谷垣法務大臣が今日の閣議後の記者会見で袴田さんの再審=裁判のやり直しが認められ、釈放されたことについて、「環境の激変をうまく乗り越えてもらいたい」という大道徳者か偽善者の訓示のようなものを述べたそうです。

法相「環境の激変 うまく乗り越えて」(NHK 2014年3月28日)

以下は、辺見庸の感想。
 
「法務大臣が袴田事件再審開始と袴田さん解放についてコメントし、がんばって社会復帰するように、とかなんとか言ったらしい。自己と国家を同一視している者は、恥の感覚を欠く。個として詫びるということを知らない。むしろ哀れだ。袴田事件はわたしに、隠棲と隠遁、彽徊趣味のナンセンスをあらためておしえている。」 (辺見庸「日録11」2014/03/29)
 
再度、辺見庸の言葉を借りれば、この手合い、「世の中の裁定者面をした正真正銘の、立派な背広を着た糞バエ」(『いまここに在ることの恥』 毎日新聞社)というところか。
 
袴田さんを48年間も拘禁していた責任者は、谷垣氏よ、あなたをはじめ歴代の法務大臣ではなかったのか。
 
こういうやつらによっていまも政治は形成されている。

言うべき言葉もない。
 
ちなみにこの御仁、駆け出し議員だった1986年には中曽根内閣が提起した国家秘密法案には反対を表明したが、安倍内閣が提起した特定秘密保護法案には賛成した。そして、天下の悪法の特定秘密保護法案は昨年12月6日に成立した。
関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://mizukith.blog91.fc2.com/tb.php/827-c9b8a949