、内田樹、小熊英二、小林節、小森陽一、浜矩子などなど肩書だけはことごとしい「知識人」が名前を連ねる「学者の会」や「立憲デモクラシーの会」であるということ。そして、さらにさらに、その元凶は戦前の社会大衆党の転向よりも甚だしい日本共産党の想像を絶するばかりの右傾化と変節にあるということを私たちは決して忘れてはならないでしょう。日本社会が総右傾化しているというのはこういうこと、こういう現象を言うのです。「死にかけている」(世界平和アピール七人委員会、2017年6月10日アピール)のは安倍内閣や国会だけではないのです。

『山口よ、アベの暴走はあんたの言う「市民革命成就」の結果、あんたの待ち望んだ「真の二大政党制の完成」の結果だろうが。

山口は、「非武装中立」など非現実路線を続けても政権交代は起こせないし、自衛隊の意義と限界を憲法に明記して初めて、PKOなど国際舞台での軍事面を含む貢献ができると考えて、一九九一年に初めて「創憲」を提唱した。改憲派山口の登場だった。

その後、小沢一郎とともにあったから、「いかに敵失が大きいとはいえ、民主党が前回の大敗からわずか4年間で政権交代を成し遂げることができたのは、ひとえに小沢一郎前代表の下で、政策を転換し、選挙戦術を変えたからである。民主党は様々な主張が雑居した政党であったが、小沢は「生活第一」というスローガンの下で、自由放任を旨とする自民党に対して、平等と再分配を追求する姿勢を明確にした。これにより、ようやく二大政党の対立構図が鮮明になった」と言い、「その意味で、今回の政権交代は日本の政治史上画期的な出来事である。投票率が選挙制度改革後の最高を記録ことも、国民が歴史の新しいページを開くことに参加したいと願ったことの表れであろう。今回の政権交代によって、ようやく本物の民主主義が日本に現れたということができる。いわば、政権交代によって市民革命が成就したのである」と、恥ずかしげもなく書いた。

そして、忘れてはならぬのは、「真の二大政党制とは、自民党がもう一度政権を奪還することによって、完成するのである」と言っていたことだ。』(相沢侃FB 2017年6月11日)


【山中人間話目次】
・山口二郎を重用する安全保障関連法に反対する学者の会、立憲デモクラシーの会の右傾化批判と右傾化の元凶としての共産党の転向批判
・平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)の『想い風(うむいかじ)』「工事止める「撤回」こそ必要」(沖縄タイムス 2017年6月12日)の重要な指摘
・醍醐聰さん(東京大学名誉教授)がコーディネーターをつとめる「森友・加計問題を考えるシンポジウム」の開催が明日の6月13日のことになりました。
・大田元沖縄県知事への哀悼の意をこめて――「壁の向こうに友人を作る」と題された7年前(2010年7月)の同知事インタビューの未発表日本語版記事(Peace Philosophy Centre)の紹介
キョウ てんのう15

Blog「みずき」(1):昨日の6月9日、天皇の生前退位を認める「皇室典範特例法」が衆院に続いて参院でも賛成235、反対0(自由党は採決を退席。反対の意思表示ではありません)の全会一致で可決され、成立しました。この国会での全会一致の可決という大政翼賛会的状況に強く抗議し、これがふつうの一個の日本の市民の意志であることを示しておくため澤藤統一郎さん(弁護士)の「天皇という権威に対する批判をタブーとしてはならない。それは、国民主権を形骸化する第一歩だ」(結語)という論を記録として全文援用しておきます。澤藤さんは総体として現行憲法を擁護する立場から明確に「天皇制反対」とは述べていませんが、その意志が「天皇制反対」にあることは明らかです。私も民主主義と天皇制制度は矛盾し、両立しえないことを再度述べておきます。

Blog「みずき」(2):目取真俊さん(沖縄在住、作家)の翁長知事の工事差し止め提訴批判。ここでもいますぐの「埋め立て承認撤回」の必要性が強調されています。

「翁長知事が工事差し止めの裁判に訴えることが報じられているが、それが裁判が終わるまで埋め立て承認の撤回はしないということであれば、K9護岸は完成しかねない。300メートル余の護岸ができるだけで、潮流に大きな変化が生じ、周辺海域や沿岸部(砂浜)に大きな影響を与える。まだ先は長いなどと言って、現在進められている工事を過小評価してはならない。実際に海に出て、海中に捨て石が投じられる様子を自分の目で見ると、工事に対する認識が変わる。」(海鳴りの島から 2017-06-09)


