この1月15日、テレビ朝日系列の「報道ステーションSUNDAY」で橋下市長と山口二郎氏(北大教授)の討論番組があったようです(私は観ていませんのでこう書いておきます)。同番組のラテ欄のキャッチコピーは「橋下大阪市長が生出演ズバリ本音で論客対決」(というものだったらしい)。

この討論番組について広原盛明さん(元京都府立大学学長)が次のような感想を述べています。

先日(1月15日)、朝日テレビで橋下市長と山口二郎氏(北大教授)の討論番組があった。だが、その中身は「ディベイト」というよりは、見るに堪えない「汚いバトル」そのものだった。山口教授自身は、かって小選挙区制導入の太鼓を先頭に立ってたたいたり、民主党の政権交代に際しては舞い上がってベタホメするなど、とかくその時の政治権力の意向に沿って行動する尻軽のタレント学者だが、しかし今回の大阪ダブル選挙に限っては珍しく「反ハシズム」の一陣に加わった。/それが橋下市長の気に障ったのだろう。とにかく番組では、初対面の山口教授に対して敵意をむき出しにして攻撃に次ぐ攻撃に出た。それも論戦ではなくて個人攻撃が中心だから醜いことこの上もない。周知のごとく、橋下氏の攻撃の特徴は自分の意見や主張を批判するものは誰であろうと容赦なく個人攻撃し、相手の人格までも全否定するというものだ。それも「私情」を交えたレベルの個人攻撃だから、言葉も態度も品性を欠くことおびただしい。下品・下劣そのものだ。この番組を見ていた遠方の友人がメールで次のようなコメントを送ってきた。

「日曜日、テレビをみていたら大阪市の橋下市長と北大の山口教授の話が聞けました。橋下市長の早口でまくしたて、相手に考える余地を与えない話し方と、答えられないことに対する馬鹿にした話し方がなんとも言えない感じがしました。相手に考える隙をあたえず、本人の言っていることをきちんと考えられないほどのテンポ、すごいですね。おかしなことを言ってもわからないほど、相手に時間を与えません。相手に対する非難というか、馬鹿にしたような感じとか、あれが今の若者に受けるのでしょうか。若者の間に現在の社会を破壊したいという願望のある者が少なからずいるということですから、ああいうタイプがいいのかもしれませんね。でも、あの話術はすごいとしか言いようがありません。田舎者のノンビリにはついていけません」

全く同感だ。私もこの番組は、「テレビというリング上での“レフリーのいない殴り合い”」としか思えなかった。ハシズムを増長させる「政治討論番組」、(ハシズムの分析 その6)  2012年1月27日)

私は橋下徹の政治手法をこれまで追跡してきて(注)、橋下という男はこういう奴だとハナから思っていますからまったく驚きはしませんが、こうしたオポチュニスト(ご都合主義者)、人間性下劣なやからが多数の大阪市民(その前は大阪府民)の支持を得て(なんという市民なるものの非見識と眼識力のなさ、と一応嘆いておきます)当選を果たしたのかと思うと煮えくり返る思いはふたたび沸点に達します。

注:たとえば阿久根ブログ市長の『革命』と橋下大阪府知事の『革命』の危険な類似性」(弊ブログ 2009年6月1日付)などをご参照ください。

この橋下徹の上記の「報道ステーションSUNDAY」での発言について下記のビデオ音声者(お名前はわかりません)が実に正鵠を射た小気味よい批判をされています。必見のビデオ(音声のみ)だと私は思います。ぜひご視聴ください。

橋下市長VS山口二郎教授について。(ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2012年1月16日)
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