ヒューマンライツ・ナウ事務局長で弁護士の伊藤和子さんが現在内閣府で策定中の第三次男女共同参画基本計画の「後退?」について重要な指摘をされています。

先月の10月25日に開かれたもっとも直近の第三次男女共同参画基本計画の第62回基本問題・計画専門調査会で配布された会議資料としての「第3次男女共同参画基本計画(案)」には、これまでの資料では明確にうたわれていた民法改正とポジティブアクションの具体策がペンディングにされて空欄になっている、というのです。

第三次男女共同参画基本計画を後退させてはならないと思います。また、民主党政権下で第三次男女共同参画基本計画の「後退?」が起きていることも留意する必要もあるように思います。

委細は下記の伊藤和子さんの記事を読んでいただきたいと思いますが、伊藤さんの言われる「以前のペーパー」とはおそらく下記のことでしょう。注をしておきます。

基本問題・計画専門調査会の頁

第3次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(2010年7月22日)

・第1分野 政策・方針決定過程への女性の参画の拡大
*「ポジティブ・アクション」の「ポジティブ」で検索をかけると手っ取り早い
・第2分野  男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革 
*「民法」で検索をかけると手っ取り早い

以下、伊藤和子さんの記事です。

後退? 第三次男女共同参画基本計画(弁護士伊藤和子のダイアリー 2010年10月31日)
内閣府が現在策定中の第三次男女共同参画基本計画。福島前大臣の時代になかなか先進的な計画ができあがっているな、と思って政府の取り組みを見直しかけていたところ、、、

10月25日の基本問題・計画専門調査会の配布資料として、基本計画案が配布され、それがウェブアップされましたが、重要な課題が空欄になってペンディングにされていて、驚きました。

http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/siryo/ki62-1.pdf

ひとつは政治に対する女性の参画に関するポジティブアクション(9ページ)

もうひとつは民法の女性差別規定を改正すること(16ページ)

以前のペーパーで明確にうたわれていた、民法改正とポジティブアクションが空欄になっているのです。

このふたつの項目は、2009年の国連女性差別撤廃委員会による日本審査で出された改善勧告に入っているうえ、特に重要なので、2年以内にフォローアップ報告をするように特に求められた勧告。

それが、今後5年間の男女共同参画の基本計画iにいったんは入っていたのに、消えてしまったとしたら???

まったく残念なことに、政府は、きちんと目を光らせて監視していないといったいどこにいくのか本当にわからない。そーっとこんなことが進んでいるなんて。

後退をさせないように、市民社会として、こういうことを曖昧にさせないようにしましょう。
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