キョウ うちだじゅ
SEALDs&学者の会&内田樹

【「天皇=平和主義者」論、「天皇=改憲抑止の盾」論の見てきたようなうそ】
典型的な「天皇=平和主義者」論、「天皇=改憲抑止の盾」論です。
内田樹は「憲法尊重擁護義務を天皇ほど遵守されている人はいない」と言っています。ここには天皇のビデオメッセージ 自体が憲法違反(「ビデオ・メッセージ」は、天皇明仁が憲法の「象徴天皇」の意味を自分で勝手に解釈し、憲法にない「公的行為」なるものを勝手に拡大し、さらに憲法・皇室典範にない(したがって法改正に直結するきわめて政治的問題である)「生前退位」についての自分の意向を、「ビデオ・メッセージ」というこれまた天皇に認められていない手段(宮内庁はこれも「公的行為」と釈明)で一方的に国民に流したものです。その実態は何重にもわたる違憲行為です-アリの一言 2016年9月8日)という視点は皆無です。共産党や学者の会(安全保障関連法に反対する学者の会)はいつまで内田樹のような天皇崇拝=象徴天皇制擁護論者と手を結び続けるつもりでしょう。天皇制と民主主義は相反するものである以上、内田樹の論はその非論理性が暴かれて久しいアナクロニズムも甚だしい落日の論というほかありません。共産党や学者の会は内田とともに心中でもするつもりでしょうか。(東本高志 2016年9月10日

内田樹の「生前退位について」の論の冒頭は以下のようなものです。

天皇の生前退位についてある媒体から寄稿を求められた。もう発売日をだいぶ過ぎたので公開。参院選挙で改憲勢力が3分の2の議席を獲得し、改憲の動きが出てきたタイミングで、天皇の「生前退位」の意向が示されました。時期的に見て、それなりの政治的配慮があったはずです。8日に放映された「お言葉」をよく読み返すと、さらにその感が深まります。海外メディアは今回の「お言葉」について、「安倍首相に改憲を思いとどまるようにとのシグナルを送った」という解釈を報じています。私もそれが「お言葉」についての常識的な解釈だと思います。天皇はこれまでも節目節目でつねに「憲法擁護」を語ってこられました。戦争被害を受けた内外の人々に対する反省と慰藉の言葉を繰り返し語り、鎮魂のための旅を続けてこられた。現在の日本の公人で、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」という99条に定めた憲法尊重擁護義務を天皇ほど遵守されている人はいないと思います。国会議員たちは公然と憲法を批判し、地方自治体では「護憲」集会に対して「政治的に偏向している」という理由で会場の貸し出しや後援を拒むところが続出しています。安倍首相の改憲路線に対する最後のハードルの一つが、護憲の思いを語ることで迂回的な表現ながら「改憲には反対」というメッセージを発し続けてきた天皇です。(内田樹「
生前退位について」2016年09月10日)

【山中人間話目次】
・内田樹の典型的な「天皇=平和主義者」論、「天皇=改憲抑止の盾」論
・メディアの安倍内閣の思惑を代弁するかのような「北方領土2島返還期待論」の誤り
・「記憶」を消す行為は再発へのショートカット ――横浜市関東大震災の朝鮮人虐殺副読本の記述削除検討
・しあわせは、けっして目標ではないし、目標であってもならないし、さらに目標であることもできません。それは結果にすぎないのです
・蓮舫の「二重国籍」問題バッシングと蓮舫の「バリバリの保守」問題は別の問題
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