キョウ とらんぷ3

Blog「みずき」:アメリカ大統領選におけるトランプ勝利はアメリカ国民にとっては悲劇だが、「日本にとってはむしろいい機会ではないか」というtoriiyoshikiさん(ETVディレクター・ハーフリタイア)流の見方。私はこのtoriiyoshikiさんの見方はとても合理的な政治見通しで、かつ、センスのある見方だと思います。ただ、toriiyoshikiさん自身も「より悪い方向に変わることへの一定の懸念を担保しつつ」と述べていますが、私は「より悪い方向に変わる」可能性の方が強いと思っています。安倍政権はトランプにも増して愚鈍で反知性的な大局観のない政策を特徴とするので、安倍政権が続く限りは「よい方向」には決して変わらないだろうというのが私の見方です。悪いものをさらに2乗して悪いものに変えていく。これが安倍政権のよって立つ愚鈍の特徴だというのが私の根底的な安倍政権不信であり、安倍政権評価です。「日本にとってはむしろいい機会」にするためには安倍政権打倒が先決だろうというのが私の見方です。

【対米従属一辺倒のポチ外交は続けようにも続けられない事態の到来】 今回、トランプに賭けた、いわゆる“負け組”アメリカ国民の期待は早晩裏切られることになるだろう。この大統領選挙は、超大国アメリカの没落に拍車をかける決定的な契機になるのではないか。しかし、ぼくは…以前も書いたように…日本にとってはむしろいい機会ではないかと考えている。つまり、トランプ大統領の誕生という予期せぬ事態を前に、安倍政権が推し進めてきた一連の亡国政策は頓挫、少なくとも大きな見直しを迫られることになるからだ。簡単に言えば、忠実な「アメリカのポチ」であったはずの安倍政権は御主人様の心変わりによって捨て犬になっちゃったのね。第一に、TPPはこのまま雲散霧消してしまう可能性が強いこと。強行採決までして無理押ししようとしたのは何だったんだ…という憤りはひとまず措くとして、TPPが消滅すれば、これが日本にとって大きな「国益」であることは間違いない。ぼくは、このことだけでもトランプの当選を祝いたいくらいだ。第二は、予想される円高株安によってアベノミクスの破綻が誰の目にも明らかになるだろうこと。この愚劣な経済政策が日本の「国益」にどれだけ大きな穴を開けたかが明るみに出るのは恐ろしくもあるが、破綻した政策をいつまでも続けて玉砕するよりマシだろう。立ち止まって抜本的に見直すいい機会だ。もう取り返しがつかないところまで来ていたらどうしよう…と恐ろしくもあるが。第三に安全保障政策の見直しを余儀なくされることである。「世界の警察官」の座をアメリカ自ら投げ出してしまうのだから、対米従属一辺倒のポチ外交は続けようにも続けられない。ヨーロッパ諸国はもとより、中国、ロシア、さらにはフィリピン、韓国にも劣る「選択肢なき外交」を見直すチャンスである。日本という国は外圧なくしては変われない「情けない国」らしいから、トランプの当選が日本変革のトランプ(切り札)になることを期待したい。より悪い方向に変わることへの一定の懸念を担保しつつ…。(toriiyoshiki Twitter 2016年11月9日

【山中人間話目次】
・ZEDさん(「Super Games Work Shop Entertainment」主宰者)のハンギョレ紙批判。ないしは浅井基文さんへの一言アドバイス
・いわゆるリベラル・左派の「トランプ勝利」の見方とニッポンのメディア、政党に批判的な論者たちの「トランプ勝利」の見方
・「トランプ勝利」に関しての森川文人さん(弁護士)と私との応答
・アメリカという国のある断面――「トランプ支持派捜査官」のガス抜きか:FBI「クリントン再捜査」の裏面
・「『土人』は植民地主義的」という米ブラウン大名誉教授・ラブソン氏と「差別だと断じることは到底できない」という鶴保庸介沖縄北方担当相の彼我発言の差異
・「米兵と結婚した4万5000人の日本人花嫁たちは、その後どんな結末を辿ったか? 娘が調査した「私の母の真実」」という記事

【山中人間話】






関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://mizukith.blog91.fc2.com/tb.php/2097-831c09c7