私は本ブログの「今日の言葉」(左側)の3月11日付けで「ウクライナ・クリミア」問題に関して「RT(旧ロシア・トゥデー)」(ロシア政府が運営資金を出す衛星テレビ局)のニュースキャスターだったリズ・ワールが放送中にロシア政府の「ウクライナ侵攻」に抗議して唐突に辞職を発表した事件について「マスコミに載らない海外記事」ブログの「アビー・マーティン、リズ・ウォールと、マスコミ戦争についてという以下の記事を引用しておきました。
 
「放送中に辞職を発表した リズ・ワールという女性、祖父母、 ハンガリー動乱を避けて、アメリカに移住したという。そういう背景を持ちながら、ロシア国営放送 で働こうと思ったこと自体、不思議におも う。(略)当時のナジ・イムレ首相、秘密裁判で処刑されたが、ハンガリーでは名誉回復している。田中正造直訴の書状を書いた幸徳秋水、 政府の デッチあげ大逆事件で死刑になった。犯罪的な 冤罪で 死刑にされた方々今も有罪のまま。国家による名誉回復はされていない。戦争をしない国、労働者の幸せをめざした人々、犯罪人でなく偉人だろう。異常な国では、そういう行為は犯罪。今後、新たな幸徳秋水や小林多喜二が作られるのだろうか?『ウクライナ人とロシア人の間の曖昧な境界』で、ウクライナ語とロシア語の近さを説明する部分のみご紹介した記事『モスクワへの道はキエフ経由: ロシア を脅かすクーデター』(英語原文)の中で、Mahdi Darius Nazemroayaは、憲法と現状のラダ(議会)議員構成から、ウクライナ政府の正当性への疑念も論じている。新政権の正当性論議、大本営広報部 は意図的に 無視して も、街の弁護士日記は無視しておられない。(略) 「この、むき出しの暴力の本質は、軍事に本質があるのではなく、EUへ併合しようという市場とマネーの思惑だ。」(マスコミに載らない海外記事(「アビー・マーティン、リズ・ウォールと、マスコミ戦争について」後記) 2014年03月11日 

下記の「マスコミに載らない海外記事」ブログの「‘アメリカ・ネオコン’が代替メディア攻撃をいかに仕組んだかに関する新報告」は、リズ・ワールはなぜテレビ放送中に唐突に辞職を発表したのか? 
その背後には米国のネオコン・シンクタンクの暗躍があったことを明らかにしています。米欧(の政府とその大本営発の情報に踊らされるメディア)によって仕組まれた「ロシア叩き」の筋書きがひとつひとつ輪郭をくっきりとさせてきました。

‘アメリカ・ネオコン’が代替メディア攻撃をいかに仕組んだかに関する新報告(マスコミに載らない海外記事 2014年3月22日)
 
公開日時: 2014年3月20日 04:22
編集日時: 2014年3月20日 04:22
編集日時: 2014年3月20日 12:17

リズ・ウォール ジェイムズ・カーチク 
リズ・ウォール(左)と、ジェイムズ・カーチク(RTビデオからのスチル写真)
 
進行中の冷戦復活キャンペーンにおける、この組織の役割を明らかにする新調査報道によれば、最近の元RTニューズ・アンカー、リズ・ウォールの放送中辞任は、ネオコン・シンクタンクが画策した妙技に過ぎない。
 
3月5日、ウォールのニュース・コーナーにおける、ロシア政策の公然の非難という“プロパガンダ”戦術に関する、彼女の発言に至るまでの時々刻々の詳細説明マックス・ブルーメンソールと、ラニア・ハレクがtruthdigに書いた説明は、さほど有名でないネオコン・シンクタンクForeign Policy Initiativeとのつながりを明らかにした。
 
FPIは、2009年に、アルカイダの9/11テロ攻撃後、ブッシュ政権によるアメリカのイラク侵略を擁護する上で重要な役割を果たした組織、新しいアメリカの世紀のためのプロジェクト(PNAC)の共同創設者ロバート・ケーガンや、ウイークリー・スタンダード創設者ウイリアム・クリストルを含むネオコン大物のグループによって創設された。
 
二人の著者と、組織のTwitterから、オンラインで容易に得られる証拠からして、FPIはその日、RTの放送で起きることを内々に知っていたのだ。
 
ウォールのRT最後の出演わずか20分前、FPIは、RTで“何か大事”が“起きる”だろうと発表し、フォロワーを、RTのライブ・ウェブ放送へ導いた。
 
続いて起きたRTライブ・ウェブ放送に書き込まれたツイートの嵐は、まるで、大いに喧伝された放送中のウォール辞任というクライマックスを迎えるに至った、極めてしっかり画策された出来事の秒読みのようだ。
 
わずか一時間後、コメンタリーや、ウイークリー・スタンダード等の保守派刊行物に定期的に寄稿している31歳のライター、ジェイムズ・カーチクが書いた、ウォールの独占インタビューがデイリー・ビーストに掲載された。
 
truthdigの報道が指摘している通り、大半の米国政府関係者によって、PNACを商標変更したものと見なされているFPIの上級研究員カーチクが、ウォール昨年8月以来、連絡をとっていたのだ。
 