【山中人間話目次】
・天皇の生前退位を認める「皇室典範特例法」の戦前の大政翼賛会的状況を彷彿させる全会一致の可決、成立に断固抗議する
・目取真俊さん(沖縄在住、作家)の翁長知事の工事差し止め提訴批判。ここでもいますぐの「埋め立て承認撤回」の必要性が強調されています
・鹿砦社代表の松岡利康さんの渾身のしばき隊「リンチ事件」、李信恵(在日朝鮮人2.5世ライター)、その分野の著名人批判
・日弁連主宰の共謀罪に関する法案に反対する国際シンポジウムで国連特別報告者のケナタッチ氏が再び共謀罪法案を批判
・英国総選挙のある分析――「労働者」の動向がキーワードだった。しかし、日本ではその「労働者」という言葉が死語になっている
・「英総選挙:急進左派、着実に拡大 「怒れる若者」支持広げ」(毎日新聞)という記事について
キョウ しばきたい4
元しばき隊ノイホイこと菅野完

Blog「みずき」(1):「野党は全面審議拒否を」という荒唐無稽の論は共産党の非公認下部組織のこたつぬこ(木下ちがや。共産党員)らしばき隊が煽っていたという検証。それにしても、こうした荒唐無稽の「煽り」にこうも容易に煽動される「市民運動」とはなにか? 市民運動の低劣化現象を示してあまりある事例というべきでしょう。なお、いわゆる「55年体制」が崩壊して久しい現時点での審議拒否戦術の荒唐無稽性については私も以下で論じています。

『やはりそうでしたか。http://bit.ly/2rbfsLh 検証ありがとうございます。共産党中央(小池晃)はずるいですよね。末端にはこうやってネットで煽らせ、表向きは知らんぷりして野田執行部に追従し、言い訳は一議員の宮本岳志にさせている。』(世に倦む日日Twitter 2017年6月9日)

『木下某氏のツイログで「審議拒否」と検索すると、さんざん(彼が始めた)「#野党は全面審議拒否を」というタグで煽ってきたのが、まさに6/2前後から、ほぼピタッと止まってるんですよね。まさにブログで書かれた通りの時系列で、裏であったのも、そういうことなのでしょう。』(Anakayama Twitter 2017年6月8日)

Blog「みずき」(2):一昨日から昨日にかけての加計学園問題に関するメディア各紙の記事は「政権、追い込まれ再調査」など「再調査」の文言のみを強調する記事に占領されている感がありますが、一方で「内閣府は再調査せず」(共同通信、2017年6月9日)という記事、情報もあります。

すなわち、この「再調査」なるものの実態は、「結局、今日(6月9日)の午前中の段階の安倍首相の指示は、『官邸の最高レベル』『総理のご意向』と記された文科省の内部文書の存在については再調査するけど、内閣府職員が文科省職員に対して『官邸の最高レベルの意向』『総理のご意向』と発言したこと」は再調査しないし、和泉洋人首相補佐官の『総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う』発言など安倍政権中枢の官僚の発言については言及しませんよということなのです。これでは「再調査を指示するフリ」をしているとしか評価し得ない」(【加計学園問題】安倍首相の「再調査を指示するフリ」 渡辺輝人 2017年6月9日)ものでしかないのです。再度強調しておかなければなりません。安倍晋三一派の悪巧みに欺かれてはならないでしょう、と。

しかし、内田樹が以下のようなツイートをリツイートしています。やはり「再調査」の文言のみを強調して、望月衣塑子という東京新聞記者を過大視ないし英雄視するものです。内田樹らいわゆる「リベラル・左派」派はこの問題についても問題の本質を見誤り、本来ありうべき世論づくりをいつもの軽薄な「英雄視」の方向に捻じ曲げています。ここから生み出されるものは浅薄かつ自己満足的な「運動」の残骸のようなものでしかありえません。こうして「運動」は「リベラル・左派」を称する彼ら、彼女たちによって徹底的に形骸化されていくのです。市民運動、大衆運動を壊滅の方向に導いているのはまぎれもなく「リベラル・左派」を僭称する彼ら、彼女たち、そして、彼ら、彼女たちと同レベルの政党です。


