キョウ とちじせん

Blog「みずき」:この2、3年、翁長県政の問題点などを鋭く衝く革新リベラルの側に立った記事を発信して同ブログを知る人の中では定評のある「アリの一言」ブログが昨日の7月2日付けの記事で14日告示の東京都知事選に関して野党共闘による弁護士の宇都宮健児氏の擁立を期待する記事を書いています。しかし、宇都宮氏と同氏の選挙母体の人にやさしい東京をつくる会(現希望のまち東京をつくる会)は前々回の都知事選時にだまし討ち決議をして少数異見者を暴力的に排除し、同調圧力によって言論封殺を強めるなど革新候補者として、あるいは民主主義の組織としてさまざまな問題点を抱え持つ人であり、組織です。同ブログ氏はそういうことを知らずに単純素朴な感情で革新的な野党共闘を期待しているのだろうと思います。しかし、その期待は誤解に基づくものです。このことは先の都知事選における宇都宮陣営の非民主的行為が革新的と思われる人たちの間でも悲しいかな、よく知られていないことの現われと見てよいものでしょう。そういうしだいで3年前の弊記事を「今日の言葉」として改めて示しておきたいと思います。この問題について共通の認識と理解が深まっていくことを切に望みます。
 
【「宇都宮健児君、立候補はおやめなさい」問題】
澤藤統一郎弁護士の「宇都宮健児君、立候補はおやめなさい」のその10の記事を読んで、はからずも行政とメディアを含む原子力関連産業総体がしばしば揶揄の意味を含意して「原子力ムラ」と呼称されるように、その原子力関連産業総体を「原子力ムラ」と揶揄するほかならない「革新・リベラル」勢力の側にも「民主勢力ムラ」とでも呼ぶべきある意味での排他的利益集団が存在していることを知ることになりました。この「民主勢力ムラ」にも「岩波」や「週刊金曜日」などの一応名の通ったメディア集団、出版社などがあり、大学、病院、弁護士などのインテリジェンス組織、労働組合、政党、各種の民主団体組織などがあります。そこには、それらの団体が一種のコングロマリットを形成し、そのそれぞれが他の団体との緩やかなステークホルダー関係を結び、そのそれぞれの「小さな利権」の分配と再分配を差配しあっているという一種の「ムラ」の構図を見ることができます。

小さいといえどもそれが「利権」(利益(余剰)を生み出すという意味での)である以上、その「利権」にしがみつき、それを決して手放そうとせず、急激な変化を望まない保守主義や現状維持主義も生まれやすくなるでしょう。(宇都宮健児氏以外の革新・リベラル勢力の候補者としてふさわしい候補者を確立・擁立することができない大きな原因にもなっているように見えます。また、
金光翔さん(元岩波「世界」編集部員)の「佐藤優現象」批判に関連しての『世界』や『週刊金曜日』批判、私の『NPJ』批判がどこかで留まり、流通していかないのもこのあたりに原因があるようにも思います)。また、どんな「利権」集団にもありがちなことですが、その「小さな利権」のおこぼれにあずかろうとする下心だけで「ムラ」への参入を試みようとする者も少なからず出て来るでしょう。逆にその「小さな権力」を誇示してその「権力」を恣意的に用いようとする者も出て来ます。不埒なやからはどういうわけかこういう恣意の人を見つけるのが早い。類は友を呼ぶということでしょうか。そして、その恣意の人に取り入り、それらがインフォーマルグループを形成していきます。こうして「民主勢力ムラ」の腐敗は構造的に累乗していき組織の根腐れが始まっていきます。澤藤統一郎弁護士が指摘する「人にやさしい東京をつくる会・運営会議」の根腐れはいつのまにかこうして形成されてしまったものではないでしょうか。(Blog「みずき」 2013.12.31

【山中人間話目次】
イギリスのEU離脱で世界はこう変わる―遠藤乾さん(北海道大学大学院教授)の見方
オリンピックは新自由主義推進の道具になっている(岩月浩二)
バングラデシュの人質立てこもり事件をどう見るか?

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