キョウ かんこく
韓国100万人大規模デモ

Blog「みずき」:「今日の言葉」は浅井基文さんのブログから浅井さんの日本語訳要約による中国・環球時報の社説からとりました。要約のさらなる要約です。浅井さんは環球時報社説(9日付)を紹介するにあたって次のように述べています。9日付けの社説の「中心的な論点は、アウトサイダーであるトランプの当選は米国政治を長年にわたって支配してきた既成権力(エスタブリッシュメント)に対する痛撃である」というもの。「アウトサイダーであるトランプと既成権力との力関係如何がトランプ政権の方向性を規定していくだろうという判断において、9日付及び10日付の環球時報社説の判断と私の認識は基本的に一致しています」。中国共産党の機関紙でも「エスタブリッシュメント」という言葉がキーワードとなっています。しかし、昨日も五十嵐仁さんの論を批判しましたが、得票数ではヒラリーが勝っているとして米大統領選の結果は「エスタブリッシュメントに対する痛撃」という米大統領選の本質的な事態を見ようとしない日本共産党系の論客は少なくありません。いま陥っている同党の悲劇を私は思わずにはいられません。

【アメリカ政治の核心的要素がぐらぐらと揺るがされている】
前回のクリントンは彼女が個人的に敗北したものだったが、今回の彼女はアメリカの伝統的なエスタブリッシュメントの政治理念及び権威を代表して敗北した。トランプが勝利したのはクリントンに対してだけではなく、共和党内部から全米に至る彼を阻止しようとした膨大なエスタブリッシュメント全体を打ち負かしたのだ。人によってはこれを「政治的造反」あるいは、アメリカにおける「文化大革命」だと言うが、これらの言い方には誇張があるにせよ、アメリカにおける現在の思想政治状況の一面を描いてはいる。トランプという名前はつとに全世界にとどろいているが、アメリカも世界も彼がアメリカの大統領になることに対する精神的準備を整えるにはほど遠い状態だ。彼の勝利は精神的な強烈パンチを与え、彼の当選は従来の枠組みを突き破り、根底を揺るがすというショックをもたらしたのであって、アメリカ政治の核心的要素がぐらぐらと揺るがされているのだ。トランプは最初からアメリカの主流メディア及びエスタブリッシュメントに軽蔑され、ほら吹き、異端の邪説の鼓吹者、何をしでかすか分からない人物と決めつけられてきた。このような人物が最終的に大統領になったということは、アメリカのもともとの政治秩序そのものに問題があるということの証明だ。

アメリカにおける民主共和両党の主流の価値観は時代からずれている。アメリカのエスタブリッシュメント・メディアは報道における中立及び客観性という原則から深刻に乖離し、有権者を恣意的にミスリードし、その世論調査の大部分はウソが混じり込んでいる。この国家の政治上の全体としての判断力も重大な偏りがあり、アメリカのエスタブリッシュメント全体が中流下流の人々と対立する側に立つに至っている。(略)アメリカはしょせんエスタブリッシュメントが牛耳る国家であり、全国の実権を握っている中高レベルの人々のほとんどはトランプに反対であり、したがってトランプにとって絶望的な牽制力を形成している。世界各地のアメリカの同盟友好国もアメリカの言いなりではなく、むしろワシントンに圧力をかけ、「
孤立主義」に返ろうとするトランプの考えの実現を阻もうとするだろう。今回の選挙はアメリカ社会にかつてない分裂を作りだした。トランプに投票しなかった多くの人々はトランプを真底から「憎んで」いるが、このような「憎しみ」はアメリカ選挙史上においてまれに見ることだ。今回の選挙は憎しみが大いに愛を上回った選挙であり、多くのアメリカ人は長期にわたり、感情的にトランプが彼らの大統領であることを受け入れられないだろうから、選挙後のアメリカが再度団結することは極めて困難だろう。(環球時報社説 2016年11月9日

【山中人間話目次】
・政府が春闘に介入――その異様な光景にモノ言わない労働組合、連合、メディア。その中で光る朝日新聞「経済気象台」記者の見方
・いま、韓国では――朴大統領弾劾の100万に規模の大デモと日本のリベラルの3人の論者の見方
・いま、アメリカでは――平安名純代さん(沖縄タイムス米国特約記者)のアメリカの若者のトランプ弾劾集会の取材

【山中人間話】




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