キョウ さんだーす23

Blog「みずき」:サンダースの戦いは続く。この後も今日10日にウェストバージニア州で、17日にケンタッキー、オレゴン両州で予備選がある。対して、この国の「戦い」はどうか? もはや「革命」や「社会主義」という語は死語と化し、変わってあるのは「政局」という陣取り合戦のみ。そこには「社会変革」という志も当然ありはしない。


【社会主義は21世紀において何を意味するのか】
ミレニアル世代が率いる運動は、政治家に対するアンビバレンスを払拭し始めているように見える。では、彼らは何ができるのか。深い欠陥をかかえたアメリカの民主制において、そもそも何が可能なのか。オキュパイ運動に参加し、サンダースを支援する「People for Bernie」(ピープル・フォー・バーニー)を共同で立ち上げたウィニー・ウォンに言わせると、できることはたくさんある。(略)ウォンは、自らボランティアとして密接に関わっているサンダースの選挙運動について、アメリカの左派に対して国家権力について真剣に考える新しい余地を切り開いたとみている。「私たちが選挙運動を始めた当初に急進左派から受けたシニシズムは消えた」と、ウォンは言う。「それどころか、急進左派が彼から多くを学んでいる」重要なのは、オキュパイ運動などの力によって駆り立てられたサンダースの選挙運動が、候補者たちだけでなく大衆的な規模で新しい考え方に対する余地を生み出したことだと、ウォンは言う。

「彼とさまざまな運動のすべてが、社会主義はひどいものだという考え方を押し返した」と、ウォンは言う。「そんなことが起こりうると誰が思っていただろうか。1960年代以降の左派の失敗は、そこに理由があった。つまり、これを効果的に成し遂げる方法を考えつけなかったということだ」民主社会主義者という言葉が新たに受け入れられはしても、サンダースが大統領選に勝つことはないかもしれない。そして現実として、サンダースの社会主義は
ユージン・V・デブスよりもニューディールの「ウォーレン派」民主党員と重なる部分が大きいかもしれない。

しかし、最近の世論調査が示しているように、アメリカでは若い層ほど、アメリカ政治で長年汚れた言葉とされてきた社会主義を肯定的に捉える人が多い。社会主義が21世紀において何を意味するのか、それを明確にして大衆化すること──クライメート・ジャスティス(気候変動に関する公正)であれ、補償、
ベーシック・インカム、あるいはそのすべてであれ──を、サンダースより50歳ほど年下の世代の活動家たちが担うことになる。新しい社会主義が本当にアメリカで台頭してきたのだとしたら、それは世界のどこにあるものとも違って見えることになるだろう。反緊縮政策を掲げて躍進したスペインの新興政党「ポデモス」、あるいはイギリス労働党の反主流派の党首ジェレミー・コービンを取り巻く草の根勢力のように、きわめて地域色の強い文脈の産物となるだろう。若く、分散型で、有色人種の人々が中心に位置するオープンソースの政党が地平線上に見えている。冒頭のニューヨーク市議のウィリアムズが言うように、サンダースが「革命のムーンショット」であるとするなら、現在の運動は──あらゆる困難にあらがって──火星に行く宇宙船をつくり上げようとしている。(ケイト・アロノフ ローリングストーン 2016/05/07
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