キョウ いしだじゅんいち

Blog「みずき」:昨日の
石田純一さんの都知事選出馬に関しての記者会見の模様を私も録画で観てみました。率直で爽やかな印象です。民進党の岡田代表も共産党の志位委員長も野党の統一候補が必要だとする石田氏の発言について「素晴らしい方」「全く同じ気持ち」だとして評価しています。そうであれば石田さんは野党統一候補として最適の人材というべきではないか。石田さんについて政治家、あるいは行政マンとしての「実務経験がない」などと否定的に見る声がありますが、政治家として出発するについて一番大切な資質は市民としての目線と市民感覚です。政治的、行政的なことについては周囲にはその道のプロがたくさんいるわけですからその人たちからアドバイスを受ければよいだけのことです。この点について金光翔さんのブログからチョムスキーの言葉を引用しておきます。チョムスキーは次のように言っています。「現代の事件の分析は、これに十分関心をもとうとする者ならだれにでも完全に手が届く。こうした問題の「深奥」とか「抽象性」とかいったことは、イデオロギーの取締り機構が撒き散らす幻想に属するもので、そのねらいは、こうしたテーマから人々を遠ざけることにある。人々に、自分たち自身の問題を組織したり、後見人の仲介なしに社会の現実を理解したりする力がない、と思いこませることによって、だ」。ただし、相変わらずの単に有名人志向のリベラルがあまりに多すぎます。この人たちの声に惑わされないことです。そうでなければ確実にポピュリズム政治に堕してしまうでしょう。

【12年選挙・14年選挙の、二の舞・三の舞という事態はもう見たくない】
参院選(7月10日)直後に、都知事選告示(7月14日)が迫っている。「出たい人より出したい人」は選挙に通有の名言だが、「出たい人」「出たがり屋」と「出したい人」「出てもらいたい人」とのマッチングがなかなかに難しい。今回都知事選の「出したい人」は、条件が明確になっている。「4野党共闘の枠組みでの統一候補たりうる人」である。この枠組みははやばやとできあがった。しかし、その枠組みでの人選の進捗が見えてこない。(略)そんな中で、「出たい人」のまたまたのフライング宣言があったようだ。「またまたの」という根拠は、「東京をプロデュース」の下記URL「
2014年都知事選総括」をよくお読みいただきたい。フライング宣言は、都知事選における4野党共闘枠組み無視宣言でもある。共闘の枠組みを無視して単独で出馬宣言をしておいて、「ついてくる者だけこの指止まれ」という独善的なやり方。野党共闘枠組みができていないときにはあり得る方式だろうが、「今、それを言っちゃあ、おしまいよ」ということになる。

そんな重苦しい空気の中で、石田純一の「場合によっては立候補」記者会見は清々しい印象ではないか。各紙の報道はほとんど齟齬がない。代表的なのは以下のようなもの。「俳優の石田純一さんが8日、東京都内で会見を開き、『野党の統一候補であるならば、ぜひ出させていただきたい』と野党の統一候補となることを条件に都知事選(14日告示、31日投開票)に立候補する意向を示した。『野党が統一候補を立てずに分散するというなら、私は降りて(出馬しないで)市民の側に寄り添いたい。自分は「出たい」というよりも「野党統一候補が必要」という考え。万が一、野党統一候補が決まるなら、それがいい』と話し、それぞれ候補者の調整に動いている野党各党に呼びかけた。」(毎日)また、「石田は、『自分が統一候補じゃなきゃ嫌だというわけではありません』と説明したうえで、『現状、野党がバラバラでは(与党に)勝てない。思いを力に変換できない。少しでも力を結集したい』と話した。」「現状、政党からの出馬要請は『ないです』とした。」「自身が統一候補になれなかった場合や、別の人物が統一候補となった場合は『喜んで応援する』とした」とも報道されている。

石田は野党共闘の枠組みでの進展がないことに業を煮やして一石を投じたのだ。しかも、相当の覚悟をもってのこと。野党共闘の枠組みを大切にし、姿のぼやけてきた共闘の再構築をうながそうとの真摯さがよく見てとれる。好感の持てる姿勢ではないか。それにしても、分からないのが民進都連だ。自分が共闘の中心に位置して、人選は自分が先行してよいと思っている様子なのが解せない。都議の数では共産党の後塵を拝している民進ではないか。その民進が、どうして長島昭久や松沢成文など、4野党共同で推せるはずもない候補者の人選をするのか。そして、共産党のダンマリも解せない。今は、4野党責任者の協議の進行が喫緊の課題だ。このままでは、参院選の野党共闘の雰囲気にまで翳りを落としかねない。(略)12年選挙・14年選挙の、二の舞・三の舞という事態はもう見たくない。(
澤藤統一郎の憲法日記 2016年7月8日

【山中人間話目次】
石田純一記者会見―生中継の意外な展開にミヤネの顔が歪む。自公陣営の忠実な代理人であること示すものだ
【金平茂紀の新・ワジワジー通信(16)】「県民大会」と報じない訳 問われるメディアの自律
英国のEU離脱:資料として(9)―英国在住の免疫学者・医師の小野昌弘さんの論
英国のEU離脱:資料として(8)―TUPの坂野正明さんの英国のEU離脱論
とどまるにあたいせぬ此岸。一瞬という語にあたいする、かそけき刹那(辺見庸「日録」2016/07/07)
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