キョウ たかはしげんいちろう
高橋源一郎さん

金平茂紀さんがご自身のフェイスブック高橋源一郎の評価に関して以下の記事を書いています。
 
「今日で終わる2つのこと。高橋源一郎さんの論壇時評は、朝日を購読し続けてきた理由のひとつだった。報ステが疾走していた姿を僕らは知っている。さようなら。そして、お疲れ様でした。」
 
金平さんは私の好きな(評価している)記者ですが、私も最近(昨日から)フェイスブックをはじめてそのラインに以下のような若干の反論めいた記事を書きました。本ブログにも掲載しておきたいと思います。
 
高橋源一郎の評価については私は金平茂紀さんと見解を異にします。
 
高橋源一郎は私と同世代の作家ですから彼がデビューしたときから彼の作品には注目してきました。とりわけ彼の同時代に流行する世上の思想や言葉への感受性は鋭いものがあり、そこに私は彼の時代と切り結ぼうとする健全な批評精神のありようを見てきました。
 
しかし、30年近く彼の作品を読まないうちに彼は俗世間の言葉を批判的に読みとる力をどうやら喪失してしまったようです。そのことに私が気がついたのは例のISILによる日本人殺害事件の際の高橋の湯川さんと後藤さんに対する微妙な評価の違いを感じとったときです。また、高橋の朴裕河著『帝国の慰安婦』の評価についても到底納得しがたい論理の蹉跌を見ました。
 
そのことについて簡単に以下に書いています。ご参照ください。
 
・Blog「みずき」2015.02.04 「今日の言葉」に関して ――私が高橋源一郎を「ほんものではない」と思う理由
・Blog「みずき」2015.02.27 高橋源一郎の作家としての姿勢について――現実と切り結ばない批評に批評性は見出せない
・Blog「みずき」2015.10.06 日本のメディアとことの本質を理解しないエセ知識人、批評家の愚かな批評眼について ――朴裕河の『帝国の慰安婦』が第27回アジア・太平洋賞特別賞(毎日新聞主催)を受賞

【山中人間話】

高橋源一郎の評価については私は金平茂紀さんと見解を異にします。高橋源一郎は私と同世代の作家ですから彼がデビューしたときから彼の作品には注目してきました。とりわけ彼の同時代に流行する世上の思想や言葉への感受性は鋭いものがあり、そこに私は彼...

東本高志さんの投稿 2016年3月30日
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