キョウ さんだーす12
スーパーチューズデイ(サンダース陣営)

【マイケル・ムーアの問題提起とアフリカ系アメリカンの公民権運動】

サンダースが健闘している。あまりマスコミにはでないが、この図でスーパーチューズデイで健闘したことは一目瞭然。サンダースは「いいおじいさんにみえる」が、政治家として相当の海千山千、古強者のはず。先をどう考えているかが注目だと思う。スーパーチューズデイの結果。全体としてクリントンは1052、サンダースは427と半分の開きがあるが、クリントン支持の代議員のうち特別代議員が457人であるから、党員大会レヴェルでいえば、595対405 という数値で、まだ引き離されては居ない。サンダースは健 闘した。サンダースの支持は、民主党の外側に基盤がある。スーパーチューズデイの結果は、それが相当の分厚さで今後も確実に継続することを示した。サンダース陣営はトランプに勝てる候補はサンダースだという 主張を 繰り返しているが、そこには説得力がある。これはアメリカ現代史においてきわめて大きな変化。

B・サンダースはアフリカ系アメリカンからほぼ拒絶反応をうけている。できれば少し考え直す動きが生まれればよいのだが。マイケル・ムーアがこういうというのは相当に事態はむずかしいのだ。どういうことであろうか。私は、サンダースとアフリカ系アメリカンの公民権運動の指導者が一緒に進んでいってほしいと思う。公民権運動が、マーチン・ルーサー・キング牧師と非暴力学生調整委員会(SNCC)を中心にして進んだことを前提として、その歩みが政治的な果実をもたらすことを期待したいと思う。想起するのはブラックパワーの運動、ブラック・パンサーマルコムX師の運動。あの時期、キング牧師は大きな尊敬を集めていた。私はキリスト教系の大学にいたので、その雰囲気がよくわかる。

しかし、キング牧師は、その晩年にはブ ラックパワーの運動の側からの強い批判を受けていた。ブラックパワーの運動はアメリカに対する拒否、自己の祖先がアメリカに奴隷として売られてきて、そのシステムに乗ってアメリカが発展してきたこと事態への全面拒否の運動であった。それはアフリカ復帰の運動でもあった。そこに強い説得力があったのも覚えている。サンダースがこのブラックパワーについて、いまどう考えているのかを聞きたい。そろそろアメリカが移民国家である根本問題にふれて対外政策を発表しなければならない。移民国家アメリカでは人種差別構造とアメリカの対外政策は深く関係しており、サンダースはそこに踏み込まずに説得力を確保できない。(
保立道久Twitter 2016年3月3日

【山中人間話】

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