キョウ おばま3

Blog「みずき」:いま一度、佐久間邦彦広島県被団協理事長と森滝春子「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」共同代表の言葉を抜粋しておきます。

佐久間邦彦さん:「核兵器のない世界」への具体的な道筋を示さず、来た意味がなかった。被爆地や被爆者の存在を軍事同盟強化のだしにされたようだ。
森滝春子さん:自国が使った核兵器によって何が起こったかへの関心も感じられない抽象的な内容。原爆投下がいかに非人道的で、過ちであったか表明してほしかったが、完全に裏切られた。


【オバマの広島訪問は「歓迎」「感動」するべきことだったのか】
27日のオバマ大統領の広島訪問を、多くのメディアが「歴史的」と称賛し、
NHK民放も「歓迎」「感動」する被爆者や市民を意識的にとりあげています。メディアのこうした現状、それによってつくられる社会の風潮に、大きな違和感と危機感を禁じえません。オバマ大統領の広島訪問のどこに「評価」できる部分があるでしょうか。冷静に事実を見れば、そこにあったのは、自らの花道を飾るレガシー(遺産)づくりの思惑と、日米(軍事)同盟のアピールだけだったではありませんか。被爆者・被爆地はそのためのダシにされたのです。(略)こうした「ないない尽くし」の一方、目に余ったのが、日米(軍事)同盟のアピールです。オバマ氏は広島に来る前にわざわざ岩国基地に立ち寄り、米軍兵士と自衛隊員を前に、「かつての敵国が強固な同盟国となった」と日米同盟を誇示しました。沖縄米軍属の女性殺害遺棄事件などどこ吹く風です。そして岩国基地から広島へ向かう専用ヘリを先導させたのが、なんと4機のオスプレイでした。どこまで沖縄を足蹴にすれば気が済むのでしょうか。スピーチの中でオバマ氏は日米の「同盟関係」と「友情」を強調し、それを受けた安倍首相が、「日米同盟は世界の希望」とフォローしました。(そもそも安倍首相がスピーチする時間があったら、少しでも被爆者と対話してはどうか(略)

オバマ氏のスピーチには不満をもちながらも、「これが出発点」などと今後に期待する(したい)被爆者・市民は少なくないでしょう。では「今後に期待」できるかといえば、まったく幻想でしかありません。大統領という絶対権力を持っていたこの7年半に、7200発(推定)の核弾頭のうち702発しか削減できなかったオバマ氏が、権力を失った後に何ができるというのでしょうか。そもそも、アメリカが「核抑止力」に固執し、日本が「核の傘」にたより、その日米が軍事同盟を強化する中で、核廃絶など期待できるはずがありません。それは現在進行形で、アメリカなど核保有国や日本が「
核兵器禁止条約」に反対している事実を見ても明白です。結局、今回の「オバマ訪広」は何だったのでしょうか。「『核兵器のない世界』への具体的な道筋を示さず、来た意味がなかった。…被爆地や被爆者の存在を軍事同盟強化のだしにされたようだ」(佐久間邦彦広島県被団協理事長、28日付中国新聞)「自国が使った核兵器によって何が起こったかへの関心も感じられない抽象的な内容。原爆投下がいかに非人道的で、過ちであったか表明してほしかったが、完全に裏切られた」(森滝春子「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」共同代表、28日付中国新聞)そして森滝さんはこう指摘します。「和解や友情という名の下に、原爆投下の責任を追及できない空気がつくられている。…私たちはもっと怒るべきだ」(同)(アリの一言 2016年05月28日
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