キョウ きょうぼうざい16

Blog「みずき」:元法大教授の五十嵐仁さん。以下の論は牽強付会も甚だしい論ですね。「自民党と公明党の与党と、それに手を貸した日本維新の会の暴挙を断固として糾弾する」というのはいいでしょう。「『中間報告』という異例の奇策による完全な『だまし討ち』」というのもそのとおりでしょう。しかし、「政府・与党があえてこのような『禁じ手』に訴えたのは、危機感の裏返し」といえますか? 安倍政権は、ここで共謀罪法案を強行採決しても安倍内閣の高支持率は下がらないという驕り、すなわち、自信があったから「だまし討ち」をしてでも強行採決に打って出た、と見るのがごく常識的なふつうの見方というものでしょう。それを五十嵐さんは、「政府・与党があえてこのような『禁じ手』に訴えたのは、危機感の裏返しでもあります」、「追い込まれていたのは安倍首相です」と事態を真逆に描いて見せます。そうして、牽強付会の論をつくった上で、「こうなった以上、都議選できっぱりとやり返すほかありません」とアジ演説をぶつ。あなたの論は、人々に恐怖感を煽って自らの支持に結びつけようとしてきたこれまでの数々のデマゴーグの手法とまったく同じ論法であることに自分で気がつきませんか? 共産党は共謀罪を成立させた自民党に懲罰をと言いながら、自民党の別働隊でしかない「都民ファ」にすり寄っています。あなたの論はそうした一切のことを不問にした我田引水の論にすぎないのです。

こうした我田引水のアジ演説では人々の心を真につなぎとめることはできません。人々はやがてそのうそに気がつきはじめるからです。そして、うそに気がつけば、その人やその団体、その政党を支持しなくなるのは当然の現象です。あなたたち、すなわち、共産党やら社民党、「安全保障関連法に反対する学者の会」やら「立憲デモクラシーの会」、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」、「市民連合」、「‏未来のための公共」やらが共謀罪法案を阻止できなかった大元の原因はそういうところにあるというべきではありませんか?

あなたはまた、「来る都議選で自民党と公明党、維新の会を惨敗させなければなりません」とも言います。しかし、その「惨敗させなければ」ならない政党の中には「来る都議選で」他を圧倒して第1党になるだろうと各世論調査で予想されている小池都知事率いる「都民ファーストの会」の名はありませんね。小池百合子はつい最近「都民ファ」の代表につくため自民党を離党したようですが、それまでは「日本会議」にも所属し、自民党の中でも超タカ派と目されてきた超危険人物でした。「日本会議」つながりで安倍晋三とも密接なつながりを保っていることも周知の事実です。その小池百合子にすり寄り、「小池与党」と自ら進んで名乗り、相宣伝に努めているのはあなたの支持する共産党の都議会ではありませんか? 「来る都議選で自民党と公明党、維新の会を惨敗させなければなりません」、「自民党には天罰を、公明党には仏罰を、そして手助けした維新の会には懲罰を」とアジ演説をぶちながら、実のところ自民党の別働隊でしかない「都民ファ」にはすり寄る。そうした政党を支持するためのアジ演説にどのような正統性があるというのでしょう? 人々は離れていくばかりでしょう。あなたの論はそうした一切のことを不問にした我田引水の論にすぎないのです。もう少し頭を冷やされてはどうでしょう?


【山中人間話目次】
・元法大教授の五十嵐仁さん。以下の論は牽強付会も甚だしい論ですね
・いつものごとく一部の、そして多くの「リベラル」を自称する軽薄な「リベラル」氏たちが自由党の参院議員、森ゆうこをまたまた「英雄視」しています
・辺見庸の「首相を逮捕せよ」という「革新」批判、あるいは「リベラル・左派」批判。この辺見の感覚こそ正当であると私は思う
・辺見庸の「共謀罪」成立に関する「革新」批判、あるいは「リベラル・左派」批判、あるいは「知識層」批判の思考は続く
・「共謀罪」法成立――各紙社説。私の見るところもっとも明確に「共謀罪」反対を主張しているのは琉球新報の社説です
・「共謀罪」法成立を海外はどう報じた?(ハフィントンポスト 2017年06月15日)
・相沢侃さんと都藤邦さんが紹介する「のちの時代のひとびとに」というブレヒトの詩を共有したいと思います。
・教育関連17学会代表らが教育勅語に関する閣議決定反対表明。教育研究者によるその怒りの表明というべきものでしょう。ロイターも報道しました
・内閣支持、4カ月連続減=不支持3割超。時事通信の6月の安倍内閣支持率世論調査
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