キョウ つねおか
シリア・アレッポ

Blog「みずき」:本エントリは「安田純平さん救出問題に関する西谷文和さん(フリージャーナリスト)の見方と意見は承服しがたい。」の続きということになります。この問題に関して西谷文和さんと同じくフリージャーナリストの常岡浩介さんとの間にあらたな議論の展開があったようです。もちろん、議論の中心となっているのは、人質となっている安田純平さんの生命の確保の問題です。
 
下記で常岡さんが西谷さんを批判して言う「家族になりすましてヌスラ側にデマを…」というのは「西谷とシハーブは外務省にもご家族にも了承を得ないまま、ヌスラ側の『身の代金獲得専門部門』に、『自分たちは安田氏の家族代理人である』と嘘をついて接触、『身の代金は○億でどうか?』などとかけあった」ことを指すようです。これに対して西谷さんは「「質問ですが、あなたはなぜ今回のことをツイートしたのですか?政府から聞いたのですか?それともご家族から?ご家族に誤解があるかもしれないのに、あなたは無責任にツイートしたことになりますよ」と反問しています。 

この西谷さんの「ご家族に誤解があるかもしれないのに」という反問は、逆にいえば、西谷さんの行動について「ご家族に誤解がある」ことを自身で認めているということになります。「ご家族」の発言を信用すべきか西谷さんの発言を信用するべきかについては、この問題についての事実関係を知らない第三者には判断は不可能ですが、「ご家族に誤解がある」ままでその「誤解」を無視してまで「安田さん救出」劇を演じようとする西谷さんの論理には矛盾があるということは言えるでしょう。「安田さん救出」は誰のためにするのか? もちろん、第一に安田さんのためであることは明らかですが、ご本人が拘束されている現状においてコンタクトのとれるステークホルダーは「家族」のほかありません。だとすれば、西谷さんはその「家族の誤解」をなぜ無視しうるのか? 西谷さんの論理にはまっとうな人間を説得する力はありません。

さて、常岡さんは次のように言います。「この男のデタラメを見抜けず、世間にのさばらせた報道ステーションや毎日新聞といったメディアにも大きな責任がある」、と。この常岡さんの指摘は先の記事で私が指摘している「最近の『革新』の『見る目』のなさ」、すなわち、「革新」の「右傾化」の問題につながっていく問題でもあります。

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