キョウ さんだーす23
中央はキング牧師
 
Blog「みずき」:私はアメリカという国は国内的、国際的にさまざまな問題を抱え込んでいるとしてもなにはともあれ民主主義の国には違いないと認識していましたので思いがけない指摘でした。アメリカという国の政治的ディフィクト(欠損)の根底には歴史的に指摘されるような構造的な問題が伏在していたのですね。サンダースの登場はその問題が政治的なものであるにせよ文化的なものであるにせよ現代アメリカ社会の抱えるもろもろを私たちの前に鮮明な画像としてわかりやすく明らかにしてくれました。アメリカという国にレボリューションは近い将来必ず訪れるでしょう。


【アメリカの社会運動は社会権を体系的に国政的要求として提出してこなかった】
チョムスキーは権利としての健康保険というサンダースの主張について、レーガンの時代には70%の人々がそれは憲法上の権利としてあるべきであるとしていた。それが逆進的にひっくり返されたと指摘。そもそもアメリカ憲法は古色蒼然たる憲法で国家機構組織法にすぎない。意味があるのは修正箇条だけ。アメリカの社会運動の最大の欠陥は修正箇条のいくつかを大事というだけで正面から「健康で文化的な生活」その他、日本国憲法にあるような社会権を体系的に国政的要求として提出してこなかったこと。アメリカ憲法の人種主義を含む古色蒼然さに対する真の反省がなかったのではないか。

人の國の憲法を評価し評論するのは悪いが、しかし読めば分かるようにあんなつまらない憲法はない。各州植民地エリートの妥協で積み木細工のように作られたもの。ああいう人種主義丸出しの憲法をもっていててんとして恥じないから他国を侵略するのだと思う。根本的に間違っている。アメリカ合州国憲法も一緒に読んでみて欲しい(なお、
小田実のいうように合衆国ではなく合州国が正しい)。アメリカの憲法は近代憲法としてはもっとも古い憲法であるが、内容は国家機構組織法であってほとんど思想的あるいは法学的な意味はない。それと比べると、日本国憲法が如何に整った憲法かがよくわかる。これは日本の敗戦経験の法学的な反映であり、また「占領軍」の内部にいたニューディーラーの貢献である。アメリカの憲法とあわせて、日本国憲法を環太平洋世界の20世紀の歴史の中で位置づけることが必要だと思う。アメリカ憲法には古色蒼然たる人種主義がある。この憲法を持ち続けて「修正」箇条を作るだけで多くのことを曖昧にしてきたために現在のアメリカは無限の問題を抱え込んでいる。サンダースの登場はある意味でニューディーラーの復活なので、彼らが日本国憲法に注目するのは当然。(保立道久Twitter 2016年4月29日

【山中人間話】

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