キョウ へんみよう
29日 国会前

Blog「みずき」:辺見庸のいう「戦争法施行賛成のハナクソデモ」という表現を誤読してはならないでしょう。それはもちろん、現在日本の「革新」状況に対する辺見の疑念の表明であり、その時代閉塞感を表現しようとした辺見のアフォリズムです。しかし、辺見の乾坤一擲の指摘はおそらく現在(いま)の「市民運動」勢力には届かないでしょう。運動には運動に到るまでの人間の精神過程というものがある、というあまりにも当然なことを認識する力が見失われて久しいからです。逆にいえば現在(いま)は表層だけが浮遊している時代なのです。だから、そこにファシズムがつけこみ、忍び寄る。辺見の批判とはそういうものではないか。


【オーウェルの率直な述懐はなにを意味するか】
「日本ファシズムは、すくなくとも日本人と社会との底流に奥深く根を下ろしたものであり、その特質はこのような底流に鋭いメスを加えることなしには解明されえないのであり、そのような解明なしに未来を企図することも許されないであろう」(
神島二郎近代日本の精神構造』第一部「天皇制ファシズムと庶民意識の問題」1960年)。(略)このクニに「桃太郎主義」というのがあったのを知らなかった。

pacifismのつかいかたをかんがえる。いっぱんてきに、pacifism springs from the belief that nations do not matter, that "humanity is the great idea."とも言うが、オーウェルは“Pacifism is objectively pro-fascist. This is elementary common sense. If you hamper the war effort of one side, you automatically help out that of the other. Nor is there any real way of remaining outside such a war as the present one. In practice, 'he that is not with me is against me'.”と書いた。「pacifistが暴力を放棄できるのは、だれか他の者がかわりに暴力を行使してくれるからにすぎない」とも述べている。Objectively the pacifist is pro-Naziとも記したことがある。(略)いまにしておもえば、pacifistを自称するのは、あまりに安直で敵前逃亡(の言い訳)に似るときがある。

ロンドンのハースト&ブラケット社が刊行したヒトラー著『
わが闘争』(英国人エドガー・ダグデール訳 MY STRUGGLE)の再版本には、〈本書からの利潤はすべて赤十字に寄付する〉とうたった新しいカバーがつけられていたという。1930年代に同社から出版された『わが闘争』無削除版は、ジョージ・オーウェルによれば、ヒトラー擁護の立場で編集された。「訳者はその序文と注で、あきらかにこの本の残忍さを弱め、ヒットラーをできるかぎり好意のもてる人物に仕立てようとしている」(オーウェル「書評――アドルフ・ヒットラー著『わが闘争』1940年)。オーウェルはおどろくべき率直さで書いている。「わたし(オーウェル)は、自分が一度もヒットラーを嫌いになれなかったことを、はっきり言っておきたい」「……わたしは、もし手の届くところまで近づければぜったいに彼(ヒトラー)を殺すだろうが、それでも個人的な敵意を抱くことはできまいと考えてきた」。後知恵ではない。ナチスドイツによる「ザ・ブリッツ」(The Blitz、ロンドン大空襲、1940年9月~41年5月)のころの実時間にそう記している。そのことにおどろく。pacifistpacifismpro-Nazipro-fascist呼ばわりしたオーウェルには、そう言うだけの骨があった。国会前で戦争法施行賛成のハナクソデモがあったらしい。えっ、安保法制反対?あれが?(辺見庸「日録」2016/03/25~抜粋

【山中人間話】

「民進の安住淳国対委員長は「毎日、(打ち合わせで共産党とコーヒーを)2杯飲んでいる」と親密ぶりをアピール。共産の穀田恵二国対委員長も、旧民主党の国対幹部とコーヒーを飲んでいたと応じ、「ここは相互支援だ」と互いの連携を強調した。」(朝日新聞)...

東本高志さんの投稿 2016年3月29日

安保法制に反対する国会前デモ。花冷えの夜の熱気。

金平 茂紀さんの投稿 2016年3月29日

―日本軍「慰安婦」問題 日韓政府間「合意」に関する永井和氏(日本近現代史・京都大学教授)の見解―https://ianhu.g.hatena.ne.jp/nagaikazu/ より抜粋。〇質問 今回の合意のずっと前、アジア女性基金...

鄭玹汀さんの投稿 2016年3月28日
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