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参院選の投票日を前にして私は3日前、eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)の「幼稚」な論理を批判する記事を書きました。
 
また、3週間ほど前にはそのeシフトと緑茶会(脱原発政治連盟) の論理の「暗愚」な同質性を指摘する記事も書きました。
 
上記の記事に私は次のように書きました。
 
「上記のような呼びかけは、実態的に「原発推進」政党でしかない政党を含む政党群を一律に「脱原発」政党とみなすことによって、その政党群の実際としての「脱原発」政策(実際は「反脱原発」政策)を黙認、許容、容認、認知することにつながり、真の意味の「脱原発」政策が喫緊の課題として求められているときにその政治的弊害ははかりしれないものがあります。」(「eシフトは『出がらし緑茶会』の二番煎じ eシフトと緑茶会の暗愚な主張の同質性。また、『革新政党』票と『脱原発』票のそれぞれの危ういゆくえ」 2013.07.02)
 
その「批判」の思いは当然いま(It is the Election day that now)も変わりません。
 
その私の「思い」とは少しばかり形は違うのですが、弁護士の澤藤統一郎さんも参院選の投票日を前にしてやはり私と同様の「思い」を述べられています。私の「思い」とは少しばかり形は違うというのは、澤藤さんは、「緑茶会」に焦点を当ててその批判記事を書いているからです。そうして、さらに今回の澤藤さんの「緑茶会」批判の特徴は、同会呼びかけ人にも名前を連ねている宇都宮健児さん(前東京都知事選革新候補者・弁護士)と上原公子さん(前東京都国立市長・前社民党参議院比例区候補者)のおふたりを名指しして厳しく諫言していることです。
 
中国の「史記」に「忠言耳に逆らう 」という故事があります。おふたりには耳に痛い忠言でしょう。が、宇都宮さんと上原さんのおふたりにはその耳に痛い忠言を友からの諫言として愚直に受け止めていただきたいのです。愚直は、誠実や剛毅、剛直、朴訥などの意味もある言葉です。そういう意味で「愚直」に受け止めていただきたい、というのが上記の意です。
 
以下、澤藤さんの下記の論から該当部分のご紹介です。
 
参院選・投票日まであと3日ー脱原発を願う有権者の皆様に
(澤藤統一郎の憲法日記 2013年7月18日)
 
「首都圏反原発連合が作成した、脱原発候補への投票を呼び掛けるポスターやフライヤーの類でも、日本共産党の徹底した姿勢が評価されている。そのような運動の先頭に、かつては吉井英勝さんがおり、今は笠井亮さん、小池晃さん、そして吉良よし子さんがいる。
 
その吉良よし子さん(東京選挙区の共産党公認候補)について、本日の赤旗社会面に、宇都宮健児君が推薦の弁を述べている。おざなりの内容ではなく、きちんとした推薦の理由が具体的に述べられており、「一貫して、脱原発、脱貧困、憲法擁護を貫いている吉良さんを私は応援します」と結んでいる。宇都宮君が吉良候補事務所開きで挨拶したことも赤旗には報じられていた。革新の共闘で知事選候補となった人の言動として、当然のことながら結構なこと。この姿勢を貫いて欲しい。
 
宇都宮君は、上原公子さんと並んで「緑茶会」という脱原発市民運動団体の結成呼びかけ人となっている。この「和製ティーパーティー」は、参院選で脱原発の候補者を選別し調整して、当選可能性の高い候補者を支援することが目的だという。
 
この会のホームページで、上原さんは、設立呼びかけのメッセージとして、「国民の不幸は2つある。国民を守るべき政府が、国民を置き去りにしていること。選ぶべき信頼(に)堪えうる政党がないことである」と言い放っている。この人、社民党から参院選に立候補して落選した経験があるはずだが、社民だけでなく、共産・みどり・生活・緑の党まで含めて、すべての政党を「信頼に堪えうる」ものでないというのだ。この人の頭の中では、「政党」と「市民」とは水と油のごとく親和せざるものとなっているのだろう。
 
もちろん、政治信条は人それぞれに自由、表現も自由だ。上原さんの言動を怪しからんというつもりはない。しかし、言論には責任が伴う。この人は革新陣営の共同行動を呼び掛けるにふさわしい人ではなく、この人の呼びかけによる運動に信を措くことはできない。「信頼に堪えうる」政党がないという人の呼び掛けに、のこのこ応じる政党人の見識も問われることになるだろう。
 
緑茶会は「脱原発候補が複数立候補する選挙区においては、当選確率がより高いと客観的に判断できる候補を推薦する」として、東京選挙区では、大河原まさこ候補(無所属)だけを推薦している。吉良よし子候補はもちろん、その他の「脱原発・原発ゼロ」を掲げる候補の推薦はない。端的に言えば、有権者の脱原発票を大河原候補に集中しようとしているのだから、排他性の高い運動となっている。大河原候補を推薦したければ、その実績や政策を訴えればよいこと。同候補を「当選確率がより高いと客観的に判断できる」などとまで根拠のないことを言って、脱原発志向の有権者を惑わせるのは罪が深い。
 
宇都宮健児君も緑茶会設立呼びかけ人の一人である。東京選挙区では、「当選確率がより高いと客観的に判断できる」大河原候補に脱原発票を集中するように呼び掛けている立ち場にある。この排他性の高い運動の呼びかけは、吉良候補への応援とは両立しない。敢えて吉良候補への支援の弁を赤旗に掲載したことを評価するとして、緑茶会呼びかけ人としての立ち場は放棄したのか、そうでないのか気にかかるところ。革新共闘の要に位置した人として、排他性の高い運動に加担してはならない。その辺のケジメを大切にしていただきたい。」
 
引用者注:澤藤氏の上記の緑茶会批判、また、宇都宮健児氏、上原公子氏批判は、澤藤弁護士が共産党支持者であるということとは一応切り離して読まれるべきものだろう、と私は思っています。
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