キョウ きょうぼうざい4

Blog「みずき」:共謀罪法案が今日正式に発表された。が、「刑法学の教科書を開くと、その第1頁の冒頭で、刑法の人権保障機能が語られる。権力の恣意的な刑罰権発動を防止するために、刑法典は厳格な犯罪構成要件を定めめている。もちろん、これに該当しない行為を処罰することを禁じて市民の人権を擁護しているのだ。『だから犯罪構成要件は明確であることが必要である。構成要件としての行為も結果も日常用語でだれにも分かるように書かれなければならない。構成要件的行為は、「人を殺す」「他人の財物を窃取する」「放火する」などの、日常生活における行為とは区別された定型性を持っている。だから、実行行為の着手があったか否かは、判断が可能である。実行行為に着手して結果が発生すれば既遂、しなければ未遂。実行の着手の有無が、通常は犯罪となるかどうかの分水嶺である。ところが、共謀罪は、実行行為着手前の犯罪の計画段階で処罰しようとするもの。実行行為への着手のない犯罪としての定型性を欠いた日常行為が犯罪の準備行為として処罰対象とする立法なのだ。近代刑法の原則からは、乱暴きわまるものと言わねばならない。何が犯罪の実行行為となるか予想が付かないことが、共謀罪の共謀罪たる所以なのだ。だから、何が犯罪になるかを明確に記すことができない。むしろ、曖昧でなんでも処罰可能なところに、その本質があることを見極めなければならない。』(澤藤統一郎の憲法日記 2017年2月28日)


【山中人間話目次】
・澤藤統一郎弁護士の正式には昨日発表されたばかりの共謀罪法案のその極悪な本質についてのわかりやすい解説
・「テロ」の文言もテロリズムの定義も一切ないのに「テロ等準備罪」(政府の呼称)とはこれいかに?
・極端な左のポピュリズムが吹き荒れた5年間で「地盤」が緩み、今、日本の「オルト・ライト」が急成長している
・国有地売却問題の今週の注目点――kojitakenさんの以下の指摘こそをほんとうの肝というべきであろう
・ジョージ・W・ブッシュのドナルド・トランプ批判
・厚労省が「飲食店などの禁煙 居酒屋 ラーメン店例外としない」という方針を決めたというが私は反対
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