キョウ きょうさんとう

Blog「みずき」:「日本共産党の大会への四野党の挨拶。これは聞き物でした。これで進めるしかない」(保立道久さん)とはほんとうか? 「野党共闘は安倍官邸独裁を打ち破るための唯一の対抗策」(内橋克人さん)とはほんとうか? 第27回党大会で共産党の志位委員長が強調していたのは「野党連合政権」についてです。しかし、野党第1党の民進党の蓮舫代表はその「野党連合政権」を「共産党と私たちとは考え方が違う」として否定しています。連合相手として想定している政党が否定している「野党連合政権」など実現できるはずもありません。これは誰が考えてもわかることです。しかし、民進党は「野党連合」自体は否定していません。民進党が共産党の党大会に来賓として出席したのはそういう事情があるからです。保立道久さんや内橋克人さんは「野党連合政権」と「野党連合」の違いを認識しているのでしょうか? 「これで進めるしかない」とまで言うのであれば、共産党に「野党連合政権」の「政権」を外さなければ「野党連合」の実現は無理だということを説得すべきでしょう。そうでなければ現実的な賛意の表明とは言えません。

第2。保立道久さんや内橋克人さんは仮に「野党連合政権」が実現したとして、その「政権」がどのような政権になるのかに思いを凝らしたことはあるでしょうか? それが「象徴天皇制」であるにせよ「人間の平等」という本質的な「人権」の確立と逆行する「天皇制」を進んで容認し、戦前の日本の朝鮮の植民地化とアジア侵略の歴史に端を発する「慰安婦」問題に関する反省的な総括とはいえない日韓合意を「評価」する姿勢はいまの安倍政権の反動的な政治姿勢とそう大差ないものです。そうした「野党連合政権」が実現したとしてどのように日本を進歩の方向に導くというのでしょう? 少なくとも私は肯定的な展望を持つことはできません。保立道久さんや内橋克人さんの「野党連合政権」期待論は、そうしたことどもについて思いを凝らした上での論とはとても思えません。私は保立道久さんや内橋克人さんの認識には賛成できません。


【山中人間話目次】
・私は保立道久さんや内橋克人さんの「野党連合政権」期待論に期待できない
・共産党はいま「象徴天皇制」評価に関する理論的、思想的後退の坂を急坂を転がり落ちるような勢いで激しく転がり落ちている
・ニューズウィーク日本版の「米メディアはなぜヒトラーを止められなかったか」という指摘のまっとうさ
・トランプの大統領就任演説にファクトチェックを入れたNYタイムズの快心の記事――これがジャーナリズムというものではないか
・黒井文太郎さん(フリージャーナリスト)と常岡浩介さん(同左)の「NEWS23」キャスター星浩批判とシリア民間NGO「人権ネットワーク」の「2016年間被害統計報告」
・田中真知さんの友人Y君への追悼文

【山中人間話】







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