キョウ さんふらんしすこ

Blog「みずき」:「アリの一言」ブログが昭和天皇とサンフランシスコ体制及び天皇の沖縄メッセージとの関係をわかりやすく解説した記事を弊ブログ記事として以下にまとめています。こちらも合わせてご参照ください。
革新の視点から見た「沖縄」問題と「象徴天皇制」について ――NHKスペシャル「日本人と象徴天皇」の第1回と第2回の映像と「アリの一言」ブログの映像解説

【天皇の「権威」を高め「親近感」を演出する行事の無批判な賛美が続く】きょう4月28日は「
サンフランシスコ講和条約・日米安保条約」発効から64年目です。日本政府はこの日を「主権回復の日」と称していますが、沖縄にとっては「屈辱の日」です。しかし、本土の新聞各紙、テレビで、「屈辱の日」に触れたものは見当たりません。「サ条約・安保条約発効」すら見えません。一方、映画監督・周防正行氏の紫綬褒章はじめ、各県の市民が受賞する「春の褒章」は、例外なく大きく報じられています。「屈辱の日」と「春の褒章」。一見なんの関係もないようですが、実は深いところで結びついています。2つを結ぶキーワードは、「天皇(制)」です。

沖縄にとって「4・28」が「屈辱の日」なのは、
サ条約(第3条)によって本土から切り離されて「合衆国を唯一の施政権者とする信託統治制度下におく」とされ、アメリカの軍事占領=植民地化が固定化されたからです。沖縄戦に続く“捨て石”です。沖縄の基地問題の根源がここにあります。忘れてならないのは、このサ条約・安保条約のレールを敷いたのが、昭和天皇だったということです。天皇裕仁は、天皇制維持のため、側近の寺崎英成を通じて米政府にメッセージを送りました。「天皇は米国が沖縄及び他の琉球諸島の軍事占領を継続することを希望されており、その占領は米国の利益となり、また日本を保護することにもなるとのお考えである」(『昭和天皇実録』中の1947年9月19日付)有名な(悪名高い)「天皇の沖縄メッセージ」です。これが「講和条約」へ向けた日米交渉の基調となりました。(略)天皇裕仁こそ沖縄に「屈辱」をもたらした張本人なのです。(略)

ところで、例年やはりこの時期に行われるのが、天皇・皇后主催の「
春の園遊会」です。今年も27日に行われ、スポーツ選手や学者らが招待されました。これは憲法にはない「公的行為」とされるものですが、天皇を権威づけ、「親近感」を演出するものの1つです。「日頃革新的」とみられる人の顔もありました。サ条約・安保条約によって、沖縄の「屈辱」、日本全土の米軍基地化の危険は強まるばかりです。しかし、その元凶である天皇・天皇制の問題は問われることがありません。それどころか逆に、「褒章」や「園遊会」など天皇の「権威」を高め「親近感」を演出する行事は無批判に賛美されています。このことの意味、危険性を凝視する必要があります。(アリの一言 2016年04月28日

【山中人間話】



関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://mizukith.blog91.fc2.com/tb.php/1902-ca00d04a