キョウ おきなわたいむす

Blog「みずき」:仲宗根勇さんのFB(2017年9月6日)から。『議論とは「【 ある問題に関し】(何人かの人が)自説の陳述や他説の批判を相互に行い合意点や結論に到達しようとすること(やり方)」(「新明解国語辞典」)のことである。社会生活の中で最低限のエチケットが求められるように、議論にも《議論の作法》というべきものがあるだろう。頼まれもしないのに他人の論説に介入し対論を求めながら、明らかに過去の自説に反する主張をし、かつ、他説の主張を真摯に検証することなく自己流に曲解したことを前提に論難する。挙げ句の果てに、自己主張を絶対視し教えを垂れるがごとき上から目線で、自己の主張と異なる他説に対し初歩的な誤解とか本質に対する理解を欠くなどと論断すことは、最低限の《議論の作法》を欠くものというべきであろう。

カナダ在住の乗松聡子氏は、近・現代の沖縄の不条理と運命的=知的に遭遇し、その著述・情報を世界的に広めつつ、沖縄・高江・辺野古に通い、最近では山城博治さんたちの不当拘束を世界的な組織と知識人に発信し、那覇地裁に出向いて保釈を訴えた行動する知識人である。乗松氏は沖縄の喫緊の辺野古新基地問題につき知事が2年以上も視野に入れた埋め立て承認撤回論とそれに関わる県民投票否定論を展開した。それに対し、県民投票推進論者の新垣勉氏が議論に参入してきた。新垣氏は、2015年5月1日行政法学者五名と記者会見し、その時点で県に埋め立て承認「撤回可能」との学理上自明すぎる意見書を県に提出した。そこで、新垣氏は「県の第三者委員会の結論前も撤回できる」と述べていたが、今回変説し、裁判官の心を動かすために県民投票が効果的であるとの主張を強固に展開した。乗松氏が昨年12月26日に知事が承認年消しの取り消しをした結果「半年も埋め立てを進ませながら県民投票を行い、その後【撤回】など論外」と主張したのに対し、新垣氏は、12.26に知事が取り消しの行為をしたために、工事が再開された事実を無視し「工事を進めているのは国であり県ではない。また、県が有効な手段の行使を怠った結果でもない。県に批判の矛先を向けるのは国の術中にはまるものである」とはぐらかした反論をしている。承認の留意事項などの手続き違反と民意の2点に撤回理由を限る主張の当否のほか、氏自身が戒めている裁判への過度の期待が見られ、総じて氏の唯我独尊的主張では、現場で闘う人々が、目配りの効いた柔軟な乗松論に軍配を上げたのは当然だ。』


【山中人間話目次】(必ずしも日付順ではありません)
・金平茂紀さん(元TBS記者。現在、フリーランス)の新垣弁護士批判論をさらに細にわたって具体的に展開している仲宗根勇さん(沖縄在住、元裁判官)の新垣批判
・久しぶりにジャーナリストとしての、NEWS23の名キャスターだった故筑紫哲也さんの1番弟子を自認する金平茂紀さん(元TBS記者。現在、フリーランス)らしい視点の文章を読んだ気がします
・「辺野古埋立承認」撤回論者がもうひとり増えました――沖縄大学人文学部准教授の高良沙哉さんの「「撤回」慎重 知事に疑問――県政批判 民主制に不可欠」という論
・沖縄・高江ヘリパッド建設反対運動不当逮捕事件(山城博治沖縄平和運動 センター議長らの不当逮捕事件)と元男組代表、添田充啓(高橋直輝)の痴漢事件について
・Peace Philosophy Centre FBへのコメント――添田充啓(高橋直輝)の痴漢事件と沖縄・高江ヘリパッド建設反対運動不当逮捕事件について
・小熊英二(慶大教授)の「(朝日新聞論壇時評)沖縄と本土 「自らの現実」はどこに」 批判

【山中人間話】



小熊英二(慶大教授)の「(朝日新聞論壇時評)沖縄と本土 「自らの現実」はどこに」 批判
https://www.facebook.com/takashi.higashimoto.1/posts/1151668218296937

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