前々回のエントリで藤原新也さん(作家、写真家)の独自の観点からの東京都知事選候補者としての細川護熙支援の論をご紹介しましたので(私がここで藤原新也さんの論を紹介しているのはあくまでも彼の「独自の観点」からの論の紹介ということにつきます)、その帳尻合わせとして今回はその細川氏の非科学的な脱原発論、彼のトンデモ性を指摘する論をご紹介しておきたいと思います。筆者は石井孝明氏(フリー・ジャーナリスト。元時事通信記者)。石井氏については私はほとんど知るところはありませんが、彼の山本太郎論及びフリー・ジャーナリストの田中龍作氏評価については私の評価と一致するところが多く、その限りにおいて(他のことについてはよく知らない、という謂いです)信頼するに足るジャーナリストであるというのが私の石井氏評価です。今回の細川氏のトンデモ科学論の評価も私の評価とも一致します。
 
以下、石井孝明氏の細川護煕論。
 
細川護煕都知事候補の頭の中身が心配だ
(石井孝明 アゴラ 2014年01月31日)

細川護煕
 
老醜コンビ
 
東京都知事選挙で、候補である細川護煕元首相の行動とエネルギー政策論のおかしさに、私はうんざりしている。(私の記事「原発ゼロ、オリンピック返上を明言--細川氏の政策の危うさ」)それどころか、私は彼の頭の中身が心配になってきた。

デモクラTVというサイトで、細川氏がインタビューに答えていた。今週に(記事は1月31日金曜日執筆)収録した情報のようだ。
 
18分ごろから、異様なことを言い始めている。彼は、反原発を唱えている。これは原発をどうするという、政策論以前の問題だ。彼の頭が大丈夫かという内容だ。
 
細川氏の発言を引用してみよう。
 
(デモクラTVサイト
(文字起こし、はたともこ元参議院議員のサイト
 
「数日前に私は見たんですけども、ロシアの国防軍が出した極秘資料というものが出てきてね。 それを見たんですが、福島でこないだ暮れに、12月31日だったかな、爆発があったという小さな記事が出ましたね。 その数日前から実は水蒸気が上がっていて『何かおかしい』という話があったのを私も確かに覚えているんですけども」
 
あれは完全にメルトダウンを起こしているということを、いろいろ分析をしていて。 それでアメリカはヨウ素を15000袋だっかな、既に2月の始めに配るという手筈を始めたということとかですね、それから、いま北極海とかいろんなところでシロクマ、アザラシ、その他の生物の大量死が続出していると、これはまさにその福島の影響であるということとか。いろんなものが出てきているわけです。これはまあ凄い話だと思いましたね」
 
「だから、浜岡でもその刈羽でも東海第二でも、こっから100キロか200キロの中にあるわけですよね。だから、それが一発あったら、もうおしまいですよね。これは日本だけじゃなくて、もう世界がおしまいになる。これはそのロシアの報告書にもですね、これはもう本当に人類の危機だと。それで、プーチンも、ええ、それからアメリカの大統領もですね、全部今、報道管制敷いているっていうんです、今、このことについて。ですから、具体的に、ええ、CNNじゃなくて、どこだったかな、の、テレビの、その、メインキャスターも、もうこのことについてしゃべるなという、そういう管制をひいているという話が出ていましたけども。」
 
つまり要約すれば以下のことを言っている。
福島では2013年12月にメルトダウンが起こった
福島事故の影響でシロクマなど北極海の生物が死んでいる
報道管制がしかれている
自分はロシア軍の機密情報を読んでいる
 
こんなことを、他人に話したならば普通の人は、「おかしな人」と認識されるだろう。全部妄想で、論評にも値しない。
 
そして文字起こしを読むと、何を言っているのか、よく分からない。細川氏は、論理的に文章を構成できないのだ。
 
ばかばかしいが、元データをたどると、当然見つからない。まじめに調査していないのだが、ちょっと変わった人のトンデモサイトがネタ元らしい。
(福島メルトダウンを伝えるサイト
(ロシアの機密情報を伝えるサイト。なぜかイランのテヘランのメディアによるロシア軍の動向の引用。ばかばかしいので、イラン情報が実在するかも確認していない。)
 
細川氏におかしな情報を吹き込んでいる人も気味が悪い。誰なのだろうか。
 
細川候補のことを、有権者はまじめに相手をしてはいけない。原発を賛成でも、容認でも、反対でもだ。彼は正常な判断ができる状況にあるとは思えない。おかしな行動を繰り返す山本太郎氏でさえ選挙戦の時は穏健な主張に変える冷静さがあった。
 
私は東アジア文化圏に属す日本に暮らし、その「年長者に敬意を持つ」という文化的特長に従う人間である。しかし彼を次の言葉で形容することは許されるだろう。
 
「老醜」と。
 
彼が社会的自殺をするのは哀れだ。

なお、以下は、弊ブログのプラグイン(右端)に設けている「今日の言葉」です。

「選挙は勝たなきゃ意味がない」だそうだが「選挙で勝っても意味がない」が民主党政権誕生の教訓ではなかったのか(秋原葉月‏@akiharaha
duki
(「Afternoon Cafe
」ブログ主宰)2014年2月2日)

革新共闘選挙の候補にふさわしい清新で魅力溢れる候補が力強く脱原発を含む運動をつくっていたら、反原発を看板とする細川の出る幕はなかっただろう。(略)革新側の拙速な候補者選びが今日の事態を招いたのだ。(「澤藤統一郎の憲法日記」2014年1月21日再掲
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