【山中人間話目次】
・「野党は全面審議拒否を」という荒唐無稽の論は共産党の非公認下部組織のこたつぬこ(木下ちがや。共産党員)らしばき隊が煽っていたという検証
・各報道機関は安倍政権が流すフェイクニュースを「再調査の方向性」と報道してはいけない――内田樹批判とともに
・加計学園問題に関する文科省の対応の変化を「国民の勝利」などとぬか喜びするのは当たらないという弁護士の渡辺輝人さんのが警鐘
・昨日の重要なできごとのひとつはFBI=連邦捜査局のコミー前長官の米国議会上院の公聴会での証言でしょう。大統領弾劾の端緒になるかもしれないニュースというべきだからです
・英国総選挙――与党・保守党、過半数割れ メイ首相の責任問う声も
キョウ むとういちよう
武藤一羊さん

Blog「みずき」:田中利幸さん(歴史評論家。メルボルン在住)の「8・6ヒロシマ平和へのつどい」の案内ですが、以下のジョン・ダワーの言葉を援用した田中さん自身の発言、さらに田中さんが引用する武藤一羊さん(ピープルズ・プラン研究所設立者。元ニューヨーク州立大学教授)の発言がとりわけ今日的な問題提起として私の胸に突き刺さります。

『公権力を私物化し法の支配を冷笑する安倍マフィアともいうべき現政権は、2020年、オリンピックの祝祭ムードのなかで、新天皇と新元号のもと、彼らの新憲法を公布すると開き直った。戦後の日本列島の民衆が積み上げてきた平和、人権、主権在民の実績を一挙に覆し、私たちを国家に仕える臣民にかえる目論見である。私たちはこの企みを挫折させる本来の力をもっている。だがその力を本当に発揮するためには、安倍政権を倒すたたかいを通じて、私たちがその先にどのような社会をつくるのかを真剣に考える時期がきている。昨夏の明仁天皇の生前退位声明以来、象徴天皇制が新たに政治の中心に浮上した。安倍改憲を挫折させるには憲法をまるごと守らなければならない。しかし、こうして安倍政権を打倒した向こうに、私たちは、何を見るのか。天皇の象徴権力によって統合されている日本社会を見るのか。戦後国家からその最良の遺産を引き継ぎつつ、私たちは、どのような列島社会をつくろうとするのか、そこにいたる道筋は何か、それらをめぐる活発な運動相互間の討論と探求は、安倍を倒す運動をかならず強めるだろう。私はそう確信する。』(武藤一羊さん)


【山中人間話目次】
・田中利幸さん(歴史評論家。メルボルン在住)のジョン・ダワーの言葉を援用した発言と武藤一羊さん(ピープルズ・プラン研究所設立者。元ニューヨーク州立大学教授)の発言が胸に突き刺さる
・水島朝穂さん(早大教授。憲法学)の「共謀罪」法案に隠された重大論点――「酒に買いにゆく」だけで逮捕される理由
・日弁連の時宜に適った重要な国際シンポジウム――ジョセフ・カナタチ氏(国連人権理事会特別報告者)スカイプ参加
・読売新聞の「過去に例のない『新聞史上最悪の不祥事』」という郷原信郎さん(弁護士)の指摘
・あの天安門事件が起きた6月4日(1989年)から28年。これも時宜を得た阿部治平さんの中国政府(経済政策)批判
・<加計疑惑>「前川の乱」から「文部科学省の乱」へ(直撃LIVE グッディ!)という視点の有意義性と「国民の眼」という視点の欠如
・「ハーバード大学の勇断――「10人の入学許可撤回 FBで差別的発言」で
・木村剛久さん(元編集者。「海神日和」主宰者)の「寅さんについて――「男はつらいよ」を旅する』をめぐって(2) 」
・沖縄 1935 写真でよみがえる戦前――朝日新聞・沖縄タイムス共同企画
キョウ きょうさんとう21

Blog「みずき」;天皇の退位に向けた特例法案がきょう衆院で可決される。特例法案は、参議院の特別委員会での審議を経て、来週中にも成立する見通しだという。この法案に反対する政党はない。そのさまは戦前の大政翼賛的状況下の国会と変わらない。こうして全会一致で戦前に回帰していく。野党界隈はいま共謀罪法案阻止のため審議拒否で対抗しようという声で賑々しい。しかし、その野党が天皇の退位に向けた特例法案を全会一致で支持する。それがたとえ象徴天皇制であれ天皇制の一形態であることには変わりがない。そして、共謀罪法案の祖形といわれる戦前の治安維持法はその天皇制を保持するためにたくらまれ、人々の思想、表現の自由を奪い、多くの死者を含む罪人をつくった。が、野党なるものはその天皇制保持の一形態でしかない特例法案には全会一致で賛成というのだ。この国に革新政党と呼ばれてきたものがまだ仮にあるとすれば、それは革新政党の自殺行為にほかならない。共謀罪法案反対と特例法案支持は両立しない。その両立しないものに賛意を表する。まさにこの国はいま戦前の大政翼賛的状況下そのものだ。そこには良心と思想のひとかけらもない。

