キョウ でぐちちょうさ

Blog「みずき」:昨日の記事民進党の問題群はさておいて、共産党を例にとって、私が「選挙前に天皇臨席の国会開会式に出席したことや「慰安婦」問題に関する「日韓『合意』」を徒に評価したことが今回の補選にもどれだけ負の影響を与えているか」と述べているのは、その問題がkojitakenさんの言う「『寝ている無党派層』を起こさせるほどの魅力が欠けていた」大きな理由のひとつになっていると考えるからです。これまで同党の周縁にいて共産党を支える蝶番的役割を果たしてきた知識人やシンパサイザーの少なくない人たちがこの問題を通じて同党に大きな不信を募らせた。それがこの北海道5区補選においても深層のところで「寝ている無党派層」を起こさせるだけの瞬発力を持ちえなかった大きな一因になっている、というのが私の直観による「ブリュメール18日」的分析です。

【この冷厳な事実を正面から受け止めて課題として認識しない限り「野党共闘」に未来はない】今回の補選に「野党共闘」が敗れた最大の敗因はなんといっても低投票率だ。この点に言及しない選挙の分析は無意味だと言っても過言ではない。Twitterなどで拡散されている、NHKが報じた出口調査による投票者の投票者の各党支持者の比率を見ると、自民44%、民進20%、公明5%、共産5%、社民1%、大地0%、支持政党なし24%となっている。(略)問題はやはり投票者数に占める無党派層の比率が24%しかなかったことだ。これでは勝てるはずがない。

朝日新聞の出口調査
によると、無党派層のうち池田真紀に投票した人は68%、和田義明に投票した人は32%だったという。仮に投票率がもっと上がり、増えた分はすべて無党派層により、うち68%は池田真紀に、32%は和田義明に投票すると仮定して単純計算すると、投票率が65%程度であれば両候補の得票はほぼ互角となったと思われる。また、2010年の補選以降4度(本選2度、補選2度)の
北海道5区の選挙結果から、自民候補と「民進(民主)+共産+みんな」の候補の合計得票率との得票率差を縦軸に、投票率を横軸にして散布図をプロットし、最小二乗法の近似式をエクセルで求めると、投票率が60%であれば自民候補と野党候補の得票数が同じになるという結果も得られた。両者の間に5%の開きがあるが、これは2010年からの6年間で自民党を支持する人が徐々に増えてきたためにハードルが上がっているものと私は解釈している。

いずれにせよ、60%や65%という投票率は、決して高いハードルではない。北海道5区の投票率は、2005年の郵政総選挙と2009年の政権交代選挙で70%を超えているが、それ以前にも、2000年衆院選では65%、2003年衆院選でも64%あったのだ。2012年以降の低投票率は、主に民主党政権が有権者の期待に応える結果を出せなかったために「寝てしまった」無党派層が多かったためと考えられる。そして彼らは今回の補選でも掘り起こされずに「寝たまま」だった。要するに、今回の民進党と共産党を軸とした「野党共闘」には、彼ら「寝ている無党派層」を起こさせるほどの魅力が欠けていたということだ。この冷厳な事実を正面から受け止めて課題として認識しない限り、「野党共闘」に未来はない。敗者同士で傷を舐め合うような悠長なことをやっていられる時ではない。安倍晋三と自民党の脅威は刻一刻と増していく一方だ。(
kojitakenの日記 2016-04-26

【山中人間話】





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