キョウ とりごえ

【背後に政治と金の力の匂いのする記事】
鳥越俊太郎候補に対する「週刊文春報道」問題に関して、
こちらの高林敏之さんの指摘は最後の一節を除いてとても重要な指摘だと思います。高林さんも指摘されているように「かかる報道がなされた以上は、事実そのものがはっきり存在しないことを立証するか、事実があったならきっぱりと謝罪するか、いずれかしか道は」ありません。この点についてはすでに鳥越さんは「事実無根だ」と明確に述べており、鳥越さんの弁護団も公職選挙法違反と名誉毀損の疑いで東京地検に刑事告訴しています。これがこの問題についてのベストの闘い方であろうと私も思います。私も週刊文春の記事を読んでみましたが、同記事はうわさと伝聞によって成り立っており、それ以上の根拠はまったくありません。裁判になれば選挙妨害罪と名誉毀損罪で確実に罰せられるでしょう。週刊文春側もそういうことはわかっているはずですが、それでもあえて記事にしたところを見ると背後に政治と金の力(さる筋から「金のことは心配するな。全部面倒をみる」とでも言われたのでしょう)が働いていることは明らかです。

騒ぎ立てるほど敵の術中にはまってしまうだけです。この問題については鳥越側としては全面否定と告訴という現段階でできうる最良の手段をすでに講じているわけですからこれ以上騒がないことが第一だと思います。後は粛々と選挙戦を戦うのがベストです。なお、高林さんの文章の最後の一節に問題があるというのは、高林さんの「宇都宮降ろし」という表現によく表われているのですが、高林さんは今回の都知事選の候補者選考に関して野党4党は不当に宇都宮さんを「降ろし」たかのように見ているからです。しかし、事実としての問題点は、「今回の都知事選にあたって、野党統一というより、市民共同を願う立場からすると、宇都宮氏がまたも、都政の刷新を望む政党、市民団体、個人の協議を待たず、立候補の意向を表明した」(
醍醐聰のブログ 2016年7月13日)ことにあります。不当に「宇都宮降ろし」をする以前の問題として、宇都宮さんは野党の統一候補でもなんでもなく、野党間の協議も待たず、単に候補者として勝手に手を挙げただけの人にすぎません。それが問題だった、と醍醐さんも指摘しているのです。共同行動にとって手前勝手な行動は団結を乱す行為というほかないものです。その団結を乱す行為を宇都宮さんは手前勝手にやってしまったのです。それをさも不当なことでもあるかのようにみなされるのは私は誤りだと思います。(東本高志 2016/07/21

【山中人間話目次】
・鳥越俊太郎候補に対する「週刊文春報道」問題 ――高林敏之さんの問題提起に関して
・阿部治平さんの「参議院選挙、私の感想」への私の違和
・改めて「藤野保史共産党政策委員長更迭問題」に関して
・天木直人氏らが宇都宮陣営に与えている影響 ――kojitakenの日記
・内田樹が三宅洋平の支持表明をして反省している図
・井伏鱒二の高適「田家春望」の名訳
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