キョウ おーるおきなわ4

Blog「みずき」:昨年秋に共産党が国民連合政府構想を打ち出して以来いわゆる「野党共闘」路線(国民連合政府構想は他の野党の同意は得られず、同党は「野党共闘」路線に舵を切り替えた)は同党の最重要政策として位置づけられるとともに同党の錦の御旗ともなって、また他の野党の相応の同意も得てここまで進捗してきましたが、「kojitakenの日記」のkojitakenさんによれば「リベラル・左派の間で『野党共闘』批判がタブーになっている」ということです。指摘されてみればそのとおりで一部の左派から、あるいは一部の識者からいかに道理のある「野党共闘」批判論があがったとしても、いわゆるリベラル・左派の間からはその批判論に応えようとする姿勢はまったく見られません。なおさら、なんらかの指導や通達があってのことかリベラル・左派自体の自粛によるものかはわかりませんが(おそらく両方によるものでしょう)リベラル・左派から自発的に「野党共闘」批判が出るということはまずありません。それが「野党共闘」批判タブーというものでしょう。こういう姿勢からはもちろん実のある「野党共闘」が生まれるはずもありません。野党、とりわけ「野党共闘」路線の推進者の共産党は自らを「井の中の蛙」のごときものにしているのです。kojitakenさんも「共闘に妥協が必要なのは当たり前だが、妥協してはならない点については断固妥協してはならない(ダメなものはダメ)という立場からの強い内部批判によって鍛えられない限り、『野党共闘』は強靱なものには絶対ならない。同調圧力に支えられた『共闘』など簡単に崩壊するだろうし、それ以前に有権者の支持が得られず選挙に勝つことすらできないだろう」と「野党共闘」批判タブーを強く批判しています。

ところで沖縄にはオール沖縄という「与野党共闘」路線というべきものがあります。本土の「野党共闘」路線よりもこちらの方が先に生まれた「共闘」路線ですが、この「共闘」路線を共産党、社民党が主導しているという点では本土の「野党共闘」路線と同工異曲の「共闘」路線と見てよいでしょう。しかし、沖縄のリベラル・左派には本土とは違う独自のアイデンティティというべきものを見ることができます。本土では「野党共闘」批判タブーがリベラル・左派を席巻しているものの沖縄では本土では見られないオール沖縄批判をつきつけるリベラル・左派が少なくなく存在しているからです。週明けの26日にもその行為を行おうとしている今回の翁長知事の埋め立て承認取り消しの取り消しについても「県民への重大な裏切り」行為としてはっきりとノーを言う一群の人たちがいます。ここでは私の知っているところで乗松聡子さん(「ジャパンフォーカス」エディター)や平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)、仲宗根勇さん(元裁判官、うるま市具志川9条の会共同代表)らを指してそう呼んでいます。沖縄においては本土のような同調圧力や「野党共闘」批判タブーに屈しない人たちが少なくなく見られます。ここに私の沖縄への希望があります。私たちの翁長知事批判やオール沖縄批判が道理のあるものであれば、必ずその声は多くの県民の声になっていくことでしょう。本土における愚かな「野党共闘」批判タブーを打ち破っていく力にもなりえていくでしょう。私はオール沖縄オンリーではない素肌の沖縄の力に期待したいと思います。


【山中人間話目次】
・平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)の「想い風」――知事は実効性ある具体的行動を
・内田樹の「天皇信仰」と共産党の「天皇信仰」と
・歴史家の加藤陽子氏の天皇の生前退位論とハフィンポスト日本版の天皇の生前退位論
・NHKに変化の兆し? と、みなさんクエスチョンをつけています
・東アレッポからツイッターで助けを求め続けた7歳の少女バナちゃんについて

【山中人間話】





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