キョウ いわつき

Blog「みずき」:岩月浩二さん(弁護士)のこの文章のタイトルは「20年この長き賃下げ 日本人は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶのか」というものです。しかし、岩月弁護士はこの「20年」にわたる「長き賃下げ」を単に憂えているだけではないでしょう。この文章の行間からは岩月弁護士の憤怒と怒りの声が聴こえます。私は岩月弁護士の憤怒と怒りの声に強く共感します。最終行で岩月弁護士は「国民の生活にゆとりをもたらす、明確な対立軸を持つ、政治勢力が生まれることを望んでやまない」と述べています。しかし、いまの日本に、岩月さんが「望んでやまない」ような「国民の生活にゆとりをもたらす、明確な対立軸を持つ、政治勢力」などあるでしょうか? 昨年末に私は今回と同様の趣旨の岩月さんの文章をシェアしたときに「20年」もの「長き賃下げ」を支えてきた日本労働組合総連合会(連合)を「企業の利益に対し、労組は賃上げにもっと熱心であってもよい。労組の経営への物わかりのよさは目に余るものがある。旧民主党(民進党)の支持団体としての連合は一体何を考えているのだろう」と批判する珍しくパンチの利いた朝日新聞の記事もあわせてシェアしておきました。この10年ほどの間にめっきりと保守化した朝日新聞からさえ批判される連合の労働組合らしからぬていたらくは私たちの「怒り」の矛先を同連合に向けてもまったくおかしくない体のものです。だとすれば、そうした連合から支持されるいまの民進党という政党を「明確な対立軸を持つ政治勢力」とみなすことはとてもできないでしょう。しかし、その民進党と「野党共闘」という名の下に手を組もうとしてまさに民進党のレベルまで政党としての品度を下げているのが共産党という組織です。だとすれば、この政党も「国民の生活にゆとりをもたらす明確な対立軸を持つ政治勢力」とみなすこともできません。私が「いまの日本に、岩月さんが『望んでやまない』ような『国民の生活にゆとりをもたらす、明確な対立軸を持つ、政治勢力』などあるでしょうか?」と問うているのはそういうことなのです。私は岩月弁護士ほど楽観的にはなれません。

【山中人間話目次】
・岩月浩二さん(弁護士)の「20年この長き賃下げ 日本人は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶのか」
・「天皇退位」をめぐる度重なる天皇・政府(安倍政権)・メディア三位一体の情報操作に関する鬼原悟さん(「アリの一言」主宰者)の指摘
・生活保護者の「逮捕・勾留」を口実にした政府、自治体の貧困者狩りを許してはならない
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