神戸市京都市における「護憲結集」実現のための市民集会の開催については本ブログにおいても再三にわたってご紹介してきましたが(前記事の「改めて『護憲結集』実現のために(2)」はこちら)、私の在住する大分市でも「脱原発・護憲共同候補擁立を求める」運動が動き出しました。そして、私もその呼びかけ人のひとりに加わりました。
 
さて、下記は、神戸市における「とめよう壊憲! 護憲結集!」と題された護憲結集・公開討論集会の実行委員会代表の佐藤三郎さん(81歳。元教員)の「護憲共闘のあり方」についての論をその運動の仲間たちに参考として送ったものです。佐藤さんの論は「参考」としての必要の範囲内で私流儀にコンパクトにさせていただきました(佐藤さんの論の全文はこちらをご参照ください)。

先の4月14日に神戸市で「~総選挙敗北を見すえ 立ち直りの途を探る~ とめよう壊憲! 護憲結集!」と題された「護憲結集・公開討論集会」が開かれましたが、その集会の実行委員会代表の佐藤三郎さん(81歳。元教員)が同集会のパートⅡとして「6・30『護憲円卓会議』」(仮称)という集会を計画されています。


とめよう壊憲! 護憲結集! 
とめよう壊憲!護憲結集!討論集会」(於:神戸市勤労会館。写真は広原
  盛明さん)

その佐藤さんが同集会案内の中で先に開かれた「4・14神戸集会」に参加された長野県松本市の現職の高校教員の次のような話を伝えています。
 
松本市からの若い男性に電話をして、神戸集会参加の動機をお聞きしました。「この春、松本市に事務局を置く市民団体が中心になり、長野選挙区に護憲共同候補を立てようと走り回ったのですが、共産党の賛同が得られず話はまとまりませんでした(これは、毛利正道弁護士もこの市民団体に参加され、その経過をメーリングリストで配信されていた取り組みのことでした)。共産党は単独候補をたて、それを支援する市民もいますが、私たちは仲間の女性を参院選にたて、護憲を訴え長野県を回ろうと準備を進めています。神戸の様子は気になっており、直接話を聞こうと長野から参加しました。松本の市民団体のニュース等はあとで送ります」と、うれしいお話を聞くことが出来ました。声が若いので大学生かと思って聞いてみると、高校の現職の先生でした。
 
護憲共同の運動(結果的に「共同」の運動にはなりませんでしたが)には上記の松本市のような取り組みのしかたもあるのですね。左記はおそらく次につなげるための問題提起としての立候補であろう、と私は解釈しています。

佐藤さんはこの件を含めて護憲共闘のあり方について次のように述べています。
 
「▽壊憲・国民投票に勝利するためには、「革新勢力」だけでなく、「護憲勢力」と共に手をつなぐことがどうしても必要だ。▽その行動主体となるべき「革新政党」が手を結べないままで、それを支えてきた「革新勢力」(市民活動)までも「身内集団原理」の壁に仕切られるのであれば、護憲勢力の結集の主体は生まれない。▽社会党・総評といった嘗てのナショナルセンターは既に無く、その復活を望むべくもない。さりとて、昨年夏に湧き上がった首相官邸前の金曜日デモ主催の市民団体代表らからのインターネット連絡だけにまかせるだけで、投票総数6000万をこえるであろう「改憲・国民投票」の政治決戦が闘えるとは思えない。▽主役は市民、中央・地方につくられた「共闘組織(護憲円卓会議)」と、それを背後で支える政党・労働組合といった一定の力量をもった団体=組織の力が不可欠だ。▽自党中心で動いてきた革新政党を、国民と共に歩む(歩まざるを得ない)ように、私たちの動きを(力を)強めていくしかない。▽今私たちに出来ることは、4/14神戸集会をそのとっかかりの一つとして、基本の志を同じくする革新派市民がこれまでの行きがかりや惰性を克服し、ともに行動することである。▽ 国民投票での数千万票の勝負と聞けば、ともすれば「自分ひとりがじたばたしても…」との思いが頭をもたげてくる。しかし、自分ひとりでもその気で一歩をふみだせば、手をさしのべてくれる人は必ず居る。こうして出来る人の繋がりこそが原点になると、今回の経験は教えてくれた。▽みんなが、こういう場を待っていたのだと思います。」(<元教職員ひょうごネット ニュース36号抜粋>)
 
同感するところ大です。
 
最後に参考として「6・30『護憲円卓会議』」(仮称)のプログラムも下記に転記しておきます。
 
6・30「護憲円卓会議」(仮称)
~ 「新しいネットワーク」の発展をめざし ~
4/14「討論集会」(神戸) ◆パートⅡ◆

と き ◆ 2013年6月30日(日)
午後1時30分~4時30分(開場1時) 参加費 ◆500円
ところ ◆ 兵庫勤労市民センター 講習室
(JR「兵庫」駅北3分、高速「大開」駅南8分)
 
<ラウンドテーブルから 「私はこう思う」>
佐藤三郎(とめよう壊憲! 集会実行委員会代表)
恩田 怜(NPO法人ヒューマンビジョンの会理事長)
角橋徹也(都市プランナー)
北上哲仁(川西市議)
北場逸人(大学3回生)
木村 修(マブイシネコープ代表)
寺沢京子(神戸YWCA平和活動部代表)
原 和美(9+25改憲阻止市民の会世話人代表)
松本 誠(市民まちづくり研究所代表・元神戸新聞記者)
四津谷 薫(西宮市議)
広原盛明(元京都府立大学学長・都市計画まちづくり研究者)
 
<質疑・討論>
壊憲阻止の思いを生かす~持続可能な方策を出し合おう

自民党の示している憲法改正案は、天皇を「元首」とし、基本的人権を「公益・公の秩序」を口実に制限し、「国防軍」という名の軍隊の復活を主張しています。これは「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という変えることのできない憲法の基本三原則を否定しようとするもので、「改」憲ではなく、憲法そのものを根底から破壊してしまう「壊」憲そのものであることを、見逃すことはできません。

7月の参院選で「壊憲」を主張する政党が圧倒的な多数を制し、憲法改正の国民投票が現実のものになりかねない。この事態を阻止し、私たちの生活と権利を守っていくには、「護憲勢力がいかに結集するか」が、緊急かつ最重要の課題です。一人ひとりがこの課題に向かい合い、「どう考え、行動すればよいか」忌憚のない意見交換ができればと期待します。みなさんのご参加を願いします。

5月14日

○主催 「とめよう壊憲! 護憲結集!」 討論集会実行委員会

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