キョウ わかいじょうこう  

Blog「みずき」:仲宗根勇さんの下記記事の前提として和解条項9項の問題点に関して仲宗根さんがこれまで書かれた3本の記事を弊ブログに「今日の言葉」としてまとめていますのでご参照ください。

Blog「みずき」2016.03.18 今日の言葉 ――まさに問題とすべき辺野古和解条項9項問題に触れたがらないような雰囲気が沖縄の中にあるのは不可解である。「オール沖縄」に傷がつくことを恐れているのであろうか。 
Blog「みずき」2016.03.25 今日の言葉 ――国が和解に転じたのはそのほうが自らに利があると判断したからだろう。沖縄が勝てる闘いを最後まで闘い抜いていれば、より大きな実を手にしていた可能性はないだろうか。 
Blog「みずき」2016.03.27 今日の言葉 ――オール沖縄と翁長県政は官邸の裁判所と密通した裏側を無視して和解有利論・和解勝利論などを今なお主張して、これまでの自分の立ち位置や公的に表明した見解の過ちや短慮を糊塗する時ではない。 

なお「和解条項」の原文はこちらをご参照ください。

【和解条項9項を政治主義的に無視して、自己の無謬性を語ってはならない】
国と県の
和解条項は9項が問題ではなく6項が問題だという意見がある。それに対して、以下の通り反論しておく。

和解後の裁判を6項で決めたように行政手続きでするのは、馬鹿げている、とすでに指摘されている(大塚元裁判長)。従って6項にも問題があることは初めから分かっている。分かった上での9項問題なのだ。「主文」のみでなく、「(判決)理由」と「その後」云々の文句まで和解条項に入れることは通常の裁判官が扱う和解実務ではありえない。このありえない9項を前提にした議論をすべきであって、9項を政治主義的に無視することは後日痛いしっぺがえしを受ける恐れがある。

この条項を官邸と法務省がなぜ修正して最初の
和解勧告案に追加したのか。法務官僚と裁判長が連絡していたという共同通信の配信記事は司法権の独立、三権分立を揺るがす大問題に発展しかねない重大なものだ。和解の最大の問題は6項などではなくまさに9項にこそあるのだ。9項に触れない議論は現実を糊塗するか県弁護団を擁護するそれこそ政治的法家の手法に他ならない。それは9項の文言の厳密な文理解釈と訴訟法的検討を看過した議論である。和解に至るまでの日米の事前交渉、官邸と法務省、裁判所をめぐる裏情報がこれまでいくつも報道されている。そこでは9項こそが最大の関心事・和解の動機になっていることが明らかになっている。

9項があっても、判決確定後は既判力は埋め立て承認の取消訴訟についてのみ生じるという県弁護団などや県の見解は、独自の見解であり、確定判決の判決理由のいかんによっては、9項の「確約」によって県の手足が縛られる恐れが十分考えられる。官邸と法務官僚のこの条項追加の意図を独自の見解によって無視して、自己の無謬性を語ってはならない。(
仲宗根勇フェースブック 2016年4月4日

【山中人間話】

辺野古和解は、早くも訴訟後の対応を巡っての国と県のせめぎ合いに焦点が集まりつつある。つまり、和解条項9の「原告・国及び利害関係人・沖縄防衛局長と被告・沖縄県は、是正の指示の取消訴訟判決確定後は、直ちに、同判決に従い、同主文及びそれを導く理由...

仲宗根 勇さんの投稿 2016年3月15日

3月22日沖縄タイムス掲載 仲宗根勇氏 辺野古訴訟「『和解』を考える」(中)許可をえて拡散します。

Peace Philosophy Centreさんの投稿 2016年3月23日

沖縄タイムス3月24日付3面に掲載された記事(「表層/深層 国、移設へ透ける打算 辺野古訴訟和解の裏側」)は、一面トップ記事にすべき驚天動地の一大ニュースだ。 官邸が外務、防衛両省の官僚を排除して、官房長官、外務大臣、防衛大臣に国の訴訟...

仲宗根 勇さんの投稿 2016年3月25日

【国との和解について】「和解」は果たして沖縄に利する選択だったのか。和解に至るまでの過程と共に多角的な検証が必要である。

New Wave to HOPEさんの投稿 2016年3月23日

国と県の和解条項は9項が問題ではなく6項が問題だという意見がある。それに対して、以下の通り反論しておく。  和解後の裁判を6項で決めたように行政手続きでするのは、馬鹿げている、とすでに指摘されている(大塚元裁判長)。従って6項にも問題が...

仲宗根 勇さんの投稿 2016年4月3日
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