【山中人間話目次】
・天皇の退位に向けた特例法案がきょう衆院で可決される。この法案に反対する政党はない。そのさまは戦前の大政翼賛的状況下の国会と変わらない
・共謀罪法案と天皇退位特例法案の関係性に関しての内海信彦さん(画家、早大「ドロップアウト塾」主宰)の本質的な指摘
・審議拒否戦術を絶対視するべきではありません。況やただ騒ぎ立てるだけの審議拒否戦術では自己満足に終わってしまうのがオチです
・リベラル・左派のあまりのていたらくにいま保守のこの人が輝いて見える。しかし、こういうことではいけないのです
・小倉利丸さんの共謀罪がテロ対策を口実に国会でも成立の瀬戸際という危うい状況にあることを前提にしたジョン・ピルジャー「英国のテロ: 首相は何を知っていたのか? 」という論の訳出
・駒込武さん(教育学研究科教授。教育史)の「戦争バブルに色めき立つ大学?」という論。重要な指摘です
・安倍首相のおれが偉いといわんばかりの国会答弁は、世界の笑いものになり、国連が異例のプレスリリースを発表する事態となっています
・加藤哲郎さんの今回の論考は、安倍政権のこの上ない危険性についてとりわけ鋭くメスを入れるものです。加藤さんの安倍政権弾劾はいつにもまして激しく、厳しい
キョウ だいどうじしょうじ2  
Blog「みずき」(1):辺見庸の「大道寺将司とテロの時代――奇しき生、奇しき死」(共同通信配信)。以下は、その事前報告。辺見は「不快な発見」として次のように書いている。

「大道寺将司全句集『棺一基』を刊行してくれる出版社をさがしていたころ(略)やってくれるとおもっていた、表向きリベラル系、左派系をふくむいくつかの版元が、「あれだけの犯罪をおこした人物」であることを理由に、やんわりと刊行を拒んだのです」。彼らは人の生と死は国家権力なるものの規制以前に屹然とあることに思い及ばない。権力に屈従する者でしかない。それをしもリベラルというか。左派というか。私も辺見の思いに同意する。

(2)いまの時期だからこそあえて言う。自称・似非リベラル・左派軍団の「英雄」づくりがまた始まっている。

自称・似非「リベラル・左派」周辺集団の「英雄」づくりがまた始まっています。いまの時期だからこそあえて言っておかなければなりません。こうして「リベラル・左派」を自称する者どもは告発の本来の意義をスター・有名人志向の芸能ニュースレベルに低俗化させていき、告発そのものの本来持っている内閣打倒にもつながる破壊力を無力化させていく。そして、世は、天下泰平の世に治まっていく。こうして彼ら、彼女たちは運動を窒息死させてきた。いままた同じことを繰り返している。前川前文科省事務次官を「告発」以上の存在として祭り上げてはいけない。彼はもともと保守畑で仕事をしてきた官僚でしかない。彼を「革新の人」のように祭り上げてはならない。


【山中人間話目次】
・辺見庸の「大道寺将司とテロの時代――奇しき生、奇しき死」(共同通信配信)事前報告。辺見は「不快な発見」として次のように書いている
・翁長知事に埋立承認「撤回」を再度求める:うるま市島ぐるみ会議――仲宗根勇さんの怒りの報告の追記
・鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主宰者)の翁長知事の事実上の「撤回棚上げ発言」問題に関する同知事及び同知事を擁護する不見識メディア批判
・下記のNHKニュースも窪田順生なるノンフィクションライターを筆者とするダイヤモンド・オンライン記事もすべて安倍政権による謀略的なメディア調略と見るべきでしょう
・自民党安倍内閣の驕りと閣議決定答弁書なるものの大ウソ。再び言う。安倍政権に正統性=正当性はない
・いまの時期だからこそあえて言う。自称・似非リベラル・左派軍団の「英雄」づくりがまた始まっている
・公明党の支持母体である創価学会内の謀罪法案反対の声への疑問
・ここには小説のような時間の流れと空間があった――カミハテ商店
キョウ しらいそう
白井聡(左)&内田樹

Blog「みずき」:内田樹、白井聡、山口二郎、小林節は「リベラル」でも「左派」でもない。単なる「トンデモ」でしかありません。こういうやからが「リベラル」「左派」の顔をして闊歩している。それをリベラル、左派が許している。というよりも、礼賛している。これがいまの日本の左派、リベラルの現状です。私はこういう社会を右傾化社会と呼んでいます。

