先に私は「『東京オリンピック招致決定』パロディ第2弾:東京オリンピック開催は『愚民政策』というもうひとつのパロディと『オリンピックファシズム』の道への警告」という記事を書き、その中で、私たちの国の「オリンピックファシズム」の道への傾斜化に警鐘を鳴らす坂井貴司さん(福岡県)の「東京オリンピックに対する態度」(CML 2013年9月9日)という論をご紹介しておいたのですが、その坂井さんの論とも呼応する警鐘を鳴らす人がさらにもうおふたかたいらっしゃいました。おひとりは評論家の井上静さん。もうおひとかたは本名不詳のZED氏。どちらも見るべき論だと思いますのでご紹介させていただこうと思います。


日本の黒い夏 
日本の黒い夏─冤罪

おひとり目、井上静さん。
 
オリンピックは冤罪を生む(楽なログ 井上静 2013-09-08) 

オリンピックを開催すると金がかかるので、一時は世界各地の都市から敬遠されていたのだが、84年のロサンゼルスオリンピックで、主催者がうまくスポンサーを募って企業の宣伝に利用させながら費用を出させることに成功し、税金をまったく使わずに開催されたため、それなら上手くやれば商売になるということで、名乗りを上げる都市が出るようになった。
 
そうした経緯があるから、招致のために巨額の税金を投じた東京オリンピックは、開催に当たっては税金を使わず、投資を回収するくらいでないと駄目だ。
 
ところで、オリンピックが開催されることになると、開催地でたびたび冤罪事件が起きている。治安を気にするので、何か起きたら早く解決しようとして、時には解決したふりをするため、たまたま事件に居合わせた人を犯人に仕立ててしまうのだ。
 
ロサンゼルスオリンピックの直前には、日本人観光客夫妻が強盗に襲われ、白人男性が逃げるのを警備員が目撃したのだが、被害者が保険金目当てで自作自演したということにしてしまった事件があった。このとき渦中の人となった三浦和義氏は日本の裁判で無罪が確定したのに、観光旅行中にアメリカ領で逮捕されたうえ拘置所で自殺したが、遺族は今も殺害を疑っている。
 
アトランタオリンピックでは、爆弾事件があり、そのさい第1発見者であるリチャード ジュエル警備員が、機転の利いた誘導で爆発直前に多くの人を救ったとして英雄扱いされたが、後に、実は犯人ではないかとFBIが疑いをかけ、その家族まで家宅捜査されたうえ、それを無批判に受け売りしたマスメディアの犯人視報道により、二次被害を受けた。後に真犯人が逮捕されたが、潔白が明かされるまでが大変だった。
 
長野オリンピックでは、松本サリン事件で、第一通報者の河野義行氏が、オリンピック前に不可解な事件があっては不味いと考えたらしい地元警察によって、家庭菜園用の殺虫剤を混ぜてサリンを発生させたという荒唐無稽で非科学的な容疑をかけられた。そして犯人がカルト団体とわかるまで、警察と報道の双方から被害を受け続け、絶対犯人視宣伝が繰り返された。こういうことがあるから、シリアのアサド大統領が悪いというアメリカの意向とそれを受けた報道が信用できないのだ。
 
そして、東京でオリンピック開催が近づくと、また冤罪の被害があるのではないかと、危惧されるのである。
 
おふたり目、ZED氏。
 
たまたま見ててまさに正論と思ったツイッター
(Super Games Work Shop Entertainment ZED 2013年09月13日)
 
以下のようなツイッターを見てまさにその通りだと思いました。
 
フライパンさん細木さん (脱原発に一票) ‏@easyplaypink 10時間
東京オリンピックの頃には首相が志位和夫になってるかも。
 
yuki2040
‏@yukison2040
@easyplaypink 都内で自作自演のテロが起きて、容疑者が党員という事でマスコミ・大衆を総動員し叩いて拍手喝采の中、非合法政党にされてるかもしれませんよ。連中ならそれくらいやりそうだし、今の国民とやらを見てると簡単に流されそう。
 
