キョウ さんだーす22

昨日投開票のあったペンシルベニアなどアメリカ東部5州における予備選で同大統領選予備選は終着したかに見えます。その東部5州におけるバーニー・サンダースの予備選結果をどう見るか。いくつかのツイッター上のコメントを拾っておきます。奇妙な言い方ですが、米大統領選予備選は終着しても終着していないことがわかると思います。また、サンダース勝利の可能性もまったく潰えたわけでもありません。

最後に今回の予備選結果の概況を知るためにNHKの昨日4月27日付けの報道も副えておきます。いまの段階では私のコメントは述べないことにしておきます。


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NHK4月27日16時08分付け報道

アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びは、東部の5つの州で行われた予備選挙で、民主党はクリントン前国務長官が4州で勝利し、指名獲得に大きく近づきました。

ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けた民主・共和両党の候補者選びは、26日、東部の5つの州で予備選挙が行われ、民主党ではクリントン前国務長官がペンシルベニア州、メリーランド州、コネティカット州、それにデラウェア州の4州で、サンダース上院議員がロードアイランド州で、それぞれ勝利しました。アメリカABCテレビによりますと、これでクリントン氏の獲得した代議員の数は1622人となりました。また、ABCテレビは独自の取材に基づいて、予備選挙などの結果にかかわらず自由に投票する特別代議員のうち519人がクリントン氏を支持しているとしていて、これも合わせると、クリントン氏の代議員の数は2141人に上り、指名獲得に必要な過半数の2383人に大きく近づきました。一方、共和党では、不動産王のトランプ氏が5つの州すべてで圧勝し、獲得した代議員の数が950人となり、指名獲得に必要な過半数の1237人の確保に向けて一歩前進しました。ただ、共和党では、クルーズ上院議員とオハイオ州のケーシック知事が、トランプ氏に対抗するため、来月以降に行われる3つの州の予備選挙で協力することで合意しています。このため共和党では、トランプ氏が過半数の代議員を確保するか、それとも確保できずに、7月に行われる党大会に決着が持ち込まれるかが焦点です。

米有力紙の伝え方は

東部の5つの州で予備選挙が行われた民主党の候補者選びについて、有力紙のニューヨーク・タイムズは「クリントン氏は、早ければ5月中旬に指名獲得を宣言できるだろう」として、クリントン氏が指名獲得に大きく近づいたと伝えました。そして、今回クリントン氏が4州で勝利したことで、「予想外に巧みで、資金が豊富な敵との数か月にわたる戦いの末、事実上の勝者であることを示し、11月の本選挙に焦点を絞る弾みを得た」として、今後、本選挙を見据えた選挙戦を展開するだろうと伝えました。一方、共和党の候補者選びについては「トランプ氏の勝利は、ライバルたちに喫緊の新たな課題を突きつけた。7月の党大会にもつれ込む可能性が低くなった」として、トランプ氏が指名獲得に必要な過半数の代議員を確保する可能性が高くなったと伝えています。そして、「来月3日に行われる中西部インディアナ州の予備選挙が、トランプ氏の指名獲得への道を止める最後の機会だ」と指摘したうえで、「トランプ氏を追いかけるクルーズ氏とケーシック氏による予備選挙での協力が効果を示すかどうかはまだ分からない」としています。また、有力紙のワシントン・ポストは、民主党について「サンダース氏は大きく引き離され、指名獲得は不可能に近くなった」と伝えたほか、共和党については「トランプ氏の圧勝は、2番手のクルーズ氏にみっともない思いをさせ衰弱させるような一撃を与えた」と伝えています。

共和党クルーズ氏とケーシック氏 3州で協力へ

アメリカ大統領選挙の候補者選びで、野党・共和党は、トップを走るトランプ氏に対し、これを追いかけるクルーズ上院議員とオハイオ州のケーシック知事が、来月以降に行われる予備選挙のうち3つの州で協力し、トランプ氏が指名獲得に必要な代議員の過半数、1237人を確保するのを阻止しようとしています。具体的には、来月3日に行われる中西部インディアナ州の予備選挙ではケーシック氏がクルーズ氏の支持に回り、来月17日の西部オレゴン州と6月7日のニューメキシコ州の予備選挙ではクルーズ氏が支持者に対しケーシック氏への投票を呼びかけることにしています。これによって、クルーズ氏とケーシック氏は、トランプ氏が過半数を確保することを阻止し、最終的な候補者指名を7月に行われる共和党の全国党大会での決選投票に持ち込むことを狙っています。ただ、アメリカメディアからは、政策的に相いれない2人の候補者が協力態勢を敷いても、それぞれの支持者の理解を得られないのではないかという懐疑的な見方も出ています。また、ケーシック氏が、クルーズ氏の支持に回ることで合意したとされるインディアナ州での予備選挙について「私に投票したい有権者はそうするべきだ」と述べたことから、早くも協力態勢にほころびが出ているとも指摘されていて、2人の協力が狙いどおりの効果を挙げるのかは不透明な情勢です。

米メディア出口調査 候補者選び長期化の影響分析

予備選挙が行われた東部5州のうち、アメリカのメディアが行った3州での出口調査によりますと、候補者選びの長期化が、共和党では党の分断を招き、民主党では党の活性化につながっていると指摘しています。予備選挙が行われた州のうち、ペンシルベニア州で共和党のトランプ氏が指名を獲得した場合、11月の本選挙でトランプ氏に投票するかどうか聞いたところ、「必ず投票する」と答えた人は54%、「おそらく投票する」が23%、「投票しない」が22%でした。このうち「トランプ氏に投票しない」と答えた人の54%がケーシック氏を支持し、38%がクルーズ氏を支持していて、アメリカメディアは異例の混戦が党の分断を招いていると指摘しています。さらに、どの候補も指名を得るために必要な過半数の代議員を獲得できない場合、「予備選挙などで最も多い得票数を獲得した人が大統領候補になるべきだ」と答えた人は70%に上り、このうちの7割以上がトランプ氏を支持しています。一方「得票数ではなく、代議員が決めるべきだ」と答えた人はおよそ30%で、このうちケーシック氏とクルーズ氏を支持する人がそれぞれおよそ4割でした。民主党のペンシルベニア州での結果を見てみますと、クリントン氏が指名を獲得した場合、クリントン氏に「必ず投票する」と答えた人は61%、「おそらく投票する」が23%、「投票しない」が15%でした。そして、民主党の候補者選びが党を活性化させていると答えた人は69%に上り、党を分断していると答えた人は26%にとどまりました。今回の出口調査の結果を受けてアメリカのメディアは、候補者選びの長期化は、共和党は分断を招き、民主党は党をまとめていて、それぞれ違う方向に導いていると指摘しています。
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