前々回の東京都知事選に出馬した元宮城県知事の浅野史郎氏(現慶應義塾大学総合政策学部教授)の担ぎ出しの端緒をつくったのは「浅野さんのハートに火を点けよう」という草の根の運動でした。そして、その草の根の運動の大きな一翼を担ったのはジェンダー研究者を中心にして集まった女たち、男たちの全国的規模のメーリングリストでした。

3、4日前のこと。そのメーリングリストで、東京都知事選立候補予定者の宇都宮けんじさんの政策リーフレット「希望の政策」(8項目)にジェンダー平等についての項目が立てられていなかったことについて少なくない批判の声が集中していました。

「私は怒っています」(某ジェンダー研究者)

リーフレットの8項目を読み、心底びっくりしました。このままでいいはずはありません」(某女性センター理事)

「最初は私もえっ?と思いました。(注)」(女性ジャーナリスト)。

注:しかし、この女性ジャーナリストの発言は次のように続いていました。

「が、宇都宮さんのお話しの中身は、福祉、人権という言い回しを使いながら、女性の貧困や女性の人権侵害の現状について実態をよくご存知で、対策も真剣に考えているとの印象を持ち、心強く感じました。『ジェンダー』という言葉がないことをもって、わかっていないというのは、少し違うかな、と思いました。」

ともあれ某ジェンダー関係のメーリングリスト上でこのような批判が少なからず集中していたことは事実です。しかし、そうした声は東京都知事選立候補予定者の宇都宮けんじ氏のもとへも直接届けられてもいたようです(たとえば「女たちの勝手連 有楽町イトシア」の集会などで)。

そういうこともあって、昨日発信された「希望都市、東京へ。宇都宮けんじ通信」(2012年11月27日号)に前回発表された「宇都宮けんじの“希望の政策”8」をさらに拡充した選挙戦本番用として正式な「宇都宮けんじの“希望の政策”12」が発表されています。そして、その「希望の政策 12」の11番目の項目が「女性の力を都政に反映」ということになります

●希望の政策 11
女性の力を都政に反映
あらゆる政策決定の場に女性の参画を進めます。ウィメンズプラザを拠点に男女平等を推進、貧困に苦しむひとり親家庭への支援と、雇用の男女均等待遇を実現させます。

宇都宮けんじさんはやはり「学ぶ人」でした。25日にあった「女たちの勝手連 有楽町イトシア」での女性たちの意見に宇都宮さんは大いに学ばれたのでしょう。

そうした「学び」が「宇都宮けんじの“希望の政策”12」となって結実しているのだと思います。

以下、「希望都市、東京へ。宇都宮けんじ通信」(2012年11月27日号)より《宇都宮けんじの“希望の政策"12》をピックアップしておきます。

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◆ 宇都宮けんじの“希望の政策"12
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「希望の政策」4本の柱が12項目で固まりました。
http://utsunomiyakenji.com/seisaku.html
「希望都市、東京へ」向けてスタートダッシュです。
政策はさらに充実していきます!

希望の政策 1
脱原発、再生可能エネルギーを東京から
東京が脱原発に進めば、日本は一気に変わります。都内の公共施設屋上をすべて太陽光発電所にし、各家庭3万軒への太陽光パネル普及など、都が新 エネルギー転換への先頭に立ちます.

希望の政策 2
放射能汚染対策の徹底を
未来を担う子どもたちの食の安全性確保は緊急課題です。都内各地の汚染状況の専門的調査を早急に実施、結果を公開します。がれき焼却は凍結しま す。

希望の政策 3
仕事を増やす、仕事を創る
新エネルギー産業や、高い技術を持つ町工場、商店街の復活を支援し、新たな仕事を創出します。正社員の数を増やし非正規雇用の労働条件を改善し ます。
最低賃金制度の改正に都が積極的に乗り出します。

希望の政策 4
安心して子育てできる東京へ
保育所を増やし、待機児童をゼロにします。就学援助の都独自基準を作り子どもの貧困を大幅に減らします。私立高校の都独自奨学金を拡充します。

希望の政策 5
いじめのない学校を
専門家だけでなく親も参加した「東京都いじめ問題対策会議」を設置します。
子どもの声、親の悩みを受け止める相談窓口、オンブズパーソンを開 設・充実します。

希望の政策 6
すべての都民に必要な医療を
国民健康保険料を値下げし、国民健保から漏れている人ゼロを目指します。高校生までの医療費の無料化で、健康都市東京を実現します。

希望の政策 7
高齢者がゆったり暮せるまちに
24時間在宅ケアを目指します。特養老人ホーム待機者を段階的にゼロにします。介護労働者の労働条件改善を国に要求します。

希望の政策 8
首都直下型地震に備え、公共施設は3年以内に耐震強化工事を実施し、各住宅の耐震化工事には都が援助を行います。東京湾石油コンビナートの防災 対策を強化します。

希望の政策 9
若者や子育て世帯が入居できるように、都営住宅の建設を再開して入居基準を緩和し、空き家を借り上げて公共住宅として活用します。

希望の政策 10
表現の自由を保障するために、漫画規制、デモ規制、クラブ規制などを見直します。

希望の政策 11
女性の力を都政に反映
あらゆる政策決定の場に女性の参画を進めます。ウィメンズプラザを拠点に男女平等を推進、貧困に苦しむひとり親家庭への支援と、雇用の男女均等 待遇を実現させます。

希望の政策 12
憲法が生きるまち・東京へ
輸出国日本の経済は周辺国と平和な友好関係なしには成り立ちません。首都東京を国際平和都市に。アジアの都市との交流を進めます。

希望の東京政策は、住民参加で実現します
開かれた東京を目指し、情報公開ナンバー1の都市を創ります。住民投票条例をはじめ、都の行政のすみずみまでに都民の意見を反映していく仕組み をつくります。
以上、宇都宮さんの政策は、きわめて具体的。脱原発・再生可能エネルギー、雇用創出、地震災害対策、待機児童ゼロ、高齢者福祉、教育、憲法、放 射能対策・がれき処理凍結、マンガ・クラブ・デ モ規制、女性の力、情報公開……。ぜひこれらの政策をひろく伝えてください!
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