キョウ やすだじゅんぺい3

【挑戦しようとする人間がいるからこそもたらされるのが情報なのだ】
きのう発売のSPA(4月12・19日号)に「
安田純平さん拘束事件」の記事が載っていてそこで私も取材された。そのとき、安田さんの「さあ戦場へ行こう」という文章を思いながらインタビューに答えていた。それは安田さんが構成した藤本敏文『戦場観光~シリアで一番有名な日本人』(幻冬舎2015)のあとがきだ。ここで安田さんはジャーナリズム論をまとまった形で述べている。以前、このブログで、安田さんが「戦場に行くことの意味」として「戦後六十年が過ぎ、戦争を知っている日本人が年々減っていく中で、現場を知る人間が増えることは、空論に踊らないためにも社会にとって有意義だ」(『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』 集英社新書 2010年)と言っていたことを紹介した。「あとがき」はこれをさらに詳しく展開しており、その一部を紹介したい。彼が危険地に行く動機が理解できるし、拘束されることも可能性として考えていたことがうかがえる。

《・・・外務省の退避勧告を自粛の根拠とするなら、取材できる場所、できない場所が政府の裁量で決められ、それを受け入れるということになってしまう。政府はシリア難民支援を表明しているが、国民がその是非を判断するにはそもそもの原因である内戦の現場の情報も必要だ。「積極的平和主義」を掲げる日本政府が、集団的自衛権によって自衛隊を海外派遣するようになれば、そうした現場には退避勧告が出されるだろうが、現場からの情報なしで派遣の是非、活動内容の評価をできるわけがない。(略)我々に必要なのは、危険だ、危険だとただ恐れて政府の勧告に従うことでも自粛することでもなく、具体的な情報をもとに自らの頭で判断することだ。(略)本来ならば政府はそうした情報を提供すべきだし、政府とは違う立場で知らせるのがジャーナリストの役割だ。

戦争の現場に行けば死傷する可能性はあるし、拘束されるのは日常茶飯事で、人質になることもある。(略)最悪の結果を迎える場合もあることは留意しておかなければならない。それを踏まえて判断するためにも、恐怖を煽るのではなく具体的な判断材料が広く提供されるべきだ。(略)ネットを見ていれば分かることは多いが、現場に行かなければ分からないことも無数にある。現場に入れなかった、という話も具体的であれば貴重だ。安全対策を考えるうえではむしろ参考になる。成功した取材による情報だけが価値を持つわけではない。いずれにしろ、挑戦しようとする人間がいるからこそもたらされるのが情報なのだ・・・・。》

そして安田さんはあとがきをこう締めている。
 
《だからあえて言う。さあ、戦場へ行こう!》
高世仁の「諸悪莫作」日記 2016-04-06

【山中人間話】
 

「野党共闘」のあり方についてブログやフェイスブックの記事では消極的な評価を述べてきましたが、私も池田まきさんを支持します。がんばってください。期待しています。

東本高志さんの投稿 2016年4月6日

この件について、ZAKZAK(夕刊フジ公式ウェブサイト・産経新聞社発行)がTBSが発表したコメント全文を掲載しています。...

東本高志さんの投稿 2016年4月6日

以下はロイターの報道。ウィスコンシン州予備選、共和党クルーズ氏勝利 民主党はサンダース氏 ロイターhttp://jp.reuters.com/article/usa-election-idJPKCN0X3060産経新聞には以下の...

東本高志さんの投稿 2016年4月6日

住民側の抗告棄却決定を書いた西川知一郎裁判長の評価について2人の弁護士の見方をご紹介しておきます。塩見卓也弁護士:西川裁判官は原爆症集団訴訟での最初の大阪高裁判決で原告全員勝訴の判決を書いた裁判体の裁判長だったんだがなぁ...

東本高志さんの投稿 2016年4月6日
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