キョウ ふくしま4

Blog「みずき」:下線部「脱原発の一点で」というシングルイシューのスローガンは、また、さまざまなねらいを持ったほんとうのところ脱原発の理念などない似非脱原発主義者をも反原発運動内に跋扈させることにもつながっていきました。これは3・11以後の私たちの大きな負の経験です。3・11以後の「我々自身の問題点」の総括はこのような問題点をも見据えたものでありたいものです。


【大衆運動の前進のみが状況を切り開く原動力である】
3月11日に起きた福島原発震災は今もなお収束の見通しが立たず、人間と自然への放射能汚染を拡大し続けている。取り返しのつかない最悪の事態を招いた責任は、原発の安全神話を吹聴してきた電力会社の経営者、日本政府、御用学者らにあるのは言うまでもない。さらには電力総連や電機連合など経営者と一体で原発推進の旗を振ってきた労組の責任も重い。同時に、我々自身の問題点を痛感せざるを得ない。(略)なぜ脱原発に熱心でなかったのか。第一に原発の危険性に対する根本的な無知があった。第二に経済成長のためには原発が必要との考え方に絡め取られていた。
第三に都会の電力需要のために原発立地を押しつけられる過疎地や、日常的な点検作業で被ばくにさらされている労働者への想像力が欠けていた。第四に自分たちの職場の外にある社会全体の情勢を労働者の利益を守る立場から主体的に捉える観点が弱かった。(略)

この総括は原発問題に対する「一億総ざんげ」を呼びかけるためのものではない。むしろ原発震災を起こしながらも相変わらず原発推進の姿勢を崩さない政・官・財・学・労・マスコミの責任を徹底的に追及する必要がある。例えば経団連の米倉会長は「原発が停まれば日本企業は海外に移転し産業が空洞化する」と脅迫して恥じない。資本家の目的は金儲けだけであり、子どもたちが放射能に汚染されようが知ったことではない。彼らの本音のスローガンはいつも「我が亡き後に洪水は来たれ」である。原発をめぐる利権構造は簡単には崩れない。核武装を企てる勢力も原発に執着するだろう。

敵は強大である。だから脱原発の運動には大同団結が求められる。組合や政党で色分けされ原水禁と原水協に分裂してきた反核運動の不幸な歴史を繰り返してはならない。小異にこだわらず脱原発の一点ですべての労働組合と市民運動は共同行動に取り組もう。(略)大衆運動の前進のみが状況を切り開く原動力である。我々は評論家や見物人ではない。実践を通して反原発の方針を文字どおり実現しよう。(
全国一般東京東部労組執行委員会 2011年8月4日

【山中人間話】

今夜の『報道ステーション』、とても力が入っている。甲状腺がんと原発事故の関係。ここまで徹底的に報じたテレビはかつてない。45分間の大特集、拍手だね。

金平 茂紀さんの投稿 2016年3月11日
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