先にご紹介した「澤藤統一郎さん(弁護士)の「出がらし『緑茶会』には問題山積」という論攷に関連して同「緑茶会」の呼び掛け人の批判をしておきます。「出がらし『緑茶会』」のゆえんをさらに明らかにするためです。

東京新聞の「参院選へ緑茶会発足 「脱原発」結集 1次推薦40人」(2013年4月25付)という記事によれば同「緑茶会」の呼び掛け人は以下のとおりです。


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東京新聞(2013年4月25日)

「緑茶会」の呼び掛け人(敬称略)

安部 芳裕 プロジェクト99%代表
上原 公子 元東京都国立市長
宇都宮健児 前日弁連会長
鎌仲ひとみ 映画監督
河合 弘之 弁護士
木村 結 東電株主代表訴訟事務局長
田中 優 未来バンク事業組合
羽仁カンタ FLAT SPACE代表
星川 淳 作家、翻訳家
マエキタ ミヤコ サステナ代表

さて、上記のうち安部芳裕氏、河合弘之氏、田中優氏、星川淳氏、マエキタ ミヤコ氏の5人については次のような批判があります。私の知っている限りにおいて述べておきます。

1.安部芳裕氏(プロジェクト99%代表)について

「安部芳裕氏は『金融の しくみは全部ロスチャイルドが作った』(5次元文庫)という著書もある「ロスチャイルド家」(財閥)陰謀論者、あるいは「9.11テロはアメリカの自作自演」陰謀論者としてその方面の関係者にはかねてから有名な陰謀論者です。陰謀論者とは一般に「陰謀史観」と呼ばれる特異な「史観」や荒唐無稽な説を流布する人たちのことを総称してそう呼びます(wikipedia「陰謀論」)。」(情報の出所:「みずき~「草の根通信」の志を継いで~」2013.05.13

2.河合弘之氏(弁護士)について

「脱原発法制定全国ネットワーク代表世話人(事務局)の河合弘之弁護士(略)ははじめ大飯原発の再稼働反対を声高に主張しながら、最終的には同原発の再稼働の積極的推進論者となったポピュリスト・橋下大阪市長の結果としての原発推進政策の強力ブレーン(大阪府市統合本部特別顧問)であった、あるという前歴、現歴があ」り、その主張が真に民主主義、脱原発の立場に立つものであるかどうか。大きな疑問符をつけざるをえません。(情報の出所:「みずき~「草の根通信」の志を継いで~」2012.09.17

3.田中優氏(未来バンク事業組合)について

「(田中優×小林武史 緊急会議「今だからこそできる話がある」(2011年3月18日)という)対談の中で田中氏は「東京電力が東京大学に委託して、犬吠埼に風力発電を建てたらどれだけ発電するかを調べたそうです。そうしたら出てきたデータが『東京電力がまかなっている電気が全部作れます』というものだった。犬吠埼の沖合だけで、だよ」と語っていますが、この発言について、少なくない人たちが「机上の空論」「誇張や煽りが多い」「『犬吠埼に風力発電を建てたら東電がまかなっている電気が全部作れる』なんて大嘘もいいところ」などと批判をしています。ウィキペディアの 『田中優』の項の執筆者氏は上記の批判の紹介の後に「(田中氏が上記の対談で引用しているデータの)論文内容と田中の主張との間には齟齬もあるとの指摘もあり、同記事の信憑性については他部分も含め、要検証と思われる」とも補足しています(注:この記事はすでに削除されており、いまは見ることはできません)。こうした田中氏批判は先にも述べた「牽強付会な論が多い」という私の田中氏評価とも一致しています。上記の田中氏批判の論の中には次のような田中氏批判もありました。「直接議論に関係ない話ではありますが、田中優という人。9.11の陰謀論主張するトンデモ映画にこういう寄稿しちゃう方だったりするみたいですし。元々、些か危うい人なんじゃないかと・・・・・。//『陰謀論という名の陰謀』」(情報の出所:「みずき~「草の根通信」の志を継いで~」2011.03.27

4.星川淳氏(作家、翻訳家)について

天下の岩波書店が、放射能の危険を煽る問題本を出版(略)

