キョウ まるやままさお3
壮年時代の丸山眞男

Blog「みずき」:昨日の朝日新聞の「徴用工問題 歴史再燃防ぐ努力こそ」と題された社説には激しい憤りを感じる。理屈というものはどういう理屈でも成り立つ。理屈とはそういうものだ。裁判でも原告と被告とに分かれて双方の理屈を争う。だから、問題は、自身はどういう立ち位置に立つか、ということになる。社説の冒頭の1行目「未来志向的な日本との関係を真剣にめざすなら」とはどういうことか? 朝日新聞は明らかに国家主権の立場に立ってものを言っている。しかし、人権は、その呼び名のとおり人(個人)の立場に寄り添って発展してきた。そして、「徴用工問題」というのは個人の人権の問題だ。そこになぜ国家主権の問題を持ち出す? 「あやうさを感じざるをえない」のは「文氏の言動」ではなく、朝日新聞の言動というべきだろう。朝日新聞は社説の結論部分でも「歴代政権が積み上げた歩みをまず尊重する。それが歴史問題の再燃を防ぐ出発点である」などと言う。なにをか況やである。朝日新聞の社説に個人の人権の尊重という視点はない。ときに国家権力と対峙することも辞さないことを使命とするジャーナリズムとして完全に失格である。改めて「知識人の転向は、新聞記者、ジャーナリストの転向からはじまる」((一九五六年の手帖より))と喝破した丸山眞男の指摘を思い出す。

【山中人間話目次】
・昨日の朝日新聞の「徴用工問題 歴史再燃防ぐ努力こそ」と題された社説には激しい憤りを感じる
・この朝日新聞の記事の視点はほんものか? ほんものだとするならば先の朝日新聞の社説の視点と矛盾しないか? そうは思いませんか、奥正光記者?――「水俣病は終わっとらん」世界へ
・10年くらい前までの共産党であれば共通理念のない共闘など問題にもなりえなかっただろう。共産党がかつての社会党右派、いまの社民党、少し前の民主党のレベル、いや、それ以下の地点まで堕ちているのである
・佐川国税庁長官の罷免要求署名、9,278筆、1万筆まであと722筆(19日、18時30分現在。1万筆まであと116筆)
・潜入、盗聴、秘密工作・・・CIA、復帰前の沖縄にスパイのアジア拠点 元要員の家族が証言 沖縄タイムス
・鶏よ、鳴け、私の闇夜は明るくなった。鶏よ、早く鳴け、夜がゆっくり明け始めている――袴田巖 1981年5月6日 書簡集より
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