キョウ いーゆーりだつ

Blog「みずき」:英国のEU離脱をどう見るか。私には判断しかねることにうろうろしている。経済的な(とりわけ株価の値動きの)視点からのみ見るEU離脱の解説は以下でも批判されているグローバリゼーションの視点でしかなく、本質を衝いているようには見えません。英国在住経験を誇示するたぐいの論説も要は自慢話を超えません。うろうろしたあげくに以下の論説とコメントに英国のEU離脱解読の本質的なヒントがあるように思えました。


【英国のEU離脱をどう見るか】
最終的にどちらが勝つにせよ。階級社会の英国でさえ、経済的に下の階層の人達が、既成の「左派」政党を支持しなくなったということ。結局、離脱問題に関しては、
労働党保守党と一緒になって階級の固定に手を貸したようにみえてしまう。エリートやインテリの思考は合理的なのだが、富や権力から遠い人々は、その合理性を破壊してやりたいという方向に出ている。これは、世界の「先進国」に共通の傾向だろう。原発が危険、戦争などしたくない、格差の拡大は嫌だと考える人が多数を占めていながら、これらの主張に特化する政党に対する「飽き」が来ている。ここを真剣に考えないと日本も危機的な方向に進む。離脱派が勝つ勝たないによらず、ドイツでもAfDPEGIDAのような勢力に大きな力を与える結果となるだろう。従来の対抗軸による政党政治は運営が難しくなり、より、弱い立場の移民や難民には新たな困難にさらされることになろう。スコットランドでは残留が多数を占めている。スコットランド与党のSNPは、労働党よりも社会保障や教育問題について政策が具体的かつ、イングランドに対する対抗意識もあり、昨年の総選挙で全国政党の労働党を食った。党首のスタージョンの無駄のない発言も魅力的だったのだろう。

英国が内向きかどうかの問題ではないと思う。どの国でも、
グローバリゼーションから逃れることなどできないし、それに対する領域国民国家としての必死の抵抗が、今回のEU離脱となって表れている。勿論、国内的には「英国独立」UKIPのような主張がわかりやすいが。領域国民国家の断末魔が、図らずも、国家連合からの離脱というかたちで現れた。大陸側の小国は苛立ちながらも諸国家連合のEUから離れることはできない。しかし、国家主権の弱体化との狭間で揺れ動くことに変わりはないだろう。大陸ヨーロッパは、EUにしがみつくことで「ヨーロッパ的アイデンティティ」を強調し、その結果、押し寄せる難民(多くはムスリム)の排除に向かうだろう。内戦が止まらず、ヨーロッパに滞留する難民は行き場を失うことになれば、イスラムとの関係は悪化する。(内藤正典Twitter 2016年6月24日

【英国のEU離脱をどう見るか2】

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