キョウ ちょうせん

Blog「みずき」:これまで米欧と日本の為にするための北朝鮮バッシングを元外交官、政治学者として国連憲章の理念に即して厳しく批判してきた浅井基文さんの金正恩の先制核打撃論批判です。心して耳を傾けるべき問題提起であろうと思います。いうまでもないことですが、その人が誰であれ一為政者の手によって朝鮮全土を焦土化し、多くの無辜の民を死に導くようなことはあってはならないのです。理性の言葉が届くことを祈るのみです。

【金正恩の先制核打撃論は必然として朝鮮全土を焦土化させる】
朝鮮が核先制攻撃を公然と政策として打ち出したことに対しては、私としてはやはり根本的に同意できません。

第一にそしてなによりも重大なことは、朝鮮が先制核打撃を公然と主張することは、それが必然として導く朝鮮全土に対する米韓日による報復攻撃によって、首脳部はもちろん朝鮮全土が焦土化すること、すなわち無数の人々が犠牲になることと同義であるということです。(略)
第二に、米韓が先制核攻撃を織り込んだ戦略を先に採用したのだから、朝鮮としても対抗上止むを得ないという反論の可能性に対しては、私は次のことを指摘せざるを得ません。すなわち、アメリカ(及び韓国)としては、朝鮮が反撃する可能性をすべて摘み取った上で(略)のみ、朝鮮に対する先制攻撃に踏み切るということです。(略)国民を犠牲にすることを当初から織り込んだ対朝先制攻撃シナリオはあり得ないはずです。そこが「腐っても鯛」というか、デモクラシーをタテマエとする国家の最高意思決定者である限りは出発点におかなければならない必須前提条件です。(略)朝鮮の場合は、朝鮮人民の生命と安全を確保する前提のもとにおける核先制攻撃というシナリオは描きようがないことはそれこそ自明です。したがって、米韓が先制核攻撃戦略を採用したのだから、朝鮮としても対抗上そうするしかない、という主張は成り立ち得ないのです。

第三に、核
デタランスの要諦は、相手が攻撃したら、その相手にとって到底受け入れることができないだけの大量殺傷破壊を反撃として行う意思と能力を保持するという点にあり、それで十分であるということです。英仏にしても、中国にしても、最小限核デタランス戦略を採用してきた国々がおしなべて、第二撃としての核戦力という位置づけをして来たのはそれゆえです。朝鮮が核デタランスのそういう本質を正確に認識しているのであれば、自衛としての核先制打撃という発想はまったく理解不能です。

第四に(略)朝鮮の核先制打撃論は、米日韓という真正な脅威に直面している朝鮮の立場を理解して行動してきた中国及びロシアですら「とてもついていけない」代物であるということです。朝鮮が核武装することに対しては理解を示してきた国々でも、朝鮮が先制核攻撃をするという主張を行うことに対して理解を示す国はゼロだといっても過言ではないでしょう。(略)


金正恩発言において核先制打撃論が政策として打ち出されてしまったいま、朝鮮がこれを正式に引っ込めることはあり得ないでしょう。私の希望的観測として言えることは、米韓合同軍事演習という試練を何とかして乗り切り、その後の国際的交渉対話による事態打開のプロセスが軌道に乗ること、その中で朝鮮が中国の提案などを利用して外交的に活路を開く努力を払うこと(その中で核先制打撃論は「実質的なお蔵入り」にさせること)ぐらいしかありません。(浅井基文のページ 2016.03.14

【山中人間話】

悪夢が現実化しつつあるのだろうか。トランプ>クリントン。http://www.huffingtonpost.com/entry/marco-rubio-ends-2016-campaign_us_56143762e4b0b134ad66b478?t0y93s5naryv3rf6r

金平 茂紀さんの投稿 2016年3月15日

すごく腹立たしい。このライン。

宮城 康博さんの投稿 2016年3月16日

・参考:沖縄県の基地の現状(目次) 
・参考:沖縄県の基地の現状(章別リンク)
5・15メモを含む「第1章 基地問題の推移及び現状」
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