『内田樹に続いてこいつ アベをかばう田崎史郎のごとく、天皇アキヒトの憲法違反を擁護する忠臣<今上天皇は、あえて「お言葉」を表明したのだと思います。一般論として、ある秩序全体を守るために、その秩序が定めている個別のルールを破らなければならない瞬間があります。今回の場合は、戦後民主主義という秩序を守るために、個別のルールを破らざるをえなかったということです。>白井聡 天皇とアメリカ 『月刊日本』2017/5/23』(
永原純FB 2017年5月26日

【山中人間話目次】
・琉球新報も護岸着工1カ月の辺野古の現状について「『後戻り』今しかできない」という切迫した社説を掲げています
・翁長知事よ。なにをたわごとを言っている。いまをおいて撤回の時期はない!なぜ、いますぐ撤回宣言をしない!
・数年前からわかっていてさんざん忠告してきたことだが、やはり撤回しても手遅れになるのをオナガ県政は待っている
・翁長県知事、県庁職員、与党県議および各種団体の幹部のみなさん。これって、政府がアリバイ的にできもしない工事を進めていると考えるのは間違いですよね。どうして止めないのですか
・入国制限の大統領令 連邦控訴裁も執行停止を支持――アメリカではトランプ政権の終焉が一刻、一刻近づいている
・米民主党議員64人がドナルド・トランプ大統領に、北朝鮮に対する先制攻撃に反対するとして直接対話を求める書簡を発表した
・文在寅大統領の民主度が問われています。当然、文大統領は国連のハン・サンギュン民主労総委員長釈放勧告に直ちに応じるべきでしょう
・内田樹、白井聡、山口二郎、小林節は「リベラル」でも「左派」でもない。単なる「トンデモ」でしかありません。
・花の香りに満たされて花摘みをする娘たちのそのひとときこそ美しい。満天の風は貧しい農家の娘たちのために吹いた
キョウ りっけんでもくらしーのかい
立憲デモクラシーの会(右端は中野晃一さん)

Blog「みずき」:「立憲デモクラシーの会」の声明は「自衛隊はすでに国民に広く受け入れられた存在で、それを憲法に明記すること自体に意味はない」「現状を追認するだけだから問題はないとも言えない」などと言う。「立憲デモクラシーの会」は安倍政権と同様の民間の自衛隊追認機関か。ここにはいま現にある「武力の行使の放棄」(憲法9条1項)と「戦力の不保持」(同2項)を規定した憲法を守ろうとする法律学者の使命感もその姿勢も微塵も見られません。この「立憲デモクラシーの会」の今回の声明はいわゆる「護憲」(リベラル・左派)勢力はここまで堕落していると自ら表明しているようなものです。「立憲デモクラシーの会」をリベラル勢力とはとてもみなすことはできません。「立憲デモクラシーの会」は市民を誤った方向に導いています。もちろん、「護憲派」(リベラル・左派)を自負する者はこうした堕落のきわみといってよい「立憲デモクラシーの会」の安倍改憲批判を追認するようなことはあっては決してならないでしょう。私は「立憲デモクラシーの会」に集う「学者」たちを弾劾する。

【山中人間話目次】
・「立憲デモクラシーの会」は安倍政権と同様の民間の自衛隊追認機関か。ここにはいま現にある「戦力の不保持」を規定した憲法を守ろうとする法律学者の使命感もその姿勢も微塵も見られない
・自民党内超タカ派でしかない小池百合子を共産党は「是々非々」などという戯言を弄しながらなぜ支持するか。共産党が安倍改憲反対をぶち上げても、小池支持と安倍改憲反対の主張にはまったく整合性はない
・菅官房長官、国連特別報告者を「個人」呼ばわり、「質問」に抗議――菅義偉官房長官は、何か勘違いをしているようだ
・国連のプライバシー権に関する特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏は菅官房長官の抗議の記者会見を「中身のない逆ギレ」と反批判しています。まさにそのとおりです
・ZEDさん(「Super Games Work Shop Entertainment」ブログ主宰者)のリベラル・左派が批判しない文在寅韓国大統領批判
・乗松聡子さんのうるま市「島ぐるみ会議」の翁長沖縄県知事宛「前知事の辺野古埋立承認行為の即時撤回を求める要請書」の紹介
・年金制度を厚生年金と国民年金に分断し、国民年金の場合は満額支給でも月額で約6万5000円(2015年度)と人としてまっとうに生きていくことのできない金額しか支給されない。ここに根本的な問題があります