キョウ たかむらかおる2

Blog「みずき」:「共謀罪」法成立。作家、高村薫さんの反省。

「しかし、悪いのはぜんぶ私たちですよ。政権のウソを見抜くことができず、高い支持率を与え、好き勝手にさせてしまったのだから。」「私たちは本当に取り返しのつかないことをした、今は、そのことを肝に銘じることしかできない。」

高村薫さんはこの6月10日付で「国会が死にかけている」という声明を発表した世界平和アピール7人委員会のメンバーのおひとりでもあります。その声明には以下のように記されていました。

「政府と政権与党のこの現状は、もはや一般国民が許容できる範囲を超えている。安倍政権によって私物化されたこの国の政治状況はファシズムそのものであり、こんな政権が現行憲法の改変をもくろむのは、国民にとって悪夢以外の何ものでもない。」

高村さんの反省はその声明の危機意識の延長線上にあるものといっていいでしょう。しかし、「私たち」とは誰か? その「私たち」の中にはむろん政党や市民団体も含まれているでしょう。しかし、政党や市民団体、その構成員の中に高村さんのような自省はあるか? 私には覚束ないことのように思われます。しかし、この覚束ないところから変えていかなければ社会は変わらない、というアポリアを私たちは同時に抱えています。この難問をどう突破するか。正念場はそこにあるように私は思います。

【山中人間話目次】
・「共謀罪」法成立。作家、高村薫さんの反省
・今回は辺見庸のメディア批判というべきか。題して「共謀罪とパンダの出産」
・「いまの日本はファシズム前夜!」と論断する加藤哲郎さん(元一橋大学教授)の「加藤哲郎のネチズン・カレッジ」6月15日付の論
・国際民主法律家協会(IADL、1946年10月設立)の日本での共謀罪の成立抗議声明(邦訳:日本国際法律家協会)
・世界も歴史も少しずつ動いている。そういう当たり前のことを実感するときがある
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