カーチク自身、ネオコン雑用係のように見えるが、現在のウクライナ危機の中核にいる、アメリカ政府関係者なると、FPIは豊富な要員を抱えている。
 
ヨーロッパを担当する最高位のアメリカ外交官ビクトリア・ヌーランドの夫は他ならぬロバート・ケーガンだ。ケーガンは、FPI理事会メンバーであるのみならず、アリゾナ上院議員の失敗に終わった2008年の大統領選出馬時、ジョン・マケインの外交政策顧問でもあった。激しい反ロシア言辞で有名なマケインは、12月、極右民族主義者、オレフ・チャフニボクを含む、ウクライナ反政府派指導者達とともに登場していた。
 
マケインが、ウクライナ反政府派と会談したまさにその週、ヌーランドは、キエフ抗議行動の中心地、独立広場で、抗議行動参加者や機動隊に菓子を手渡していた。ところが、この外交官は、遥かに苦々しい行動で、メディアの熱狂を引き起こした。
 
ジェフリー・パイアット駐ウクライナ・アメリカ大使と、現地状況について会話した際、ヌーランドは、今や悪名高い"EUくそくらえ" 発言で、より慎重なヨーロッパのウクライナ政策を批判し
た。もし、会話の記録と流布がモスクワの仕業であれば、"ロシア・スパイ活動ノウハウの最低記録"だと当時、アメリカ国務省は述べた。
 
"ロシア人くそくらえ"
 
ロシアに対し到底友好的とは言えない人物のカーチクは、ブラッドリー・マニングの処刑を求める最近の論説に関し、討論会に出演し討論する招待を受け、自らRTに出演した。
 
カーチクが機会を利用して、ロシア政府が批准した“ゲイ・プロパガンダ”法案を非難すると、討論会はおかしくなった。ハレクとブルーメンソールが書いている通り、居心地の悪い出演直後に、カーチクはマイクを外して言った“ロシア人に一杯くわせたかったから、放送に出演したんだ。”
 
どうやら“RTについてもっと知るため”自分で与た任務から、ウォール辞任から数日して、彼女が多数の局に出演した後、RTのDCスタジオの外に、カーチクが張り込んだ。
 
カーチクが、手あたり次第、職員にプッシー・ライオットに関する質問をして当惑させた後、ビルの警備担当者が歩み寄り、最終的に地元警察に通報した。デイリー・ビーストに、カーチクが投稿した記事は、RTのDC本部の“暴漢志望者”が警察に連絡したとなっていたが、警察に連絡したのは、RT職員ではなく、ビルの警備担当者であると明記すべく、記事は後にこっそり更新された。
 
FPIとジェイムズ・カーチクの政治目的の詳しい分析から進み、調査は、RTにおけるウォールの身分も詳細に調べている。二人の筆者は、6人の社員に接触し、ウォールは以前“政治に無関心で、明確な主義主張がない”として、アンカーから記者に降格され、無休停職中だったことがあるとも彼らは説明しているが、全員“ロシアに関する問題の局報道に対する呵責”だと明言している。
 
“元同僚によれば、ウォールは、怒りをあらわにして、同僚を激しく非難することがあり、幹部にむかって‘わめいていた’”とブルーメンソールとハレクは書いている。
 
インタビューを受けた他の社員は、ウォールとカーチクのつながりを知っていたと明言している。
 
どう考えても[カーチクは]、しばらくの間、彼女をあやつって、これをさせようとしていた”と一人は語り、“RTに一杯食わせ”ようと、匿名の人物から誘いを受けたとウォールが打ち明けたとも語った。
 
確かに、辞任翌日 '#freedomselfie'と題するTwitter書き込みでカーチクが投稿した写真で分かるように、彼女が辞任した日のウォールとカーチクの行動が、親密な関係を示唆している。
 
結局のところ、ウォールの公的な抗議は、FPIや“カーチク等のネオコンにお馴染みの冷戦主義者の主題”をオウム返しにしているようだと、ブルーメンソールとハレクは書いている。
 
ウォールを“実に大胆不敵”と述べたMSNBCのゴールデンアワーに出る評論家クリス・ヘイズや、元アンカーが“アメリカ人であることを誇りに思っている”と述べたアマンダ・カーペンターの様な保守派ライターから称賛を得て、組織的と見える大胆な行為はそれなりに成功した様だ。
 
記事原文のurl:rt.com/usa/neocons-stage-attack-alternative-media-965/
 
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大本営広報部、連日「集団的先制侵略攻撃権」容認政府キャンペーンの提灯持ち。
 
定時のテレビ・ニュースなり、紙媒体なり、大本営広報部を見聞きする限り、洗脳絨毯爆撃から逃れられない。
 
この記事、原文、冒頭のビデオといい、豊富なTwitterのツイート記事といい、説得力がある。残念なことに、そうした部分、うまく貼り付けられない。原文でご覧願いたい。
 
webで流しているRussia Todayのオンライン・ニュース番組で、放送中に、アンカーが、やっていられないとばかり、辞任を宣言した事件の背景調査報告記事。
 
出来事についての、Russia Today編集長発言の下記翻訳を併読いただかないと、この記事の意味は、ご理解頂き難いだろう。
 
アビー・マーティン、リズ・ウォールと、マスコミ戦争について
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