キョウ さんだーす8
若き日のバーニー・サンダース
 
Blog「みずき」:すでにサンダースのパレスティナ問題に関する認識への批判と危惧はインターネット上でもいくつか垣間見られます(こちらこちらこちら)。サンダースは民主党の大統領候補に出馬して以来、この問題についてはいまだ明瞭に語りえてはいませんが、そのことを語ろうとするときに正念場を迎えることになるでしょう。「歴史認識に支えられた、ジャーナリズムからもアカデミズムからも賛同を獲得できるような」(保立道久さん)パレスティナ問題に関する認識を語ることができるかどうか。さまざまな意味においてアメリカという国の「良識」の質が世界に示されることになるまさに正念場というべきでしょう。

【サンダースで心配なのは国際政策】
アメリカ大統領選挙で未知数なのは外交政策についての議論がどう展開するかだろう。これは誰が候補者になるにせよ、民主党と共和党の争いに局面が移れば必然的に重大問題になる。
サンダースの外交政策は基本的には良識的なものである。しかし、サンダースの議論は、彼のホームページをみると、どうしてもアメリカにとっての「War and Peace」という枠組みになっている。
つまり、イラク・アフガニスタンという中東問題が中心になっている。これはアメリカがつねに戦争を行い続け、また現に戦争を遂行している国家である以上、やむをえないことであるが、逆にいえば、そこには戦争をも相対化するような平和のための世界戦略がないのである。(略)現在のアメリカは中東を中心に世界中に巨大な軍事網を張っており、世界的な戦争センターとなっている。そこで平和の世界戦略を語ることは抽象論ではすまされない。これがサンダースにとってもっともきついことであろう。オバマは大統領選挙において核兵器廃絶の希望を語ったが、これは実行のともなわない「口ばっか」の人気取りであった。この手はもう使えない。とくにサンダースにとってきついことは、中東問題の基底に存在するイスラエル・パレスティナ問題であろう。サンダースはイスラエルの乱暴な軍事姿勢には明瞭に反対するという立場にたっている。この点でもサンダースの主張はアメリカ議会のなかで最左派であって、そのメッセージは明瞭である。しかし、イスラエルーパレスティナ問題の解決はきわめてむずかしい。(略)

私は、
ユダヤの出自をもつだけに、サンダースが、この問題で、右翼からも左翼からも厳しい批判を浴びる可能性があると思う。サンダースは、ユダヤ系の人びとの支持を集めるべき立場におり、それはパレスティナの人びとの支持をえることが一種の道義的責任であることも意味している。「二国家解決」は状況のなかでパレスティナの人びとの批判をあびるだろう。それはアフリカ系アメリカンの支持を最終的・確定的なものにしていく上でも潜在的にはきわめて大きな意味をもっていると思う。この議論にサンダースが失敗すると、それは「多民族国家」アメリカにとって民族的・国家的なトラウマにふれる可能性がある。(略)しかし、サンダースならば、このトラウマを解く展望を論争のなかで示唆することができるのではないだろうか。それが可能ならば、サンダースは第45代アメリカ大統領になることができるのではないかというのが、(人の国の大統領に希望をしてもしょうがないが)、私の希望である。(保立道久の研究雑記 2016年2月13日

【山中人間話】

★サンダースとパレスチナ問題

Posted by 都藤 邦 on 2016年2月13日

「交戦権」を日本国に与えよ、という主張をしているんだよね。トロイの木馬もなにも、そのまんま。まことに「現実」主義だと思うんだが、その「現実」を変えるべく憲法9条はあったんじゃないのか。…あったとしかいえない哀しみの滑稽さ深さ。戦争が明日起こってもおかしくない。

Posted by 宮城 康博 on 2016年2月13日

「交戦権」議論が肝。憲法9条2項「交戦権は、これを認めない」を変えなければ、自衛権云々を言い続けても日本国は戦争できない。集団的も個別的も関係ない。海外派兵された自衛隊は、発砲も応戦もすべて正当防衛要件。囚われても交戦権を行使する軍人ではな...

Posted by 宮城 康博 on 2016年2月13日
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