キョウ めどるましゅん2
目取真俊さん(左端)を4人がかりで押さえ込む警察官
8日、東村高江・米軍北部訓練場N1地区表側出入り口

Blog「みずき」:本日づけの沖縄タイムスは「記者の視点」というコラム欄を用いて「『土人』発言 歴史に刻まれる暴言 警察は県民に謝罪を」という真正面からの警察批判を掲載しています。新聞社がこれほどまでに直截に警察批判をすることは滅多にあることではありません。なにゆえの警察への謝罪要求か。やはり本日掲載の同紙の「「どこつかんどんじゃ。土人が」 沖縄で機動隊員が発言 ヘリパッド反対の芥川賞作家に」という記事がその理由になっているように思います。はじめに引用しておきます。「沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場内のヘリパッド建設で18日、N1地区ゲート前で抗議していた芥川賞作家の目取真俊さんに対し、機動隊員が「触るな。土人(どじん)」と発言したことが分かった。目取真さんは「あまりにもひどい。市民をばかにしている」と憤った。同日午前9時45分ごろ、目取真さんら市民数人がN1ゲートそばで、沖縄防衛局が市民の出入りを防ぐため設置したフェンス越しに工事用トラックの台数を確認していた。その際、機動隊員3人がフェンスから離れるよう指示した際、1人が「触るなくそ。どこつかんどんじゃボケ。土人が」と発言した。市民側は発言者を大阪府警の機動隊員とみている。機動隊員の発言について、県警は本紙の取材に「現時点で把握していない」としている。午前11時半ごろには、工事用トラックの進入を防ごうとした目取真さんを、機動隊員4人が地面に押さえ付ける場面もあった。同日は市民70人がN1ゲート前で抗議活動を展開。工事用トラック36台が同ゲートから訓練場に入り、資材を搬入した。市民5人が北部訓練場内に入り、工事の進捗(しんちょく)を確認した。17日に器物損壊容疑で現行犯逮捕された沖縄平和運動センターの山城博治議長の釈放を求め、市民らは名護署前で集会を開いた。」

【琉球処分以来、本土の人間に脈々と受け継がれる沖縄差別が露呈した】
警察官による「土人」発言は歴史的暴言である。警察は発言者を特定、処分し、その結果を発表しなければならない。ビデオがインターネットで公開されている。すぐにできるだろう。市民らは発言者が大阪府警の機動隊員だとしている。事実なら府警本部長が沖縄に来て、受け入れた沖縄県警本部長と並んで県民に謝罪する必要がある。逆に警察がきちんと対処しない場合、それはこの暴言を組織として容認することを示す。若い機動隊員を現場に投入する前に、「相手は土人だ。何を言っても、やっても構わない」と指導しているのだろうか。この暴言が歴史的だと言う時には二つの意味がある。まず琉球処分以来、本土の人間に脈々と受け継がれる沖縄差別が露呈した。そしてもう一つ、この暴言は歴史の節目として長く記憶に刻まれるだろう。琉球処分時の軍隊、警察とほぼ同じ全国500人の機動隊を投入した事実を象徴するものとして。ヘリパッドを完成させ、米軍に差し出すことはできるかもしれない。政府は引き換えに、県民の深い絶望に直面するだろう。取り返しはつくのだろうか。(
沖縄タイムス「記者の視点」2016年10月19日

【山中人間話目次】
・山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)の逮捕が不当逮捕であることの説得力のある説明
・沖縄県民を土人、シナ人呼ばわりする大阪府警の機動隊員は懲戒免職が相当だろう
・加藤典洋(文芸評論家)は、いつの頃からネオリベ政党支持者にまで成り下がってしまったのか?
・醍醐聰さんの上村達男氏(前NHK経営委員)批判と赤旗批判 ――上村達男氏のNHKガバナンス論の真贋~赤旗編集局への書簡(6/7)
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