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調査報告 「チェルノブイリ被害の全貌」

アレクセイ・V.ヤブロコフ,ヴァシリー・B.ネステレンコ,アレクセイ・V.ネステレンコ,ナタリヤ・E.プレオブラジェンスカヤ
星川 淳 監訳
チェルノブイリ被害実態レポート翻訳チーム 訳
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さて、この元ネタ本は(略)ロシア語版を英語版に翻訳して、ニューヨーク科学アカデミーという団体が出版したものである。執筆者アレクセイ・ヤコブロフらは、ロシア・ウクライナ病院のカルテを数多くチェックしたら、多くのチェルノブイリ原発事故による病死者が数多く出てきたというのである。なんと100万人もの犠牲者が出ているというのである。また、植物、鳥など環境中にもさまざまな影響が出ているというのである。ところが、出版したところ、数多くの批判が出てきた。100万人の犠牲者というあまりにも現実離れした数字や、因果がはっきりしないこともチェルノブイリに、無理に関連付けているとされ、信頼性に問題ありとされた。さて、ニューヨーク科学アカデミーは、第1版は出したもの、批判をうけ、編集者や執筆者に、根拠となる資料を出せといったが、出してこなかったらしい。そこでニューヨーク科学アカデミーでは、重版を止め、廃版としたいわくつきのものである。(略)本日、岩波書店に電話をして聞いてみました。ニューヨーク科学アカデミーが、廃版した経緯をしっているのかと聞いたら「知っていると」と答えました。それではなぜ出版するのかと聞いたら、編集部で話し合って決めたと言いました。では、その会議には批判的意見を持つ人はいたのかと聞いたら、いなかった。と答えました。天下の岩波書店も、まあこの程度の認識です。翻訳者が、星川惇だから、そのネームバリューに引きづられて、出した可能性もあります」。すなわち、左記の筆者は星川淳氏の定見の問題を問うています。(情報の出所:CML 023877 2013.04.24

5.マエキタミヤコ氏(サステナ代表)について

「緑茶会」という名前にうさんくささを感じながらも、上原公子氏や宇都宮健児氏らが名前を連ねているところから少しは見どころもあるのかと思ったのだが、次から次へとネガティブな材料ばかりが見つかる。そもそも、マエキタミヤコ氏が会に名を連ねているところから懸念はあった。以前にも一度引用した、みどりたち - Living, Loving,Thinking(2013年4月8日)より。『マエキタミヤコ胡散臭いですねぇ。河村たかしと昵懇らしく、例の「南京大虐殺はなかった」発言の時は、愛川欣也の番組で必死に河村を擁護(「発言の本当の意図が伝わっていない」云々)してました。昨今騒がれている脱原発運動がこういう「右も左もない(政治的イデオロギーとは無縁な)脱原発」を地でいく人々に先導された運動なら、そんなものどうでもいいなって思います。私なら、河村たかしとはいかなる目的があろうが絶対に共闘なんてしませんからね。』」(情報の出所:「kojitakenの日記」 2013-04-26

以上、「緑茶会」呼び掛け人のうちの5人について批判記事を紹介しました(弊ブログ記事を含む)が、同会代表の竹村英明氏についてもひとこと批判的に述べておきます。

6.竹村英明氏(エナジーグリーン社副社長)について

竹村英明氏は反公害、脱原発の市民運動から福島瑞穂氏(社民党)の議員秘書になり、さらに飯田哲也氏が所長を務める環境エネルギー政策研究所に転進した人です。さらに転身して竹村氏が現在副社長を務めるエナジーグリーン社の社長も飯田哲也氏です。そういう次第で竹村氏と飯田氏の思想的共鳴関係は深いものがあると見てよいでしょう。そこでここでは竹村氏を代理して飯田氏の思想・節操を見ておきます。

「飯田哲也氏が山口県知事選に立候補し、その飯田氏を勝手連的に応援しようという動きがあったとき、私は彼を批判する以下のようなメールを発信しました(略)。その私の上記の立証を裏づける発言を飯田氏は最近になっても繰り返しています。すなわち、次のような発言です。「NHKも報道。本当に解散か....?もしそうなら、小沢&維新封じと選挙後の連携で、野田官邸周りと自公が野合したか?(略)上記で飯田氏がのたまう「小沢&維新封じ」とはどういう意味か? 上記で飯田氏は野田民主党政権は「小沢&維新封じ」のために自公と野合して衆院解散に及んだ、と野田政権を批判しているのです。飯田氏の野田政権批判はともかく、上記の「小沢&維新封じ」という飯田氏のもの言いから明らかなのは彼はいまだに橋下・維新の会に軸足を置いたもの言いをしているということです。飯田氏が「思想や信条を教育現場等で押しつけることへの橋下氏への異議を主張」していたというのはあくまでも選挙戦用のつくり話(ウソ)でしかなかったことは上記の一事を見ても明白です。飯田氏はいまでもあの違憲、違法、不当な思想調査アンケートを強行した反民主主義の道化師、プチ独裁、ポピュリストの橋下のブレーンなのです」(情報の出所:「みずき~「草の根通信」の志を継いで~」2012.11.20)。そのブレーンのブレーンは何者か、というのが私の竹村氏批判です。

以上の呼びかけ人人事を一瞥しただけでもまさに「出がらし『緑茶会』には問題山積」というほかありません。さらにマスメディアの見る目のなさ(東京新聞の「緑茶会」激賞記事)も困ったものです。この点についてもひとこと「異論!反論!OBJECTION!」を述べておきたいと思います。
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