キョウ きんようび

【「民主勢力ムラ」という利益共同体と週刊金曜日】
乗松聡子さん。よくぞ『週刊金曜日』批判に踏み出してくれました。敬意を表します。ところで、週刊金曜日はなぜ乗松さんの投稿を拒否したのか。辺見庸以下の指摘が参考になるように思います。『株式会社金曜日社長・北村肇君。(略)君は今日、ぼくの親友にたいし、「赤旗」のインタビュードタキャン事件は「事実確認」ができない、ウラもとれないので週刊金曜日では記事化しない、日本共産党にも抗議しない、とふたたび明言した。おもしろいことを言うひとだね、あんたは。毎日新聞記者時代、君は、「事実確認」ができない、ウラもとれないので自民党の悪政は記事化しないこと――とでも教育されたのかね。それとも、共産党と「赤旗」はつねに正しいので批判しないこと――という記者研修をうけたのかな。貧すれば鈍すと言うけれど、いくらなんでもそんなひどい記者教育はしていないはずだぜ、ね、元毎日新聞社会部デスク北村肇君。』

『2015年11月17 日午前11時半、ぼくは、拙著『
1★9★3★7』(イクミナ)をめぐり、「赤旗」記者のインタビューをうけることになっていた。それがとつぜん中止になった。なにも大したことではない。が、このことがぼくにはちょっとしたa certain pointにみえたんだよ。「国会前情勢」とかいってアホ学者どもがカラ騒ぎしていた無緊張状態を、ぼくはひたすら下品にあざ笑った。むろん撤回なんかしない。そのことが国民連合政府とやらを工作中の党幹部の逆鱗にふれたのなら、じつはそうなんだ、となぜ言えないのだ。北村肇君、昨日きみはどこでなにをしていたのかね。代々木で党幹部と会い、ドタキャン問題の善後策を相談していたのではないのか。そこで、〈「赤旗」のインタビュードタキャン事件は「事実確認」ができない、ウラもとれないので週刊金曜日では記事化しない、日本共産党にも抗議しない〉という〝妙案〟ないし〝統一見解〟が授けられたのではないのか。ハハハ。「赤旗」も週刊金曜日も、この件は1行たりとも載せない、ということを公式に再確認したというわけかね。口裏あわせ。だとしたら、おもしろいね、北村肇君。これ、会社の不正隠しとおなじ手口じゃないか。ニッポン社会の完全おためごかし化そのものじゃないか。』

上記の辺見の指摘がなぜ参考になると私は言っているのか。週刊金曜日は日本共産党や同党を取り囲むいわゆるリベラル勢力とともに「
民主勢力ムラ」とでもいうべき利益共同体を形成しているからです。その「民主勢力ムラ」の利益に反するような記事はその利益のおこぼれにあずかっている週刊金曜日としては掲載するわけにはいかないのです。この点については辺見の次のような証言もあります。「金曜日の北村社長は本日、辺見庸の主張は「100パーセントわかるが……」(笑止!)と述べるいっぽうで、しかしながら、同誌での事件経過説明も共産党への抗議もできない、と言明した。その背景として、北村氏はまことにわが耳をうたがわざるをえない、まったく承服しがたい珍妙無類の〝理由〟をあげた。金曜日の読者の多数が日本共産党員であるため、公表も抗議もできない――というのだ!」こういうことどもが週刊金曜日の今回の乗松聡子さんの投稿不掲載(拒否)の背後の事情としてあるのだと思います。(東本高志フェイスブック 2016年7月6日

【山中人間話目次】
澤藤統一郎さんの醍醐聡さんの問いへの返信
しかし、浅井さん。日刊ゲンダイがどういう役割を果たしているのか。もう少し考えてからインタビューの可否を決めてほしかったものです
これほど「選挙」というものを疎ましく思うようになったことはない―辺見庸の投票拒否の理由
宇都宮健児氏のサンダースの悪用
ノーム・チョムスキー&ジョン・ダワー最新インタビュー
朴裕河VS鄭栄桓問題(5-4)― 吉方べきという人物について
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