この5月25日に熊本大学(熊本市・黒髪北キャンパス)で「原発を問う民衆法廷・第8回・熊本公判」が開催されるようですが、この民衆法廷・熊本公判において「証人」のひとりとして証言台に立つことが予定されている小野俊一(元東電原発技術者)という人は福島第1原発事故以来「福島原発事故の放射能に対する恐怖感に乗じて、いいかげんな放射能危機トンデモ説を口から出まかせをやっている人物」です。

このような人物を「原発を問う民衆法廷」の証人に招請することは「原発を問う民衆法廷」の意義とその存在価値を同法廷主催者自らの手によって自壊、自滅させ、貶める行為となるほかないでしょう。そのことを深い嘆息をもって指摘せざるをえません。

上記の「原発を問う民衆法廷・第8回・熊本公判」の証人のひとりとして名前の挙がっている小野俊一医師(元東電原発技術者)とは「院長の独り言」ブログの主宰者で熊本の「小野・出来田内科医院」院長の小野俊一氏のことにほかなりませんが、同医師の「トンデモ」性については以下のような指摘があります。

「ピカの毒はうつる」と妄言を吐いた『院長の独り言』小野俊一の欺瞞(kojitakenの日記 2013-04-24)
「院長の独り言」(@onodekita)による「はだしのゲン」冒涜(vanacoralの日記 2013-04-07)

上記で指摘されている「ピカの毒はうつる」妄言とは小野俊一氏(ハンドルネーム:onodekita)の下記のような発言を指しているようです。



ピカの毒

ピカの毒はうつる。当然だ。放射性物質なのだから、除染しない限り、人から人へ伝播する。はだしのゲンでも、その主張は当然出ているが、デマだと片付けられている。

この小野氏の発言は二重の意味で誤っています。

第1。「ピカの毒」、すなわち放射線、放射能は感染したり伝播したりしません(文部科学省「放射能を正しく理解するために」(9頁) 平成23年6月24日)。

第2。小野氏は「はだしのゲンでも、その主張(引用者注:「ピカの毒はうつる」という主張)は当然出ている」と主張していますが、逆に「はだしのゲン」の原作者の中沢啓二さんは「ピカの毒はうつる」発言を被爆者差別として告発しています。

だから、多くの人たちから小野俊一氏の「ピカの毒はうつる」という発言は差別発言だとして指弾されているのです(なお、同氏の「妄言」は今回に限ったことではありません。早い段階から指摘があります)。

参考(小野俊一氏関連):
「放射能による奇形だ」というデマ
(1) デマの発信源:熊本の医師 小野出来田内科医院 小野俊一氏
(2) :デマ「低線量被曝でも癌になるという調査結果」
(3) 芸能人有名人の病気や死を放射能と結びつけるデマ
(4) 放射能の不安を利用し、科学から信者を引き離すカルト的手法
(5) 小野俊一またまたデマ「チェルノブイリから五年後に起きた広範囲の人口減少」
(6)「放射能による奇形植物だ!」と煽る様子
(7) 妄言「風力プロペラ落下はセシウムが関連してる」  
      (以上、「
正しい放射能情報を【見つけるため】のサイト」より)
【大激怒】許されざるデマ医師・小野俊一 あまりにも悪質すぎるんで別にまとめた。
小野俊一 > いちゃもんをつけるな!(1)
コメント
読みました。感想をいうと、彼はレベルが相当低いです。おそらく、材料力学も構造力学もほとんど理解できていないはずです。ましてや、振動論や、地震応答解析など、チンプンカンプンでしょう。こんな東大出身者もいるのですね。技術レベルは低いのにプライドだけは人一倍高いのは困ったものです。彼は思いこみの激しい人物です。思い込んだら命がけです。このような人は自然科学には不向きです。医師としての資質も疑わざるを得ません。

このような人物を「原発を問う民衆法廷」の証人のひとりに選出するのはきわめて見識のないことだと言わざるをえません。

上記に引用したkojitaken氏は「小野俊一自体は単なる『愉快犯』であって、ごくつまらない人間だろうと私は思っているが、腹が立つのは小野の言説をもてはやす『似非脱原発派』どもである。こいつらがのさばっている限り、日本の脱原発運動は一歩たりとも前進できないであろうことを私は確信している」とまで糾弾しています。やはり上記に引用したvanacoral氏も同様の慨歎を述べています。私も同様です。

なお、この小野俊一氏なる人物については以下のような指摘もあります(同上)。ご紹介しておきます。

小野俊一なる医者は、福島原発事故の放射能に対する恐怖感に乗じて、いいかげんな放射能危機トンデモ説を口から出まかせをやっている人物です。

原発を問う民衆法廷は、マジメに福島原発批判・・・・・一時的な機運に乗じてあることないことで、適当な批判でなく、将来的にも歴史的な検証にも耐えうるしっかりした論証をやると思っていましたが、そこんとこは手抜きのようで残念です。

御本人たちは、一生懸命にやっているのですが、勉強不足で、お手軽に小野俊一を招請するあたり、「原発を問う民衆法廷実行委員会」の事務局、委員会もあったま悪いと言わざる得ません。

東本さんや、私の批判を見て、小野俊一を招請を急きょ中止・・・というような即断・英断のできる人物は、「原発を問う民衆法廷実行委員会」内には皆無と思えますので、生温かく見守っているしかありません。

あと、水俣病と福島原発事故を、同一視するものいかがかと思います。安逸な批判のような気がします。

参考資料
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原発を問う民衆法廷・第8回・熊本公判 -水俣の教訓を福島へ-
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福島原発事故から2年2ヶ月になりますが、事故原因の解明が進まないばかりか、汚染水漏れを始め、危険な状態が続いています。

原発事故子ども・被災者支援法は成立したものの、具体化が進まず、かえって避難者への住宅支援の打ち切りなど、深刻な事態になっています。

そうしたなか、九電は7月にも川内原発の再稼働を申請したいなどとしています。そこで、水俣病の公式確認から57年経過した今なお解決を見ない現状をふまえ、被災者への健康調査や補償のあり方を、民衆の視点から問い直すことにしました。

原発事故対応や原発ゼロへの課題を確認するために、多くの市民の皆様の傍聴をお待ちしております。

と き 2013年5月25日(土)(12:00開場)12:15~17:30

ところ 熊本大学黒髪北キャンパス全学教育棟C1 0 2号教室

資料代:800円

プレ講演:
吉沢正己さん 「希望の牧場 - それでも牛たちは生きている」

証人:

藤野 糺医師(水俣協立病院名誉院長)

小野俊一医師(元東電原発技術者)

意見陳述:

高済コズエさん(福島からの避難者)

大石利生さん(水俣病被害者)

中山高光さん(原爆症認定患者)

村田 弘さん(福島被災者)

民衆法廷判事:

鵜飼 哲(一橋大学教授)

岡野八代(同志社大学教授)

田中利幸(広島市立大学平和研究所教授)

前田 朗(東京造形大学教授)

主 催:原発を問う民衆法廷実行委員会
(熊本事務局:たんぽぽ法律事務所 電話096-352-2523)

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