澤藤統一郎弁護士の「宇都宮健児君、立候補はおやめなさい」という「人権」と「民主主義」に関わる問題提起は人としての「個」の「良心」に関わる問題でもあるはずなのにその人の「良心」の領域まで浸透していかなかった、いかない理由のひとつには、「集団をたのみとするのではない、ささやかな「個」の勇気、ひとりのたちいふるまい、ひとりの言葉、ひとりの声」の問題、辺見庸のいう「災いにむかって暴走する列車の乗客」の問題が横たわっているのではないか(辺見庸「なにかが起きている――足下の流砂について」)。
 
澤藤統一郎弁護士の宇都宮健児氏批判、人にやさしい東京をつくる会・運営会議批判に関してある共産党シンパの年下の友人の次のような感想を読みました。
 
「ちょっとだけ、澤藤弁護士の宇都宮陣営批判に触れておくなら、同氏の示す事実関係は、人間関係のもつれとしてはそれくらいのことはあると思わせるものだったと思います。人間関係のもつれの問題としては、河添誠さんの言動もそんなにおかしなものではない。河添さんは、日ごろから言葉遣いや口調が激しい方のようなので、「恫喝」と表現したくなるような言動となったのでしょう。それを、陣営の非民主的で権威主義的な体質のあらわれ、と非難するのは、いかがなものかと考えます。当事者の主観を言い立てたもの、と僕は判断しました。」
 
以下は、その感想に対する私の応答。
 
澤藤弁護士のご子息(といっても、おそらく30代前後)の澤藤大河氏の証言する以下の事実は単なる「人間関係のもつれ」にすぎないといえるものでしょうか?
 
「私は、選挙戦を4日残した12月11日午後9時30分に、突如上原本部長から、選対事務所に呼び出され、そこで、随行員としての任務外しを言い渡された。(略)熊谷伸一郎事務局長(岩波)は、「翌日休むように命令しただけで、任務を外す命令ではない」と言っているようだが、詭弁も甚だしい。 選挙戦はあと3日しかないこの時期に、 候補者のスケジュール管理に責任をもっている私を、慰労のために休まようとしたとでも言うのだろうか。一刻も選挙活動のための時間が惜しいこの時期に、私を休ませる理由があるはずはない。(略)上原本部長や熊谷伸一郎事務局長(岩波)は、選挙運動の円滑な運営よりも、私への「小さな権力の誇示」と「嫌がらせ」を優先したのだ。(略)それに加えて、「女性は厳禁とされた随行員に、選対本部の許可なくTさんを採用したこと」も、理由とされた*。なんと馬鹿馬鹿しい理由。私は反論した。ここで一歩も退いてはならないと思った。直感的に、これは私だけの問題ではない。選挙共闘のあり方や、「民主陣営」の運動のあり方の根幹に関わる問題性をもっていると考えたからだ。」(「宇都宮健児君、立候補はおやめなさいーその7」「第1部 宇都宮選対の体質と無能力について(澤藤大河)」「随行員としての任務外し」)
 
「「命令」なのか確認をしたところ、上原公子選対本部長は「命令」だと明言した。私はこれは極めて重要なことと考え、上原選対本部長には「命令」する権限などないことを指摘した。お互いにボランティア。運動の前進のために、合理的な提案と説得と納得の関係のはず。上命下服の関係を前提とした「命令」には従えない、ことを明確にした。このときの上原公子本部長の表情をよく覚えている。彼女は、熊谷事務局長と目を合わせて、にやにやしながら、「この人、私の命令を聞けないんだって」と笑ったのだ。」(同上)
 
*この件については、「ボランティアのTさんに随行員となってもらったのは、車長も含む街宣チーム全員の話し合いの結論だったこと。選対事務局に人員増強の要請をしても応じてもらえず現場の必要に迫られての判断だったことなど選対事務局側の方に問題があったことが明らかになっています。
 
上記で大河さんご自身が書かれているように「これは私だけの問題ではない。選挙共闘のあり方や、「民主陣営」の運動のあり方の根幹に関わる問題性をもっている」もの。すなわち、大河氏の「排除は極めて権力的に行われた」(澤藤弁護士)ものとみなされるべきものではないでしょうか?

また、上原公子選対本部長の「熊谷事務局長と目を合わせて、にやにやしながら、『この人、私の命令を聞けないんだって』と笑った」言語道断の発言もまさに「極めて権力的に行われた」発言とみなされるべきものではないでしょうか?
 
こうした上原公子選対本部長と熊谷事務局長の論外かつ言語道断な行為について宇都宮健児氏は「結局はやむを得ない処置で、選対本部長や事務局長の責任を問うべき事件だったとは思わない」と述べています(宇都宮健児君、立候補はおやめなさい-その4)。
 
宇都宮健児氏も民主主義の人とはけっして言えませんね。上記の澤藤大河氏の証言は単なる「人間関係のもつれ」にすぎないものでしょうか? 私はあなたの「民主主義感覚」を疑わざるをえません。
 
またさらに河添誠氏(首都圏青年ユニオン)は澤藤弁護士を「だまし討ち解任」した昨年12月20日の「人にやさしい東京をつくる会・運営会議」の席で次のように発言したといいます。
 
「澤藤さん、あなたはいいよ。しかし、息子さんのことを本当に考えたことがあるのか。これから先、運動の世界で生きていこうと思ったら、そんなこと(会と宇都宮君の責任の徹底追及)をやってどうなると思う。よく考えた方が良い。」「発言者は河添誠さんただひとり。しかし、その場で彼をたしなめる者はなかった。」(宇都宮健児君、立候補はおやめなさいーその10)。
 
上記の河添氏の発言は「そんなにおかしなものではない」ものですか? また、単に「言葉遣いや口調が激しい」という問題でしかないものですか?
 
この点についてもあなたの「民主主義感覚」を私は疑わざるをえません。
 
あなたがほんとうにそう思っているのならば、残念ながらあなたとは倶に天を戴かず、というほかありません。
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