「都内で自作自演のテロが起きて、容疑者が党員という事でマスコミ・大衆を総動員し叩いて拍手喝采の中、非合法政党にされてるかもしれませんよ」というのは、まさにちょうど今韓国で統合進歩党がやられてる事です。韓国の場合「同党の議員がモデルガンの改造拳銃や圧力鍋爆弾でテロを起こして北が南に攻めて来る手助けをしようとした」という、明らかにでっち上げとしか思えない「内乱陰謀嫌疑」で逮捕されました。今や韓国では与党も野党も、さらにマスコミでも保守・革新系問わず総動員で進歩党を連日大バッシングしており、下手をしたら国家保安法適用で進歩党は「反国家団体」つまり非合法政党にされかねない状況です。韓国ではオリンピックに加えて、不祥事を起こして解体の危機に瀕した国情院(旧KCIA)問題が背景にあり、そこから国民の目を逸らす為に仕組まれたのが今回の公安弾圧事件に他なりません。言うまでもなく今の日本は「オリンピックに文句言う奴は非国民」という排除の空気に包まれていますが、今の韓国でも「進歩党を擁護する奴はアカ・北の手先」という排除の空気で一杯です。
 
韓国も日本同様に2018年冬季五輪の開催地としてオリンピックを控えた状況であり、井上静氏の指摘する「オリンピックは冤罪を生む」という点が日本にやや先行して起こっていると言えるでしょう。東京五輪が近付くにつれて共産党がでっち上げの公安弾圧されるのではないか、というのは決して杞憂ではありません。と言うか、シャレになんないぐらいだと思います。韓国で統合進歩党がやられてるのは数年後の自分らだというぐらいの気構えで、共産党とその支持者達は今から大いに気を引き締めて警戒すべきでしょう。
 
今はまさに恐怖の「日韓2013年体制」すなわち、戦後の悪しき日韓政府の癒着・共犯関係が最高潮に達した時代だという事です。韓国と日本では似たような悪い事ばかりが両国でほぼ近い時期に多発する政治的・社会的環境が、今までにないくらい整っているという事に気をつけねばなりません。
 
上記で井上静さんが指摘する長野オリンピック(1998年)の際に警察とメディアによって松本サリン事件の容疑者にでっちあげられた(といってよい)河野義行さんの「冤罪」事件についてはちょうどいまGyaO!(無料動画配信サイト)で『日本の黒い夏[冤enzai罪]』(監督・熊井啓、出演・中井貴一、寺尾聰ら 日活 2000年)が配信上映されています。
 
私は昨日たまたまこの映画を観て(クランクアップ時にも一度観ていますが)「冤罪」への怒りをあらたに強くしました。同映画を観て、さらに上記の「オリンピックは冤罪を生む」の記事を読むと商業主義化かつ政治ショー化した現在(いま)の「オリンピック」というものの罪深さを思わずにはいられません。また、「オリンピック冤罪」というものが決して流言飛語や空想ではないこともご理解いただけるものと思います。
 
もうひとつ思い出す言葉があります。

マルティン・ニーメラー牧師のあの有名な詩の言葉です。下記に改めて記しておきます。上記の記事中の「志位和夫」や「共産党」という言葉に違和感を感じる人もいらっしゃるかもしれません。しかし、左記の「志位和夫」や「共産党」という言葉は、ニーメラー牧師の詩のいう意味での「共産主義」や「社会主義者」という意でもあるでしょう。私はそのような意として読みました。

ザクセンハウゼン強制収容所  
ザクセンハウゼン強制収容所
(共産党員や社民党員などの政治犯が多数収容されていた) 
 
彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
                          (マルティン・ニーメラー牧師)
 
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だった
が、共産主義者でなかったから何もしなかった

ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だった
が、社会主義者ではなかったから何もしなかった

ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと
不安だったが、まだ何もしなかった

ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した―
しかし、それは遅すぎた

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