Blog「みずき」:NHKの新経営委員会委員長に決定したJR九州相談役の石原進氏は日本最大の右翼団体である日本会議の福岡支部の役員でもあります。上記
の山崎雅弘さんのツイートをご参照ください。籾井会長続投の伏線ではないかと見られています。籾井体制が籾井・石原体制となってNHKがさらに安倍政権を支える大政翼賛放送局となり、右傾化していく危険性は大です。私たちの知る権利を守るためにNHKのウォッチ(監視)をさらに強めていかなければならないように思います。

【国民の知る権利が損なわれる。ひいては民主主義が危うくなる】
籾井勝人NHK会長続投への下準備が密室の中で始まった―。そんな印象を持つ人も多いのではないか。NHKの最高意思決定機関であり、会長選びに主導的役割を果たす経営委員会の委員長に、JR九州相談役の石原進氏が決まった。12人の委員による互選である。なぜ石原氏なのか、国民、視聴者には分からない。もどかしい限りの選出だ。籾井会長の任期は来年1月で切れる。就任時の記者会見で従軍慰安婦について「どこの国にもあった」、国際放送について「政府が右と言っているものを左と言うわけにはいかない」と述べ、批判を浴びた人である。最近も、原発事故報道では「公式発表をベースに」するよう指示していたことが分かり問題になった。メディアの役割を理解しない発言だった。続投に反対する声は視聴者の間でも多い。会長を任命する権限は経営委員会にある。続投を認めるか交代させるのか、経営委の判断が注目される場面である。

石原氏は3年前の会長選びで籾井氏を推した一人とされている。官邸や総務省と太いパイプを持っているともいう。委員長就任は籾井会長続投の伏線ではないか、気になるところだ。任期満了で退任した前任委員長の浜田健一郎氏は籾井氏に対し、たびたび苦言を呈していた。籾井氏に批判的だった上村達男氏は昨年委員を退任した。外から見れば、経営委員会自体が籾井氏寄りの体質を強めているようにも受け取れる。NHKは視聴者が払う受信料で支えられる公共放送である。税金で運営される国営放送とは違う。視聴者のものだ。そのトップが今回も国民、視聴者の知らないところで選ばれていく。NHKを政治の影響力から引き離すために、経営委員や会長の選び方を開かれた形にすることを考えたい。例えば自薦他薦の候補を募り、公開の場で“所信表明”をしてもらったうえで選任に入る、といったやり方だ。国民、視聴者が直接影響力を行使することはできないとしても、今よりは透明になる。NHKは日本最大のメディアと言っていい。視聴者の信頼度は高く、影響力は大きい。運営を時の政権が牛耳るようでは国民の知る権利が損なわれる。ひいては民主主義が危うくなる。会長選びがもつ意味をあらためて確認しつつ、関心を持って見守りたい。(
信濃毎日新聞社説 2016年6月30日

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