キョウ うるましちょうせん

Blog「みずき」:沖縄県うるま市の市長選挙で自民党と公明党が推薦する現職の島袋俊夫が翁長知事とオール沖縄が推薦する元県議の山内末子を抑えて当選しました。これにより沖縄県内で今年に入って行われた3つの市長選挙のいずれも自民党が支援した候補が翁長知事が支援した候補を破る結果となりました。5753票差でした。投票率は60.7%で前回を1.85ポイント下回りました。

選挙結果として露れた以上の基本的指標を押さえただけでも、一事飛ぶ鳥さえ落とすがごとき勢いであった「翁長人気」「オール沖縄人気」に急速な陰りと衰えが見えていることは明らかですが、その敗因を元裁判官でうるま市在住(うるま市島ぐるみ会議共同代表)の仲宗根勇さんはさらに次のように分析しています。

『辺野古新基地問題を政策にも争点にも打ち出さなかった山内選対の戦略に敗因がある。候補者も応援の翁長知事も辺野古新基地問題は一切触れなかった。相手陣営の経済的利益誘導の公約のレベルでこちらも子供の養育問題など経済問題で争い、公約の違いを鮮明にしなかったのが痛い。公約の違いを鮮明にせよと、私は選対役員会で主張したのだが。現職勝利で、こちらが戦略的に争点化しなかった辺野古新基地建設問題をアベ官邸は「民意は辺野古OK」の世論操作をするのだろう。当分、うるま市の政治風土は変わらないことを思うと、個人的には、挫折感は払いようがないが、「オール沖縄」にとっては口に苦い「良薬」となれば、せめてもの幸いだが、、、。さて、「オール沖縄」はどう総括するのだろう。その総括をきちんとできなければ、「オール沖縄」の滅びの道が口を開けてそこに準備されていることは明らかだ。』(仲宗根勇FB 2017年4月24日)

しかし、私はさらに思います。「山内選対の戦略に敗因がある」というよりも、辺野古新基地建設反対、辺野古埋め立て反対、高江ヘリパッド建設反対という沖縄県民にとっての思想上のベースともいえる「革新」の大義をもって戦おうとせず、逆にその「革新」色を極力消すことが勝利の道(いわゆる勝利至上主義)だと大いなる勘違いをしている山内選対を含むオール沖縄の「思想」そのものに最大の敗北の要因があったというべきではなかったか。いまや「翁長知事讃歌」「オール沖縄讃歌」は百害あって一利なし、という状況さえ自らつくっているのだ、と。


【山中人間話目次】
・沖縄県うるま市の市長選挙での翁長知事とオール沖縄の山内末子さんの敗因について
・鬼原悟さん(「アリの一言」ブログ主宰者)もうるま市長選の開票結果について「オール沖縄」陣営の政治責任と沖縄メディアの報道責任を厳しく追及しています
・明日の選挙の結果のいかんに関わりなく辺野古湾の埋立承認撤回は速やかかつ即座に宣言されなければならない
・辺野古基地問題。平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)の視点
・石岡裕さんの新垣勉氏の県民投票賛成論攷批判
・衝撃の大きさという点で、本日読んだ記事の中で、この一行の記事に勝るものはない――内閣支持率、58%に上昇 - 共同通信 47NEWS

【山中人間話】






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