キョウ どいつもにゅめんと
ベルリンの連邦議会議事堂前にあるモニュメント


Blog「みずき」:昨日、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、韓国プサン(釜山)の日本総領事館の前に、慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことは極めて遺憾だとして、当面の対抗措置として、韓国に駐在する長嶺大使らを一時帰国させることなどを発表した。この中で、菅官房長官は、韓国プサンの日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことについて「ウィーン条約に規定する領事機関の威厳等を侵害するもので極めて遺憾だ」と述べた、という(NHKニュース 1月6日)。プサンの日本総領事館前の少女像の設置(その少女像が慰安婦問題を象徴するものだとしても)がなぜ「領事機関の威厳を侵害」するのか? ベルリンの連邦議会議事堂前にあるモニュメントにはその一枚一枚に強制収容所に送られて殺された国会議員の名前が刻んである。菅の論法ではそのベルリンのモニュメントも連邦議会の威厳を侵害するものになる。この国の「威厳を侵害」しているのは、実のところ、負の歴史を負の歴史として認識できないそうした精神のつたなさにあるというべきだろう。これは政府だけの問題ではない。そういう政府を私たちは選んでいる。すなわち、私たちの問題だ。と、指摘するのはたやすい。しかし、その「私たちの問題」の構造は複雑だ。「私たち」とは単に安倍政権を支持している60パーセントの人たちだけではない。その安倍政権を下支えしている「革新」の問題もある。そして、問題なのは、「革新」がそういうおのれの問題をおのれの問題として理解していないことだ。負の歴史を負の歴史として認識できない精神のつたなさの根の根はここにある。

【山中人間話目次】
・プサンの日本総領事館前の少女像の設置とこの国の負の歴史を負の歴史を認識できない精神のつたなさについて
・長谷川幸洋というエセ記者の「沖縄の基地反対派は日当もらっている」という公共の電波を利用したうそ
・のりこえねっとやしばき隊、「首都圏反原発連合」(反原連)、ミサオ・レッドウルフや野間易通、菅野完らの愚行と長谷川幸洋の愚行の相似性
・翁長知事による矛盾する沖縄の現実の進行――工事再開と新基地阻止へ決意?
・「それでしたたかに交渉した気になって、弱い自分をごまかす」オール沖縄の共産党、社民党がいましていること
・内野光子さん(歌人、評論家)の「『琉球新報』の「県民意識調査」結果~その天皇観は何を語るのか」
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